雑賀崎灯台からの眺め ~紀伊水道が一望できる古くからの景勝地~

和歌浦の一部である、奥和歌浦の景観を眺められる雑賀崎灯台に行ってきました。

アクセス

訪問日は車で「雑賀崎灯台」に向かいました。

「県道15号」から住宅街の中に通る、やや狭い坂道を上がり「雑賀崎灯台」下の駐車場に到着。

駐車場

舗装された駐車場は広く、周りには営業していない店舗があります。

かすれた文字で駐車料金300円とかいた看板がありましたが、料金所などはありませんでした。

昔は有料だったようですが、今はお金を徴収していないようでした。

駐車場の奥に「鷹の巣遊園」と書かれた看板と見所の案内があったので、かつては海岸も見て回れる施設の駐車場だったのではないかと思います。

近隣交通機関から

 JR「和歌山駅」から「県道17号」「県道15号 」経由で約9.2 km

「和歌山市駅」から「県道15号」経由で約8.0 km

雑賀崎灯台(さいかざきとうだい)

雑賀崎灯台は、雑賀崎の鷹の巣と呼ばれる崖の上に立つ灯台です。

灯台の初点灯は1960年3月31日。

三層になった白色のコンクリート造の灯台で、地上から頂部までの高さが14m。

水面から灯火までの高さは75.7mあります。

雑賀崎周辺は紀伊水道に面した海上交通の要衝で、戦国時代に織田信長の軍勢を苦しめた雑賀党の拠点でした。

灯台がある「鷹の巣」と呼ばれる岬には、天正年間に石山本願寺を追われた教如を匿うため、雑賀党の頭領である雑賀孫市によって築城されたと伝えられる、雑賀崎城(さいかざきじょう)が置かれていました。

灯台からの眺望

雑賀崎は「万葉歌」に詠まれた雑賀の浦にある景勝地です。

灯台の上からは、西を向けば大島、中ノ島、双子島が眺望でき、晴れていれば遠方に淡路島も見えます。

北には番所庭園(ばんどこていえん)や和歌山市内、新日鉄住金和歌山製作所。

(番所庭園)

南東には和歌山マリーナシティが眺められます。

また夕陽の名所としても有名で、和歌山県観光連盟が公募で選んだ「和歌山県の朝日・夕陽100選」に「双子島沖に沈む夕陽」として選ばれています。

訪問日は晴れていたものの霞がかかり、夕日が海に沈む光景は見られませんでしたが、それでも何組もの観光客が出入りしていました。

「ハナがフル」という風習について

雑賀崎では、古くから次のような伝承と風習が伝わっているそうです。

雑賀崎では彼岸の中日に「ハナがフル」といって、沈む太陽から様々な色の光の玉が降ると伝わり、彼岸に夕日を眺める風習があります。

ロマンチックでありながらも謎めいた伝承です。 

展望広場

「雑賀崎灯台」の前には展望広場が造られています。

灯台の下から、スロープで続く開放感がある眺めの良い広場です。

夕日の名所だけあって広場の奥には、夏至・春分・秋分、冬至を示す目印が設置されていました。

灯台から見る夜景

眺望が良い「雑賀崎灯台」からは夜景も楽しむことが出来ます。

北に「新日鉄住金」や和歌山市内。

南東に「和歌山マリーナシティ」の夜景が眺められます。

印象的だったのは、北に見える雑賀崎から「新日鉄住金」の工場にかけて広がる夜景です。

光量はそこまでありませんが、静かな漁港とその向こうに見えるきらびやかな工場夜景とのコントラストはなかなか趣がある景観でした。

まとめ 

紀伊水道を一望でき、和歌浦の一部である奥和歌浦の景観を眺められる景勝地です。

また「和歌山県の朝日・夕陽100選」に指定され、夕日の名所としても知られています。

 日が沈んでからは、若干光量が少なかったですが趣のある夜景が見られました。

(夜はほとんど人はなく、風も強かったので一応事故などに用心して訪れてください。)

基本情報

所在地

和歌山県和歌山市雑賀崎

交通アクセス

 JR「和歌山駅」から「県道17号」「県道15号 」経由で約9.2 km

「和歌山市駅」から「県道15号」経由で約8.0 km

料金

無料

訪問日

2019年9月

地図