~天空の棚田~ 和佐父(わさぶ)の棚田

 

「日本の棚田百選」に選ばれている「和佐父の棚田」に行ってきました。

和佐父(西ヶ岡)の棚田

兵庫県 香美町 村岡区和佐父にある「日本の棚田百選」に選ばれている棚田です。

地すべり地を活用した棚田で、村岡区の山上に造られています。

棚田の面積は約7ヘクタール、数は約120枚 斜度は20度。

和佐父にはかつて佐父という鉱山の村があり、2000人の人口を抱えた時代もありましたが現在は100人をきっています。

かつて鉄山だった和佐父地区には、たたら製鉄遺跡がのこっているそうです。

散策記

県道4号線を香住方面に走り、案内板の立っている「和佐父地区」に向かう道路へ入ります。

傾斜の急な道路を数分登ると、棚田のある集落が見えてきました。

集落の細い道をそろそろと走り、集落上部にある「和佐父の棚田」に到着。

時刻は、午前五時。

(棚田に上がる道は大変細く対向車をかわすスペースはありません。車は和佐父公民館の前に停めて歩くのが無難だと思います。公民館から棚田までの距離は800m。徒歩で20分程です)

南の眺望が開けた棚田は東西に延び、等高線上に湾曲した水田が幾枚も連なっています。

前方には、但馬大仏のある長楽寺の立派な伽藍。

そして、その向こうには山の間にかかる高速道路の高架。

それらを見晴らす景観は、まさに天空の棚田といえる眺めです。

予想外の絶景に感動して写真を撮っていると朝日がのぼる頃、にわかに霧がたち始めました。

辺りに幻想的な景観が広がります。

霧が出ていたのは、ほんの少しの間でしたが、浮世離れした雰囲気が漂う時間でした。

(案内板にはビュースポットも記してありました)

棚田の現状

素晴らしい眺めの棚田ですが、高齢化により水田ではなく畑になっている棚田も多いそうです。

現在は、棚田保全を目的としたボランティア団体「棚田交流人」と農家が共同して棚田の保全が行われています。

個人的には、これだけ険しい土地にありながらよく水田を残している場所だと思います。

棚田の機能

大雨が降った時などは、棚田がダムの役割をはたし水を貯留することによって土砂崩れなどの自然災害が防がれるそうです。

棚田を守ることで、景観美や伝統文化が残せるだけでなく災害防止にもつながります。

まとめ

最近「天空の~」のフレーズをきくことが多くなりましたが、ここは本当に天空の棚田といえる景観だと思います。

南側に連なる山々と長楽寺の伽藍が見える景観からは、映画のワンシーンを見ているようなドラマチックな印象を受けました。

「和佐父の棚田」がある兵庫県香美町には、同じく棚田百選に選ばれている「うへ山の棚田」があります。

 

www.banshu-doukoukai.com

 

基本情報

所在地 兵庫県美方郡香美町村岡区和佐父

交通アクセス 電車:JR八鹿駅から全但バス(村岡・秋岡・湯村温泉行き)村岡乗換(香住行き)川会下車徒歩50分

(車) 国道9号~県道4号~射添渓谷への案内板にしたがい1.3キロ

(公民館前に駐車していいそうです)

料金 無料