柴田氏庭園 ~甘棠園の別名で呼ばれる国の指定名勝~

福井県敦賀市にある、国の名勝に指定されている日本庭園「柴田氏庭園」に行ってきました。

アクセス

訪問日は、車で市街地を通って庭園に訪れました。

敦賀市内の県道225号を走り、「柴田氏庭園」の南西側に隣接する駐車場に到着。

駐車場は普通車20台は停められる広さがあり、駐車料金は無料。

訪問日は、ほとんど車が止まっていませんでした。

近隣交通機関からは

敦賀駅から県道13号、県道225号経由で約4キロ

柴田氏庭園

「柴田氏庭園」は江戸時代前期に、小浜藩主の命を受け新田開発にあたった豪農・「柴田権右衛門」の旧宅に造られた日本庭園です。

 屋敷の周囲に巡らせた濠の一部を池として取り込んだ築山林泉回遊式庭園で、敦賀富士と言われる「野坂岳(のさかだけ)」を借景としています。

狩野探幽が地割設計をし、探幽の死後1688年(元禄元年)頃に小堀遠州が作庭したという説もありますが、資料的な裏付けはないようです。

平成19年(2007年)に庭園や書院などを含む屋敷区画全体が、国の名勝に指定されました。

甘棠園(かんとうえん)

「柴田氏庭園」には「甘棠園(かんとうえん)」の別名もあり、これは、小浜藩6代藩主「酒井忠存(さかい ただあきら)」が、「詩経」の「甘棠之愛」の故事にちなんで命名したと伝えられています。

甘棠とは、ヤマナシ類の果樹のことだといわれてます。

領地巡視の際に、この木を見つけるとそこで地域の住民の訴えや訴訟事を聞いた周王朝の名臣である召公は、仁政を敷き人民に慕われました。

そのことから 国民が立派な為政者に対して、敬愛の情を抱くことをたとえた四字熟語が「甘棠之愛」です。

改修工事中の庭園

訪問日は、2019年6月。

「柴田氏庭園」は改修工事中で、入り口は閉めきり。

駐車場に、迂回路への仮入園口がありました。

改修中ではありましたが、見学はできるようだったので入園さしていただきました。

母屋や書院も改修中。

普段なら音声で庭園の説明が聞けるはずなんでしょうが、現在は改修中で音声は流れませんでした。

(庭園の説明)

庭の池の水も抜かれていました。

(池の岸辺の磯浜には、玉石が敷かれています。)

池に造られた中島(蓬莱島)には、土橋が架けられています。

考え方によっては滅多に見ることのできない池の底が見られたのは、幸運といえたかもしれません。

 池とつながっている濠にも、水はありませんでした。

(園路)

ヤマモモ

屋敷の西側には「甘棠之愛」の故事にちなんで「ヤマモモ」が植えられていました。

市の天然記念物に指定されています。

クスノキ

庭園には市の天然記念物に指定されている楠があります。

この楠は、柴田家が「楠正成」の子孫を名乗ったことにちなんで植えられていると考えられています。

 

追記(敷地内建物修復工事について)

敦賀市のホームページには「最終更新日2017年2月2日」付けで、敷地内建物修復工事のため、従来の見学ルートを変更している旨が書いてありました。

見学ルートの変更期間は2020年頃までと書いていたので、2020年以降には現在よりは改修、修復が進んだ庭園が見られるのではないでしょうか。

まとめ

訪問時は、まだまだ修復工事の真っ最中でした。

それでも、一応ながら見学できたのは幸運だったと思っています。

次は、昔の姿を取り戻したころに訪れてみたいと思います。

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www.banshu-doukoukai.com

 

基本情報

所在地

福井県敦賀市市野々町1-18-2

営業時間

8:30~17:00

駐車場

無料、約20台

交通アクセス

敦賀駅から県道13号、県道225号経由で約4キロ

料金

無料

訪問日

2019年6月

地図