ムーンライター 店主と勇者の冒険 ー 感想&簡易プレイガイド【レビュー&攻略】

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©2019 11 bit studios S.A., 11 bit studios™ and respective logos are trademarks of 11 bit studios S.A. All rights reserved. Digital Sun™, Moonlighter™ and respective logos are trademarks of Wildframe Media. All rights reserved. Licensed to and published in Japan by 11 bit studios S.A and Teyon Japan.

 

 

目次

基本情報

 

タイトル ムーンライター 店主と勇者の冒険
対応機種 Steam,Nintendo Switch,PS4,Xbox One 他
販売 11bit studios(Steam版)/テヨンジャパン(コンシューマー版)
開発 Digital Sun
発売日 2018年5月29日(Steam版,XB1版)、2019年3月28日(Switch版) 2019年11月22日(PS4版)
対応言語 日本語, 英語, フランス語, イタリア語, ドイツ語, スペイン語, ポルトガル語, ロシア語, 韓国語, 中国語 (簡体字), 中国語 (繁体字),ポーランド語,トルコ語

(※青字はSteam版のみ)

Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)では日本語でのみプレイ可能。ただし、一部、ソフト内で言語を変更できる場合が有り。

備考 CEROレーティング:A(全年齢対象)
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作品概要

 

「ムーンライター 店主と勇者の冒険」(Moonlighter)は、スペイン・バレンシア地方を拠点とするゲームスタジオDigital Sun Gamesが開発を手掛けるゲーム作品。Steam版およびX-box版の販売をポーランドの11 bit studiosが、Nintendo SwitchおよびPlayStationプラットフォーム版の国内販売をテヨンジャパンがそれぞれ担当。

本作はダンジョン探索とお店経営の要素を掛け合わせたトップダウン視点型アクションRPG。プレイヤーは老舗店「ムーンライター」の若き店主ウィルとして商材の調達と探究を求め、商売の傍らにダンジョンへと潜る日々を過ごしていく。

 

富と名声を求めて冒険者が後を絶たない「ダンジョン」が聳える集落リノカ。かつては商売で栄えていたこの地を拠点に、未知の大扉を開く事ができるという鍵が眠るとされる4つのダンジョンの攻略する事がゲームの主な目的。

経営要素を導入しながらも販売システム周りに関しては解り易いシンプルさが特徴で、作中に登場する100種類以上に渡る収集性の高いアイテム各種は実際にダンジョンから持ち帰った後に自由に値段を付けて店頭に並べる事が可能となっている。

 

リンク:Digital Sun Games(Official Site)公式Xアカウント

リンク:11 bit studios(Official Site)公式Xアカウント

リンク:テヨンジャパン(公式サイト)公式Xアカウント

 

ストーリー

 

 

夜の星々にまぎれ、古より存在する地にある日、計り知れないほどの財宝と凶悪なモンスターに満ちた迷宮が突如出現した。

この迷宮は、「ダンジョン」と呼ばれるようになり、富と名声を求める人々が付近に住みつき、その集落は「リノカ」と名付けられた。

 

リノカは活気に溢れていたが、その危険さが故にダンジョンは閉鎖され、村での暮らしは苦しくなった。

老舗のお店「ムーンライター」も同様に経営が悪化していった。

 

それでもムーンライターの若き店主は夢を抱いていた。

いつか全てのダンジョンを開放することを……。

 

 

 

操作方法

 

(※Nintendo Switch版)

JOY-CON(左)
上下左右ボタン 移動
Lスティック 同上
Lボタン 武器切り替え
ZLボタン ダイブ左ページに移動
-ボタン マップ表示

 

JOY-CON(右)
Rスティック スクロールバーの操作(上下)
Aボタン メイン攻撃調べる
Bボタン 溜め攻撃/防御(※剣と盾装備時)戻る
Yボタン ペンダントを使う(※長押し)欲しいものリスト
Xボタン インベントリ閉じる
Rボタン 右タブに移動
ZRボタン 回復ポーション使用右ページに移動
+ボタン ポーズメニュー

(※青字はダンジョン内での操作、緑字は店内などでの操作となります)

 

難易度設定

 

新規でのゲーム開始時、以下の3種類の中から難易度を選択する事になる。

ノーマル ストーリーに集中したいプレイヤー向け
ハード 開発者がおススメする難易度
ベリーハード 戦闘に自信があるプレイヤー向け

一度設定した難易度はゲーム進行中でも改めて変更する事が可能。(※ダンジョン内では変更不可)

 

ゲームシステム

 

以下で代表的なゲームシステムを順を追って紹介。

 

インベントリメニュー

:アイテムスロット :脚装備スロット
:バックパックスロット :指輪Iスロット
:ミラー(※) :回復ポーションスロット
:ペンダント(※) :指輪IIスロット
:ポータル(※) :入手した大扉の鍵
:武器Iスロット :ライフ最大値(装備品補正込み)
:武器IIスロット :攻撃力(装備品補正込み)
:頭装備スロット :防御力(装備品補正込み)
:身体装備スロット :移動速度(装備品補正込み)

ダンジョン内でのみ利用可能)

 

時間の仕組みとカレンダー

作中では1年365日の日時システムが存在しており、ゲーム開始時点では1月1日からの開始となる。

時間や日付が切り替わるのは特定のタイミングのみとなっており、以下のような場合に時間が進行する。

ダンジョンの挑戦終了時(成否問わず) 日中の場合は夜に、夜間だった場合は翌日に切り替わる
ムーンライターの閉店時(※日中限定) 途中で閉店した場合も含め、売り上げ表画面の後に強制的に夜になる
ベッドでの就寝後 日夜を問わず、起床後は翌日に切り替わる

 

集落リノカにいる間、Xボタンでインベントリを開いてからそのままZLボタンを2度押すことでカレンダー(上画像)メニューに切り替える事ができる。

現在の日付の確認、というごく普通の使い方は元より、特に来店客による特別注文(要ショップ拡張)やエディーズバンク利用時には重宝する機能となっている。

 

ウィルのアクション

攻撃(A) 溜め攻撃(B長押し後離す) ダイブ(ZL+各方向)

戦闘時には上記3種のアクションで立ち回る形となる。溜め攻撃については武器種毎にアクションが異なり、剣と盾装備時のみ長押し中は盾を構えた防御アクションとなる。

ZLボタンで発動するダイブは回避に該当するアクションで、ヴィルの向いている方向正面前方へと飛び込み前転を繰り出す。敵弾や体当たりをかわす手段としては勿論のこと、踏み込み位置が正しければ1ブロック分の崖やダメージ床をダメージを受けずに通る事も可能。

 

武器の種類と切り替え操作

ウィルは「武器I」と「武器II」の各スロットに別々の武器を装備可能で、Lボタンを使って即座に切り替えることができる。

 

【武器の種類】

剣と盾 近接武器。Bボタン長押しで防御アクションが可能
大剣 近接用武器。振りが遅い
近接用武器。リーチが長め
両手(ナックル) 近接用武器。
遠隔用武器。溜め攻撃は敵や壁を貫通する

剣と盾はBボタン長押し中、盾を構えて防御姿勢を取るアクションとなり、それ以外の武器は、Bボタン長押しで溜め攻撃を発動可能。

武器の種類は好みの組み合わせで問題ないが、弓矢は唯一遠隔攻撃が可能な武器となっており非常に便利。予備武器の候補としては優先度が高い。

ウィッチハットを通じて1つの武器につき、最大3回までエンチャントが可能。

 

防具の体系

防具は頭部、胸部、脚部の3部位に分かれており、それぞれ布、鉄、鋼の3種の材質タイプによって分類される。性能については各材質毎に以下のような特徴がある。

 

【防具の体系】

布系列 HP最大値がわずかに上昇、移動速度が上昇
鉄系列 HP最大値が上昇
鋼系列 HP最大値が大きく上昇、移動速度が低下

また、防具アイテムはいずれもウィッチハットを通じて1回のみエンチャントが可能となっている。

 

回復ポーションについて

ポーションは迷宮内で失ったHPを一定量回復する効果を持っている。グレード毎で回復量に影響し、S、M、L、XLといったサイズ表記で示される。最大スタック数はそれぞれ5。

使い方はインベントリ、もしくはバックパックスロット内いずれかのポーションをドラッグし、ポーションスロットに装着。スロットに装着したポーションはZRボタンで即時使用が可能。

冒険者の亡骸を破壊したりミミックンなど特定のモンスターからドロップする他、ウィッチハットの店主エリスに調合してもらうことで販売品よりも安価で入手することができる。

 

調合はスライム系モンスターを倒した際に確率ドロップする「〇〇ゼリー」という素材を2種類以上掛け合わせることで成立。ベースとなる滋養ゼリーと各ダンジョンを生息地とするスライム系をこまめに倒して確保しておくことで、費用は必要ながらも効率良く確保が可能だ。

 

ポーションは戦闘状態の間は、装備画面のポーションスロットに装着したもののみがZRボタンで使用可能となる。敵を全滅させない限りは、インベントリを開くことが出来ない仕様により、再セットすることができない。

 

ダンジョン

 

ダンジョンでの目的

 

リノカから通じている計4種のダンジョンはその大半が閉鎖されてた状態で、最初は一番左手前にある「カタカッタ」にのみ挑むことが可能。他の各ダンジョンを順に1つずつ踏破することで、段階的に開放されていく仕組みとなっている。

いずれのダンジョンも計3階層で成り立っており、出現モンスターや入手可能なアイテム分類は変化しない反面、入場毎に部屋の構造や宝箱の配置がランダムに変わる仕様となっている。

最奥部に待ち受ける守護神(ダンジョンボス)を倒して、彼らが守る宝箱の中に眠った”大扉の鍵”を持ち帰ることでダンジョンクリアとなる。

 

マップについて

ダンジョン内では画面左下にミニマップが常時表示されるようになっているが、-ボタンを押すことで全体マップを表示することができる。

 

全体マップでは踏破済みとなる各部屋の構造情報に加えて、現在の階層や獲得した宝箱の数や1フロア辺りの入手率、撃退したモンスター数など、現在いる階層の詳細なデータを確認することができる。

インベントリメニューとは異なり全体マップ表示中も時間は流れる仕様となっているため、敵がいる状況で開いた場合は攻撃を受けてしまわないように注意が必要だ。

 

ミラー

ダンジョン探索中、持ち切れない等の理由で不要と判断したアイテムはミラーに放り込むことで、一定額の金貨に還元された状態で処分することができる。

ヴィルは5+15の最大20枠までしかアイテムを持ち歩けないので、上手く断捨離しながら持ち帰るアイテムを選別していこう。

 

ペンダントとポータル

ダンジョンからの緊急脱出用機能として、ペンダントとポータルの2つが用意されている。

ペンダントは片道通行の帰還手段で、比較的少ない費用で利用が可能。また、Yボタンによるショートカット操作が用意されている事で移動画面でも使用可能となっているが、こちらはボタンの長押しによって発動する関係で帰還の成立には約4秒ほどの時間が必要となる。敵の攻撃を被弾すると、発動チャージが初期化されてしまうので注意。戦闘中の使用時は、なるべく安全を確保した状態で使うのが望ましい。

 

一方ポータルはダンジョンの現在地とリノカを直接繋ぐ入り口を生み出す効果を持っており、1回限りながらもダンジョンとリノカ間の往復を可能とする。高機能である反面、ペンダントよりも一段と高いコストが必要となる。

 

治癒の泉

治癒の泉に浸かる事で失われた体力を回復することができる。毎回各階層の最奥部付近で登場するため、フロアボスやダンジョンボス戦が近いという目印としても利用できる。

ただし、泉毎に回復量が決まっているため、無制限に利用することはできない。状況的にはボス戦を残すのみ、といったタイミングが利用上は最も望ましいだろう。

 

断崖の光について

 

本来、ダンジョン内の断崖は落下後に漏れなくダメージを負って部屋の入り口から再スタートとなる。

ただし、入室時に断崖の暗闇に白い光が一瞬見える場合は、崖の下に何かがあるという証だ。ZLボタンのダイブアクションで崖下を狙って落ちてみよう。

 

緑の怪物

各階層での探索時間が余り長くなってしまうと上画像のようなタイマーが画面左下に表示されるようになり、更に時間が経過すると緑の怪物が出現する。

怪物は出現後、大きな身体を伴ってヴィルの方を追随するようにゆっくりと移動を続ける。動き自体は遅いが接触してしまった時点で即死となる脅威的な存在。

また、アイテムが落ちている場所では叩きつけ攻撃を発動し、周囲に散らばった粘液で溶かして消滅させてしまう効果を持っている。

他の敵と同時に出現している状況は極めて危険となるので、退き時だと感じたら迷わずペンダントによる脱出を図る事。

 

集落リノカについて

 

ムーンライターの経営

 

ヴィルが店主を勤める「ムーンライター」では、ダンジョンから持ち帰った各種アイテムを販売品として取り扱う。

余剰分のアイテムについては、プライベートルームに設置されたチェストボックスに収容しておくことで保管と管理が可能となっている。

 

商品棚の近くに立ってAボタンで販売したいアイテムの設定と陳列を行う。その後に開かれる専用管理画面で一度に並べる数や希望価格をプレイヤー側で自由に設定しよう。

 

値段の付け方

商品棚に向かってAボタンを押すことで、値段設定画面へと切り替わる。左の所持品メニューから右のフォームに販売したいアイテムをドラッグで放り込み、値段を設定すれば設定は完了。

ただし、値段を付ける際に気を付けておきたいのが、各アイテムにはゲーム側で大まかな価値があらかじめ設定されているという点だ。

商品価値と見合わない価格に設定してしまうと客が商品に食いつきにくくなり、最悪の場合は商品そのものの人気度が下がってしまう事態にも成り兼ねない。

 

そこで目安となるのが、アイテム図鑑のリスト部分に設けられたボーダーラインだ。

一例として上のような画像を用意してみたが、ここに記されているピンク色の円で囲われた275という数値のラインはその価格帯の閾値となる地点を示しており、アイテムの並び順設定を降順にしている場合は、ラインより下であれば275未満の価値のアイテムという意味となる。

少なくとも上画像の場合は「強化スチール」の適正価格は275より上で、「布」は275より下。「折れた剣」はそれよりもさらに下の価格である事が分かる。

値段の付け方に困った場合はこうしてボーダーラインを参考にすることで、大まかな価格帯を絞り込んでいくのに役立つはずだ。

 

価格と反応/人気度

また、各アイテムの販売時に合わせてみておきたいのがアイテム毎の価格と反応、及び人気度のデータである。

まず価格と反応は、各アイテムへの値段の付け方に対する客の印象が4段階で表されるパラメーターとなっており、本作においては「満足」をキープするのが市場として健全な状態であると言える。

 

一方、人気度はその商品アイテムがどれくらい需要があるかを示したもので、真ん中の普通が平時の状態となる。並べた商品が人気上昇中のものだった場合は多少高い値段設定にしても買ってくれるようになるが、反対に人気低下中の場合はかなり値段設定を抑えないと売れにくくなってしまう。

上記2種類の項目を随時確認しながら、上手くアイテムの販売価格をコントロールしていこう。

 

開店から閉店までの流れ

準備が整ったら扉の前でAボタンを長押しして開店。以降は日暮れの閉店時間まで客がひっきりなしで来店するようになる。

 

開店後は基本的にカウンターの前で来店客の動向を窺いながら、必要に応じてレジ対応や販売品価格の再設定、商品の追加や取り下げなどを行っていく。商品を眺めた後の客の表情には特に注目しておこう。

また、時には普通の客に混じって泥棒(万引き)が来店する事で、その対処に追われるなんて事態になる場合もある。

 

カウンターに商品が置かれ、レジの前に並ぶ客が表れた場合、カウンターの前でAボタンを押して決済を完了しよう。この時点で商品の引き換えと共に、設定価格と品数に応じた売り上げ額が手元に入ってくる。

 

次々に業務をこなすことで、最終的に閉店時間一杯まで経営を続けるか、任意のタイミングで店を閉めるかのどちらかを通じて一日の営業が終了となる。

後者の場合は開店準備と同じ要領で、ドアの前に立ちAボタン長押しで即座に閉店させることができる。売るものがなくなった時はこれですぐに店をたたむことができるので覚えておこう。

 

掲示板

集落の中心に立てられている掲示板を通じて、リノカに新たな経営者を呼び込んだりムーンライターの改装依頼を行うことができる。

 

タウン

 

リノカに新たな経営者を呼び込むことができる。夜間は利用できない。

上3つはどれも極めて重要な施設で、特にバルカンフォージとウィッチハットは早期の開放をおススメ。下2つはほとんど趣味の域に近い玄人向けの施設となっているので、必要に応じて取り入れてみよう。

 

ショップ

 

店舗拡大やレジカウンターをより豪華なものにしたりといったショップの改装を行うことができる。

ショップ 近接武器。Bボタン長押しで防御アクションが可能
大剣 近接用武器。振りが遅い
近接用武器。リーチが長め
両手 近接用武器。
チェストボックス 遠隔用武器。溜め攻撃は敵や壁を貫通する

1回のダンジョン挑戦時にとにかくアイテムを大量に持ち帰りたいのであれば、特に店舗拡大やチェストボックスの拡張は最低でも2段階目辺りまでは開放を優先的に行っておきたい。

 

装備品製造(バルカンフォージ)

アンドレイが経営するバルカンフォージでは武器及び防具の製造を行うことができる。装備品毎に必要となる3種の素材用アイテムと代金を渡すことでその場で引き替えてもらえる。日中夜間共に利用可能。

 

いずれの武具にもベース素材となる武器アイテムが1種類ずつ存在しており、例えば「剣と盾」であれば「訓練兵の剣と盾」が該当する。

武器に関してはここから2通りの体系へと分岐し、順にグレードアップしていく仕組みとなっている。

上位の武器の製造については必要素材の入手タイミングの関係上、必然的に上位のダンジョン解放後でないと製作することができない。

 

また、DLC「次元の狭間」(後述)を導入する事で以下のカテゴリに製作可能な武器の種類が追加される。

剣と盾 スカイマスター(Lv.1~Lv.4)
ルミナスアロー(Lv.1~Lv.4)

導入によって上記2つのカテゴリ武器のⒸルートが生まれる事で、選択可能なルートが合計3通りとなる。

スカイマスター、及びルミナスアローの必要素材や上昇パラメーターについてはⒶルートのものとほぼ同一となっており、唯一「スカイマスターLv.4」のみ“エンチャント時に攻撃力と併せて移動速度が上昇する”効果を持つ。(1回毎に移動速度+5。3回まで)

それ以外はルートⒶと性能面でも大きく変わるところがないので、DLCを導入した場合はルートⒶよりもこちらを優先的に作っておきたいところ。

 

調合とエンチャント(ウィッチハット)

エリスが経営するウィッチハットではポーション調合では対価を支払うことで各種ポーションを購入することができる。日中、夜間共に利用可能。

 

この内、回復ポーション類に関してはスライム系列のモンスターがドロップする〇〇ゼリーを掛け合わせる調合によって、安く入手が可能。

ポーションは難易度が高いほど消耗も激しくなりがちなので、ダンジョン内では毎回ゼリー系アイテムを積極的に拾っていこう。

 

エンチャントでは符呪によって武器や防具の性能を少しだけ向上する。武器は最大3回まで、防具は各部位毎に1度だけそれぞれ実行が可能。エンチャント回数に応じて、アイテム名の末尾に「+」が付いていく。()

1回辺りのエンチャントには一定額の金貨と強化クリスタルが3個必要となり、必要額はグレードの高い装備品であるほど高くなる。

次のグレードの武具を作るまでの繋ぎとしての強化要素ではあるが、数値上昇は意外とバカにならないので、

 

雑貨屋(ル・リテイラ)

ジュリエンが経営するル・リテイラは、多様なアイテムを取り扱う「雑貨屋」。開店時間は日中のみ。

ここではゲームプレイを通じて、一度でもアイテム図鑑に登録された事がある各ダンジョン産アイテムを直接購入することができる。

 

ただし、どのアイテムもムーンライターで販売する際の適正価格に比べて割高なので、利用方針としては「ダンジョンに潜って入手する手間を惜しむ程今すぐにあのアイテムが欲しい」といった場面で利用するのが望ましい。

なお、ポーションの素材となるゼリー系アイテムやペットの卵各種、ハザマ*で入手可能な限定武器については、ル・リテイラでは販売対象外となっているので気を付けよう。

(*有料DLC「次元の狭間」導入後に追加されるダンジョンの特殊階層。詳しくは「ダウンロードコンテンツ:次元の狭間」項目にて解説)

 

デ・コラツィ

アランが経営するデ・コラツィでは、ムーンライター内に設置可能な装飾品を幅広く取り扱う。

各ダンジョンの特色が表れた商品を取り揃えており、店内に設置することで特定のバフ効果が発動するようになる。例えばツボはカウンター脇の所定の位置に設置することで、客が商品購入時にチップを加算するといった効果を伴う。

 

エディーズバンク

(※DLC「次元の狭間」導入後に追加)

エディーズバンクはエドワードが個人で営む信託業で、投資額をプレイヤー側で任意で決めて預金。取引成立から1週間の内にムーンライターが弾き出した利益率の推移に応じたお金を最終日に受け取ることができる。

資金運用というかなりマニアックなコンテンツで、ゲーム本編の攻略においては必須、というものではないが、資産を大きく動かしたいというプレイヤーは手を出してみるのも一興となるだろう。

 

ペット

ダンジョン探索中、稀にペットの卵を入手できることがある。

卵はダンジョンから持ち帰ることでムーンライターの外に設置された飼育用の柵付きスペース(上画像)に自動的に収容され、一定日数が経過する事で孵化。

 

卵から孵った各種ペットはスペースに常駐するようになり、その内の1匹を選んで連れて歩くことができるようになる。

 

名称 卵の入手可能地域 説明
コガッタ カタカッタ 木の弾を発射してモンスターを攻撃してくれる。
トレッタ カタカッタ モンスターを攻撃し、さらにモンスターが落とすアイテムを集めてくれる。
シュリーフ ゲンムンド 鋭い葉を投げてモンスターを斬りつける。
カゼノコ ゲンムンド その小柄な体格とは対照的に、大きな葉を振り回して風の弾を放つ。
カバリーリ サハイヤ 主人の体力が減少すると主人の攻撃に合わせて体力を回復してくれる。
コロホット サハイヤ 炎を放出してモンスターを攻撃してくれる。
デジック セントロン モンスターの落とすアイテムを電気の力で回復ポーションに変えてくれる。
フライテック セントロン 周囲を飛行しながらモンスターを攻撃してくれる。
ミミックン セントロン モンスターを攻撃し、さらにモンスターが落とすアイテムを収集してくれる。まるで愛犬。
スタンスライム カタカッタ カタカッタ出身のスライム。ウィルの武器にスタン効果を与える。
ポイズンスライム ゲンムンド ゲンムンド出身のスライム。ウィルの武器に毒効果を与える。
ファイヤースライム サハイヤ サハイヤ出身のスライム。ウィルの武器に炎上効果を与える。
デンキスライム セントロン セントロン出身のスライム。ウィルの武器に電気効果を与える。

 

ペット自身は戦闘時に完全オートによる動作を行うと同時に敵の攻撃を受けることは一切ない無敵の存在で、プレイヤーがかばいながら立ち回る必要は一切ない。

連れている間はヴィルをサポートしながら最初から最後まで付いて回る頼もしい存在で、何かしら一体連れておいて損はない。どんどん活用しながら安心して戦おう。

 

おススメのペットは?

 

カタカッタで卵が入手可能なスタンスライムは、スライム本体の攻撃だけでなくヴィルの攻撃にも高確率でスタンを発動させる効果を持ち、攻撃命中時にほんの一瞬ながら敵の足止めが出来るため非常に強力。

次点は敵への攻撃命中時に少量の体力回復効果を伴うカバリーリ。被ダメージ量が高くなってくる中盤以降においては、死亡率を抑える上でも有用だ。

 

卵については孵化に成功するまで何度も入手の機会が訪れるようになっているが、ドロップ率自体はあまり高くない。入手後は落としてしまわないように、安全に持ち帰るよう努めよう。

 

アイテムリスト

 

※以下のリストは基本的にDLC「次元の狭間」反映後のリストとなりますが、筆者のプレイ状況に依存した内容につき全てを網羅したものではありません。あらかじめご了承下さい。

 

防具(頭・胸・脚)

名称 上昇パラメーター 価格 必要素材
布のバンダナ Lv.1 防+30 移動速度+8 4000 布×4 水性スフィア×2 工場の残骸×3
鉄の兜 Lv.1 防+40 4000 鉄の棒×6 シャープストーン×4 工場の残骸×3
鋼の兜 Lv.1 防+50 移動速度-8 4000 強化スチール×6 鉄の棒×12 工場の残骸×3
布の胸当て Lv.1 防+30 移動速度+8 4000 布×10 水性スフィア×6 工場の残骸×3
鉄の胸当て Lv.1 防+40 4000 鉄の棒×6 シャープストーン×14 工場の残骸×3
鋼の胸当て Lv.1 防+50 移動速度-4 4000 強化スチール×8 鉄の棒×14 工場の残骸×3
布のブーツ Lv.1 防+15 移動速度+4 4000 布×6 水性スフィア×4 工場の残骸×3
鉄のブーツ Lv.1 防+20 4000 鉄の棒×6 シャープストーン×14 工場の残骸×3
鋼のブーツ Lv.1 防+25 移動速度-4 4000 強化スチール×4 鉄の棒×12 工場の残骸×3
布のバンダナ Lv.2 防+60 移動速度+8 44000 布のバンダナ Lv.1×1 ワラ×3 マジカルウッド×5
鉄の兜 Lv.2 防+80 44000 鉄の兜 Lv.1×1 ハードリーフ×4 原始の根×2
鋼の兜 Lv.2 防+75 移動速度-8 44000 鋼の兜 Lv.1×1 古代の木材×2 マジカルウッド×5
布の胸当て Lv.2 防+60 移動速度+8 44000 布の胸当て Lv.1×1 ワラ×3 マジカルウッド×5
鉄の胸当て Lv.2 防+80 44000 鉄の胸当て Lv.1×1 ハードリーフ×4 原始の根×2
鋼の胸当て Lv.2 防+100 移動速度-8 44000 鋼の胸当て Lv.1×1 古代の木材×2 マジカルウッド×5
布のブーツ Lv.2 防+30 移動速度+4 44000 布のブーツ Lv.1×1 ワラ×3 マジカルウッド×5
鉄のブーツ Lv.2 防+40 44000 鉄のブーツ Lv.1×1 ハードリーフ×4 原始の根×2
鋼のブーツ Lv.2 防+50 移動速度-4 44000 鋼のブーツ Lv.1×1 古代の木材×2 マジカルウッド×5
布のバンダナ Lv.3 防+120 移動速度+8 96000 布のバンダナ Lv.2×1 サハイヤのロープ×3 防炎な布×5
鉄の兜 Lv.3 防+160 96000 鉄の兜 Lv.2×1 マグネタイト×4 断熱粉×2
鋼の兜 Lv.3 防+200 移動速度-8 96000 鋼の兜 Lv.2×1 サハイヤ鋼の棒×1 可燃粉末×4
布の胸当て Lv.3 防+120 移動速度+8 96000 布の胸当て Lv.2×1 サハイヤのロープ×3 防炎な布×5
鉄の胸当て Lv.3 防+160 96000 鉄の胸当て Lv.2×1 マグネタイト×4 断熱粉×2
鋼の胸当て Lv.3 防+200 移動速度-8 96000 鋼の胸当て Lv.2×1 サハイヤ鋼の棒×1 可燃粉末×4
布のブーツ Lv.3 防+60 移動速度+4 96000 布のブーツ Lv.2×1 サハイヤのロープ×3 防炎な布×5
鉄のブーツ Lv.3 防+80 96000 鉄のブーツ Lv.2×1 マグネタイト×4 断熱粉×2
鋼のブーツ Lv.3 防+100 移動速度-4 96000 鋼のブーツ Lv.2×1 サハイヤ鋼の棒×1 可燃粉末×4
布のバンダナ Lv.4 防+270 移動速度+8 192000 布のバンダナ Lv.3×1 加工木材×2 電線×2
鉄の兜 Lv.4 防+360 192000 鉄の兜 Lv.3×1 ウォルフラム石×2 金のワイヤー×2
鋼の兜 Lv.4 防+490 移動速度-8 192000 鋼の兜 Lv.3×1 ウォルフラム石×2 銅線リール×2
布の胸当て Lv.4 防+270 移動速度+8 192000 布の胸当て Lv.3×1 加工木材×2 電線×2
鉄の胸当て Lv.4 防+360 192000 鉄の胸当て Lv.3×1 ウォルフラム石×2 金のワイヤー×2
鋼の胸当て Lv.4 防+490 移動速度-8 192000 鋼の胸当て Lv.3×1 ウォルフラム石×2 銅線リール×2
布のブーツ Lv.4 防+135 移動速度+4 192000 布のブーツ Lv.3×1 加工木材×2 電線×2
鉄のブーツ Lv.4 防+180 192000 鉄のブーツ Lv.3×1 ウォルフラム石×2 金のワイヤー×2
鋼のブーツ Lv.4 防+245 移動速度-4 192000 鋼のブーツ Lv.3×1 ウォルフラム石×2 銅線リール×2

 

武器(剣と盾)

名称 上昇パラメーター 価格 必要素材
訓練用の剣と盾 攻+20 1000 シャープストーン×10 工場の残骸×4 鉄の棒×6
兵士の剣と盾 攻+50 4000 訓練用の剣と盾×1 ルーン彫刻具×1 強化スチール×5
サビた剣と盾 攻+40(スタン) 4000 訓練用の剣と盾×1 砥石×10 モンスターのタガネ×4
スカイマスター Lv.1 攻+50 4000 折れた剣×5 ルーン彫刻具×1 強化スチール×5
ナイトソード 攻+150 64000 兵士の剣と盾×1 古代の木材×3 原始の球根×2
ベノムソード 攻+110(毒) 64000 サビた剣と盾×1 古代の木材×4 純正の硫酸×5
スカイマスター Lv.2 攻+150 64000 スカイマスター Lv.1×1 古代の木材×3 原始の球根×2
コマンダーソード 攻+250 256000 ナイトソード×1 サハイヤ鋼の棒×2 熱磁気エンジン×3
リボーンソード 攻+175(炎上) 256000 ベノムソード×1 火炎石×4 熱磁気エンジン×3
スカイマスター Lv.3 攻+250 256000 スカイマスター Lv.2×1 サハイヤ鋼の棒×2 熱磁気エンジン×3
キングズソード 攻+400 512000 コマンダーソード×1 銅線リール×2 溶接トーチ×3
バンパイアソード 攻+300(電気) 512000 リボーンソード×1 トリプル電池×2 導電金属×4
ルミナスアロー Lv.4 攻+400 512000 スカイマスター Lv.3×1 銅線リール×2 溶接トーチ×3

 

武器(大剣)

名称 上昇パラメーター 価格 必要素材
訓練用の大剣 攻+25 移動速度-10 1000 シャープストーン×10 ツタ×15 折れた剣×5
バスターソード 攻+62 移動速度-10 4000 訓練用の大剣×1 ルーン彫刻具×1 強化スチール×5
ビッグロック 攻+50(スタン) 移動速度-10 4000 訓練用の大剣×1 砥石×10 モンスターのタガネ×4
ワイルドワン 攻+185 移動速度-10 64000 バスターソード×1 古代の木材×3 原始の球根×2
ポイズンブレード 攻+135(毒) 移動速度-10 64000 ビッグロック×1 古代の木材×4 純正の硫酸×5
ヴァルカンヒート 攻+310 移動速度-10 256000 ワイルドワン×1 サハイヤ鉱の棒×2 熱磁気エンジン×3
フィアリーブレイド 攻+215(炎上) 移動速度-10 256000 ポイズンブレード×1 火炎石×4 熱磁気エンジン×3
フュージョンブレード 攻+500 移動速度-10 512000 ナイトソード×1 銅線リール×2 溶接トーチ×3
デュアルストーム 攻+375(電気) 移動速度-10 512000 ベノムソード×1 トリプル電池×2 導電金属×4

 

武器(槍)

名称 上昇パラメーター 価格 必要素材
ホウキ 攻+6 (※初期装備品)
訓練用の槍 攻+20 1000 工場の残骸×4 鉄の棒×8 シャープストーン×4
兵士の槍 攻+50 4000 訓練用の槍×1 ルーン彫刻具×1 強化スチール×5
ドリルスピア 攻+40(スタン) 4000 訓練用の槍×1 砥石×10 モンスターのタガネ×4
古代の槍 攻+150 64000 兵士の槍×1 古代の木材×3 原始の球根×2
ポイズンスピア 攻+110(毒) 64000 ドリルスピア×1 古代の木材×4 純正の硫酸×5
モンキースピア 攻+250 256000 古代の槍×1 サハイヤ鉱の棒×2 熱磁気エンジン×3
ヘルスピア 攻+175(炎上) 256000 ポイズンスピア×1 火炎石×4 熱磁気エンジン×3
ファイタースピア 攻+400 512000 モンキースピア×1 銅線リール×2 溶接トーチ×3
サンダースピア 攻+300(電気) 512000 ヘルスピア×1 トリプル電池×2 導電金属×4

(※ホウキはエンチャントによってわずかながら移動速度が上昇する)

 

武器(両手)

名称 上昇パラメーター 価格 必要素材
訓練用のグローブ 攻+20 1000 シャープストーン×4 鉄の棒×6 工場の残骸×4
ファイターグローブ 攻+50 4000 訓練用のグローブ×1 ルーン彫刻具×1 強化スチール×5
ロックパンチ 攻+40(スタン) 4000 訓練用のグローブ×1 砥石×10 モンスターのタガネ×4
フォレストパンチ 攻+150 64000 ファイターグローブ×1 古代の木材×3 原始の球根×2
トリプルベノム 攻+110(毒) 64000 ロックパンチ×1 古代の木材×4 純正の硫酸×5
キャプズナックル 攻+250 256000 フォレストパンチ×1 サハイヤ鉱の棒×2 熱磁気エンジン×3
フレイムナックル 攻+175(炎上) 256000 トリプルベノム×1 火炎石×4 熱磁気エンジン×3
スタープラチナム 攻+400 512000 キャプズナックル×1 銅線リール×2 溶接トーチ×3
デンキグローブ 攻+300(電気) 512000 フレイムナックル×1 トリプル電池×2 導電金属×4

 

武器(弓)

名称 上昇パラメーター 価格 必要素材
訓練用の弓 攻+15 1000 工場の残骸×4 鉄の棒×6 根っこ×10
狩人の弓 攻+35 4000 訓練用の弓×1 ルーン彫刻具×1 強化スチール×5
キャタパルト 攻+30(スタン) 4000 訓練用の弓×1 砥石×10 モンスターのタガネ×4
ルミナスアロー Lv.1 攻+35 4000 布×3 ルーン彫刻具×1 強化スチール×5
古代の弓 攻+105 64000 狩人の弓×1 古代の木材×3 原始の球根×2
ポイズンボウ 攻+77(毒) 64000 キャタパルト×1 古代の木材×4 純正の硫酸×5
ルミナスアロー Lv.2 攻+105 64000 ルミナスアロー Lv.1×1 古代の木材×3 原始の球根×2
兵士の弓 攻+175 256000 古代の弓×1 サハイヤ鋼の棒×2 熱磁気エンジン×3
ブラストボウ 攻+125(炎上) 256000 ポイズンボウ×1 火炎石×4 熱磁気エンジン×3
ルミナスアロー Lv.3 攻+175 256000 ルミナスアロー Lv.2×1 サハイヤ鋼の棒×2 熱磁気エンジン×3
エクセターボウ 攻+300 512000 兵士の弓×1 銅線リール×2 溶接トーチ×3
サンダーボウ 攻+200(電気) 512000 ブラストボウ×1 トリプル電池×2 導電金属×4
ルミナスアロー Lv.4 攻+300 512000 ルミナスアロー Lv.3×1 銅線リール×2 溶接トーチ×3

 

その他雑記

 

セーブが行われるタイミング

本作のセーブは要所毎に自動的に行われるオートセーブ方式になっており、具体的には以下のタイミングで発生する。

・ベッドで就寝し、日付が変わった直後

・店舗経営時、閉店のタイミング

・ダンジョン入場時、または階層が変わった時

・ダンジョン内でライフが0になって力尽き、チャレンジに失敗した時

一方で、プレイ中は任意のタイミングによる手動セーブが出来ないようになっている。特に注意したいのが午前中の開店準備のタイミングで、せっかく棚に商品を並べても時間を経過させずにゲームを終了すると起床時のタイミングからの再開となってしまう点に注意。

 

泥棒への対処

ムーンライター開店中に訪れる入店客の内、上画像のアイコンが見えた対象は隙を見て店内で窃盗を起こす可能性が高い。これを食い止めるためには、店主による自衛しか方法はない。

 

対象が犯行を行うと直後にZLボタンを押すように促すアイコンが頭上に表示されるので、すかさず体当たりを使って犯行を食い止めよう。

ただし、玄関口に近い商品棚で盗みを働いた場合は阻止が間に合わない事があるので、あらかじめカウンターから出ておいて、動きを注視しておいた方が成功率も上がるだろう。

 

冒険者の亡骸をチェック

ダンジョン内の随所に眠る冒険者の亡骸に近接武器を命中させると、生前に書き遺したと思われるメモやポーションや武器をドロップすることがある。

遺骸漁りは些か気が引ける行為となるが、命懸けの冒険において背に腹は代えられない。遺されたメモはAボタンで目を通して冒険の手がかりに、アイテムが転がり落ちた場合は有難く頂戴しよう。

 

アイテム用の呪いについて

 

ダンジョン内で拾えるアイテムの中には呪いがかけられているものが存在する。呪いは複数の効果が存在しており、以下のようなものがある。

インベントリの左端、または右端にしか設置できない。
インベントリの上端、または下端にしか設置できない。
リノカへの帰還時に、矢印方向のアイテムがこのアイテムに変わる。
何度もダメージを受けると、アイテムが壊れて消去される。
リノカへの帰還時に、矢印方向のアイテムが1個消去される。
リノカへの帰還時に、アイテムの正体が判明する。
矢印方向のアイテムを即座にチェストボックスへ送り届ける。
矢印方向のアイテムの呪い効果を解除する。

呪われたアイテムは下層へと進む程に宝箱での封入率も高くなり、逐一拾っているとバックパック内の整理に追われることになったりと煩わしさの一因として映り易い。

唯一、チェストボックスへ自動で送り届けてくれる呪いは非常に便利なので、無事に持ち帰りたいアイテムが手元にあれば積極的に使っていくといいだろう。

 

戦闘状態中はインベントリは開けない

ヴィルが戦闘状態に入っている状況下(現在の部屋に敵が一体でも出現している状態)では一時的に、Xボタンを押してもインベントリメニューを開くことができなくなっている。

ポーションスロットの回復ポーションを入れ替えたい時や、スタック数を補充したい時には気を付けたいところ。特にボス戦突入前は、あらかじめスタック数をフルにしておこう。

 

アイテムを狙う攻撃を持った敵に注意

ミミックンや緑の怪物などに代表される一部の敵は、ヴィルの所持品をランダムで強制的に地面に落とす攻撃を仕掛けてくることがある。

該当の攻撃被弾時の落下対象となるのはアイテムスロット5枠とバックパックスロット15枠内に入っていたアイテムの両方となり、装備中のアイテムは含まれない。

 

中でも厄介なのが緑の怪物の方で、地面に落ちているアイテムを粘液で溶かしてしまうタイプの敵だ。溶けたアイテムは永久に失われてしまうので回収が不可能となってしまう。

ペットの卵などの貴重なアイテムを持ち歩いてる場合は、上記のリスクに遭遇しないためにも長居せずに早めに帰還するのが得策だ。

 

ダウンロードコンテンツ:次元の狭間

Nintendo Switch版、PlayStation4版共に標準販売価格は660円*。2020年11月26日発売のNintendo Switchパッケージ版には最初から導入されている。

(Steam版、及びXbox ONE版では「Moonlighter: Between Dimensions」の名称で配信中。価格はSteam版が720円、Xbox ONE版は820円。またOSTとセットになった「Complete Edition」も配信中。)

 

有料DLC「次元の狭間」を導入する事で複数の新たなコンテンツが追加される。

・短編ストーリー
・新ダンジョン「ハザマ」
・10体の新モンスターと5体のミニボス
・体力を消耗する特殊な10種類の武器(ハザマ限定)
・16種類の新しい指輪
・新たな装備品
・ムーンライターの新アップグレード
・取引を申し込むお客さんが登場
・2種類の新サポートモンスター

以下では上記の追加要素の内、次元ダンジョン「ハザマ」について紹介。

 

次元ダンジョン「ハザマ」

DLC導入後、ダンジョン各層の部屋に入った際、地表の割れ目に緑色の靄を確認できることがある。

白いチカチカと同じ要領でダイブを使って割れ目に飛び込むと落下先に次元の狭間への入り口が立っており、これを調べることで特殊なエリア「ハザマ」へと侵入することができる。

 

ハザマエリアの特徴は以下の通り。

・迷宮名は「ハザマI」「ハザマII」と言った具合に、侵入前の階層数が基準となって付けられる

・構造は毎回一直線で入り口、道中×3、ボス部屋の5部屋で固定

・ボスを倒すとボーンソード、オムニボウなどのハザマ限定武器をランダムで1つ入手可能

・上記のハザマ限定武器は生死を問わずダンジョンから帰還時に漏れなく消滅する

追加コンテンツは物語本編に大きく絡むようなことはないが、部屋数が少なくルームガーダーも登場しないため、上手く使えばダンジョンの階層を楽に進めることができる。

ハザマで手に入る限定武器は計10種類で、図鑑収集の登録対象にもなっている。アイテムの仕様上ダンジョンの外に持ち帰ることはできなくなっているが、コンプリートを目指す方は是非何度も挑んでみよう。

 

プレイ後の感想

初代「ゼルダの伝説」のような見下ろし型アクションRPGをベースに、自分の店舗で入手したアイテムを販売するシステムを融合した「ムーンライター 商人と勇者の冒険」。

作中では集落の住人達や訪れる旅人の間で”戦士と商人”という2つの職業がキーワードとなって対照的に描かれており、物語においてはこれが要点となっている。

 

今回は開発者おススメ難易度である「ハード」でプレイしてみた雑感を以下で綴っていく。

まず、作中のアクション部分と密接な関りを持つダンジョンパートに関しては”無理は禁物”な程良い緊張感のあるバランス度合いで、せっかく道中で手に入れた商材を力尽きて台無しにしてしまわないためにも、今しばらく先に進むかペンダントを使って帰るか― そのギリギリの見極めが非常に楽しい。

各ダンジョン共に装備品をしっかり充実させることである程度力押しでの攻略が可能となっているが、”交戦中はインベントリを開くことができない”という制約によってショートカット装備中のポーションが尽きてしまうと急激にピンチに陥ってしまう。この一点については仕様を見直してほしいと感じられた部分だ。

 

一方、お店経営のゲームシステムについてもかなり取っつき易く出来ており、メモ帳のアイテムリストを参考にしつつ大きく外れた値段設定にしない限り基本的には楽々と黒字を叩き出せる。

商売を通じて手に入れた資金のほとんどはゲーム全編を通じて装備更新やショップの改装の費用に消えていくことになるが、価値の高い商材アイテムばかりを手に入れ易くなる中盤以降ともなると1日の経営で数十万稼ぐのも容易。

手間暇かけてダンジョンで手に入れたアイテム群を自らが経営する店頭で売り捌き、閉店後の売り上げ表を眺めて頬を緩めるその瞬間は、本作で最も至高の時間となること請け合いだ。

 

なお、11 bit studioからは2025年内に正統続編作「Moonlighter 2: The Endless Vault」がリリース予定である事がアナウンスされており、後日の発表で正式配信日が11月19日に決定。

3Dグラフィックとなり、ビジュアル的にもグレードアップした様子が伺える。対応ハードはWindows、Steam、PlayStation5、X-box Series S|Xとなっており、生憎と任天堂ハードに向けたリリースについては現在公表されていないが、今後の動向に期待したいところである。

 

オリジナル版の発売年度は2018年と今となっては古株にあたるタイトルで、近年ではセール対象の常連として顔を覗かせる事が多いが、手触りの良さも含め要点を抑えた作りで非常に遊び易い逸品となっている。

アクションRPGファンで未だ触れた事がないという方は本作、「ムーンライター 店主と勇者の冒険」を是非お試しあれ。

 

評価

 

個人的スコア(10点満点中) .0

 

良い点

  • お店経営とアクションRPG、双方の触り心地の良い部分を凝縮したゲームシステム
  • ショップ内の機能をアップグレードを通じて段階的に追加可能
  • 高精度な日本語ローカライズ

惜しい点

  • チェストボックスに整頓機能がない事で、収容アイテムが取っ散らかり易い
  • 一部機能の説明がテキストではなくイラストで済まされる関係で、返って分かり辛くなっている
  • 迷宮内の特定の部屋でダイブアクションを使用した際、地形にハマって出られなくなることがある(要ペンダント使用による脱出)

 

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