経ヶ岬(きょうがみさき)で白亜の灯台を見てきました

京都府京丹後市丹後町の経ヶ岬で、日本3大灯台のひとつに数えられる経ヶ岬灯台を見てきました。

目次

どのような所か

 経ヶ岬は日本海に面する丹後半島の先端、近畿地方の最北端に位置しています。

岬の周囲は安山岩の柱状節理が並ぶ断崖になっていて、 中腹にあたる海抜140メートル付近の位置には、全国でも5台しかない※第1等レンズを使用した第1等灯台である経ヶ岬灯台が立っています。

京都百景、日本の灯台50選にも選定されている経ヶ岬灯台は、1898年(明治31年)12月25日 に初点灯され、2007年(平成19年)には 経済産業省の近代化産業遺産に認定されました。

(※灯台で使用しているレンズは、レンズの焦点距離の長さによって1等から6等まで格付けされています。その中でも、一番大きな第1等レンズを使用している灯台が第1等灯台と呼ばれています。

 日本にある第1等灯台は犬吠埼灯台(千葉県)・室戸岬灯台(高知県)・角島灯台(山口県)・出雲日御碕灯台(島根県)・経ヶ岬灯台(京都府)の5つです。)

名称の由来

「経ヶ岬」の名称の由来には諸説あり、以下のような伝承が伝えられています。

  •  安山岩による柱状節理の発達した海食崖になっている岬の崖が、経巻を立てたように見えることから この名で呼ばれるようになりました。
  • この岬は航行の難所で、船人がここを通る時に安全を祈り、お経を唱えながら通ったので、経ヶ岬の名がつきました。
  •  昔、岬に住み着いた悪竜が暴れまわり、困った人々は大陸の文殊菩薩に助けを願いしました。文殊菩薩は経をもって悪竜と長い間戦い、やがて菩薩の教化で悪竜は善竜になりました。そして、二度と再び悪竜にならぬよう一万巻のお経を納めたことから経ヶ岬という名前がつきました。

いずれも仏教のお経に関する伝承になっています。

アクセス

国道178号から丹後半島の先端に向かう脇道に分岐して約1キロほど進むと、灯台の駐車場になっている「経ヶ岬園地」が見えてきます。

(脇道の近くには「経ヶ岬バス停駐車場」があります。)

「経ヶ岬園地」から灯台までは遊歩道を歩いて約15分程です。

経ヶ岬園地( 駐車場)

「経ヶ岬園地」には普通車45台が駐車できる、かなり広めの駐車場があります。

料金は無料。

自動販売機やトイレも設置されていました。

(売店らしき建物もありましたが、現在は営業していないようでした。)

園地の前面には日本海が広がっていて、駐車場からでも雄大な景色を眺めることができます。

遊歩道

「経ヶ岬」には、経ヶ岬灯台や山頂展望所をまわる土道の遊歩道が整備されています。

遊歩道入口から灯台・山頂展望所まで、それぞれ400mです。

坂道の多い遊歩道なのを考慮してか、入口には善意の杖が置いてありました。

訪問日は猛暑日で持参した500mmのお茶をあっという間に飲み干し、駐車場に帰ってくるころには脱水症状になりかけていました。

灯台と山頂展望台の両方を周っても1キロちょっとですが、夏は飲み物を多めに持って行った方がいいかもしれません。

山頂展望所

岬の最高地点である201m付近には、展望台が造られています。

展望台からは、日本海が育んだ絶景「丹後松島」を見ることが出来ます。

景観の見ごたえで言うなら、岬で一番の観賞ポイントではないでしょうか。

経ヶ岬灯台

「経ヶ岬」の中腹には、白亜の灯台として知られる 「経ヶ岬灯台」があります。

遊歩道は灯台まえの広場に通じていて、広場からは灯台に降りられます。

白亜の灯台の高さは12 m。 

海面から灯火までの標高は148 m です。

 (毎年、秋の一定期間、11月1日の灯台記念日にちなんで灯台内部が一般公開されています。)

灯台の前からは、日本海をのぞむ遮るもののないパノラマ風景が見られます。

蒲入展望所

「蒲入展望所」は、経ヶ岬方面から国道178号を東に向かった所にある「経ヶ岬」に劣らない絶景がみられる展望ポイントです。

展望所には普通車数台分の駐車スペースがあり、石段の上に造られた展望場所からは東に蒲入、西に経ヶ岬を眺望できます。

 特に経ヶ岬方面にのびる海岸線の景観は壮観です。

そして、よく目を凝らすと海岸線の向こうに「経ヶ岬灯台」の姿も見ることができます。

(ここでは「蒲入展望所」と書きましたが、地図によって「甲崎展望台」と書いてあったり「蒲入展望所」と書いてあったりします。ひょっとすると「蒲入展望所」にある「甲崎展望台」なのかもしれません。)

まとめ 

経ヶ岬は、日本海が育んだ絶景と白亜の美しい灯台が 見られる景勝地です。

大きな駐車場が整備されているので、車でも立ち寄りやすい場所になっています 。

基本情報

 所在地

京丹後市丹後町袖志

交通アクセス

京都丹後鉄道宮豊線「峰山駅」から国道178号 経由で約28.6 km

北近畿タンゴ鉄道宮津線「天橋立駅」から国道178号 経由で約41.8 km

北近畿タンゴ鉄道宮津線「峰山駅」から丹海バス「経ヶ岬」行きで約1時間21分

北近畿タンゴ鉄道宮津線「天橋立駅」から丹海バス「経ヶ岬」行きで約1時間32分

京都縦貫自動車道宮津天橋立ICから約50km

料金

無料

訪問日

2018年7月

地図