蔵の街「栃木市」 〇落ち着いた情緒の漂う小江戸

街並みの観光と、この時期に行われる街のライトアップを目的に栃木市を訪れた。

目次

栃木市の街並み

(訪問日 2009年12月)

栃木市は江戸時代から市の中心部を流れる「巴波川(うずまがわ)」を利用した交易や、舟運の問屋町として繁栄してきた街である。

また、京都から日光に至る例幣使街道(追記)が通る宿場町としても賑わった。

現在は、当時の繁栄を忍ばせる歴史的な建造物が多く残され、観光で訪れる人も多い。

「蔵の街栃木」として、黒塗りの重厚な見世蔵や、白壁の土蔵群は特に有名である。

訪問日は電車で訪れ、駅前から街を散策した。

JR両毛線「栃木駅」に、正午ごろ到着。

駅を出て、まず人に道を尋ねた際

「ここに、観光するほどのものはないかもよ」

という趣旨のことを言われたのが印象的だった。

他県から来た自分にとっては見るべきものは多いが、自分の住む場所にはかえって関心を払わないものなのかもしれない。

栃木のB級グルメ、「ジャガイモ入りの焼きそば」で腹ごしらえをして街を観光する。

大通りは市街化された現代的な街並みで、祭りに使う「人形山車」を見学できる「山車会館」や浮世絵や古美術品などを見ることが出来る「あだち好古館」。

栃木市出身の文豪、山本有三の記念館など、この街ゆかりの文化や芸術を目にできる施設が多い。

巴波川に育まれた街

巴波川に面した通りには、歴史的な建物が数多く残る。

特に黒板の板壁と白壁の蔵の立ち並ぶ川沿いは、往時の雰囲気を残し「蔵の街」といわれる栃木の代表的な景観だ。

川を巡る遊覧船がでており、船からも街並みを眺めることができる。

遊覧船の代金は大人(中学生以上)700円、小人(小学生以下)500円

団体10名以上で各100円引き

障がい者手帳提示で本人と付き添い1名100円引き

営業時間は 3月~11月 10:00~16:00、12月~2月 10:00~15:00

レトロな街並み

江戸時代の蔵や土蔵だけでなく明治時代から昭和初期にかけて建てられたと思われる建物も残り、様々な時代のこの街の雰囲気を伺える。

ライトアップ

巴波川周辺でのライトアップは、派手さはなく控えめだ。

古い街並みと調和した穏やかなイルミネーションは、夜の「くらの街」を情緒的に照らし出していた。

まとめ 

小江戸といわれる「栃木市」は江戸時代から残る蔵が一番の見所だが、明治時代以降の近代に入って建てられたと思われる建物もよく残っていて、レトロな雰囲気も楽しめる街となっていた。

追記

例幣使街道 (栃木市観光協会HPから抜粋)

京都から日光東照宮へ幣帛を奉納する勅使が通った道

元和3年(1617)、徳川家康の霊柩が日光山に改葬されたが、その後正保3年(1646)からは、毎年京都の朝廷から日光東照宮への幣帛(へいはく)を奉納する勅使(例幣使という)がつかわされた。その勅使が通る道を例幣使街道と呼んだ。

例幣使は京都から中山道(なかせんどう)を下り、倉賀野(くらがの)(現高崎市)から太田、佐野、富田、栃木、合戦場(かっせんば)、金崎を通り日光西街道と合わさる楡木(にれぎ)を経て日光に至った。この例幣使街道が通る栃木の宿は、東照宮に参拝する西国の諸大名も通り、にぎわいをみせた。

基本情報 

所在地 栃木県栃木市

交通アクセス JR両毛線栃木駅・東武日光線栃木駅から徒歩数分

料金 無料

うずまの竹あかり

 2016年に始まった「うずまの竹あかり」は、「蔵の街遊覧船」乗り場付近の巴波(うずま)川沿いに竹あかりが立ち並ぶ、幻想的なイベント。

開催期間は、例年11月上旬〜2月下旬

点灯時間は、例年毎日17:00~22:00