There Is No Light ~終わりなき暗闇~ ー プレイ後の感想と作品解説【レビュー】

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©2023 Zelart

 

基本情報

 

タイトルThere is no light ~終わりなき暗闇~
対応機種Steam,Nintendo Switch|2*,PlayStation 4,Xbox One,Xbox Series X|S
販売HYPERTRAIN DIGITAL
開発Zelart
発売日2022年9月20日(Steam版),2023年11月16日(Switch版),2023年9月28日(PS4版),2023年8月2日(XB1,XBX|S版)
対応言語日本語, 英語, フランス語, ドイツ語, スペイン語, ポルトガル語, ロシア語, 韓国語, 中国語 (簡体字),ウクライナ語*,スペイン語(ラテンアメリカ),トルコ語

(※青字はSteam版及びXbox版、緑字はXbox版のみ対応)

e-shop商品ページの対応言語枠には表記がないが対応している)

Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)では日本語でのみプレイ可。ただし、一部、ソフト内で言語を変更できる場合有り。

備考IARCレーティング:16+(激しい暴力)

 

作品概要

 

「There Is No Light」(「ゼア・イズ・ノー・ライト」)はアルメニア共和国の首都エレバンを拠点とするゲームディベロッパーZelart製作によるゲーム作品。全プラットホームにおけるパブリッシングをHYPERTRAIN DIGITALが担当。

本作のゲーム内容は2Dスタイルの高難度探索型アクションRPG。”偉大なる御手”を神として盲目的に崇拝する人々が暮らす地下世界を舞台に、プレイヤーは記憶を失った一人の男の視点となり、聖域の門の奥の世界へと匿われた我が子を助けるべく光無き地下世界を冒険していく。

 

最大4種類の武器を交互に切り替えながら、各種攻撃と強力なアビリティを駆使して道中、ボス戦とスピーディーに展開する熾烈なバトルを次々に切り抜けていく。システム面ではプレイヤーの選択で変動する『善意メーター』や、2通りに分岐するエンディングなどが特徴的。

2020年9月から10月に渡って行われたKickstarterのクラウドファンディングによる資金提供を通じ、各リワードへと到達。およそ2,100人のバッカ―の協力によって完成へと漕ぎつけた。各種コンソール移植版はオリジナルの最終バージョンにあたる「Enhanced Edition」を移植したものとなっており、2023年8月リリースのXboxシリーズ版を筆頭に順次リリースが行われた。

 

リンク:There Is No Light(X(Twitter))

リンク:There Is No Light(HYPERTRAIN DIGITAL Official Page内)

リンク:HYPERTRAIN DIGITAL(X(Twitter))

 

ストーリー

 

(※Kickstarterプロジェクトページ内の該当部分より要約)

 

人類文明全体は今や地下深くで暮らしている。

八人の賢者は社会を統一し、人類最後の砦である中央駐兵地を築き上げた。

そこは住民たちによって冥界の首都とみなされている。

 

ある日、すべてが変わった。

中央駐兵地の門が開かれ、それまで見たこともないような生き物たちが姿を現し始めたのだ。

それに伴い大いなる御手の教会が現れ、街とその住民を支配下に置いた。

以降、中央駐兵地は年に一度、昇天の日に門を開くようになった。

 

数年に一度、荘厳な「御手の神殿」では、新生児を生贄とする神秘的な儀式が行われている。

教会の長である「御父」と呼ばれる人物が、自ら新生児を選び出し、その子らを「御手」に捧げる。

すると、「御手」は子供たちを門の外へと連れ出し、未知の世界へと送り出すのだ。

 

新生児の一人は、主人公の子供だった。

彼はどんな犠牲を払ってでも昇天の儀式を阻止しようと企んでいた。

これがきっかけとなり、主人公とこの世界を永遠に変えることとなる、避けられない一連の出来事が始まるのだった。

 

 

操作方法

 

(※Nintendo Switch版)

JOY-CON(左)
上下左右ボタン項目、の選択
Lスティック移動、項目の選択
Lボタン前の武器
ZLボタンインタラクト
-ボタン設定メニュー

 

JOY-CON(右)
Rスティック
Aボタンダッシュ
Bボタンアビリティ
Yボタン攻撃
Xボタン医療キット
Rボタン次の武器
ZRボタン盾(※入手後以降に使用可能)
+ボタンステータスメニュー

(※上記は初期設定のもので、ゲーム内メニューの「設定」→「コントローラー」でボタンの割り当てが可能)

 

ゲームモードについて

プレイヤーの腕前に応じて、以下の2種類のゲームモードを任意で選択できる。

戦士通常のゲームモード

「There is no light」における本来の難易度

旅人やさしいゲームモード。適用中は以下の特典がある。

医療キットボーナス:手持ちの医療キットが0の場合につき、最低保証として1つを無償提供

・敵の数が減少

・特殊な扉と医療キット使用時にカルマが減少しなくなる

本作は戦闘が全体的に高難易度であるため、必要に応じて「旅人」に切り替えて進めてみることをおススメ。

「旅人」の医療キットボーナスは手持ちの医療キットが失われた際に自動的に支給されるわけではなく、リスタート時に近くに現れるボックスから入手する必要がある。「旅人」モードでプレイ中にうっかり医療キットを使い切ってしまった際は、忘れずに回収しておこう。

 

ゲームシステム

 

ステータス表示(移動画面)

:HPゲージ:デスエッセンス所持数&経験値ゲージ
:アビリティストック:装備中の武器
:医療キット所持数

上記のステータス表示は敵が出現する”戦闘区域”でのみ表示される仕様となっている。については2種類以上の武器を所有することで初めて表示されるようになる。

 

インベントリメニュー

(※該当チュートリアル完了後に使用可能)

:所有武器:”蜘蛛の玩具”の回収状況&マザーの強化段階
:所有キーアイテム:”記憶の欠片”の回収状況
:メモ

移動画面中、ーボタンを押すことでステータスメニューが展開。所有するキーアイテムの種類や、収集要素の回収状況、プレイヤーの善悪バランスなどを一括で確認することができる。

の内、虫眼鏡マークがあるアイテムについては選択中にAボタンで関連テキストを読むことができる。

 

インタラクト、話を聞く

周囲に青い蝶が舞っているオブジェクトや特定のNPCの近くに立つと『?』のマークが表示されるが、この状態でZLボタンを押すとインタラクトが開始される。

『中央駐兵地』などの非戦闘区域には様々なNPCが登場。一部のNPCは話を聞くことが可能で、頭上に吹き出し状のアイコンが表示される対象に近づき、ZLボタンでインタラクトが開始される。

(※手動で開始可能な会話とは別に、対象が画面内に入ることで2~3人の人物同士が勝手に話を始める場合もあり、この場合プレイヤーは立ち聞きするスタイルとなる。)

 

人物の台詞は「設定」メニューの「コントロール」タブで『ダイアログを自動でスキップ』にチェックマークを入れている場合、自動的に読み進められていく仕様となっている。吹き出し内のテキスト分量に応じて一定のテンポで進行していく。話を聞いている間は、主人公の足元に”早送り”を意味するアイコン(上画像青い囲い)が表示され、Bボタンを押すことで手動で次の段落へと進める事も可能だ。

注意点

作中のテキストは「設定」メニューの「コントロール」タブで『ダイアログを自動でスキップ』にチェックマークを入れている場合、自動的に読み進められていく仕様となっている。

本作では初期状態からこの項目にチェックが入っているので、自分のペースでテキストを読み進めたいという方は、冒険を進める前にあらかじめチェックを外しておくことをおススメしておく。

また、作中に登場するNPCの話はほとんどの場合1度しか聞くことができない。会話がアーカイブされるといった機能も本作には搭載されていないので、聞き逃した場合は手元で再確認ができなくなってしまう。もしも重要そうなキーワードが現れた場合は、念のためスクリーンショット撮影の準備をしておくといいだろう。

 

選択肢について

 

会話対象によっては話の最中に選択を迫られる場合があり、プレイヤーの足元に表示される制限時間メーターが消える前にいずれかの選択肢を1つ選ぶことで回答毎に異なる反応が返ってくる。

項目には3つの種類があり、それぞれ以下の操作によって選択を行う。

:左ボタン :右ボタン :上ボタン

(※✔と✘はセットで、?は単体で登場するパターンがほとんどだが、ごく稀に3種類全てが登場する会話もある)

それぞれの方向ボタンを押した時点で選択が決定するので、くれぐれも押し間違いには注意。また、選択肢が与えられる会話は選んだ回答に関わらず、1度しか選ぶことができないケースが多いので慎重に選ぼう。

なお、制限時間メーターが消えるまでに何もボタンを押さなかった場合は返答無しと見做され、それに応じた反応が返ってくる。相手の設問には答えない形となるが、プレイヤーにとってはこれも選択の1つとなる。

 

カルマゲージ

ゲームプレイ中、特定の場面で画面下部に上画像のようなメーターが現れる時がある。これはプレイヤーが背負う『カルマ』(業、あるいは因果)の尺度を示したメーターで、会話の選択によって左か右へと少しずつ傾いていく仕組みとなっている。

また、特別な扉を開いたり、支給分の医療キットを受け取る際などに変動する場合がある。仕様上時々しか表示されないが物語の展開を左右する重要なパラメーターとなっているので、画面下部にメーターが出た時は気を配っておこう。

 

武器の切り替え

初期から使用可能な武器は剣の『オーメン』1種類だけだが、新たに他の武器を入手した場合は以降、Lボタン、Rボタンで切り替えが行えるようになる。

本作では最大で4タイプの武器を切り替えながら戦うといった戦闘スタイルが要求されるが、これは下記で取り上げている”レイジメーター”や”アビリティ”の運用とも密接な関係性を持っている。

 

レイジメーターとアビリティ

いずれかの武器を使用中、破壊可能なオブジェクトや敵に攻撃を命中させることで『レイジメーター』と呼ばれる特殊なゲージが少しずつ上昇していく。このメーターは時間経過と共にゆるやかに減少していくが、定期的に攻撃を命中させることで維持が可能となっており、メーターが最大状態になると各武器が持つ『アビリティ』を一度だけ撃つことができるようになる。

アビリティは使用武器毎に2種類が存在し、それぞれ”ボタン単押し”と”ボタン長押し”で発動可能となっている。

オーメン装着時、”ボタン長押し”で発動するアビリティ

また、レイジメーターは所持する武器全体で共有する仕様となっており、武器を切り替えた後もチャージした分のゲージ量はそのままとなるので、アビリティを使用する際は目当てではない武器で出してゲージを無駄にしてしまわないように要注意。

ただし、一部の武器はアビリティを使用した時点で一時的に武器が破壊され、初期装備武器の『オーメン』へと自動的に持ち変えられる。この際、直前まで使用していた武器のアイコンが赤く染まった状態となり、クールタイムが発生している間は持ち替えも使用もできなくなってしまう。

 

所有武器が3種類になると、持ち替え時にミスが出てくるといったことも少なくはないはず。この予防策として、任意の武器を持ち替え対象から外す方法が存在する。

インベントリメニュー上で任意の武器アイコンを選択時にAボタンを押して”ロック状態”(上画像)にしておくことで、持ち替え武器の対象から一時的に外れるようになる。設定後も同じ操作をすることでいつでも解除が可能なので、所有武器の種類が増えてきた時にはうまく活用しよう。

 

敵のライフ表示について

通常の敵
ボス

敵対象のライフゲージには赤と白の2つのタイプがあり、通常エネミーとボスとで表示こそ異なるが、各色が示す範囲についてはその仕組みが共通している。

赤いゲージ範囲はそのままダメージを通すことができる部分である一方で、白い範囲は時間経過と共に自動で回復が行われていく。この白枠は特にゲージ全体の節目となる中間地点や残り体力が少ない状況時に集中しているので、この区間を切り抜けるためには一気に攻撃を加えていく必要が出てくる。

 

癒しの欠片

アビリティを敵に命中させる毎に癒しの欠片メーターが1つチャージされる。このメーターがフル状態の際にアビリティを敵に命中させると癒しの欠片が敵本体から放出、周辺を漂うようになり、攻撃を加えると体力を1回復することができる。

作中における貴重な回復手段ながらも確保するまでのハードルが少々高い印象があるが、出現条件を緩和する効果をもったソウルハーベスト(後述)があるので、必要に応じて装着するといい。

また、敵攻撃時にたまに出現する赤い欠片は攻撃を加えることでその場でレイジメーターがMAXになる。こちらも見逃さないように。

 

医療キットの使用

医療キットを所持している際は、Xボタンを押すことで対象を1つ消費してHPゲージの即時回復が可能。

医療キットは所持数の拡張を経て、最大で4つまでストックが可能。ステータス表示上は左端の丸枠で表され、緑色に点灯しているのが所持分となる(上画像)。苦しい戦局を生き延びる上での生命線となるはずだ。

 

医療キットは主に各地域の道中のあちこちに隠されており、上画像のようなオブジェクトを発見した際、近くに立ってインタラクトを行う事で1つ入手することができる。原則として1箇所辺りの入手ポイントで手に入る医療キットは1回のみと数に限りがあるため無駄遣いは厳禁。

ただし「旅人」モードでプレイ中の場合は所持数0状態のリスタート時に限り、再開地点となるポータルの近くに専用のボックス(上画像)が配置され、1つだけ受け取ることができる仕様となっている。

各リスタート地点の支給ボックスは初回受け取りの際はロックがかけられており、開錠時にカルマが僅かに変動する仕掛けが施されている。これが気になる場合は、必要に応じてソウルハーベスト「母捨ての臆病者」の装着などで事前に対策しておこう。

 

リターンポイントの更新

各地に点在するポータル(緑色の光を放つカゴ状のオブジェクト)ではリターンポイントの更新とスキル管理、ファストトラベル機能が利用できる。ポータルの近くに立ちZLボタンのインタラクト操作を通じて、体力の全快と共にスキルツリー画面へと移行する。

 

スキルは所有する武器毎に4~7種類ずつ用意されており、習得順に制限はなく各武器の入手直後から一斉に解放される。武器やスキルの種類については、後述の「武器関連」及び「スキル」項目を参照。

各スキルは一定量の『デスエッセンス』を注ぐことで習得することができる。デスエッセンスは敵を倒して経験値を貯める、もしくは各エリアに点在する”デスヴェセル”という特別な小瓶(上画像)を破壊することによって入手が可能だ。

 

ファストトラベル

スキルツリー画面表示中にRボタンでタブの切り替えを行い、ファストトラベル画面を表示。左側から地域を選択後、右側でエリアを選択してAボタンでファストトラベル実行となる。また、同画面上ではソウルハーベスト、蜘蛛の玩具といった各地域毎の特定アイテム収集率も併せて確認が可能だ。

移動可能なポイントは一度でも接触したポータルのある場所に限られる。新たな地域に移動した際は、必ず登録しておこう。

 

特別な扉

道中で特別な扉を発見する事で以降、リスタートポイントにも同じ扉が設置されるようになり、ショートカットとして利用可能となる。新たに設置された扉は封印が施されているが、扉の前でインタラクトすると微量のカルマ変動と引き換えに封印が解除され利用可能となる。

エリアによっては2箇所に配置されていることもあり、扁額部分の光の色が1つ目は緑色、2つ目は赤色となっている。

なお、この扉はあくまでリスタートポイント側の扉から利用可能な一方通行という仕様につき、道中側の扉からリスタートポイントへ戻るといった使い方はできない点に注意。

 

武器関連

 

武器の種類

作中に登場する武器には以下の4種類がある。

オーメン

剣。通常速度の斬撃による2打攻撃が可能。アビリティボタン長押しでは、正面方向に衝撃波を飛ばして攻撃する。

スパービア

ナックル。素早い近接格闘術による3打攻撃が可能。レイジメーターの溜まりが速いが、フルチャージ状態になるとアビリティしか撃てなくなってしまう。

メンダシウム

大剣。大振りで威力の高い一撃を繰り出せる。斬撃を加える事で相手に爆弾を埋め込み、アビリティ発動によって起爆させる(要関連スキル習得)。また、アビリティボタン長押しでは武器を放り投げて、遠くの相手を攻撃することができる。

アヴァリス

作中唯一の防御専用装備。敵が放つ黄色マーカータイプの特殊攻撃をパリィの応用で防御することができる。

スパービアとメンダシウムの2つはアビリティを使用した直後、武器が壊れて一時的に使用不可状態へと陥ってしまう。この際、装備中の武器が『オーメン』へと強制的に切り替わり、クールタイムが発生している間は切り替えが行えなくなる。

アヴァリスは敵の特殊攻撃の妨害に成功した際、憤怒メーターの上部に赤いゲージが点灯した状態となる。この時もう一度アヴァリスで妨害を成功させると、プレイヤー側に2秒程度の硬直が発生する無防備な状態となってしまう。連続使用は避け、使いどころを見極めながら活用していこう。

 

オーメンブレード(オーメン用追加装備)

初期武器である『オーメン』には『オーメンブレード』という専用の追加装備があり、これは入手後にセットする事でプレイヤーに追加の効果をもたらすものとなっている。

作中では全部で4種類の『オーメンブレード』が存在しており、ゲーム序盤から所持している『アイラ』以外は冒険を通じて順次入手することができる。

アイラ初期から所持。特殊効果はなし
インヴィディア敵、破壊可能なオブジェクトにオーメンが命中するとレイジが多く貯まり、癒しの欠片の数が5に増加する。
アーシディア敵、破壊可能なオブジェクトにオーメンが命中するとレイジが多く貯まり、刺突攻撃ができなくなる。
グーラ敵、破壊可能なオブジェクトにオーメンが命中するとレイジが多く貯まり、癒しの欠片の数が3に減少する。

オーメンブレードは+ボタンのスキルツリーメニュー上で、『オーメン』アイコン左側の専用枠から任意のものを1つセットして使用する。

プレーンな性能のアイラ以外はそれぞれメリットとデメリットの両方を伴う効果となっているので、内容をよく見た上で場面に応じた効果のものをセットするよう心掛けよう。

 

魂の強化

各武器は特定のボスを倒すことで手に入る『魂』をセットすることで様々な追加効果がもたらされる。魂の獲得時は、倒したボス本体から紫色の魂が飛び出し、プレイヤーが吸収するといった演出が発生する。

武器への装着は『ソウルハーベスト』という専用の管理画面を通じて行うことが可能。まず、スキルツリー画面で『オーメン』など各武器アイコン隣に備えられた空欄(上画像)にカーソルを合わせた状態中、Aボタンを押すことで管理画面へ移動することができる。

未装着状態
装着状態

専用画面で装着したい魂を選び、Aボタンで決定するとアイコンがロック状態となり装着が完了。外したい場合は装着状態中、同じ操作を通じて行う。

 

また、各種魂は一定量のデスエッセンスを注ぐことで追加の効果を獲得することができる。手順としては、デスエッセンスが必要量を満たしている状態でアイコン下部の💀にカーソルを合わせ、Aボタンをしばらく長押しすることで💀が緑色へと変わり、強化が完了する。

作中に登場する魂は以下の14種類。特定の区間ボスを倒すことで手に入れることができる。

:死した英雄選択した武器のアビリティ使用後にファイアダッシュを行える。ダメージ:1
【追加効果】ダメージを2に増やす。
:母殺しの裏切り者敵を倒した時に得られる経験値を増やす。
【追加効果】経験値を増やす。
:母捨ての臆病者カルマに関わる会話がわかるようになる。
【追加効果】医療キットと扉でカルマを消費しない。
:ホムンクルス:記憶の子ダメージを受けると癒しの欠片が1増える。
【追加効果】最大チャージ数が2に上昇する。
:スクォールとハティ選択した武器のアビリティのダメージを1増やす。
【追加効果】ダメージを2に増やす。
:サブノック癒しの欠片で体力が2回復する。
【追加効果】さらに2つ目の欠片が出現した場合、レイジが完全に溜まる。
:ベヘモット敵1体に連続攻撃するたびに攻撃スピードが上がる。
【追加効果】攻撃スピードが上がる。
:コアリア穴に落ちてもダメージを受けなくなる。回数:2
【追加効果】回数:4
:飛行機長敵の白い体力の回復時間が延長される。
【追加効果】回復時間が延長される。
:穢れた者選択した武器のアビリティを使用すると分身が現れ、攻撃動作を模倣する。
【追加効果】分身の出現時間を延長する。
:蠅の王の子敵の黄色マーカー攻撃の妨害に成功すると、選択した武器のアビリティのダメージが1増加する。
【追加効果】ダメージを2に増やす。
:裏切り者致命ダメージを1回復する。
【追加効果】癒しの欠片が1増える。
名称無し)ダッシュボタンを長押しすると走るスピードが上がる。
【追加効果】走るスピードが上がる。
:切り裂き魔見習いリー走るスピードが上がる。
【追加効果】走るスピードが上がる。

“文字化けによる不具合”といったものではなく、いずれの言語に切り替えても無表記のままであることから、元々名前がない設定であるものと思われる)

 

スキル

 

スキルツリーメニューから習得が可能な4種類の武器の各スキルを以下で紹介。

 

オーメン

❶:ブラッドラストオーメンによる攻撃で貯まるレイジの量が増える
❷:インタラプション黄色マーカー攻撃を妨害した時、癒しの欠片が2個手に入る
➌:リバウンドオーメンのアビリティ使用後にアビリティボタンを押すと、反対側に跳ね返る。
❹:ライトニングカットダッシュ中にオーメンのアビリティを使用すると、一番近くにいる敵を稲妻の速さで攻撃する。ダメージ:3
❺:エナジーウェーブオーメン装備時にアビリティボタンを長押しすると、活力を溜め激しい奔流として放つ。ダメージ:2
➏:ファントムダッシュ敵からの攻撃の最中に2回ダッシュすると、ダッシュの到達地点に瞬間移動する。

 

スパービア

❶:レイジコントロールヒット時のレイジ量が減少する
❷:クラッシュブロウスパービアのアビリティ使用時に加速バフが与えられる。
➌:リカバリースパービアが壊れた時、再生までの時間が短縮する。
❹:スプリントスパービアが過熱した時、加速バフが強化される。
❺:ダッシュアクセラレーションスパービアの加速バフ効果でダッシュが速くなる。
➏:ファストペーススパービア装備時にダッシュがさらに速くなる。
❼:スタンスパービアのコンボの最終ヒットで2ダメージを与え、メンダシウムによる爆弾の爆発アビリティを獲得する。また、敵の黄色マーカー攻撃を妨害する。

 

メンダシウム

❶:ストレングスニングメンダシウムを投げた時のヒット数を1増やす。
❷:ディフェンススゥイングメンダシウムの一撃で敵の飛び道具を破壊する。
➌:ストレングスニングメンダシウムを投げた時のヒット数を1増やす。
❹:フュリアススロー投げたメンダシウムがヒットするとレイジが溜まる。
❺:リトリビューション投げたメンダシウムが壊れた時に爆発してダメージを与え、敵に埋め込んだ爆弾も爆発する。
➏:ペドラーメンダシウムを投げて敵に当たった時に爆弾を埋め込む。
❼:リカバリーメンダシウムが壊れた後、再生までの時間が短縮する。

 

アヴァリス

❶:デバウアメントダメージを受けた時にレイジが溜まるようになる。
❷:リフレクション防御に成功した後、アヴァリスで付近の敵を押しのける。
➌:コンバージョン防御に成功した後、癒しの欠片のチャージ量が1増える。
❹:即時回復医療キットを使うと瞬時に体力を全回復する。

 

 

収集要素

 

「There is no Light」作中に登場する収集要素は、主に以下の3つが挙げられる。

 

寓話集のページ

冒険を進めていくと『寓話集』というアイテムが手に入るが、これはインベントリメニュー上から使用することで、作中に登場する地域や怪物にまつわる記録を閲覧することができるライブラリー的な機能を持っている。

 

寓話集のページは作中の収集要素の1つとなっており、作中の舞台である地下世界の全域に散らばっている。1つ回収する毎にアイテム『寓話集』の内容に新たなページが追加される仕様。

ページは全部で39枚存在し、フィールド上では赤い触手に絡めとられた状態(上画像2枚目)で配置されている。近くに立ってZLボタンでインタラクトすることで入手可能。

 

蜘蛛の玩具

収集アイテムの1つである『蜘蛛の玩具』は、一定数集めて『スピリティオ』エリアにいるNPCマザーのところに持っていくことで、報酬を授かることができる。

回収した玩具の総数に応じてマザーからは最大で3つの力を与えられ、回数ごとにインベントリメニュー上の緑色の光点が追加されていく。(上画像)

1回目:最大体力+1
2回目:医療キット所持数+1
3回目:最大体力+1

いずれの3つも冒険の大きな助けとなる効果となっているので、ゲーム終盤を迎える前にはなるべく全て受け取っておきたいところ。各地域に隠れている分は1つたりとも残さず集めておこう。

 

記憶の欠片

『記憶の欠片』は全部で9つ存在しており、いずれも特定のクエスト(主に青色の吹き出しが表示されるNPCを通じて行われるもの)の完了を経て回収することができる。

主人公の失われた記憶の核心部分に迫るものであることから作中において最も重要度の高い収集要素であり、全回収がトゥルーエンドを迎えるための条件の1つとなっている。

 

問題点

 

【Nintendo Switch版】一部エリアの表示がおかしい

筆者が今回プレイしたNintendo Switch版「There is no Light」では、ゲーム後半で進入可能となる中央駐兵場のある一画(比較的広範囲)において、マップテクスチャの張り替えミスのような不具合を発見している。

一応、周辺一帯のNPC配置や地形判定、クエスト関連のフラグと言った部分はそのまま残っており、その辺りについては手探りで正常に進める事は確認できたが、作中ここだけが唯一極端な破綻っぷりを窺わせていてはっきり言って見映えがよくない。アート面では芸術的な美しさを伴う本作なので、今からでもアップデートで修正して欲しいと痛切に願うポイントだ。

 

プレイ後の感想

『There is no Light』は光無き地下世界を舞台に、一人の男が奪われた我が子と失われた自身の記憶の奪還に燃える高難度の2DアクションRPGだ。

16~32bitテイストで緻密に描かれた作中のグラフィックは西洋アートのような高い芸術性を伴う美麗さで、作風上陰惨な描写は多く見られるがダークファンタジーが好きな方には一見の価値ありの世界観となっている。

また、作中の夥しいテキスト量に対して一貫して高い品質を保ったローカライズも見事で、登場人物の性格や手紙や書物に綴られた文面それぞれにマッチした台詞回しを堪能できる。ごく一部に文字化けと見られる箇所はあったものの、没入感を削がれるようなことは一切起こらなかった。

 

『中央駐兵地』を始めとする非戦闘区域エリアでは一部のNPC達と会話を交わすことができるが、一部の会話ではプレイヤーに選択を迫る場面が登場する事もある。形式的には肯定か否定のシンプルな二択になるが、選んだ結果によってプレイヤーの属性が善悪いずれかの方へと傾いていき、その積み重ねはやがて物語の展開にも作用していく。

上記のシステムや宗教的要素の色濃い作中世界もあり作風的にはどことなく『真・女神転生』シリーズを彷彿とさせるが、特に終盤に登場するある設問は、システム的な社会における一個人としての資質を問いかけるような内容となっている。

 

作中の賛否両論となりそうなポイントとしては、操作キャラクターのごく周辺しか光が灯らない仕様上全体的に視界が暗い点、そして主に作中のバトル全体に起因する本作の高難易度が挙げられるだろう。

特に後者については、矢継ぎ早に繰り出される敵の攻撃をダッシュによる回避などで対処しながら隙を見つけてすかさず攻撃を叩き込む― といったヒット&アウェイ戦術をハイテンポ且つ連続的に要求されるのだが、これが道中~ボス戦とバトル毎に延々と続くため、各エリア進行中は常に緊張感に溢れて気が休まる暇が訪れない。

戦闘があまりにも厳しい、といったプレイヤー向けには一定の救済的要素を搭載した「旅人」モードへの切り替え誘導、といった緩和策も一応見られるが、それを以てしても作中の元々の難易度が大きく動くところまでには至っていない。

 

作中の収集要素はそのままクエスト要素として作用している形だが、それらにまつわる手がかりを手元で確認し辛い点も地味にプレイ中に困ったポイントの一つだ。これについては、全エリアを対象とした際の探索範囲の広さ、そもそもの目標に対する導線の分かり辛さ、一度読んだテキストをログ形式で振り返れない仕様などが要因として考えられる。

上記の要因が重なり、次の目的となり得る重要な言葉が出た場合はどこかにメモを取るなどの形で対策しておかないと、次に向かう場所が分からずに行き詰まってしまうといった事態を何度か体験することになった。この辺りについてはゲームシステム側でなんらかの誘導を持たせる形で配慮して欲しかったと感じた次第である。

また、今回筆者がプレイしたのはNintendo Switch版だが、プレイ中にフレームレートが著しく低下する地域が比較的多く見られ、探索するエリアや継続プレイ時間次第ではエラーによる強制終了が発生してしまうケースをプレイ中に何度も確認している。少しでもプレイ上の快適さを求めるという方は他機種版、もしくは後継機のNintendo Switch 2でのプレイに切り替えてみる事をおススメだ。

 

各種収集要素の回収も終えてトゥルーエンドを拝むことはなんとか叶ったが、戦闘が厳しめである事に加えて全編がとにかく長く、エンディングを迎えた時の筆者の感想は「ひたすら疲れた」の一言に尽きる。なお、本編クリア後には新たに”ニューゲーム+”モードが解禁されるのだが、こちらについては挑戦自体を遠慮させて頂いた。

バトルのシビアさからも万人が気持ちよく遊べる作品とは言い難く、プレイヤー次第ではかなりの苦戦を強いられる事になるかもしれないが、作中設定に因んだ膨大な量のテキストも含め細部まで練り込まれた世界観には一見の価値がある。その辺りのこだわりは実際に触れてみることでしっかりと感じられるはずだ。

高難易度なアクションRPGに高い関心を持つ方には、特に注目して頂きたい一作。「There is no Light」を是非お試しあれ。

 

評価

 

個人的スコア(10点満点中)7.5

 

良い点

  • 緻密に描かれたアートビジュアルと世界観
  • 一切気の抜けない緊迫感に溢れるスピーディー且つハイテンポな戦闘
  • プレイヤーの選択次第で、物語の展開に影響を及ぼす”善意システム”の搭載

 

惜しい点

  • プレイヤーのごく周辺のみ視界が広がる仕様に加え、全編を通じて色のトーンが暗いエリアが多いのも手伝って視認性が悪い
  • 各種チュートリアルは一度きりの登場となっており、任意で見返すことができない
  • (Nintendo Switch版)フレームレートが著しく低下する場面が多く見られ、長時間起動時のエラー落ちも発生し易い

 

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