「らんま1/2 爆烈乱闘篇」

基本情報

 f:id:stgk:20180520200140p:plain

らんま1/2 爆烈乱闘篇

機種:スーパーファミコン(ROMカートリッジ)
発売:メサイヤ
開発:日本コンピュータシステム/アトリエドゥーブル
プレイ人数:1~2人
発売日:1992年12月25日
価格:10,080円
ゲームジャンル:対戦格闘アクション

 

 

©高橋留美子/小学館・キティ・フジテレビ

©1992 ネットワークエキスプレス

小学館プロダクション

 

 

 

■スーパーファミコン用らんま対戦格闘ゲーム第2弾

 

f:id:stgk:20180518153006p:plain

 

高橋留美子原作の人気コミック「らんま1/2」を題材にした対戦格闘アクションゲーム。

 

PCエンジン CD-ROM2でも同名原作のゲームをリリースしてきたメサイヤが贈る本作は同社リリースの「らんま1/2 町内激闘篇」に続く「らんま」原作のスーパーファミコン用ゲーム第2弾。

 

内容の方は前作同様対戦格闘アクションとなるが、カートリッジの容量が増加するに伴って使用可能キャラクターも12人+隠しキャラ1人の計13人へと増量。

 

2作目と言っても町内激闘篇のマイナーアップ版ではなくデザイン面から一新されており

前作を遊んだ事があるプレイヤーにとっては全く別物といった印象を受けると同時に

より完成度が高まっている事も実感できるだろう。

 

 

 

■総勢13キャラ キャラ選出は前作よりもマニアック?

 

f:id:stgk:20180518170114p:plain

 

本作での使用可能キャラクターは以下の13人。

 

早乙女乱馬

早乙女らんま

天道あかね

シャンプー

ムース

久遠寺右京

早乙女玄馬

五寸釘光

キング

響良牙

パンスト太郎(変身前)

パンスト太郎(変身後)

八宝斎(※隠しキャラ)

 

前作「町内激闘篇」でも登場した早乙女乱馬/らんま、早乙女玄馬、響良牙、シャンプーに加えて

今回では天道あかね久遠寺右京ムース五寸釘光など原作でもお馴染みの顔ぶれが新たな使用キャラとして追加。

(※前作登場の久能帯刀、久能小太刀、風林館校長は今回は参戦なし)

 

作中では期間限定的な登場だった博打王キングパンスト太郎といった

一部の新キャラは、若干捻くれたチョイスとなっているが

いずれのキャラも実際に使ってみると、とても強烈な個性を覗かせてくれる。

 

前作では本来の姿で登場していた乱馬の父、早乙女玄馬今回ではパンダの姿での登場。

作中でお馴染みのセリフ入りの立て看板による攻撃を始めとした、ユニークな動きが見ていて楽しいキャラだ。

 

八宝斎はパンスト太郎でのシナリオモード最終ボスとして登場するが、対戦モードに限り裏技で使用可能。

使用方法は以下の通り。

 

1:対戦モードのステージ選択画面でX、A、Rボタンを同時に押しデバッグモードに入る。

2:使用したいプレイヤー側のCHARACTER項目でHAPPOUSAIを選択。

 

 

 

■1人用のシナリオモード 風林館校長の暗躍―?

 

f:id:stgk:20180518154831p:plain

 

シナリオモードは他格闘ゲーム作品でもお馴染みの勝ち抜き型の1人プレイ専用ストーリーモード。

10キャラの内から1人を選択し、計10戦を勝ち抜いていく形式だ。

 

シナリオモード初回プレイではパンスト太郎(変身前)及び(変身後)は使用できないが、初期10キャラの何れかで一度シナリオモードをクリアする事で開放される。

 

 

f:id:stgk:20180518153503p:plain

 

本作のシナリオモードの流れは半ばテンプレート的なスタイルになっており

陽気でハワイ感全快な風林館高校校長がオープニングで

 

「〇〇たちをぶっとばしてほしいのでース! HAHAHAHA」

 

といったノリで各登場人物たちになんやかんや理由や条件を付けて協力を仰いでくるというのが、大まかな流れ。

 

f:id:stgk:20180518171143p:plain

 

最終的に全員を倒す事で校長の本当の狙い(オチ)が明らかになる。

(というか、うっかりボ口を出す、と言った方が正しいか…?)

 

   

f:id:stgk:20180518153839p:plain

 

シナリオモードでは対戦終了後に、この手の格闘ゲームではお馴染みの会話による掛け合いが挿入される。

 

構成上どのキャラを選んでも全キャラクター総当たりとなる分、原作ではまず絡まない

キャラクター同士の掛け合いもあり、ファンには見所の1つとなるだろう。

 

 

 

 

■個人戦と団体戦 2種類用意された対人モード

 

f:id:stgk:20180518160708p:plain

 

対戦格闘ゲームということもあり、本作でも勿論人間プレイヤー同士の対戦モードが楽しめる。

 

今作では任意のキャラクターを1キャラずつ選択して行うスタンダードな個人対戦と、5キャラクターを選択して行う、5vs5の団体戦モードの2種類を搭載。

 

f:id:stgk:20180518170900p:plain

 

個人対戦は2本先取制のスタンダードな1vs1の対戦モード。

団体戦は両チーム側で先鋒、次鋒、中堅、副将、大将を1人ずつ決め、勝利者は負けるまで次戦を引き継いで戦う形式で、一方が合計三勝した時点で勝利となる。

 

 

各対戦モードは普通にプレイすると1Pと2Pの対人プレイになるが

キャラ選択画面でLとRボタンを同時に押しながらカーソルを動かす事で

1P側のコントローラーで2P側のキャラ選択を行えるという裏技があり

これを駆使すれば、ちょっとしたトレーニングモードとしての代用も可能だ。

 

 

 

 

■ボタン操作は比較的コンパクトに

 

f:id:stgk:20180518155244p:plain

 

本作の操作は、移動、小攻撃、大攻撃、ジャンプ、ガードが基本動作となり

十字キーに加え、X、Y、B、LorRのみと使用ボタン数は非常にコンパクトにまとめられている。

(いずれもキーコンフィグで自由に変更可能)

 

大半の格闘ゲームではレバー上方向への入力によるジャンプがデフォルトだが、本作では町内激闘篇と同じく、デフォルトでのジャンプはXボタンで行う仕様。

こちらもキーコンフィグで十字キーへの設定が可能なので、やり易い方に設定すると良い。

 

f:id:stgk:20180518160128p:plain

 

必殺技の出し方は簡易なコマンド式で、主に

 

1:小or大攻撃ボタン連打

2:小攻撃と大攻撃同時押し

3:大攻撃ボタン長押し後、離す瞬間に方向キー押し

 

といった3種類の操作に大別される。

方向キー操作による複雑なコマンドはなく、少し練習すれば比較的誰にでも繰り出せる手軽さがウリだ。

 

乱馬やシャンプーなど一部2段ジャンプが可能なキャラもいるので、該当キャラを使う場合はこちらも上手く戦略に組み込んでいこう。

 

 

 

■キャラゲームとしても格闘ゲームとしても完成度は良好

 

f:id:stgk:20180518160514p:plain

 

ゲーム内ではTVアニメ版同様のキャスティングによるボイスも収録されており

アニメ版ファンにとってもここは嬉しいポイント。

 

更にキャラクターのデフォルメ具合から格闘ゲームとしてのデザインに至るまで

当時発売のスーパーファミコン製格闘ゲームという視点で見れば、非常に高い水準でまとまったキャラゲームに仕上がっている。

 

ダッシュ移動や超必殺技などの近代格闘ゲーム的要素は一切無い分、爽快感や派手さにはやや欠けるが

反面、対戦においてはシンプルな駆け引きを楽しむことができる。

煩雑なコマンド入力が不要な操作スタイルなので、プレイの敷居も低めで

ライトプレイヤーでも楽しむことができる格闘ゲームとして貴重な一本だ。