丹波紅葉三山の一つに数えられる名刹、高源寺を訪ねた。
目次
西天目瑞厳山 高源寺
高源寺は、1325年(鎌倉時代)に遠谿祖雄(えんけいそゆう)禅師によって開創された、臨済宗中峰派(りんざいしゅうちゅうほうは)の本山だ。
高源寺号は1326年に後醍醐天皇よりおくられたものである。
戦国時代、織田信長の丹波攻略で建物を焼失したが、その後、天岩明啓(てんがんめいけい)禅師や弘巌玄猊(こうがんげんげい)禅師の尽力。
また柏原藩の援助もあり再建され現在に至っている。
美しい天目楓が有名で、丹波紅葉三山の一つに数えられる。
「高源寺」の紅葉
(訪問日2015年11月)
入山料300円を払い惣門に向かう。
紅葉シーズンの始まりを告げる山開きは、訪問日の数日前。
紅葉狩りには少し早いかと思ったが、参道の楓はあざやかで若干緑は混じるものの、見頃を迎えつつあった。
山門
参道を歩き、石段を上がると重厚な山門がたっている。
仏殿
山門をくぐると天満宮がお祀りされ、正面には入母屋造りの仏殿が建つ。
仏殿の東西には、戦没者慰霊碑のある広場と心字池のある庭園が広がっている。
広場
心字池
心字池を形造る、時を経て苔むした石組は、緑の鮮やかさを見せると同時に枯淡の趣を醸している。
紅葉、多宝塔と並ぶこのお寺の見所だろう。
方丈 鐘楼
仏殿から北にあがると方丈。方丈の東には鐘楼がある。
多宝塔
鐘楼から少しの場所に橋が架かり、橋を渡ると多宝塔に参拝できる。
多宝塔に参拝したあと散策道を通り惣門の方へ戻った。
今回の散策では、紅葉につつまれた名刹で丹波に訪れた秋を満喫することが出来た。
まとめ
境内全体に、落ち着いた雰囲気のただよう名刹である。
紅葉の最盛期には、ライトアップも行われている。
こちらの記事も書いています
基本情報
所在地 兵庫県丹波市青垣町桧倉
交通アクセス
電車 JR福知山線「柏原駅」下車~神姫バス「大名草」行き(約50分)→「桧倉」下車→徒歩(約10分)
車 北近畿豊岡自動車道(青垣インター)より車で約10分
料金 入山料 大人300円 小・中学生100円 小学生以下 無料
入山時間は午前8時~午後4時30分(10月~3月 午前8時30分~午後4時30分)閉門は午後5時
地図