掛戸松島 ~「石東の名所」と呼ばれる日本海に浮かぶ奇岩~

「石東の名所」」と呼ばれている島根県の「掛戸松島」に行ってきました。

アクセス

JR山陰本線「羽根駅」方面から県道285号を南西方向に、約1キロほど進むと踏切の手前に「掛戸松島」の案内板が見えてきます。

案内板付近から散策道に入り、徒歩一分程で「掛戸松島」に到着。

(散策道入口の脇に、普通車2~3台分の駐車スペースがあります。)

近隣交通機関からは

JR山陰本線「羽根駅」から県道285号経由で約1.1 km。

JR山陰本線「久手駅」から県道285号経由で約1.3 km。

掛戸松島(かけとまつしま)

かつて島根県大田市には、「波根湖」という汽水湖がありました。

1943年(昭和18年)~1951年(昭和26年)の本格的な干拓により全面的に陸化され、なくなりましたが、昔は増水期になるとたびたび水が氾濫して近隣の住民は難渋していました。

 そこで 鎌倉時代の1299年(永仁6年)~1306年(徳治元年)に七年の歳月をかけ、有馬氏が 千数百人の夫役を指揮して 要害山の切り割り工事(掛戸開削)を行い、湖水を日本海へ疎水しました。

 要害山と梶山の切割から見える「掛戸松島」は、その当時の切り通し工事の記念碑的なものです。

 大田市の指定名勝になっているこの絶景は、1931年(昭和6年)日本画家の竹田霞村(たけだかそん)が描いて以来、広く世に知られ「石東の名所」」と呼ばれています。

「掛戸松島」の景観

散策道入口からほんの一分程で絶壁の間に、日本海に浮かぶ奇岩「掛戸松島」が見えてきました。

日本海の波間に屹立する約20メートルの石塔は、名勝と呼ぶにふさわしい印象的な景観です。

このどこから見ても絵になる姿は、絵画や写真を趣味にしている人にも人気だそうです。

特に石塔と夕日を同時に見ることが出来る夏の夕景は、素晴らしいと聞きました。

(日によっては、石塔と夕日がかさなる日もあるそうです。自分は未確認ですが、GW前後にその光景が見られると聞いたことがあります。) 

訪問時は、ちょうど石の端に鵜がとまっていて景観的にいいアクセントになっていました。

 

石塔の周りには、大きな岩塊が幾つも転がっています。

案内板には

「今は海水の浸食によって人工の跡はほとんど分からなくなっているが奇岩怪岩が海中に散乱しており687年前の難工事が偲ばれる」

と、あったので岩塊の多くは昔の工事で出来たものかも知れません。

まとめ

「波根駅」からも「久手駅」からも近く、道も平坦なので訪れやすい名所です。

空の動きや潮の満ち引きにより刻々と情景を変える「掛戸松島」は、写真を撮っていて楽しく感じる場所でした。

基本情報

所在地

島根県大田市久手町

交通アクセス

JR山陰本線「羽根駅」から県道285号経由で約1.1 km

料金

無料

訪問日

2019年7月

地図