萬徳寺(小浜市)~藩主がたびたび訪れた金剛界曼荼羅を表現した名庭園~

福井県小浜市にある萬徳寺で、国指定名勝となっている庭園を見て来ました。

萬徳寺への交通アクセス

訪問日は、車で「萬徳寺」に向かいました。

「県道35号」を北上し、「萬徳寺」南西に位置するT字路を遠敷川方面に右折。

遠敷川を渡り暫く走ると、バスも入れそうな大きさの「萬徳寺」駐車場が見えてきます。

駐車場から少し東へ行くと、「萬徳寺」山門に続く石段があります。

駐車場

「萬徳寺」西側の道沿いに、舗装された広めの駐車場があります。

「萬徳寺」の東には、お寺の下に造られた土敷きの駐車場に通じる道があります。

こちらの駐車場は、普通車数台分の広さです。

訪問日は、お寺下の土敷きの駐車場に駐車しました。

近隣交通機関から

「東小浜駅」から「県道146号」と「県道35号 」を経由して約2.6 km

 舞鶴若狭自動車道 「小浜IC」付近から県道24号 と 県道35号 経由して約4.3 km

萬徳寺(まんとくじ)

「萬徳寺」は、福井県小浜市にある高野山真言宗の寺院です。

小浜市の国宝・国重文を所蔵する“八ヶ寺”の一つで、江戸時代に藩主の命で作庭された庭園が国指定名勝となっています。

御本尊は阿弥陀如来。

山号は延宝山。

1370年頃(南北朝時代)安芸国円明寺の僧侶である覚応が廻国(かいこく)し、この地にあった極楽寺にとどまり寺号を正照院と改め、天台宗から真言宗に改宗しました。 

戦国時代には若狭国を治めた若狭武田氏が正照院を祈願所と定め、国中の真言宗本寺としました。 

 また天文13年(1544年)に領主武田信豊が、若狭国における駆込寺とする旨の文書を記しています。 

慶長7年(1602年)に城主京極高次の寄進を受け、空性法親王より「萬徳寺」の額面を賜り寺号を萬徳寺と改めました。

1634年(寛永11年)酒井忠勝が小浜藩主となった以後も、代々祈願所として庇護を受け、永く国主に尊崇された寺院です。

萬徳寺の庭園

延宝5年(1677年)に、小浜藩主酒井氏の命により作庭。

この時、音無川の岸から現在の山麓に寺地を移されました。

庭園は山畔の地形を埋石式築山とし、平地部には白砂が広く敷かれた枯山水風の書院庭園です。

面積は約1500㎡。

中央に据えられた巨石は真言密教の根本仏である大日如来を表し、脇石に阿閃如来、阿弥陀如来、宝生如来、不空成就如来の四仏。

多数の小石組を諸仏に見立てた、金剛界曼荼羅の庭園です。

春は“つつじ”やさつき、五色椿。

夏は深緑。

秋には国天然記念物になっている大山モミジが庭園を彩ります。

「日本紅葉の名所100選」に選ばれています。

受付で拝観料400円を払い、江戸時代初期に造られた茅葺の書院に上がらしていただきました。

まず、お寺の方の庭園の解説を聴き、予備知識を入れたうえで庭園を鑑賞しました。

(書院には、藩主の休憩の用に供した上段の間があります。)

金剛界曼荼羅を表現しているといわれる庭園は、主に築山と白砂で構成され、シンプルでありながらもどことなく荘厳な雰囲気がただよっていました。

築山の大日如来を表す巨大な中心石が存在感を発し、庭園全体の景観を引き締めています。

前面から観賞するとどこを見ていようが不思議と最終的に中心石に視線が落ち着き、大日如来を中心とする金剛界曼荼羅を表す庭園であるということが、よく理解できる造形になっていると思います。

書院でひとしきり庭園を眺めた後、本堂に参拝させていただきました。

萬徳寺の庭園は基本的には鑑賞式庭園ですが、高台に建つ本堂(阿弥陀堂)に向かう回遊路や階段からも庭園を眺めることができます。

(鐘楼)

(階段からの庭園の眺め)

庭の東南部には、小さな池が造られています。

(自然豊かな庭園の池には、モリアオガエルの卵がありました。)

(本堂は撮影禁止だったと思います。)

まとめ

金剛界曼荼羅が表現された格調の高い庭園を、豊かな自然に囲まれた静かな環境で観賞できる名園だと思います。

個人的には、かなり印象深い庭園でした。

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基本情報

所在地

福井県小浜市金屋

交通アクセス

「東小浜駅」から「県道146号」と「県道35号 」を経由して約2.6 km

 舞鶴若狭自動車道 「小浜IC」付近から県道24号 と 県道35号 経由して約4.3 km

料金

拝観料 400円(※障がい者手帳の提示で半額)200円(小学生) 

拝観時間

 8:30〜17:00

訪問日

2019年6月

地図