払沢の滝の凍結 ~都心から2時間で見られる氷瀑~

「払沢の滝」で氷瀑を見てきました。

目次

「払沢の滝」の凍結

「日本の滝百選」に東京都唯一選ばれている「払沢の滝」は、厳冬の時期に見事な氷瀑が見られる場所として知られています。

 

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散策記

(訪問日 2018年1月)

2018年1月、記録的な寒波が関東に到来し、近年凍結する日が少なくなってきたといわれる「払沢の滝」が2006年から12年ぶりに完全凍結しました。

この機を逃さず氷瀑を見ようと思い「払沢の滝」に訪れました。

jr「武蔵五日市駅」からバスに揺られて30分、「払沢の滝口」で下車。

料金は470円。

数日前の降雪で積もった雪が、まだ残る遊歩道を上がっていきます。

「武蔵五日市駅」からそこまで奥地にきた感覚はありませんでしたが、気温は駅周辺よりずい分低い感じがしました。

遊歩道のほぼ中間地点にある「木工房 森のささやき」をすぎ、しばらく歩くと滝の手前の渓流に半円形を描いた氷塊がありました。

氷塊の脇では、何人ものカメラマンが熱心に写真をとっています。

「これは珍しい」と思い、自分も近くで何枚か写真を撮りました。

間近までくると、氷塊に細いチューブから水が吹き付けられているのが見えます。

どうやら、この氷塊はアーチ状に組んだ木々に渓流の水を吹き付けて、後は自然凍結させて造られているようです。(動力は確認しませんでした。)

冷え込みの厳しい地域だからこそ出来る造形法だと言えるでしょう。

払沢の滝 氷瀑

氷塊から、ほんの数分で滝に到着。

まだまだ雪化粧をしている沢の先に、白く氷結した「払沢の滝」が見えました。

遊歩道と違い、石の上はすべりやすいので気を付けて滝に向かいます。

滝は上部から下部までの流身だけでなく、滝つぼにも氷が張り見事な氷瀑となっていました。

わずかに流れる水が、氷の上に小さな滝つぼを造っています。

この時の氷結度は95パーセント。

これほど凍結した滝を見たのは、今回が初めてです。

厳冬期にしか見られない自然の造形美を、体がかじかむまで眺め帰途につきました。

冷えた体を温めてくれる、帰りの日光が有難かったです。

氷瀑の条件

今回はかなり良い条件で氷瀑を見られましたが冬季でも、いつも氷瀑が見られるとは限りません。

桧原村は「払沢の滝」の凍結度を毎年公表しています。

それを参考に、どのような条件で氷瀑を見られるか、自分なりの分析を書いておこうと思います。

(左から順に 日にち 凍結度 朝8時の気温)

2018年1月 (最高凍結度100% )    

21日  0%  -1℃
22日  0%  0℃
23日  15%  -3℃
24日  30%  -5℃ 
25日  80%  -7℃
26日  95%  -8℃
27日  98%  -8℃
28日  100%  -6℃

2017年1月 (最高凍結度65%) 

21日 5%  -1℃
22日 5%  -3℃
23日  5%  -3℃
24日  40%  -6℃
25日  60%  -6℃
26日  65%  -5℃
27日  60%  -2℃
28日  40%  -3℃

2016年1月 (最高凍結度70%)

23日  15%  -4℃
24日  10%  -4℃
25日  45%  -8℃
26日  60%  -7℃
27日  70%  -5℃
28日  40%  -4℃
29日  35%  -1℃

日中の最高気温や雨の有無も関係してくるので確かなことはわかりません。

しかし傾向として午前8時の気温が

1 -1℃では氷結は少なく、-3℃あたりから氷結が進んでいる。

2 -5℃~ -6℃あたりで氷結度が高くなっている。

3 -6℃以下の気温の日から1~2日後にまだ気温が低ければ(-5℃以下)、かなり凍結度が高くなっている。

といえると思います。

まとめると

「寒波が到来し、-6℃を下回る気温がしめされた1~2日後にまだ気温が低ければ(-5℃以下)、その年中でも高い凍結度の滝を見られる可能性がある。」

となります。

寒波が来て二日後にまだ寒ければ、その日はよく凍結した滝が見られるかもしれません。

まとめ

都心から2時間程度の場所で、これだけの氷瀑が見られることに驚きました。

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基本情報

所在地 東京都西多摩郡檜原村本宿 

交通アクセス JR武蔵五日市駅から西東京バスに乗り30分「払沢の滝入口」下車(470円)。

「払沢の滝入口」から滝まで徒歩15分。

料金 無料