ショートカット攻略情報
以下では筆者のゲームプレイを通して確認した、「吾妻邸くわいだん」本編に関して謎解きも含めた解法を可能な限り詳らかに記載してみます。
【注意】
※以下の攻略チャートでは、ゲーム進行や謎解き部分にまつわる直接的なネタバレを含む内容となっています。
初めて本作をプレイするという方は、この先は見ない事を強くお奨め致します。
進め方に行き詰って『どうしてもクリアできない』という場合にのみ、”最後の手段”としてご活用下さい。
序章
志楼による方相氏の修練(チュートリアル)
各種操作のトレーニングを行うことができるが、冒頭のデモシーンで「修練を終える ▷」にカーソルを合わせZRボタンでインタラクトする事で該当シーンを丸々スキップすることが可能。チュートリアル内で入手可能なアイテムはないので、見る必要を感じない場合はスキップしてしまって問題ない。
燭陰の襲撃(イベント戦)
大妖鬼 燭陰(しょくいん)との対決。物語の流れ上、ここでは遥に変わって志楼を操作する。
行動パターンとしては、首を降ろしてブレス攻撃→時間経過後、ドーム状のダメージゾーンが発生→身体を上空に伸ばす→(繰り返し) といった具合で、燭院が首を下まで降ろすタイミングを狙って素早く近づき、いずれかの陣器で攻撃。ブレス攻撃の準備を始めたら、すぐに距離を取って備えよう。
燭陰のブレス攻撃は地上に向けて放出され、一定時間経過後に周囲にドーム状のダメージゾーンが発生。これに近づくとダメージを受けてしまう。ドーム発生時に周辺に幾つかのつぶてが飛び散るが、これ自体にダメージ判定は一切ない。
チュートリアルの一環といったバトルに等しく動き自体はワンパターンで大した強さはないので、まずは離れた状態で燭陰の行動パターンを観察し、間合いの取り方や攻撃タイミングを見極めた上で立ち回ろう。
第一章
崖を渡り吾妻邸へ
式場から妖鬼を倒しながら崖のところまで移動。吊り橋の左手にある樹の傍に木の板が落ちているのでインタラクトで回収しておく。崖から吊り橋の上空を周回する烏天狗(からすてんぐ)は、遥が一定距離内に近づくと急降下を繰り返して攻撃してくる。相手の攻撃を防御した後にすぐに神鏡を出し、Bボタン長押しで相手の降下先に攻撃を置いておけば楽々と倒すことができる。
橋板が抜け落ちた箇所に木の板を通すことで吊り橋を渡れるようになる。ただし、板の部分を渡り切った途端に急速的に吊り橋全体が崩壊を始めるので、あらかじめ走り状態にしたまま素早く走り抜けてしまおう。落ちたら容赦なくゲームオーバーとなるので、章の初めからやり直すのが面倒という場合は木の板を架けた後に一度社まで戻ってセーブをしておくといいだろう。
崖を渡り切ると、その先に続く道の奥から巨大な岩が延々と転がり始める様になる。道の途中の計3箇所に少し出っ張った岩があり、この岩陰が回避ポイントとなっている。ただし、色や形が両脇の崖と似ているのでしっかり見ないと判別が難しい。慣れない内は1度か2度は岩のダメージも覚悟で進むことも考慮しよう。
原因となる塗り壁に遭遇したらまずは密着。こうすることで岩を生み出さないようになる。倒し方としては薙刀か勾玉で攻撃を加え、弱点である目を開いたら神鏡で狙おう。
第二章
赤色の鍵と青色の鍵
第二章開始後、まずは吾妻邸正面から右手奥へと移動、裏側に回り井戸ポンプの右奥に落ちている「赤色の鍵」(とすぐ傍に落ちている生薬「百日草」)を回収。泥田坊は少々倒しにくいので無理に倒しにいかず無視してOK。
来た道を引き返し、正門右隣にある離れ(南)の扉を赤色の鍵を使って開いて中に入る。真っ暗だが画面右側奥に光るポイントがあるので、そこで「青色の鍵」を回収して再び外へ。
葵の救出
吾妻邸の正面から青色の鍵を使って中階に入場。必要であれば食堂を探索して各種アイテムをあらかじめ回収しておく。廊下を通って炊事場の方へと向かう事で、悲鳴を聞くイベントが発生。炊事場に入ったら、火間蟲入道(ひまむしにゅうどう)を倒して葵を救出。
ここからは葵に肩を貸しながら彼女を休ませる事が出来る場所を探して移動することになる。葵を庇いながら移動している間は両手が塞がった状態となり一切の攻撃を行うことができないので、妖鬼と出くわしたら全て攻撃をかわしながら素通りすること。
カメラが手前に近い場面で操作すると確認が取り易いが、葵の左手がなるべく正面側に映る様に向きを変えるとその手に何かを握っている事を確認できる。光る部分にカーソルを合わせてインタラクトしてみると、それがハンドルのようなものである事が分かる。
母屋1階(中階)廊下の上り用の箱階段裏側に設置されている電話器の傍まで移動後、上画像の辺りに立って左手辺りを調べるとクランクハンドルを取り付けることができる。電話器を調べてハンドルを回すことで後方の壁に架けられた額縁の下からレバーが出現。これを操作すると向かい側の床が動き、下り用の箱階段が現れるのでこれを伝って下へと降りて行こう。
桶と手拭いの入手
箱階段を下って進んでいくと左手に2つの扉を発見できる。右隣の扉を開けて中へ入り、まずは右側の寝台を調べて葵を寝かせる。
志楼から葵の手当ての準備に木桶と手拭いの2つを用意するよう言われるので、部屋を出てから廊下を奥へと進む。扉の奥に続く脱衣所で蛇帯(じゃたい)を倒して画面手前の棚から「手拭い」を、向かって左隣の扉から風呂場に入り、洗い場の「木桶」(左右どちらか1つ)をそれぞれ入手。木桶は入手後、近くの浴槽で使用して湯船の水を汲んでおくこと。(上画像)
離れ(南)でレバーを操作
手当て後の葵から話を聞いた後、志楼(蛙)の傍にある行燈を調べて「持ち運び用行燈」を入手。続いて母屋の外に出て、先ほど青色の鍵を手に入れた離れ(南)へ向かう。離れの中は相変わらず真っ暗なままだが、入場後に「持ち運び用行燈」を使用する事で周囲に明かりが灯るようになる。その直後に奥側から火間蟲入道が襲ってくるので、間合いをよく見て手早く倒そう。
扉の左手奥にある箱階段を上に登ると祭壇があり、ここで木簡を使うことで陣技の昇華イベントが発生して勾玉を強化することが可能。扉右手(画面手前側)の隅にあるレバー(上画像)を操作した後、扉から外へ出るとデモシーンが挿入され、章ボス戦に突入。
ボス:大妖鬼 牛鬼
大妖鬼 牛鬼(うしおに)の弱点は頭部。このバトル中は行動可能となる領域が赤いオーラの内側に限られているため、極めて狭い範囲しか移動する事ができない。登場デモシーンの終了後に牛鬼は遥の眼前に出現するため、開幕直後まずは左か後方にすぐに距離を取ること。
牛鬼は遥に向かって等速でずっと迫ってくるのでこちらはそれを回避する―、といった具合で戦いは自然と鬼ごっこのような展開となる。基本は牛鬼の進行方向に応じて時計周りか反時計回りを意識しながら常時牛鬼から距離を取りつつ、斜め前方か側面辺りに位置取ることが出来たタイミングで即座に勾玉で攻撃。当たり方がよければ2ヒットも狙える。事前に陣技の昇華で勾玉を強化していれば、更に倒すのが楽になるはずだ。
薙刀でもダメージを与えられなくはないが頭部である弱点を狙うために前方付近から近づくにはリスクも高く、正面に立つと体当たりで手痛いダメージを負ってしまう。防御では体当たりを防ぎきれずに押し切られてしまうので、不必要な状況では無理には近寄らず距離を取るのが望ましい。
また、勾玉の攻撃一本だけでダメージを狙う場合は陣技ゲージ切れを起こしてしまうといった懸念もある。残りゲージが心細くなってきた―、という時は一度全力で走る事で牛鬼から大きく距離を取り、逆に牛鬼の背中を追いかけるような形に持っていく。その後、斜め後方付近から薙刀でちまちまと攻撃を加えてみよう。こうすることで時間はかかるが、陣技ゲージを徐々に回復する事が可能だ。
第三章
母屋二階を中心に探索
第三章からは母屋の二階(上階)を探索可能となる。まずは正門傍のスロープを上がり扉をくぐって中へ。渡り廊下を直進し、天井に滑車が備えられた場所で「ロープ」を入手。
続いて、渡り廊下の障子を開けて和室へと入る。傘化け(かさばけ)や目目連(もくもくれん)がいる場合は退治し、奥左手の襖を調べて隣の部屋へ。なお、この部屋中央にある卓上の茶器を調べる事で体力を一度だけ全快可能だ。必要に応じて利用しよう。
隣の和室の壁にかかった掛け軸には影女(かげおんな)が潜んでいる。目を合わせて近づくと姿を消してしまうので、背を向けた状態から素早く近寄って薙刀で倒してしまおう。影女を倒す事で掛け軸が不自然に割けた状態となるが、ここを調べることで隣の部屋(隠し部屋)へ行けるようになる。さっそく穴を潜って隣の部屋へ。
隠し部屋に入ってすぐ右手の光るポイントで「緑色の鍵」を入手。それと共に、掛け軸の裏側の左手にあるレバーを操作しておく。またレバーの傍にかけられたハシゴはインタラクトで担いで移動することができるが、この時点では外へと持ち出すことはできないのでひとまずは放置。緑色の鍵の使い道を探るため、元来た穴を辿って引き返そう。
書斎で手がかりを掴む
母屋地下(下階)に降り、緑の南京錠が掛かった扉を緑色の鍵で開いて中に入る。この部屋に並ぶ本棚はインタラクトする事で、陣器などの方相氏にちなんだ文献をそれぞれ読むことができる。部屋の奥へと進み、書斎机の上の日記に目を通すと以後、Lボタン長押しで「主観視点操作」機能を使用することができる。
この部屋で試しに使ってみる場合、書斎机から下方向へと進むと小棚が置かれた空間に出る。壁側がちょうどカメラの死角になっており、上画像のような向きで遥を立たせてから主観視点で覗いてみることで壁に貼られた暗号の1つと、傍に置かれた「銀色の鍵」を発見することができる。
暗号は計12箇所に存在しており、ここで確認できる「如 六」はその内の1つとなる。暗号の詳細については第四章の項目にて解説していく。
離れ(西)で菱形の文鎮を入手
一度母屋の外に出た後、離れ(西)の扉を銀色の鍵で開いて中に入り、直後に室内の奥から火間蟲入道と蛇帯が現れるのでこれを倒す。続いて、右手にある書斎机付近をLボタンの主観視点操作で調べ(上画像)、インタラクトで実嵩充ての書簡をチェックすると共に、後に光るポイントから「菱形の文鎮」を入手。
書斎机奥の箱階段の上には祭壇があり、ここで木簡を使うことで薙刀の昇華が可能なので1つ用意しておこう。ひとしきりチェックを終えてから外に出るとデモシーンが入り、章ボス戦が開始。
ボス:大妖鬼 水虎
河童のような姿をした大妖鬼 水虎(すいこ)の弱点は全身。陸上には一切現れず池の中のみを行動範囲としており、水面から顔、もしくは上半身を出した時でないと攻撃を加えることができない。
頭を出した際は一寸の後にこちらに向かって泡を吐いてくる。攻撃を放つ事前に可能な限り近寄り、勾玉をお見舞いしてやろう。(泡攻撃の防御後に狙っても、こちらの攻撃は間に合わない)
上半身を大きく表した場合は一寸後に爪攻撃が繰り出される。この攻撃は防御では防ぎ切る事ができないので、腕が振り下ろされる前に距離を取る事。爪攻撃の直前か直後に素早く近寄って、薙刀での連続攻撃が有効だ。
第四章
井戸ポンプを操作して時限式の扉を抜ける
まずは屋外から、第二章で赤色の鍵を入手したエリアまで移動。井戸ポンプの近くで「菱形の文鎮」を使用し、ポンプの向きを元通りに戻しておく。以後、井戸ポンプをインタラクトすることで、母屋上階の隠し部屋(ハシゴが置かれていた部屋)へと通じる扉の鍵が一時的に開いた状態となる。(扉を通過する事で、この仕掛けは役割を終える)
この鍵は時限制となっており、仕掛けを作動した後に手早く移動しないと再び鍵が閉じられてポンプを操作するところからやり直しとなってしまう。進行ルート上にはカーブや出っ張りも存在しており、引っ掛からずに走破するのはコツを掴むまで中々難しい。何度も挑戦して効率的な角の曲がり方などを身体で覚えていこう。
望楼へ
井戸ポンプの仕掛け作動中に隠し部屋に滑り込むことができたら、中にあるハシゴを持って入ってきた扉から外に出る。その後、母屋上階最寄りの扉までハシゴを運んでいこう。両手が塞がっており反撃が出来ないので、途中で妖鬼が出現しても一切無視すること。
渡り廊下を通り、滑車のあった所までハシゴを運び、壁に立てかけた後にハシゴに登ってからロープを使用。これで踊り場に式場のあった階段が上階まで開通し、屋根裏への道が開かれる。
望楼直下の屋根裏の奥には神棚の台座があり、この近くで木簡を使用することで神鏡の昇華が可能となっている。また、あらかじめ「蒔絵の漆器」(後述)を入手している場合は台座部分に五角形の窪みが浮かび上がる。ロングケース・クロックの仕掛けをあらかじめ解いている状態でここに漆器をはめ込むことで、大洞穴への道が開く仕掛けが作動する。
「観 七」の暗号が隠された場所である「望楼」に初めて足を踏み入れることが可能なタイミングの関係上、全ての暗号が揃うのは弥生と茂三の救助直前~救助後となる。
暗号の場所
主観視点操作は色々な場面で必要になるが、特にその中心となる使い道は、12箇所に散りばめられた暗号探しだ。
暗号が隠された場所は、葵を手当てした部屋に置かれている”見取り図”上に✔マークが付けられたそれぞれの部屋。各暗号はお札のようなものに記されて室内の一角に小さく貼られており、これらの位置を確認するために主観視点操作が必要となる。より具体的な場所については、以下の表にまとめてみた。
(※公式な部屋名表記がない箇所が多く、詳細な位置情報については筆者側で独自に付け加えていますが、拙い文章力に付き表現が分かり辛くなってしまっている場合があります。ご了承下さい)
離れ(西)
祭壇下の階、扉に沿った壁の隅 |
賢 一 |
母屋上階、掛け軸の部屋
掛け軸左側の天井付近 |
徳 二 |
母屋上階、掛け軸奥の隠し部屋
扉側の壁、左上の隅 |
文 三 |
母屋中階、炊事場
かまど傍の壁 |
地 四 |
母屋下階、厠
和式便器傍の壁 |
虚 五 |
母屋下階、書斎(※要 緑の鍵)
金庫の向かい側の棚の上(銀色の鍵近く) |
如 六 |
望楼
登ってきた階段の反対側の壁(屋根付近) |
観 七 |
母屋上階、吹き抜け廊下
階段手前の柱 |
阿 八 |
母屋中階、居間
玄関側戸棚の上、天井の隅 |
勢 九 |
母屋下階、脱衣所
洗面台の下 |
弥 十 |
母屋中階、玄関
玄関扉、右側の壁の床付近 |
釈 十一 |
母屋下階、寝所
葵が寝ているベッドと壁の隙間 |
日 十二 |
暗号探しの進行自体は第三章に入った時点でも大半を見つける事が可能となっている。なお、暗号自体にランダム性はなく、あらかじめ暗号の謎を解いて”正解”を知っている場合はこの工程を丸ごと無視することができる。
暗号の解き方
12種類全てを記録したら、後は暗号を実際に解いていく。見取り図の1階ロビー真南に壁が緑色で記されたポイントがある。Lボタンの一人称視点モードでこの方向を見てみると、額に入った書が掛けられているのを発見できる。
内容は4行に渡って縦書きで記された漢文のような文字列で、その内容は以下の通り。
[観乗文] 減日
[弥加阿] 除勢 [釈減賢] 除徳 [加減虚] 乗地 |
注目するのは括弧内の三文字の内2つ目の文字と、その後ろに続く二文字の内1つ目の文字。これら計8箇所の文字には「乗」、「加」、「減」、「除」の4文字のいずれか1つが当てられており、それ以外の文字は全て12箇所の暗号に記された文字と同じだ。
12種類の文字はいずれも一~十二という数字と1組ずつセットとなっていることから、それぞれに割り振られた数字に当てはめて考えてみると、おぼろげに計算式であることが推察可能となる。
4文字は「加」「減」「乗」「除」とあり、これらをそれぞれ足し算、引き算、掛け算、割り算として考えると、
[7×3] -12
[10+8] ÷9 [11-1] ÷2 [6-5] ×4 |
となり、これらの答えを上から順に並べることで「9254」という4桁の数字となる。
解けた暗号を金庫のダイアルで1~4つ目の文字まで順番に入力。金庫が開くと、中から「蒔絵の漆器」を入手。一緒に入っている古い書物には作中に登場する妖鬼達と戦う際のポイントと共に、地下道へ続く隠し扉を開くためのヒントが記されている。
なお、あらかじめ上記の答えを知っていた場合、緑色の鍵を入手した時点で金庫に暗号を入力しておくことで金庫を前もって開けておく事は可能となっている。
地下道への扉を開く
金庫内の書物には、以下のように記された箇所がある。
[上]二:三十
[中]一:四十 [下]三:五十 |
これはそれぞれのフロアに1つずつ存在するロングケース・クロック(大時計)と設定すべき時刻を示したもので、[]内が母屋の階層、「:」より左側の数字が長針、右側の数字が短針の設定値を表している。
上記の条件を当てはめて考え、2階渡り廊下突き当りでは2:30分に、食堂では1時40分に、書斎では3時50分にそれぞれ時刻を合わせることで書斎大金庫の扉が開き、地下道へと入れるようになる。書斎の金庫同様、こちらも合わせるべき時刻を知っていれば前もってセットしておくことができるが、蒔絵の漆器を望楼の祭壇に嵌めない限りは大金庫が開かない点に注意。
金色の鍵を入手
吾妻家人の会話イベント終了後、自由に移動できるようになったら主観視点操作を使って弥生の方向を見る。角度が上手く合う事で着物の帯の部分が光るので、該当箇所をインタラクト。すると、弥生が提げているお守り袋の中から鍵が発見される。ここで借りるを選択する事で「金色の鍵」を入手。
続いて書斎に移動して大金庫の傍で金色の鍵を使用すると、金庫の内扉が開いてそこから大洞穴の中へと入れるようになる。ただし、これにはあらかじめロングケース・クロックと蒔絵の漆器の仕掛けを両方とも解いて、大金庫の外扉を開いた状態にしておく必要がある点に注意。
実嵩の救出~大洞穴の外へ
開いた大金庫から地下洞へと向かう。木製のスロープを下った後水路に架けられた橋を渡り、水車を超えてしばらく直進すると倒れている実嵩を発見。インタラクトで会話シーン発生後は、実嵩に肩を貸しつつ元来た道を帰る。
ここも移動速度が著しく低下すると共に、両手が塞がる関係で陣器が使えなくなるという非常に危険な状態となる。各種妖鬼が近寄ってきたところで反撃も振り切る事もできないので、全力で逃げる事に集中しよう。特に出口方面から塗り壁が延々と転がしてくる巨大な石は、タイミング良く回避ポイントに到達できる様に移動ペースを合わせないとかわすのが困難。
石の軌道を読めばノーダメージで切り抜ける事も一応可能だが、中々そういった余裕は生まれにくいだろう。どう立ち回っても岩を避けられずに1回か2回は喰らってしまうという場合は、この場面に向けて生薬「百草丸」をあらかじめ幾つか確保しておくといい。最後に立ちはだかる塗り壁は倒すことはできないが、向かって右側に広めの隙間があるのでここを通り抜けていこう。
終章
1つ目の摩崖仏の宝珠を陣力で満たす
葵の手当て部屋で吾妻家人の合流を見届け、実嵩の話を聞いた後は再び書斎の大金庫から大洞穴に入ることで終章開幕となる。
第四章同様、大洞穴の内部を木製のスロープを降りて橋を渡り水車のある方面へ。途中の妖鬼を丁寧に倒しつつ、実嵩が倒れていた場所から更に奥へ向かうと広間に出る。広間の右手に摩崖仏(まがいぶつ)があり、近くで神鏡を使うことで宝珠に陣力を注ぐことができるが、直後に二回目の牛鬼との戦闘が開始。
区間ボス:大妖鬼 牛鬼(二戦目)
1つ目の摩崖仏の宝珠に陣力を注ぐと、直後に牛鬼との二回目の戦闘が展開する。と言っても戦い方自体は第二章の時と実質同じで、頭部を狙って追儺の勾玉で攻撃していくのが基本となる。陣力ゲージがなくなったらフィールド外に定期的に出現する化け傘を倒すか、牛鬼を薙刀で直接攻撃して回復しよう。
ただしフィールドの外側では烏天狗も飛んでおり、諸々タイミングが悪いと空中からの強襲を受けてしまう場合がある。かち合うことはめったにないが、姿を視認したら一応警戒しておこう。
牛鬼撃破後~ゴンドラ動作まで
牛鬼撃破後、近くのスロープ崖を登って奥へ。その先には木造の管理小屋があり、ここに辿り着いた時点で中のレバーを操作しておく。
その後、管理小屋の左側の出口を出てすぐに見える2つの地蔵から、木簡と生薬「百草丸」を必要に応じて回収しておく。その奥の突き当たりに落ちている縄梯子をインタラクトで下に降ろし、降ろした縄梯子を使って一度下の階に降りる。
縄梯子を降りたら水路に架けられた橋を渡る。右手にある水車手前側には蛇帯が潜んでいるのでこれを倒し、その場でインタラクトすると水路の差蓋(さしぶた)を発見。差蓋を開くことで洞穴上部のゴンドラが作動を始めるが、直後に水虎との戦闘が展開する。
区間ボス:大妖鬼 水虎(二戦目)
大妖鬼 水虎との二戦目。こちらも基本の戦い方は前回登場時とほとんど変わらないが、今回は烏天狗が2~3体周囲を飛び回っている。隙を見せるとこちらに向かって攻撃を仕掛けてくるので、より安全にいくなら真っ先に始末しておくのがいい。
戦闘前半はロケーション的に視点がかなり近く、爪攻撃を繰り出してきた場合は心持距離を取らないとかわせないことがある。体力ゲージが半分未満になった後半は橋を渡った反対側にしか現れないようになるが、烏天狗が再召喚される。邪魔と感じるならば本体より先に始末しておこう。
摩崖仏巡り~石扉の奥へ
水虎との戦闘終了後、すぐ手前にあるさっき降ろした縄梯子を使って再び上へ。歯車のあった所に戻り手前に向かって移動するとカメラがゴンドラの方角へと切り替わる。あらかじめ足場付近までカーソルを持っていった状態で、ゴンドラが手前まで回ってきた際にインタラクトしてゴンドラに乗り込む。直後に位置を調整して、視点を岩壁の方向にむけておく。
ゴンドラの動きは円を描くように周回を続ける。ゴンドラの上から岩壁に拵えられた摩崖仏に最接近した際に、神鏡で陣気を注ぎ込んでいこう。ただし、摩崖仏と摩崖仏の合間には目目連が潜んでおり、無防備でいるとこちらに向かって攻撃を放ちダメージを追ってしまう。摩崖仏への接近時以外は、常に防御姿勢を取っておくこと。
全ての摩崖仏の宝珠に陣気を注ぎ込むと石の扉が開くので、縄梯子を降りて奥へと向かう。祭壇の手前両脇に木簡と生薬「百草丸」が1つずつ備えられているので忘れずに回収しておこう。
最終ボス:大妖鬼 燭陰
燭陰の残りライフ量に沿って序盤、中盤、終盤の3つのフェーズに分かれており、それぞれで行動パターンを変えてくる。
前半は基本的には左右両側の内、何れか6つの穴から首を出した後に攻撃を行い再び姿を消す、といったパターンとなっている。出現する穴によっては祠周辺の足場から薙刀で狙うことができるが、一番離れた端の穴から首を出す場合は広間に降りていないと届かないので、あらかじめどの穴から首を出すのか予測を立てた上で前もって動いておくといい。広間近くの穴から首を出した場合は神鏡で攻撃しよう。要領よくいけば3ヒットも狙うことができる。
中盤も前半とそこまで変わらないので、同じように対処していくといい。なお、燭陰は”出現する穴を選ぶ~攻撃後に姿を消す”という1回分のセットパターンが終わると何かしらの妖鬼を召喚する。祠周辺で屯している場合は傘化けが一体ずつ出現するのみに留まるが、広間に降りる場合は状況次第で傘化け、餓鬼、目目連、火間蟲入道など複数種の妖鬼が混成で出現している場合があり、優先的に処理しないと危険な状態となる。
終盤では一転、左右どちらかの崖下から首を出した後に目から光を放つといった攻撃パターン一本に変わる。目からの光は一瞬画面が真っ白になるが燭陰と目を合わせない限りは無害なので、勾玉で素早く攻撃した後はすぐに目をそらすか距離を取るようにするといいだろう。
燭陰の体力ゲージを全て削った後は、大洞穴からの脱出パートが開始。出口に向かって全力で走るだけだが何度かカーブが登場したり、途中でカメラが正面へと向くなど入力方向を戸惑わせる仕様で展開する。
更に通路を半分ほどまで進むと、背後から残りの力を振り絞って燭陰が追いかけてくるようになる。燭陰に追い付かれた時点で即ゲームオーバーとなってしまうので、ここは全力で走り抜こう。特に出口付近最後の最後に、カメラが大きく回るポイントがあるので入力方向に注意。
→エンディングへ
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