田烏の棚田 ~百人一首に詠まれた「沖の石」を望む景勝地に広がる棚田~

福井県小浜市で唯一の棚田である田烏の棚田に行ってきました。

アクセス

訪問日は田烏の集落を通り、国道162号を走って「田烏の棚田」に向かいました。

「田烏の棚田」は田烏の集落から、国道162号を車で数分走った「奈湖崎トンネル」のすぐ手前にあります。

棚田の位置を示す看板などはありませんが、田鳥の集落から見ると棚田が連なっているのが見えるので大体の位置はつかめると思います。

駐車場などはなかったので農作業をする軽トラックの邪魔にならないよう、注意して道の路肩に駐車しました。

近隣交通機関からは

JR小浜駅から食祭海道/国道162号 経由で約12.5 km

JR大鳥羽駅から県道217号 県道22号 国道162号 経由で約約6.5 km

田烏の棚田(たがらすのたなだ)

「田烏の棚田」は、福井県小浜市から東に位置する内外海地区(うちとみちく)の田烏の集落にあります。

地元では、「かんにゃの棚田」と呼ばれているそうです。

百人一首の歌人として知られる、二条院讃岐 (にじょういんのさぬき)が詠んだ恋歌の一節である「沖の石」を望む庭園跡の景勝地「御所平(ごしょだいら)」にひろがっています。

二条院讃岐 (1141~1217年)

寄石恋といへる心を
わが袖は 潮干(しほひ)に見えぬ 沖の石の
人こそ知らね 乾く間もなし

『千載和歌集』 巻第十二 恋歌二

百人一首 92番

棚田の景観

海岸沿いの山の斜面に幾重もの水田が続く棚田です。

眼前には海が広がり向こう岸に長閑な集落と漁港が見える景観は、まさに日本の沿岸集落の原風景です。

現在、耕されている水田の数は約100枚。

休耕田はほぼなく、畑になっている田も見当たらない水田が連なる景観は実に端正。

最初は「田烏の棚田」の場所がわからず探しながら来たため、到着したのは日没直前。

到着10分前には、夕日が日本海を朱く染めていました。

なんとか夕日の出ている時間内に到着したかったのですが、今回はかないませんでした。

夕陽に輝く日本海と棚田は絶景だったと思います。

日没後は獣害対策のため柵で締め切られるので、棚田脇のコンクリート橋からしか眺めることが出来ません。

 (コンクリート橋からの棚田の眺め)

棚田キャンドル

平成24年度から毎年、田植え後(5月中旬)と収穫後(9月下旬)の春・秋の2回「田烏の棚田」を2000個の灯りで飾る「棚田キャンドル」が行われています。

まとめ

休耕田がほとんどなく、水田の向こうに海や集落が見える景観に優れた棚田です。

日本の棚田百選以外にも、見ごたえのある棚田はまだまだたくさんあることを証明するような場所だと思います。

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基本情報

所在地

福井県小浜市田烏

交通アクセス

JR小浜駅から食祭海道/国道162号 経由で約12.5 km

JR大鳥羽駅から県道217号・県道22号・国道162号 経由で約約6.5 km

料金

無料

訪問日

2019年6月

地図