「Steins;Gate ELITE(シュタインズ・ゲート・エリート)」をプレイ(4)

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前回記事  

www.banshu-doukoukai.com

 

 

【注意】本記事では作中のストーリーラインに添った記述を行っています。ネタバレを気にされる方は閲覧ご注意下さい。

 

 

前回記事の続きです。今回も、引き続きCHAPTER.1の後半を進めていきます。

 

柳林神社の帰り途、まゆりは「この後バイトがある」と言うことで一人ラボに戻ってきたオカリンですが―。

 

 

 

 

 

ブラウン管工房の人たち

 

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夕刻、ラボの前に戻ってくるとビルの前でいかつい男性の姿を確認するオカリン。

 

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彼の名前は天王寺裕吾(てんのうじ ゆうご)(CV:てらそままさき) 。

ブラウン管工房のオーナーで、2Fのラボは彼からタダ同然で借りています。なのでラボメンからすれば大家さんでもあるのですね。

 

ブラウン管をこよなく愛するところから、オカリンは彼のことをミスターブラウンと呼んでいますが、覚えやすいですし中々しっくりきます。

 

 

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と、そこに店の中から― 

 

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「おっはー」

 

スポーティーな格好をしたおさげ髪の女子が唐突に出てきました。

 

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「……」

「あ、あれ?」

 

あまりの無反応っぷりに、動揺するおさげ髪の女子。

周りの二人とテンションが全然違うのがまたシュールです。

 

 

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彼女の名前は阿万音鈴羽(あまね すずは)(CV:田村ゆかり)。

ブラウン管工房にはバイトの面接にやってきたという紹介が成されます。

 

「しかしブラウン管工房がバイトを募集していたとはな。この暇さではその必要性を全く感じないのだが」

「あー、それはあたしが電話で無理言って頼んだんです

 最初は断られたんだけどさ、店長さんに、どうしてもお願いしますって」

 

 

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「なんでウチで働きたいんだ?」

「ブラウン管が好きだから」

「採用! 明日から来い!」

 

そんなコントか仕込みのようなやり取りで鈴羽のバイト面接は終了。

面接を店の外でやってる辺りすごい適当ですね。(笑)

(※原作ゲームでの同シーンは店内で行われてます)

 

 

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「ところでさ、君は誰?」

隣に佇む白衣の男が気になる鈴羽は尋ねます。

 

「俺の名……聞きたいというのか? いや、やめておけ。それを知ることで、お前にも災厄が降りかかるかもしれん」

 

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「これまでも多くの人が、俺の名を知ったことで'機関'に狙われた。アメリカのサラ、イタリアのクラウディア、フランスのシモーヌ……これ以上、誰かを危険な目に遭わせるわけには――」

 

「おい、アホな妄想してんじゃねえよ

 このバカ男は、2階に間借りしてる岡部倫太郎ってんだ」

 

と、店長がいつもの妄想垂れ流しモードのオカリンをバッサリ。

 

 

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「岡部ではない。俺は鳳凰院――」

「うるせー。家賃さらに1000円上乗せするぞ」

「……岡部倫太郎だ」

 

狂気のマッドサイエンティストも、家賃の話になると弱いようです。世知辛い。

 

 

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「君を狙っているその"機関"ってのがなんなのかは分かんないけど

 もし困ってんならあたしに相談して、岡部倫太郎。そうゆーの、慣れてるからさ」

 

と、鈴羽は先ほどの凶真の妄言気味な言葉にマジっぽい返答。

場合によっては手段を選ばず痛めつけてやることも可能 と、中々物騒なことを言います。

 

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「ミスターブラウン、彼女は採用しない方がいいと思う」

「ああ、物騒だな。騒ぎ起こしたら首にするからな。」

 

オカリンが逐一口に出す"設定"については「創作」だから本気にするなと鈴羽に付け加えるブラウン氏。

 

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「せいぜいそう思っているがいいさ」

だが、いつか世界はこの俺の前にひれ伏すだろう。フゥーハハハ!

 

こういうところはブレませんね、鳳凰院さん。

 

 

 

 

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持ち帰ったトウモロコシを一旦ラボに置き、壊れたモニタを店長に診てもらおうと再び工房へと足を運ぶオカリンですが―

 

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「おう、どうした岡部」

店じまいをして、ティータイムとしゃれ込むブラウン氏。 

先ほどまで会話を交わしていた鈴羽はもう店内にはいなくなっている模様。

 

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「どうしたもこうしたもないですよ。貴方からもらったテレビが壊れた」

 

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「修理をお願いしたい。最優先だ」

「ああ、こりゃたぶん基板の半田浮きだな。直せるぜ。

 待ってろ。見積書作ってやる」

 

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「なっ!? 金をとるのか!?」

「当たり前だろ。払わねぇつもりだったのか!?」

 

これは貴方からもらったモニタなのに、とゴネてはみるものの

「アフターサービスまでタダでやってやるとは言ってねえぜ」とあっさり返されます。

 

家賃のことといい、金銭絡みの話題ではオカリンはブラウン氏に勝てそうもないですねこれは…。

 

 

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結局口では勝てないと悟ったのか、オカリンは引き下がることに

「フッ、修理代は弾もう、ミスターブラウン」

 

結果的に壊れたモニタの代替機を借りることが出来たので、強気な発言を残してラボへと戻ります。

 

 

 

 

未来人ジョン・タイター

 

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深夜を迎え、集団消失現象や紅莉栖刺殺事件についてPCで再び調べ始めるオカリン。

しかし有力な手掛かりは得られないまま時間だけが過ぎていきます。

夜食とばかりに、左手には夕刻にるか君からもらったトウモロコシも見えますね。

 

 

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大型掲示板@ちゃんねるを覗いてみたところ、"ジョン・タイター"が現れた、と関連スレがちょっとした祭りになっている様子。

 

 

ジョン・タイターという名前については、オカリンは一時期熱心に調べていた時期があったようで、それによると経緯は以下の通り。

 

10年前にアメリカのネット掲示板に現れた自称タイムトラベラー

『IBN5100』というレトロPCを探すため2036年からやってきた、と語り掲示板の住人とやり取りを繰り広げた

イラク戦争勃発、クロイツフェルト・ヤコブ病蔓延など、タイターは断片的にだが、未来予知をしており、その半分以上が当たっている。

結局正体を人前に現す事はなく、4ヶ月ほどで消息を絶つ

 

 

 

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そしてここでは、実際に祭りになっている@ちゃんねるのスレッドの1つをリアリティある演出でもって読むことができます。

 

@ちゃんねるのシーンではLスティックor↑キー、↓キーでスクロール。一番下まで読めば次のシーンに進める仕組みです。

 

原作ゲームの時点でも既にあったシステムですが、選択中のレスは拡大表示されるなど、細かいところで進化してますね。

 

JOHN TITORというハンドルネームがタイターと思しき当人の書き込みに当たりますが、他のレスも1つ1つ確認してみると面白いかも?

 

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その筋の専門家もスレを見ているのか、半数以上を占める取るに足りないレスに混じって、一部に専門的なコメントも見られます。

まんま現実での某掲示板の雰囲気が再現されていて、実に臨場感がありますね。

 

 

ここで作中、特に重要なキーワードとして以下で記す緑字のようなものがあります。

目を通して頂くことでより作品への理解は広まると思いますが、例によって読み飛ばして頂いても問題ありません。

 

 

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SERN:ヨーロッパ原子核共同研究機関の略称。

スイスジュネーブ郊外にある世界最大規模の素粒子物理学研究所。

ヨーロッパ19か国を中心に世界中から研究チームが集まり、素粒子物理学に関する様々な実験が行われている。

大型ハドロン衝突型加速器(LHC=ラージハドロンコライダー)を保有。

 

インターネットでURLを打ち込む際に頭につける「http」や「World Wide Web(www)」を作ったのもこのSERNであると作中では言われています。

 

 

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シュレディンガーの猫:量子論におけるパラドックスの1つ。

箱の中に猫と毒ガス発生装置、放射性物質のラジウムを入れる。

ラジウムがアルファ粒子を放出すると検知器が反応し、毒ガスが発生。猫は死ぬ。

アルファ粒子が1時間で放出する確率を50%とした場合、1時間後に箱のふたを開けて中を確認した際、猫が生きている確率と死んでいる確率は1:1となる。

では蓋を開ける前の猫の状態はどうだったのか?

この疑問に対してアインシュタインは蓋を開けて観測しなくとも、猫は生きているか死んでいるかどちらかの状態しかない、と定義づけた。

 

 

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コペンハーゲン解釈:シュレディンガーの猫の思考実験で、量子論的考え方からアプローチした解釈。

蓋を開ける前の猫は"生きている状態"と"死んでいる状態"が重ね合わせになっており、ふたを開けて観測した瞬間にどちらかの状態に収縮する、といった考え方。

蓋を開けて猫が生きていた場合、時間を遡って"蓋を開ける前の猫は生きていた"という事実が確定し、逆に猫が死んでいた場合は"蓋を開ける前の猫は死んでいた"と確定する。

 

 

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多世界解釈:こちらもシュレディンガーの猫思考実験による考え方の1つ。

"箱の中の猫が生きているのを観測した観測者"と"箱の中の猫が死んでいるのを観測した観測者"が重ね合わせの状態となって分岐していく、という考え方。

エヴェレット解釈、エヴェレット・ホイーラーモデルとも。

 

シュタインズゲートにおいて登場する世界線の仕組みについては、多世界解釈が比較的近いでしょうか。

 

シュレディンガーの猫については、Webラジオ「Steins;Gate Radio 未来ガジェット電波局」内でも紅莉栖の解説によって触れられています。

 

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世界線(ここではタイターが言う「世界線」についてまとめています)

世界線は無数に並行して流れる川のようなもので、出来事によっていくつにも枝分かれ、分岐する。

タイターは移動した先の世界線について世界線変動率(作中では「ダイバージェンス」とも)という数値での計測を行っているようだ。

前後の出来事がほんの少し異なっていたところでその変動率には変化はなく、結果的に確定した未来へと収束していくが、人の命が多く失われる戦争や大きなテロなど出来事の規模が莫大であればあるほど変動率への影響は大きく、その場合未来が大きく変わってしまう。

いずれの世界線も全て重ね合わせで存在しており、新たな可能性が構築されて世界線が分岐、変動したところで元の世界線がなくなるわけではない。

 

 

タイターは父が殺された未来から来たと言っていますが、彼がやってきたという2036年の日本はSERNによって独裁統治が成されたディストピア*となっているようです。

*ユートピア(理想郷)の正反対の社会。日本語では暗黒郷、地獄郷と呼ばれることも) 

 

今いるこの時代のような平和な世の中が、僅か20年で変わり果ててしまう―

そんな絶望的な確定した未来を変えるために自分はやってきたのだ、と。

 

 

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タイターはこのスレッドで自身が乗ってきたタイムマシンの説明なども含めて、何度か投稿を行っていますが、世界線の解説を最後に一旦姿を消してしまいます。

しかし、そのあまりにぶっ飛んだ内容が災いしてか、祭り状態だったスレの空気も次第に冷めかかっている模様。

 

いくら説得力のある話題を展開しても、そもそも未来人と名乗ってる時点で、普通は信じてはもらえないでしょうね…。

ましてや、そう遠くない未来にこの国はディストピアになる― なんて話ともなれば尚の事妄言と取られかねないでしょうか。

 

 

 

 

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ところがオカリンは

当時はあれだけ賑わっていたというのに、スレ住人の反応がおかしい。まるでタイターという名を初めて聞いたかのようなものしかない。

 

と、納得がいっていない模様。

試しにジョン・タイターで検索をしてみたところ―

 

 

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数年前は数万件とヒットしたのを覚えているのに、今はたったの12件。

色んな検索結果を試してみるものの、手応えが得られずに焦りが募るオカリン。

 

数年前にタイターについて書かれた本を購入していてラボに置いていたことを思い出し、本棚をあさってみるもそれも丸ごと消えているという―

 

 

ダルなら何か知っているかも?

そう思い、オカリンは電話をかけますが―

 

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「俺だ。

 内密に話がある」

 

ジョン・タイターの事についてはダル本人は「なんぞ?」って様子ですが

ひとまず明日の昼過ぎに『メイクイーン+ニャン²』で話をする約束を取りつけました。

 

 

 

 

 

といったところで、今回はここまで。

長丁場になってきましたが、次回はCHAPTER.1ラストまで進めて参ります。

 

 

 

(次回へ続きます)