「タイニー・トゥーン アドベンチャーズ」(ファミリーコンピュータ版)

 

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商品情報:タイニー・トゥーンアドベンチャーズ

対応機種:ファミリーコンピュータ

販売/開発:コナミ

発売日:1991年12月20日

 

 

©1991 WORNER BROS. INC

©1991 KONAMI

 

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米国のお茶の間カートゥーン作品「TINY TOON」をファミリーコンピュータ向けにアクションゲーム化

 

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「タイニー・トゥーンアドベンチャーズ」はコナミから販売されたアクションゲーム。同作を題材に扱ったゲーム作品は複数のプラットフォームでリリースされているが、今回紹介するのはファミリーコンピュータ版の第1作目。

(ファミリーコンピュータでは同作を題材にしたゲームは2作リリースされている)

 

人間の男の子モンタナ・マックスに攫われたバブス・バニーを助け出すべく、ウサギのバスター・バニーが仲間たちと力を合わせて奮闘する救出劇アクションゲームとなっている。

 

原作はアメリカのカートゥーン作品「Tiny Toon Adventures」で、製作総指揮は映画監督としても有名なスティーブン・スピルバーグが担当。日本においても本ソフト発売の1991年に「スピルバーグのアニメ タイニー・トゥーン」の邦題でテレビ東京系などの放送局を通して地上波放映が行われていた。

 

90年代のコナミは他にも「T.M.N.T」(Teenage Mutant Ninja Turtles=邦題では「ニンジャタートルズ」「ミュータントニンジャタートルズ」など)やアーケードゲーム「X-MEN」(ベルトスクロールアクションゲーム)など、アメリカンコミックやカートゥーン作品原作のゲーム化を複数手掛けており、本作もそうしたタイトルの内の1つとして数えられる。

 

 

エリア開始前には3匹からパートナーを選択、選んだパートナーは道中のチェンジボールで交代が可能

 

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各エリア開始直前に毎回バスターのパートナーを3匹の内から1匹選ぶシステムになっており、それぞれアクションやキャラクター性能が異なっている。

 

 

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プラッキー・ダック:空中ではばたき(滑空移動)が可能

 

 

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ディズィー・デビル:スピンアタックが利用可能

 

 

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ファーボール:壁登りアクションが利用可能

 

 

 

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選択したパートナーとの交代はエリア進行中チェンジボールというアイテムを取る事で可能となっている。任意での交代はできないので要注意。

 

アスレチック色が強いエリアを少しでも楽に進むならばプラッキー・ダックやファーボールが、敵の撃退に重点を置いたエリア進行を楽しみたい場合はディズィー・デビルをあらかじめ選んでおくのがオススメだ。

 

平均的な性能のバスターに比べるとパートナーの方が総じて有利なアクションを持っており、各エリアは彼らを使って進行する方がストレスが少ないことが多いので、チェンジボールは見かけたら積極的に取って行くのが望ましい。

しかし、エリアによってはパートナーの性能との相性がハッキリと出てくる場合もあるので、毎エリアパートナー選びは慎重に行っていきたい。

 

コミカルなジャンプ&アクションが展開、全6エリアを舞台にしたバスターと仲間達による大活劇

 

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本作では計6つのエリアを順に進行するスタイルで、1エリア辺り3ステージ(ステージ3はボス戦ステージ)で構成された全18ステージがバスター達の冒険の舞台となる。

 

 

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ゲーム内容はジャンプ操作メインのアクションとアスレチック要素の濃いステージ構成から成る、スタンダードなサイドスクロール方式のアクションゲーム。

各ステージのゲームルールも“制限時間内にゴールに到達する”といったスーパーマリオブラザーズシリーズを彷彿とさせる方式で分かり易い。

 

以下では本作の基本的な操作について解説していこう。

 

操作方法

 

十字キー:移動(移動中、Bボタン同時入力中は加速)

 下入力:伏せる(加速移動中に入力時スライディング)

 SELECT:使用しない

   START:ポーズ

Aボタン:ジャンプ

Bボタン:アクション(パートナーキャラ操作時)/渦巻攻撃(水中時)

 

 

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Aボタンでジャンプを繰り出せる。

 

本作におけるジャンプは全キャラクターを通じて最も重要なアクションで、ジャンプによる踏み付けは数少ない敵に対しての攻撃手段となり得る。

ボタンの押し加減でジャンプ高度が変化するので、状況に応じて上手く調整していこう。

 

 

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Bボタンはパートナーキャラを使用中、各キャラに応じた様々なアクションを利用できる。

 

水中ステージでは専用の攻撃アクションとなる渦巻攻撃が使用可能。

こちらはパートナーキャラも含めて全キャラクターでの共通アクションだ。

 

 

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道中随所に点在しているニンジンは、ゲーム内で残機を増やす上でポイントとなるアイテム。

特定のステージにある白いドアに入ることで、ハムトン・ピッグが登場。集めたニンジン30本毎に1人分の残機と交換してくれる。

 

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白いドアは全編を通してわずかしか登場しないので、道中この機会に備えて積極的にニンジンを回収して蓄えておくよう努めていこう。

 

 

 

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中間ボスとして登場する人間の少女エルマイラ

彼女のアクションパターンは端的に言って”猪突猛進”そのもの。プレイヤーを見つけるや否や一直線にこちらへと向かって来る。

ボス戦といっても彼女自身は無敵のため撃退する手段は一切なく、逆に操作キャラが接触してしまうとエリアの最初へと戻されるという手痛いペナルティを負うことに。

 

ここではエルマイラからとにかく逃げ回り、一定時間後に出現する出口を使って脱出するのが目的となる。

 

 

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ワールドが先に進む毎に、よりアスレチック度合いの増したステージ構成になっていくため、次第に逃げ切る上での難易度も上昇していく。

周囲の地形を上手く利用して彼女の猛追を回避していこう。

 

 

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そして各エリアの3ステージ目ではエリアボスとの一騎打ちが待ち受ける。

使用中のキャラクターに限らず、エリアボスへのダメージの与え方は基本的に踏み付け攻撃のみ。攻撃を上手くかわしつつ、相手の頭上を狙う隙を窺おう。

 

果たしてバスター達はモンタナをこらしめ、バブスを助けることができるのか―?

 

 

キャラ再現は忠実で手堅い作りのアクションゲーム、当時の視聴者ならばファンゲームとしても楽しめる

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ファミリーコンピュータ版「タイニー・トゥーン アドベンチャーズ」は原作カートゥーンの活き活きしたキャラクター達のアクションをファミリーコンピュータ上で上手く再現しており、ステージ1のBGMに至っては主題歌のアレンジを起用していたりと当時TVアニメ版を視聴していた層にとっては懐かしさを感じられる要素もある。

 

アクションゲームとしての難易度は決して高くはないもののいわゆる覚えゲーの側面が強く、中盤以降は不意に飛び出してきた敵に接触してミス、といったケースも少なくない。

 

また、主人公であるバスターのアクションがやや平凡気味で、それぞれ固有のアクションを持ってしっかりと区別化がされているパートナー達に比べると、使っていて物足りなさを感じるのが筆写的に若干の不満を感じた点として挙げられる。

 

(恐らくこういった部分は、多種類のプレイアブルキャラクターを実装する作品内では調整の加減が難しいところではあると思われる点なのだが)

 

 

2Dアクションゲームとして終始手堅い作りで目新しさはないが、それだけに安心してプレイできる内容になっている。

当時原作アニメを視聴していた方にはファンゲームとして、年代が異なるといった方にはカートゥーンタッチのキャラを題材にしたコミカルなゲーム作品として、それぞれ試してみて頂きたい1本だ。

 

まとめ

 

良い点

・1991年コナミ産アクションゲームということもあり、完成度には安定感あり。

・原作カートゥーンに忠実なコミカルさに溢れる作風で、キャラの一挙一動を眺めるだけでも楽しめる。

・ゲームルールがシンプルで分かり易く、ステージボリュームも長すぎず短すぎずの程良い加減具合。

 

惜しい点

・パートナー含め主人公のバスターが、可もなく不可もなくといった一番地味目な性能という印象。

・全編通してステージが淡々と進む上に大仕掛けな敵キャラの登場といった

 盛り上がり要素がこれといってなく、アクションゲームとしてはやや緩急に乏しい。

・比較的低年齢層をターゲットに据えていると思われる作品ながら、難易度がほんの少し高め。

 

 

 

 

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