©AlignmentSharp
基本情報
タイトル | マージ世界の錬金術師 |
対応機種 | Nintendo Switch,Windows |
販売 | AlignmentSharp |
開発 | 同上 |
発売日 | 2025年6月26日 |
対応言語 | 日本語, 英語
Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)では日本語でのみプレイが可能。ただし、一部ソフト内で言語を変更できる場合有り。 |
備考 | CEROレーティング:A(全年齢対象) |
作品概要
「マージ世界の錬金術師」はAlignmentSharp(アラインメントシャープ)が製作、販売を手掛けるゲーム作品。
本作はテーブルゲーム風のアイテム錬成運用シミュレーションゲーム。プレイヤーは新人錬金術師のヒイロ・アマミとなり、クエストや派遣を通じて素材を入手、錬成しながら資金を調達していく。最終的な目的は100日間という設けられた期日の中で、友人オーガスタ・マーガリーの治療を目的とした傷薬を作り出すことだ。
販売元のAlignmentSharpについては『脱出ゲーム』系の小規模ゲーム作品を中心に展開している開発スタジオとのことで、Nintendo Switch用ダウンロードソフトとしてはこれまでに「ケープくんのだっしゅつゲーム」や「ニャン蔵&クマ吉」シリーズがリリースされている。
今作はNintendo Switch版と同時にPC(Windows)版も販売されており、こちらに関しては同人、PCソフト、電子書籍のダウンロード販売サイトであるDLsiteを通じて購入が可能。完全新規タイトルと言う事で上記2作品とは異なり、現在のところは本作単発でのリリースとなっているが、遊び手を選ばない単純明快で解り易いゲームデザインには注目だ。
リンク:Alignment-sharp(Official Site)
リンク:AlignmentSharp(X(Twitter))
ストーリー
(※DLsite商品ページ紹介文より該当部分を引用)
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新人錬金術師のヒイロ・アマミは錬金学校を卒業し、今日から工房を開きました。 そこに親友のオーガスタ・マーガリーがお祝いに駆け付けてくれます。 新しい錬金釜をプレゼントしてもらい、ヒイロはやる気アップ!
しかし、オーガスタから衝撃的な事が告げられます。 病気の治療のためはるか遠くの街に引っ越すと聞かされました。 引っ越すと2度と会えなくなると知ったヒイロは引っ越す前に治療用のアイテムを錬金する事を目指すのでした。
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操作方法
(※Nintendo Switch版)
JOY-CON(左) | |
上下左右ボタン | 項目の選択、(錬成画面でのボード上で)カーソル移動 |
Lスティック | 同上 |
Lボタン | (錬成ボード画面)カーソルの切り替え |
ZLボタン | |
-ボタン |
JOY-CON(右) | |
Rスティック | メニューの操作 |
Aボタン | 決定 |
Bボタン | 1つ前のメニューに戻る |
Yボタン | キャンセル
経験値ジュエルを使用する (選択中素材を)ゴミ箱に入れる (複製アイテム選択中)指定中アイテムを換金する |
Xボタン | ストレージの確認
(複製アイテム選択中)複製アイテムを復元する |
Rボタン | (錬成ボード画面)カーソルの切り替え
(※会話パート)テキストスキップ |
ZRボタン | (選択中素材を)錬金釜に投入する |
+ボタン | (選択中素材の)詳細を確認 |
本作は一部の操作においてスクリーンタッチ操作に対応しており、携帯モードでプレイする際は一部の補えない操作をJoy-Conと併用することで運用が可能となっている。
ゲームの進め方
ゲーム内での目標は、新人錬金術師のヒイロが100日間という期日の中で錬金術を通して傷薬を完成させ、友人オーガストに渡すことだ。
素材の入手、錬成による上位素材の確保を通じて、時には街で受注が可能なクエストを数多くこなすことで資金を調達し、上位のアイテム錬成にまつわるレシピ本の購入資金に充てていく、といった流れを繰り返していく事になる。
ただし、序盤の内は低グレードの素材しか入手が困難な関係もあり、錬成で作れるものは大きく制限される。最良エンドを迎えるのであれば、じっくりと時間をかけてプレイに臨む必要があるだろう。
ゲームシステム
錬成用素材の入手
錬金術によるアイテム錬成を行うために、まずは各種素材を入手するところから始まる。
作中の代表的な素材の入手方法としては、以下の三つが挙げられる。
①:「派遣」メニューで傭兵を派遣して、素材袋を取ってきてもらう(※若干の資金が必要)
②:「採取」メニューを実行して、採取で素材袋を直接入手する ③:錬成を通じて同じアイテム2つを掛け合わせ、上位の錬成素材を入手する |
手元に所持金が一定額残っている場合、基本的に①と③を繰り返す形となる。
②に関しては、素材の入手にお金をかけたくない場合や、派遣用に資金を割けず素材を入手できない様な緊急時に利用するくらいとなる。繰り返して実行する事である程度の成長も望めるが、初周のプレイにおいては遠出も出来ず、最低値付近の素材袋しか入手できないため効率も悪い。
街のメニュー
画面左下の街並みを示すアイコンをクリックすると、外出メニューが表示される。
「ショップ」、「クエスト」、「派遣」、「採取」の4つのメニュー項目があり、各メニューは1日辺りに自由に出入りが可能だ。
以下で各メニューの内容を詳しく紹介していこう。
ショップ
「ショップ」では所持金と引き換えに、各種レシピ本やアイテムボックス(素材袋)を購入することができる。ここで狙うべき入手アイテムは基本的に「レシピ本」のみ。
「アイテムボックス」は各色が揃っているが全てLV1に限定されている上、販売額はいずれも一律5,000金とはっきり言って割に合わない。よほど特別な理由でもない限りは派遣や採取を通じての入手が望ましいだろう。
クエスト
「クエスト」ではアイテム納品型のクエストを受けることが出来る。クエストは1度に最大3つまで受注が可能で、各クエスト内容からは発注対象となるアイテム1つと、それを錬成する上で必要となる3つの素材アイテムを同時に確認することができるので、参考にしながら素材を狙って錬成していこう。
ただし、各クエストは受注から納品までの受付期間(上画像青い囲い部分)が設けられるようになっている。納品の受付期間はクエストの対象アイテム毎に10日~14日と前後するが、もし期日内に必要素材を揃えられる自信がない、という場合は無理には受けない事。なるべく、必要なアイテムが揃っている段階で受けた上で、すぐに納品するのが理想的だ。
何かと出費の多い本作において、クエストはまとまったお金を手に入れることが出来る唯一の手段なので、資金を集めるためにも積極的に利用していきたいところ。
派遣
「派遣」メニューでは傭兵を派遣し、戦闘を伴うアイテムボックス採取のための遠征の依頼(オーダー)を行う。対象となる6人の傭兵はオーダー1人毎に個別でコストが発生し、傭兵本人の成長度や採取地までの距離によって費用が上乗せされる仕組みとなっている。
各傭兵には4種類のパラメーター要素があり、いずれも最低値はE、最大値はS。名称と影響は以下の表の通り。
戦闘ランク | 対応可能な戦闘エリアに影響 |
---|---|
移動ランク | 採取の所要日数、及びコストに影響 |
採取ランク | 入手するアイテムボックスのレア度に影響 |
積載ランク | アイテムボックスの入手数に影響 |
各人毎に得意なパラメーターや、雇用を続ける内に随時行われるレベルアップの際の成長率が異なる。
また、戦闘ランクの仕様によって対応可能なエリアに制限がかかるため、序盤はほとんどのキャラクターは遠くまで遠征させることはできない。そのため、最初の内は戦闘ランクE~Dを中心に目的地を選んでいく事になる。
注目すべきポイントは以下の二点
①:戦闘ランクが同等、もしくはそれ以上でない採取地には派遣できない
②:採取への所要日数が増える毎にコストは倍増(移動ランクが成長することで軽減) |
最大限に活用する上でどのキャラも満遍なく育てていきたいところだが、ひとまずは戦闘と採取ランクの高い傭兵が一人でも多くいると高レアなアイテムボックスを手に入れ易くなるので、なるべくこの2つのパラメーターを伸ばし易いキャラを優先的に育てたいところ。リスト上段の3キャラはこの点に関していずれも扱いやくなっているので、積極的に派遣に出していくといいだろう。
一方で、リスト下段の一部キャラは若干鍛えにくい傾向にある。中でもヒーラー風のキャラ(下段真ん中)は戦闘ランクが異常に伸びにくく、周回プレイを踏まえた長期的な視点で見ない場合は遠方の採取地に派遣出来るレベルまで育成するのは険しい道のりとなる。本作を軽くプレイする程度で済ませたいのであれば、低~中レベル帯のアイテムボックス入手用として割り切って活用するのが良いだろう。
採取
メニュー項目から「採取」を選択すると、ヒイロが採取地に直接足を運び自力でアイテムボックスの入手を行う。
「採取」はスタミナがフル状態の時のみ実行が可能で、実行後は強制的に1日が経過する仕様となっている。このため、事前にアイテムボックスを1回でも開けていた場合は、その時点で当日中の実行は不可能となってしまう。
派遣と同じ要領で回数を積み重ねる事で、ヒイロ自身の戦闘ランクが成長していく。ただし成長率は極めて遅く、1つ昇級するだけでも相当の回数をこなす必要がある。
1日辺りに複数の依頼が可能な点なども含め、派遣の方が上位素材の入手効率が良い事からも、1周目のプレイにおいては「採取」の利用機会は自然と少なくなりがちだ。高い戦闘ランクを目指すのであれば、周回プレイを視野に入れて遊ぶ際に狙ってみるのがいいだろう。
素材の錬成
派遣や採取を通じてアイテムボックスをある程度集めたら、いよいよ錬成に挑戦していく。
錬成作業は縦8×横8の計64マスで構成されるボード状の専用インターフェース上で、カーソル操作や画面タッチを通じて操作を行う。
不要となった素材アイテムやボード上に広げきれない余剰分のアイテムは、Yボタンを押すことでゴミ箱へ捨てる事も可能。次の行動をとる前であれば、もう一度ゴミ箱をクリックすることで元の配置場所に戻すことができる。
→
派遣や採取が終わった直後であれば「アイテムボックス」(上画像)をいくつか確保しているはずなので、まずは宝箱のアイコンをクリックしてボード上にこれらを広げて任意のボックスから中身を1つずつ取り出していく。
アイテムボックスは中からアイテムを1つ取り出す毎にスタミナを1消費する。LV値が高いボックスである程1つにつき引き出せる回数が多く、よりレア度の高い素材アイテムが出易くなっているが、何回か中身を取り出す事で最終的にボックスは消滅してしまう。
また、各アイテムボックスは袋の色毎に決まったカテゴリ傾向の素材アイテムが詰められている。例えば緑色であれば「野菜」や「草」系列の、青っぽい色の袋であれば「海藻」や「氷」系列のアイテムが排出されるようになっている。同じ袋から出るアイテムであっても、出現しやすい系列と出現しにくい系列の2タイプに分かれている点にも注意が必要だ。
×
=
錬成での基本的なルールは、“同じ図柄の素材アイテムを2つ掛け合わせることで同カテゴリに属する1段階上のアイテムが1つ生成される”、といったもので、例えば上図を例に取ると、同じ「草」カテゴリの素材となる「種」の図柄のアイテムを2つ掛け合わせる事で1段階上の「草」が1つ完成する。
各素材にカーソルを合わせた状態で+ボタンを押す事で、同カテゴリアイテムの進化の過程を確認する事ができる。「草」カテゴリのアイテムであれば上画像の通りに、最大16段階に渡って推移していく。
作る対象がどのカテゴリのアイテムに属するか分からなくなった時はボード上の素材を一つ一つチェックして、どのように進化していくかを確かめてみるといいだろう。
副産物
複製
稀に進化後のアイテムに混じって同じ品目の「複製」アイテムが同時に生成される事がある。これは錬成時に生じた副産物にして完成品のコピーにあたるもので、出現直後は泡状の膜に覆われた状態となっており、そのままでは錬成素材として使う事ができない。
「複製」アイテムの指定中、Xボタンを押すとレア度に応じたコスト(お金)と引き換えに「複製」を使用可能な状態へと変換する事ができるが、レア度の高いものほど変換の費用も高額となるので、手持ちの資金と相談しつつ素材毎によく考えた上で実行しよう。
また「複製」アイテムはYボタンで「キャンセル」を行うことで1通貨分相当のお金に換金することができる。ボードを圧迫する程度に不要な複製アイテムが貯まってきた時などに上手く活用しよう。
お金
上記の工程によって生成されたお金は、Yボタンを押す事で対応したアイコン分の所持金が追加される。また、錬成素材と同じ要領で、同じ規模のお金同士2つを組み合わせる事でよりまとまった一つの塊となるアイテムへと進化させることができる。最大6段階まで進化が可能で、宝箱アイコンのものが最終段階となる。(お金は錬成素材とは異なり、複製が作られるといったことはない)
多数のお金がボード上に散らばっているような状況では、枠を節約するためにも積極的に組み合わせてスペースを広くしておくように心がけよう。
経験値ジュエル
通常素材を5段階以上に進化させた際、赤色の小石が必ず1つ生成される。この赤い石は「経験値ジュエル」というアイテムで、Yボタンで使用することでヒイロの経験値が増加する。
錬成素材と同様に同じ図柄の経験値ジュエル同士を2つ融合させることで、1段階上の経験値ジュエルへと進化させることができる。進化を経る毎に見た目も豪華になっていき、宝箱のアイコンのものが最終段階となる。(お金と同様、経験値ジュエルは錬成素材とは異なり、複製が作られるといったことはない)
各進化段階共にプレイヤーの好きなタイミングで使用して、経験値に充てる事ができるが、上位のものであればあるほど獲得量もグンと跳ね上がる。なるべく最終段階まで育ててから使った方が、より高い達成感や満足感を得る事ができるだろう。
クエストアイテムの錬成
“錬金釜 しずくVer1.60″を使い、各レシピに添って対応する素材アイテムを3つ掛け合わせる事で、クエスト用のアイテムを錬成することができる。
現在作成が可能な素材の組み合わせは、錬成画面右下のアイコンをクリックすることで確認が可能だ。必要な素材アイテムにカーソルを合わせた状態でZRボタンを押して錬金釜へ投入、全ての素材を入れ終わったら-ボタンを押して錬成を開始しよう。
大半のアイテム錬成用のレシピはアイテムボックスや錬成を通じた”上位の対応素材アイテムの入手”などを経て随時追加されていくが、一部のレシピについてはショップで販売している「レシピ本」の購入(上画像)によって初めて内容が明らかとなる仕様になっている。
レシピ本は新たに追加されていくものほど値段が大きく跳ね上がるため、購入費用を集めるためには必然的に時間がかかってしまう。そのため、まずは値段の安いものから順に購入して、少しずつバリエーションを増やしていくのが望ましい。
ストレージ
Xボタンを押すとストレージ用のインターフェースが展開。保管しておきたい素材アイテムがあれば、この中に移す事で隔離しておくことができる。
コストを払うことでスロットを1つずつ拡張することもできる。ただし1つ追加毎に必要コストが倍々に増えていくため、まとまった金額がないとたくさん増やすことは不可能。
就寝
ベッドのアイコンをクリックすると眠りにつき、スタミナを最大値まで回復すると共に時間を1日先に進めることができる。
素材袋に余裕がある場合はわざと消化してなるべくスタミナは使い切るなど、その日の内に出来る事をなるべく全て終えてから実行するようにしたい。
セーブ/ロード
画面左下の「セーブ」「ロード」各メニューを通じて、ゲーム進捗状況の保存や読み込みが可能となっている。セーブスロット数は計3つ。
本作のロードは一瞬で実行され、特に「派遣」満了後の報酬受け取り時、素材袋の選別とリセマラを繰り返す時にはかなり重宝する。上手く活用しよう。
プレイ後の感想
「マージ世界の錬金術師」は現状、Nintendo SwitchとWindowsという2つのプラットフォームで販売展開が行われているゲーム作品で、各種フリー素材を起用したアイコンや音源などパッと見はフリーゲームにも近いかなり簡素な作りとなっているのが印象的だ。
プレイ感覚はブラウザゲームに近いものとなっており、ボード上の同じ絵柄の素材アイテムを2つ掛け合わせて上位の素材に進化させるゲームシステムはシンプルで取っつき易く、並べ方次第で落ちものパズルゲームで見られる”連鎖消し”にも似た連続進化の快感も味わえる。
Nintendo Switch版においては基本的な操作デバイスにあたるJoy-Con、PROコントローラーに加え、ポイント&クリックベースのゲームデザインに倣いタッチ操作にも対応している。ただし、こちらに関しては”かろうじての対応”といったところで、操作面で今一歩洗練されていない印象だ。該当操作で遊ぶ場合は、どちらかといえばより画面の大きいNintendo Switch2でのプレイの方が適しているかもしれない。
ゲーム内での目的の提示や簡単な導入を含めて、冒頭では短いながらもプレイヤーの分身であるヒイロとその友人オーガストによるキャラクターの掛け合いが展開。それによると、オーガスト用の傷薬の完成がヒイロにとっての最終的な目標で、同時にゲーム内での事実上のゴールとして定められている事がおぼろげに解る。
ゲーム内では友人であるオーガスト側の事情によって、ヒイロが錬金に関わるあらゆる行動に費やす時間として100日間という期間が設けられている。目的を達成できなかった場合は割と重めのバッドエンドがプレイヤーを待ち受けている。ただし、例えこの期間内に作れなかったとしても、その後これまでのゲーム状況を引き継いだ『強くてニューゲーム』状態で1日目から仕切り直す形でゲームは続いていく。
恐らく各行動をしっかりと詰めていく事で初周でトゥルーエンドを見る事も可能なバランスとなっているのだろうが、上記の仕様によってゲームシステムとしての「プレイ期限要素」は半ば有って無いに等しい扱いとなっている。時間をかければ誰でも上り詰めるプレイがし易いよう、周回が可能となっているのは本作の懐の広いところだ。
また、錬金レシピ項目の収集や、派遣における各傭兵及びヒイロ本人の育成といったやり込み型プレイヤー向けのゲーム要素もあり、これらは本作をじっくりと遊ぶ上でのちょうど良い目標となっている。
ゲームの内容面においては、錬成をしっかりとこなしていくに連れて1日辺りの工数が次第に増えていく関係で、1周辺りの100日という日数も踏まえると結末を目指してガッツリ目に遊ぶ場合は攻略に殊の外時間がかかってしまう。一方で、シンプルなゲームデザインによって中毒性が高く、素材作りが軌道に乗ってくると次から次へと錬成を通じて素材の進化に興じてしまいたくなる危うさもある。メリハリが極めて薄いゲーム展開も手伝って、区切りとなる辞め時が見つけにくい。
e-shopに数多く並ぶダウンロードゲーム群の中ではお手頃な価格である事から手に取り易く、体感プレイボリュームに反したコストパフォーマンスの高さも魅力ポイントの1つ。Switch版、DLsite版共に体験版が配信中なので、「とりあえずどんなゲームか気になる」という方にはまずはこちらから入ってみる事をおススメする。
リアルタイム要素やアクション性を廃したゲームデザインに付きゲームプレイのための敷居が低く、幅広いプレイヤーを対象にじっくりと楽しむことができる内容となっている。マイペースでゆったりと遊べるタイプのゲームがお好きという方は、本作「マージ世界の錬金術師」を是非お試しあれ。
評価
個人的スコア(10点満点中) | 7.5 |
---|
良い点
- 時間を忘れて興じられる中毒性の高い単純明快なゲームシステム&デザイン
- 連鎖型パズルゲームのように、上手く嵌れば連続で素材が進化していく快感を味わえる
- 完全ターン制でじっくりとゲームプレイに臨む事ができる
惜しい点
- 全編を通して動きのある演出がなく、プレイ中の展開は地味目
- 日数を追うごとにゲーム内1日辺りの工数が多くなり、100日間という期間が異常に長く感じてしまう
- 特に終盤では派遣でのオーダー完了時に、報酬からLv8や9の上位の素材袋を狙ってセーブ&ロードの繰り返しに陥りがち
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