井仁の棚田 ~広島県、唯一「日本の棚田百選」~

広島県安芸太田町にある「日本の棚田百選」の一つ「井仁の棚田」に行ってきました。

目次

 

井仁の棚田(いにのたなだ)

太田川水系、田ノ尻川上流部の標高500mから550mに位置する「井仁の棚田」は、広島県では唯一「日本の棚田百選」に認定されています。

またアメリカのニュース専門放送局「CNN」のWEBニュース特集で「Japan's 34 most beautiful places(日本の最も美しい場所34選)」に選出されました。

広島県内では「井仁の棚田」の他、世界文化遺産である「厳島神社」も「日本の最も美しい場所34選」に選ばれています。

(棚田の面積は7.9ヘクタール、数は324枚、平均こう配は6/1。)

散策記

(訪問日2018年6月)

交通アクセス

「加計街道」国道191号から県道303号に入り、何度もカーブの続く舗装路を約4キロ、「井仁の棚田」のある集落に到着。

集落に整備された休憩所と展望台から棚田を眺めた後、「井仁棚田交流館」になっている「旧井仁小学校」に車をとめて棚田を散策しました。

駐車場所

駐車場が設けられているのは、棚田上部の休憩所と「井仁棚田交流館」になっている「旧井仁小学校」です。

休憩所には普通車数台が停められる駐車場の他、トイレが整備されています。

「井仁棚田交流館」になっている「旧井仁小学校」は運動場が駐車場として開放されていました。

展望台

道路沿いに作られている展望台からは、「井仁の棚田」を側面から眺められます。

展望台の少し下にある「浄化センター」入り口に車を停めるよう案内書があったので、そこに車を止めて棚田を見ました。

(棚田の名称の「井」は丸いを意味し、「仁」は集落を意味する、と伝えられているそうです。)

棚田の景観

よく手入れのされた、綺麗な石垣が特徴の棚田です 。

この石垣は、かつてこの地を支配した吉川氏が文禄・慶長の役において築城人足として多くの住民を動員し、そこで石積技術を習得した人達が造ったものと考えられているそうです。

 また、標高の高い山間部にあるにもかかわらず休耕田が少ないことも印象に残りました。

 これは中国自動車道・広島自動車道と広域交通網が整備され、以前より交通アクセスが良くなったことや「日本の棚田百選」に選ばれ、メディア露出が増えたことなどから棚田の保全活動が軌道に乗り、Uターン・Iターンでの定住者が増えたことによるようです。

まとめ

休耕田が少なくよく整備された、石垣が綺麗な棚田です。

かつての「旧井仁小学校」の校舎も「井仁棚田交流館」として残されていて、まるで昔の映画を見ているような懐かしい風景に出会うことが出来ます。

追記

到着した当初は、棚田の特徴である石垣を強調した写真がなかなか撮れずに外周をうろうろと周りました。

結局、納得できず集落全体を歩くつもりで散策したところ、どうにか満足できる写真が取れました。

この棚田に、あらためて散策は足で行うものだと教えられた気ががします。

基本情報

所在地 広島県山県郡安芸太田町中筒賀井仁

交通アクセス 戸河内ICを出て、国道186号線を吉和方向へ向い県道303号に入って約3キロ

(棚田手前の「井仁トンネル」は高さ制限3m)

もしくは

「加計街道」国道191号から県道303号に入り約4キロ

料金 無料