Copyright ©2024 Published by Merge Games, Developed by Still Running. All rights reserved.
基本情報
タイトル | Morbid: The Lords of Ire |
対応機種 | Steam,Nintendo Switch,PlayStation4|5,Xbox Series S|X |
販売 | Merge Games |
開発 | Still Running |
発売日 | 2024年5月17日(Steam版,PS4|5版,XBS|X版),2024年5月23日(Switch版) |
対応言語 | 日本語, 英語, フランス語, ドイツ語, スペイン語, ロシア語, 韓国語, 中国語 (簡体字)
※Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)では日本語でのみプレイ可能。一部、ソフト内で言語を変更できる場合有り。 |
備考 | CEROレーティング:Z(18歳以上のみ対象)(暴力) |
作品概要
「Morbid: The Lords of Ire」は、フィンランドを拠点とするディベロッパースタジオStill Runningが製作を手掛けるゲーム作品。パブリッシングはイギリス・マンチェスターのMerge Gamesが担当。
本作は3Dスタイルの探索型アクションRPGにして、同開発スタッフによる「Morbid:The Seven Acolytes」の続編にあたるタイトル。プレイヤーは戦士ストライヴァーを操作して、悪神ガハールに支配された5人のアコライト達を救済する事が目的となる。
典型的なソウルライクベースの作品で、古代の地アイラを舞台に各エリアを支配する”媒徒”との戦いを繰り広げていく。ゲームプレイに影響を及ぼす「正気度」というパラメーター要素が特徴の一つとなっている。
2024年5月17日より各プラットフォームにて配信。1週間遅れでNintendo Switch版が配信開始となった。禍々しい姿の異形や多量の出血演出を伴う過激なゴア描写が特徴で、CERO判定はZにつき、18歳以上対象のゲーム作品となっている。
リンク:Morbid The Game(X(Twitter))
リンク:Merge Games Publisher(X(Twitter))
ストーリー
(※Still Running公式サイト内、タイトル紹介文より要約)
悪しき神々ガハールはモルニアで敗北を喫したものの、本当の意味で死んではいなかった。 彼らはただ眠りにつき、時が経つ事で再び蘇る機会を待ち続けていたのだ。
程無くして古代の地アイラに、大いなる堕落者たちの第二の降臨が訪れる。 この機を乗じてガハールは五つの地域を守る支配者たちを魅了していった。
敗北への恐怖と権力への深い欲に目がくらんだアイラの君主たちは、次々と邪悪な神々にその身を捧げていく。 こうして、新たな悪しきアコライト達が殺害を待つ中、再びストライヴァーに使命が課せられたのだった。
|
物語自体は今作だけでも独立しているのであらかじめ前作を遊んでいる必要性は特にないが、気になるという方は併せてプレイしてみるのも良いだろう。
操作方法
(※Nintendo Switch版)
JOY-CON(左) | |
上下左右ボタン | (左右上)アイテムのショートカット呼び出し |
Lスティック | 移動
【立ち状態時】(押し込みで)しゃがみ/立ち切り替え 【移動中】(押し込みで)走る |
Lボタン | ガード |
ZLボタン | 射撃 |
-ボタン | アイテムメニュー表示 |
JOY-CON(右) | |
Rスティック | カメラの操作 |
Aボタン | ローリング/決定 |
Bボタン | ダッシュ |
Yボタン | アイテムを使用 |
Xボタン | アイテムを拾う |
Rボタン | 攻撃 |
ZRボタン | 破砕攻撃 |
+ボタン | ポーズメニュー |
プレイヤーのアクション
通常攻撃と破砕攻撃
通常攻撃はRボタン、破砕攻撃はZRボタンでそれぞれ発動。どちらも相手にダメージを与える手段として利用できるが、敵が「激怒」状態(後述)の場合は破砕攻撃で対応する必要がある。
どちらの攻撃も装備武器によってモーションが変化し、性能毎に威力や攻撃速度や、スタミナ消費量等にも違いがあらわれる。武器のバリエーションが増えてきたら自分に最適な武器を探して、色々と試してみるのがいいだろう。
亡霊銃
ZL長押しで狙い、ZRで発砲。敵の攻撃を足止めして戦意を失わせる効果がある。単発仕様で弾丸は敵を倒すことで装填できる。
敵を倒して、画面左上のマークが元の形になるまで再び撃つことはできないが、消耗品「亡霊弾」があれば即座に回復することができる。
防御/直前防御
Lボタン長押し中、防御アクションが発動。発動時には1/2ゲージ程度の耐久力を一時的に消費。防御が可能な敵の攻撃に対してタイミングよくLボタンを押すと、より隙の少ない直前防御(ジャストディフェンス)が発動する。
直前防御の成功直後に攻撃を叩き込むと相手の体力や正気ゲージを大きく奪うことができるため、強固な敵を楽に倒す上では半ば必須のテクニックだ。
ダッシュ移動と回避(ローリング)
移動中にBボタンでダッシュが発動。そのままLスティック操作に入ることでで移動が走り移動へと変化。敵の気配がある間の走行は、耐久力が持続的に失われる状態となる。
任意の方向にLスティックを入力したままAボタンで、回転を伴う回避アクションが発動。こちらは1度の使用で凡そゲージ1本分の耐久力を消費するため、連続使用時にはゲージ切れに注意。
クリティカルブロウ
敵が「戦意喪失」状態(ターゲットマーカーが赤色の状態)の時に近づいてZRボタンを押す事で発動。通常の攻撃より圧倒的に威力が高く、高耐久な敵以外であればこの一撃で勝負が決まることもある。「戦意喪失」状態については後述。
忍び歩きと不意打ち
静止中にLボタンを押す事でしゃがみと立ち状態の切り替えが行える。しゃがみ中の移動は足音を消した忍び歩き状態となり、通常移動や走り移動よりも格段に敵に見つかり辛くなる。
忍び歩きを使ってロックオン状態の相手の背後に一定距離まで近づくとマーカーが赤くなるので、ここですかさずZRボタンを押すことで、大ダメージを与える不意打ち攻撃が発動。クリティカルブロウ同様に相手の体力や耐性次第では一撃で葬る事が可能だ。
ゲームシステム
経験値
本作では敵を1体倒す毎に経験値が増加する。倒した敵のタイプや討伐数に応じて経験値の獲得倍率(黄色括弧内)が増加していき、ゲージが一杯になるとスキルポイント(オレンジ色丸内)を1つ獲得する事が出来る。
獲得倍率は覚醒状態時が最も効率良く伸ばし易い反面、ストライヴァーが一度死亡すると1.0に戻ってしまう。また、「発狂」状態中は一時的に1.0を下回る事もある。
戦意ゲージ(敵パラメーター)
敵が戦闘状態に入ると相手の頭上に(ボスの場合は画面下部に)2本のゲージが表示されるようになる。赤いゲージは体力を表し、5段階の青いゲージは相手の「戦意」パラメーターを示す。
敵の戦意は相手の被ダメージ状況によって変動し、戦意ゲージが青いままの時は通常/破砕の両攻撃で、オレンジ色の時は破砕攻撃でのみゲージを削る事が可能となっている。
敵の体力ゲージが残っている内に戦意ゲージを全て奪うことに成功すると、相手は一時的に”戦意喪失”状態となり大きな隙が生まれる。この時、破砕攻撃を加えることでクリティカルブロウが発動。不意打ちと同様に致命的な一撃を与え、相手の体力を大きく奪うことができる。
正気度ゲージと精神性の関係
本作では戦闘時にプレイヤーが敵に対していかに冷静に立ち振る舞えるか、その『精神性』が戦闘面に大きな影響を及ぼしていく。例を挙げると、戦闘において敵に対して優位に立ち回れるか、それとも相手の攻撃を捌き切れずに立て続けに大きく負傷してしまうか― その戦況次第で、”正気度”というパラメーターが大きく変動することになる。
画面左上に連なる縦長のゲージはストライヴァーの正気度を示しており、このパラメーター要素は戦闘面にいくつかの影響を及ぼす。通常時の「中立」状態を基準に、特定の条件によってゲージが「発狂」あるいは「覚醒」の状態へと向かっていく。各状態の発動条件と特徴は以下表の通り。
発狂 | 覚醒 |
---|---|
【発動条件】敵が繰り出す特定の攻撃を受けて、ゲージが「発狂」側へと事で突入する
・アイテムによる体力回復量が減少 ・経験値獲得ボーナスが低下 ・ストライヴァーの与ダメージと攻撃速度が増加 ・倒した敵が直後に”亡霊“となって蘇る現象が起こり易くなる |
【発動条件】特定のアイテムを使うことで「覚醒」状態に突入する
・アイテムによる体力回復量が増加 ・経験値獲得ボーナスが上昇し易い ・耐久力の消費量が減少
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「発狂」状態
敵から特定の攻撃を受けてダメージを負うとゲージが下方向へと振れていき、それに伴い周辺の景色に瘴気の発生や荊の侵食といった形による歪みが少しずつ生じ始める。更に状態が進行すると、ストライヴァーが「発狂」状態に陥ってしまう。
発狂状態中は上記表に記したようなマイナス効果が目立つが、特に厄介なのが止めを刺した敵が直後に「亡霊」となって蘇るという現象だ。亡霊は本来の姿を模した紫色のアストラル体となって登場し、体力は低い反面攻撃力が高くなっている。すぐに葬らないと窮地に追い込まれてしまうこともあるので、本体を倒した後も絶対に油断しないこと。
「発狂」状態は時間経過や戦いが優勢に進むことで次第に元へと戻るようにはなっているものの、「中立」状態に戻すのは中々の手間がかかる。例外的に、祠メニューでの「瞑想」実行を通して一瞬で「中立」状態まで戻すことが可能となっているので、困ったときは駆け込み寺的に活用するといいだろう。
「覚醒」状態
一方、特定のアイテムを使うことでゲージが逆に上方向へと振れ、やがて「覚醒」状態へと向かう。こちらは「発狂」とは逆に経験値獲得率の増加、アイテムによる体力回復量増加、攻撃時の衝撃が増加するなどメリットが大きい。
発動条件の関係から言っても、意識せずに進めているとお目にかかることのないステータス状態でもある。そのため「発狂」状態に比べるといまいち影は薄いのだが、上手く使えば難局を超える切り札となるかも…?
ディブロムの石
「ディブロムの石」はソウルシリーズで言うところの「エスト瓶」に該当する体力回復アイテム。ショートカットでは上ボタンに登録されているので、Yボタンで使用したい際はあらかじめ切り替えて置くことで即時使用が可能だ。
消費した分は祠での「瞑想」を通じて所持数が最大値まで復旧。最大所持数は各エリアに隠された「カーディノアの欠片」の入手によって増やす事が可能となっている。
基本的に残り体力が少なくなりかけたら任意のタイミングで使っていく形で問題ないが、一部の祝福を装着している際は使用時に正気度ゲージが「発狂」方向へと大きく傾いてしまうといった副作用をもたらす場合も。
祠
エリア各所に点在する祠は登録ポイントであると同時に、登録済みである祠同士のショートカット移動や瞑想、狂気辞典の閲覧や祝福といったメニュー機能が利用可能となっている。以下で各機能を詳しく説明。
終わる | 祠メニューを閉じる |
瞑想する | 体力ゲージ全快と共にディブロムの石が最大所持数まで復旧。また、全エリアの一般エネミーが一斉にリポップする
(※撃破済みの区間エネミーや媒徒、醜悪怪物は上記の対象外) |
移動する | 登録済みの祠へとエリアを跨いで瞬時に移動する |
『狂気事典』 | 狂気辞典メニューを利用可能
(※NPCマキシマス教授と同じ機能だが、討伐系クエストの報告は不可) |
祝福 | 祝福メニューの一部を利用可能。
(※NPC「祝福されし者」イアンと同じ機能だが、「洞察の書」クエストの報告は不可) |
贖罪の大聖堂と各種NPCが担う役割
ゲーム進行で利用可能となるエリア「贖罪の大聖堂」では、ストライヴァーの力となってくれるNPCが一堂に集結する。
以下では各人物とその主な役割を紹介。なお、冒険を通じて新たに導かれるNPCも含まれている。
メインクエスト関連:タラス
本編進行において次に進むべきエリアと倒すべき対象(媒徒)を示してくれるNPC。目標の確認後は、すぐ近くにある祠から任意のエリアへと移動しよう。
『狂気事典』:マキシマス教授
本作におけるエンサイクロペディア機能「狂気事典」の管理を担当するNPC。ゲーム内で発見した武器や各種アイテム、本編進行を通じて登場したアクション関連のチュートリアル要素などがカテゴリ別に一括で掲載される。「狂気事典」の閲覧自体は「祠」を通じても可能となっている。
また、作中のエリアボスにあたる媒徒やレアモンスターの醜悪怪物らの討伐クエスト発注も請け負っている。達成後には武器アイテムなどの報酬がもらえるので、対象を倒した直後には忘れずに立ち寄るようにしたい。
祝福:「祝福されし者」イアン
ストライヴァー本人の能力を向上させる「マグラテウスの祝福」の管理を担当するNPC。入手済みの祝福の中から1つを選んでストライヴァーに装着させたり、祝福をアップグレードして新たな力を付与したりといった事が行える。
全8種類存在する祝福は、各地に隠された「洞察の書」というアイテムを入手する毎に新たな種類のものをアンロックすることができる。獲得済みの祝福の内から1つを選んで専用のスロットにセットすることで効果が発動。スロットは最大で3つまで拡張が可能(拡張には別途スキルポイントが必要)で、セットした祝福の全効果が一斉に発動する。
また各祝福はアップグレードを通じて新たな効果を発動する事ができる。2段階目の効果発動には10、3段階目の効果発動には20のスキルポイントがそれぞれ必要で、一度割り振ったスキルポイントは戻すことができない。自身のプレイスタイルに適したものを慎重に選択しよう。
武器のアップグレード:「ルーン職人」エイトゥズィ
冒険を通じて出会う「ルーン職人」エイトゥズィは、武器アイテムのアップグレードを担当するNPC。任意の武器に各種「ルーン」の脱着や埋め込みを行うことができる。(脱着については祠でも利用が可能)
基本的にルーンは大まかに分けて4色のバリエーションがあり、アイテム名に付与された冠詞毎に1種類ずつのプラス効果とマイナス効果をそれぞれ伴う。
ルーンの装着に関しては各武器毎に設けられたルーン専用スロットの範囲内で行える。種類別の組み合わせの制限はなく、効果が同じタイプのものを複数装備して一点特化した能力に磨き上げることも可能だ。中盤までは初期武器である「ディブロムの剣」が使い勝手もよくオススメだが、後半は威力不足に悩まされる事になるかもしれない。自分が最も使い易い、と感じる武器を思い切って鍛え上げてみるといいだろう。
一方、「埋め込み」は武器本体にルーンを埋め込むアップグレードで、これは装着中のルーン効果の一部をそのまま継承させることによって武器の基本性能を向上させるといった内容になっている。
各武器毎に設けられた全てのルーンスロットにルーンを装着することで利用可能となるが、埋め込み後は装着ルーンを消費するため、基本的にはお気に入りの武器に使用するようにしたい。
大ルーンの作成:「精錬鍛冶職人」ボル
冒険を通じて出会うNPC「精霊鍛冶職人」ボルは、最大まで強化した武器アイテムの「精錬」を介して、各種ルーンよりも高い効果を持つ「大ルーン」の作成を行う事が出来る。
大ルーンの作成過程と完成後の大ルーンが持つ特徴は以下の通り
・生成には”最大まで強化した”任意の武器と「流星石」が1つずつ必要
・精錬後は初期能力まで戻った媒体武器と「大ルーン石」を1つ入手 ・生成後の大ルーンの効果は媒体に使用した武器に装着したルーンの総合パラメーター差分値の内、プラス能力の20%、マイナス能力の10%を受け継いだ性能となる |
各種ルーンのマイナス効果を打ち消す効果を持つ「清浄のルーン」を活用することで、一切のマイナス要素を伴わない大ルーンを作成する事も可能。このルーンは本編内における希少品なので、上手く利用しよう。
プレイ後の感想
トップビュースタイルの2Dゲームだった前作「The Seven Acolytes」から一転、シリーズ第二作「Morbid: The Lords of Ire」は3Dアクションゲームへと路線が変わり、オリジナルのシステムを加えたソウルライク系作品へと生まれ変わった。
前作紹介文に記載のあるラヴクラフト風ホラーやゴア表現を取り入れた狂気的なテイストはそのままに、CERO判定は前作のDから1段階上がったZ判定へ。レーティングに明確な対象年齢指定が付いた事により、更に遊び手を選ぶ作風となってしまった。
今作から搭載された敵専用のパラメーター「戦意」ゲージは本作の戦闘システムにおいて特徴となる要素で、相手の状態が冷静、あるいは怒りのどちらにあるかを見定めた上で適切な攻撃を叩き込むことが重要となる。
プレイヤーの分身、ストライヴァーに備わる「覚醒」と「発狂」という2つの個性を持つ「正気度」システムは前作に搭載されていたシステムを応用したもので、ダメージを負う機会が多いとすぐにゲージが「発狂」の方へと傾いてしまう。変動率は戦況に左右される部分が多いため自力ではコントロールし辛く、上手く立ち回れなければ煩わしさばかりが目立つシステムとしか映らないだろう。
ゲームデザインこそ前作から大胆な変化を遂げつつも”準ソウルライク”な作りは今作でも健在で、”死亡時のロスト”や”魂の回収”といったこれらの要素が一切無い事により同系作品と比べてもプレイ中のストレスや緊張感は僅かながら軽減されている印象を受ける。
その一方で、ゲーム進行中はエリアの思わぬ箇所に嵌って動けなくなってしまう地形が存在しており、メニューからのリスタートが必要となる場面に遭遇する事も何度かあった。またゲームの性質上視点が頻繁に動きやすいため、画面酔いを起こしやすいプレイヤーは特に注意が必要だ。
各地域を守るエリアボス、媒徒との戦いではその禍々しい見た目や強力な攻撃に圧倒されるが、何度かやり合っているとパターンを読み易い者が多く、相手の行動をよく観察することで自ずと勝機も見えてくる。
反面、道中では異常に厳しい戦闘区間が何箇所か見られたりと難易度についてはかなり不安定気味な印象を受ける。エリア数的にも全編自体はそう長くないがソウル系アクションゲームへの適正に加えて、武器とルーンの組み合わせ、祝福のアップグレードといったあらゆる強化要素の選択が攻略の鍵を握る事になるだろう。
夥しいゴア表現とラヴクラフト的エッセンス― 遊び手を選び兼ねない非常にアクの強い作風は前作そのままに続編はゲームジャンル単位での大きな進化を経て、ソウルライク系3Dアクションとなってプレイヤーの前へと舞い戻った。
少々粗削りな部分も見られるが前作をプレイ済みという方は勿論、3Dアクションがお好きというプレイヤーにとっても見逃せない味わいを持った一作に仕上がっている。本作「Morbid: The Lords of Ire」を手に取ることで、是非その真価を確かめてみて欲しい。
評価
個人的スコア(10点満点中) | 8.0 |
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良い点
- 濃密な世界観で綴られるダークファンタジー
- ソウルライクなゲームシステムながらも、死亡時のペナルティは限りなく薄い
- ルーン装着育成システムにより、好みの武器をある程度自由に強化可能
惜しい点
- 文字数の多いフレーバーテキストではフォントサイズが異様に小さくなり、読むのが困難
- パリィの精度がゲーム難易度を大きく左右するゲームバランスになっている
- 地形に嵌って身動きが取れなくなり、ポーズメニューからやり直しを迫られるポイントが複数存在する
Copyright ©2020 Published by Merge Games, Developed by Still Running. All rights reserved. 基本情報 […]