殿ヶ谷戸庭園の雪景色

 

冬の殿ヶ谷戸庭園

2018年冬、強烈な寒波が関東に到来して、首都圏一帯に近年珍しいほどの大雪を降らせました。

その日は夕方近くから時間が空いていたので、せっかくならどこかに雪景色を見に行こうと思い、駅から近く景観もよい「殿ヶ谷戸庭園」に行くことにしました。

 

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ふりしきる雪の中、「殿ヶ谷戸庭園」に到着。

積雪量は当初の想像以上で、庭園一面銀世界。

段丘崖の上に造られた芝生敷きの庭園は、まるで雪原のようにすっぽりと雪に覆われていました。

用心して長靴を履いてきたので何とか庭園を散策できますが、普通の靴だと雪に埋まってしまって身動きが取れなかったと思います。

雪の降り始めには、まさかこれほど積もるとは思ってもいませんでした。

もちろん庭園を散策している間にも、雪はどんどんと降ってきてちょっとした吹雪のような状態になった時間帯もありました。

そんな時に有難かったのが、崖上の庭園脇にある本館。

なかは、ちょっとした資料館になっているんですが、この日ばかりは一時的な退避場所としてお邪魔させていただきました。

暖房がきいていて、腰を下ろせる建物があったのは大変ありがたかったです。

(本館)

回遊式日本庭園は四季を通じて楽しめる場所ですが、観賞目的で訪れる場合には冬は向かないと思っています。

植栽の落葉樹が葉を落とし、芝生を始めとした下草が冬の装いで茶色くなった景観に味気なさを感じてしまうからです。

寂寥感が漂う冬枯れの木々に、「侘び」をみいだせるような庭園鑑賞の達人もいるとは思いますが、自分は紅葉や新緑、盛緑の鮮やかな色がないといまいち庭園を楽しみきれません。

しかし、そんな自分でも庭園の雪景色は別で雪が降ると、どこの庭園に行こうかと考えている時があります。

雪景色にひかれる理由は幾つかありますが、まず稀な景観であるがゆえの非日常性ということがいえます。

かなり寒い地方でない限り、積もるほどの雪はそうそう降らないので雪景色となった庭園はめったに見られません。

ですから、庭園が雪化粧をして非日常的な空間になる雪の日は、やはり気分が高揚してきます。

そして冬の風情を堪能できる、というのも雪景色にひかれる理由の一つです。

冬の風物詩である雪が、庭園一面を白く染め上げている様には、春の新緑や秋の紅葉と同じような季節の彩を感じます。

自分と同じような考えで庭園に来る人は多いと思っていたので、訪問日に園内にほとんど人がいないのは意外でした。

「殿ヶ谷戸庭園」の立地の良さなら、カメラマンや物見高い旅人でごった返している可能性もあると思っていたんですが、まあ見事に閑散としておりました。

庭園全体で、せいぜい5~6組だったでしょうか。

そのおかげで、銀世界となった静かな庭園をゆっくりと周ることができました。

見所

庭園の雪景色はどこも綺麗でしたが、一番見事だったのはやはり「紅葉亭」から湧水池を望む景観です。

(竹林)

(紅葉亭からの眺め)

森閑とした庭園の中で清水を湛える池と、枝先まで雪に白く染め上げられたモミジのコントラストは絶景といえる眺めでした。

まとめ

「殿ヶ谷戸庭園」は紅葉が美しい庭園として有名ですが、冬の雪景色もそれに並ぶほど綺麗なものでした。

基本情報

所在地 東京都国分寺市南町二丁目

交通アクセス JR国分寺駅から徒歩2分

料金 一般150円 65歳以上 70円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)

営業時間 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)

休業日 年末・年始 (12月29日~翌年1月1日まで)