「シェンムー I & II」 をプレイ/「シェンムー I」篇(10)

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商品情報:シェンムー I & II

対応機種:Playstation4

販売:セガ

発売日:2018年11月22日

価格:通常版:4,000円(税別)

   限定版:6,000円(税別)

限定版仕様:特製パッケージ封入

「シェンムー I & II サウンドコレクション」CD2枚組同梱

 

 

 

「シェンムー I & II」をプレイ第10回となります。

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今回は「シェンムー I」篇の第10回。

 

 

かつて中国から持ち出されたという鏡は2つ存在した―

 

もう1つの鏡、鳳凰鏡が横須賀の何処かに巌が隠したはずだ、という陳大人の助言を基に芭月家で鳳凰の鏡を捜す涼。

 

やがて道場の地下にてその鏡を発見し、早速陳に見せてみたところ間違いなく本物であることが判明するが、直後に何処から嗅ぎつけたのか、正体不明の乱入者に危うく鏡を奪われそうになるという事態に。

 

この撃退に成功し鏡を守り抜くことができたのもつかの間、乱入者の正体は恐らくは蚩尤門― すなわち藍帝の手のかかった者だろうと語る陳。

 

涼は藍帝を追うため、香港へ行かせてほしいと陳に頼み込むが、余りにも強大な敵である藍帝を相手に「命を粗末にするものではない」と協力を拒まれてしまう―

 

 

 

 

 

1986年12月21日(日) 芭月家

 

 

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鳳凰の鏡を手にしたその日の夜―

空を優雅に飛ぶ立派な白い鷹と鳳凰鏡の姿が次第に重なり合っていく―

そんな不思議な夢を見る涼。 

 

 

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目が覚めた直後、涼は手持ちの預金通帳から残高を確認します。

陳たちから香港行きへの協力を断られてしまった今、自分の力でなんとかしようという事なのでしょうが…

 

 

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通帳の内容をズームアップ。

この直後、所持金がおよそ3万6千円ほど増えるのですが「(香港への旅費には)全然足りないな」、と独りごちる涼。

 

この時代だと香港行きへの費用は一体いくらくらいかかるのでしょうか。

ともかく所持金を増やすにしろ、破格のプランを捜すにしろ…

いずれにしても何か足掛かりが必要となりそうです。

 

 

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「福さんに相談してみるか…」

というわけで、芭月家に住み込んでいる福さんの部屋を訪ねてみます。

なんだかんだ、福さんは色んな場面で涼と絡んでくることが多くなりましたね。

 

 

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安い旅行会社が何処かにないか、と福さんに尋ねる涼。

福さんはドブ板にはあるけど、何故そんなことを?と涼に尋ね返します。

 

 

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そこで涼は藍帝を追うため香港へ行くことに決めたと福さんに告げます。

ただ、稲さんに黙って行くわけにはいかないので、同意を得るべく二人で台所へ―

 

 

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「突然だけど…俺、旅に出ようと思う」

稲さんにはそう切り出す涼。

 

「心のなぐさめに…と

 行くあてはあるのですか?」

稲さんにそう尋ねられた涼としては理由も含めて、ここは上手くごまかしたいところですが―

 

 

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「香港」

しかしその直後に、福さんがあっさりとバラしてしまいます。

 

「先生を殺した男が、そこにいるらしいんです!

 稲さん、どうか涼さんに旅費を出してあげてください!」

 

彼が隠し事を黙っていられない性格なのは以前のやり取り(※第8回参照)でもハッキリしていましたが…なんと空気が読めないのでしょうか。(苦笑)

 

涼も顔を俯けて「…バカ」って言っちゃってる辺り、何やらかしてくれてるのこの人…みたいなのが伝わってきます。

 

 

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「なんということですか! 涼さん! ダメです!

 そのような無謀なマネを、芭月家の跡取りに―」

 

結局この流れが決め手となり、聞く耳をもちません、と稲さんには取り合ってもらえませんでした。

 

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「…あの…俺、マズかったすか」

「あんな言い方はないだろう!」

 

福さんの言い方は余りにも直球すぎましたね。

 

 

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ともかく、こうして稲さんを伝手にする作戦は失敗。

「自分でなんとかするしかないか…」

 

 

 

 

 

1986年12月21日(日) ドブ板

 

 

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ひとまずはドブ板で手頃な価格で香港行きのプランがないか、旅行会社を当たってみることにします。

まずは以前にも別件で訪れた事がある世界旅行社に。

 

 

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担当者の丁寧な対応に安心感こそありましたが、肝心の価格は22万円から。

チケットのみで19万8千円という巨大な金額が提示されます。

 

所持金4万6千円の今の涼にはどう背伸びしてもすぐには貯められそうもない金額です…。

 

 

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ひとまずはパンフレットだけ受け取って、一度撤退することに。

ううん、ここ以外に旅行会社…何処かにないものでしょうか。

 

 

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ドブ板の旅行会社ではもう1つ、ハンバーガー屋の向かいにアジア旅行社というお店があります。

先程の世界旅行社に比べると、何やら寂れた感じの建物なのが気になりますが…

 

 

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ドブ板で暮らす方々からのアジア旅行社に対する感想は、上画像のとおり中々の悪評ぶり。

大丈夫なのかなここ…。

ともかく当たって砕けろの精神で、思い切って入ってみます。

 

 

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入るなり、芸能雑誌か何かを読み耽る受付(?)のお姉さんの姿が。

お客さんあまり来ないんでしょうかね。なんだか退屈そうな。

 

 

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「いらっしゃい」

読んでいる雑誌から視線も変えず、こちらを一瞥することもなく受け答え。

 

「あの…」

「ちょっと待ってよぉ。ここ、読んじゃうからぁ」

ううん…接客態度としては印象最悪です。正直不安しかない…

 

 

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ひとまず香港に行きたい旨を告げると、そこ(棚)にパンフレットがあるからそれを見て決めて、とセルフサービスよろしくな対応をされてしまいます。

 

 

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パンフによれば世界旅行社で見かけた価格よりは安いですがそれでも17万円

他のプランはないか聞いてみますが、更に安いプランでも15万8千円が最低値。

 

うーん、どちらにしても決定的にお金が足りません…。

今すぐに香港行きという計画は現実的ではなさそうですね。

 

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費用が足りない事実は動かしようもないので、一度撤退することにする涼でしたが…

 

「せっかく出してあげたんだから、このパンフレット、持って帰りなさいよ」

と、一貫して上から目線な態度でお見送り(?)されてしまいます。

 

どちらのお店の提示価格も高額で、涼一人の力ではとても手が出そうにありません。

費用の件はとりあえず一度帰って、福さんと相談してみることにします。

 

 

 

 

1986年12月21日(日) 芭月家

 

 

 

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「香港ツアー、けっこう高いっすね…」

涼が持ち帰ったパンフレットを見た福さんの視点でも、香港行きの費用は想像以上に高い価格だったようです。

 

 

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「涼さん!」

ふと何かを決意したような福さん。両手に何か抱えてますが―

 

 

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「俺の貯金です。涼さんに、使ってもらおうと思って」

香港行きへの費用の足しにしてほしい、ということなのでしょう、なんと思い切ったことを。

 

 

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「俺、何かの役に立ちたくて。せめて、これくらい…

 遠慮はいりません!割ってください!」 

 

大事に貯めたお金を他人のために―

これほどまでのことは中々出来るものじゃありません。

 

「いいのか」

「はい」

 

このシンプルなやり取りから二人の信頼感が伝わるようで、見てて気持ちが良いシーンです。

 

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涼が軽く机に叩きつけたことで、景気よい音と共に割れる福さんの貯金箱。

ずっしり詰まっていたと思われるその硬貨を一つ一つ数え上げる福さん― 

 

その総額は― しめて39,634円

入っていたのはほとんど硬貨だけのように見えますが、かなりの額です。

 

しかし涼の所持金と足してみてもおよそ8万2千円

ここまで確認した香港行き費用では最安値となる15万8千円にも全然とどきません。 

 

 

 

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「そうだ! 花屋のアイダさんすよ」

ふと、福さんが思いついたようにそう発言をします。

花屋のアイダ…原崎のお店ですね。

 

よく海外に行く人なら何か知ってるのでは、と思ってのことのようなのですが

原崎は海外に出かける事が多い…?

ともかく、早速ドブ板のお店に聞きに行ってみます。

 

 

 

 

 

1986年12月21日(日) ドブ板

 

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花屋のアイダを訪れ、7万円程度の予算で香港に行く手段はないか原崎に尋ねてみますが、「(7万円では)難しいのではないか」という回答が返ってきます。

 

 

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「だったら、船便はどうかしら?」

ここで原崎の口から新たな提案が出てきます。

 

空がダメなら海から― なるほど。

確かにこれまで確認してきたプランはどれも飛行機でのものばかりでした。

船ならば飛行機よりは安い費用で行けるかもしれませんね。

 

 

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「船なら、格安のチケットもあるんじゃないかしら?」

どうやらこの方向で決まりのようです。

さっそく船便がないか、アジア旅行社で聞いてみることにします。

 

(※世界旅行社の方でも尋ねてみましたが、こちらは船便自体を扱っていないため選択肢からは外れます)

 

 

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受付のお姉さんの相変わらずな接客態度に、こちらの顔が曇りますがここは強気で。

香港行きの船便がないか尋ねてみたところ―

 

 

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「船便? あるけど?」

そう言ってお姉さんが出してきたパンフレットには"香港 69,000円"という数字が見えます。

 

「これだ!」

思わず涼も食いつきます。 ついに手が届きそうな価格が出てきましたね。

 

 

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ところが早い便だと前金をもらわないと手配できない、とお姉さん。

前金…つまり先払いということなのでしょうけど、なんだか不穏ですね…渡しちゃって大丈夫なのか。

 

 

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しかし、涼はまるで何かに急かされるかのように前金を即決で渡してしまいます。

(それも69,000円丸々…)



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前金が支払われた直後に挿入される意味ありげなお姉さんのアップシーンのカット。

何か企んでいそうな…。

 

 

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「どうも―」

前金を受け取り、再びコンパクトミラーを覗き込む動作に入るお姉さん。

 

「あの…チケットは」

「手続きしとくわよ。3、4時間したら取りに来て」

 

 

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素直に引き下がり、3時間後に受け取りに来ることにした涼ですが…

この流れ。正直言ってこれ…露骨に騙されてませんかね…。

 

 

 

 

 

(4時間後―)

 

 

 

 

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そして適度に時間をつぶした後、言われた通り4時間後に再び入店してみたところ…

…? 受付の人物が変わっています。

あれ? あのお姉さんは…?

 

 

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3時間前に前金を支払い、注文したチケットを取りに来たことを伝えます。

しかし―

 

 

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受付に座る男は「そんな話は聞いていない」という一点張り。

 

…これは、完全にやられましたね。

安さに釣られたのが仇に出てしまったようです。

 

 

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周りを見ると、先程は居なかった少しガラの悪そうな連中が屯してます。

「お前ら、グルなのか?」

涼はそれとなく尋ねてみますが

 

 

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「おい、兄ちゃん。あんまり調子こくんじゃねぇぜ」

 

屯していた男達が絡みかかってきました。

あーあ…今は涼を刺激しない方が…

 

 

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掴みかかろうとしてきた男達を逆に、あっさりねじり伏せてしまう涼。

「…いいかげんにしろ。もう、金は払ってあるんだ」

 

さっきまでの対応が対応だっただけに流石に涼さん、お冠みたいです。

真面目で真直ぐな好青年ではあるのですけど、悪党には容赦ない辺りは怒らせると怖いですね…。

 

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「わ、分かりました。

 ご用意させていただきます!」

涼の凄みにたじろいでなのか、受付も態度を急変。

 

 

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「は…はい! 明日、必ずご連絡を!」

 

こうは言ってますが、相手は詐欺行為を働く気満々だった連中です。

締めあげて口約束はさせたものの香港行きのチケットの件、大丈夫なのでしょうかホント…。

 

 

 

 

 

1986年12月21日(日) 芭月家

 

 

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チケットは明日用意するとのことで、ひとまず今日は撤退。

家に戻ると、福さんの口から原崎が花を届けにきた、という話題が出てきました。

こちらで頼んだ覚えはないので、どうやら原崎が自主的にということのようです。

 

 

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花は仏間に届けられたということで、確認にやってきました。

この花は…白百合でしょうか。

 

 

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その花は原崎さんが持ってきてくれたんですよ、と稲さんが教えてくれました。

 

「旦那様がお好きだった花を覚えててくださって…

 お優しいお嬢さんですね…」

 

思えば、いつでも相談してと日頃から言ってくれる原崎に対し、涼は巌が亡くなった件も含めて今回の事を何も話していません。

涼の口からは原崎には話し難い事であるのだと、ひょっとしたら彼女本人も察しているのかもしれません。

 

なので、この花は自分なりに出来ることを― という想いの表れなのかもしれませんね。

涼の…というよりもきっと昔から親交があったであろう芭月家のために、何らかの形で力になりたかった―。

そんな気持ちからくるものだったのでしょうか。

 

 

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時間も遅いので、電話で原崎にお礼を― と思ったものの当人はあいにくの留守。

帰ったら電話させましょうか? と返してくれたのですが大丈夫です、と涼は断ります。

いつかきちんと面と向かってお礼を言える機会があればいいのですが―

 

 

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明日はアジア旅行社からチケットのことで連絡が来るはず―

旅行社の連中のこれまでの行いからも一抹の不安は残りますが、活動時間も少なくなってきたため今日のところは休むことにいたします。

 

 

 

 

 

といったところで、今回の記事はここまでとなります。

 

 

結果的には香港行きへの費用の捻出とチケットの手配に右往左往させられてしまった一日といった印象で、挙句の果てには前金詐欺に遭ったりと涼からすると散々な日となってしまいましたね…。

 

あのアジア旅行社の関係者には信用できそうな人間はいない雰囲気ですし、明日は問題のチケットを巡ってもっと荒れそうな予感がプンプンとしています…。

 

 

涼はこのまま無事にチケットを手にすることができるのでしょうか? 

 

 

それではまた次回。

(次回に続きます)

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