チャレンジャー ~80’s洋画的探検アクション要素てんこ盛りのノンストップアクションゲーム

 

 

チャレンジャー – ©1985 HUDSON SOFT

 

タイトル チャレンジャー
対応機種 ファミリーコンピュータ
販売/開発 ハドソン
発売日 1985年8月11日

 

 

 

©1985 HUDSON SOFT

 

 

 

 

 

 

挑むは悪の首魁ドン・ワルドラド。広い荒野を抜けて攫われたプリンセスを救い出せ!

 

 

「チャレンジャー」はハドソンから販売されたファミリーコンピュータ用タイトル。大冒険、救出劇といった要素がギュッと詰められた快作アクションゲームだ。

考古学者”チャレンジャー”を操作して、各地に隠された3種の秘宝を手に入れると同時に、ドン・ワルドラドに攫われたマリア王女を救い出すのがゲーム内での目的となる。

 

 

 

 

 

 

 

ナイフを相棒に身体一つで挑むワルドラド島の大冒険

 

以下で本作での操作方法と、チャレンジャーが持つ各能力について紹介していこう。

 

 

操作方法

十字キー キャラクターの移動
STARTボタン ポーズ
SELECTボタン 使用しません
Aボタン ナイフ投擲
Bボタン ジャンプ

 

 

 

「チャレンジャー」の操作方式はキー入力&2ボタンによるものでとてもシンプルなものだが、ジャンプボタン=Aボタンという認識のアクションゲームが多いファミコンタイトルにおいて、本作はAボタンで攻撃、Bボタンでジャンプとなっているためプレイ時には要注意。

 

チャレンジャーのナイフ攻撃は正面一直線へと投擲を行うといったもの。

画面端までしっかりと届く長射程がウリだが、反面連射が効かない単発仕様で、画面外に消えるか、対象に命中しないと次のナイフを投げることができない。

そのため、狙いが外れた時の隙は致命的。敵をナイフで攻撃する際はしっかりと引き付けて必中で倒せるよう、よく狙っていきたいところだ。

 

パワーアップアイテム

 

敵を4体連続で倒すごとにパワーアップアイテムが出現する。パワージュエルとパワーナイフのどちらか1つが必ず出るので効果を把握した上で上手く活用していこう。

 

各アイテムの回収方法はナイフを命中させるといったもので、直接取ろうと接触を行うと逆にダメージを受けてしまう。

またどちらのアイテムも画面内に出現している間は少しずつライフゲージが回復していくため、起死回生の手段としても活用できる。

 

 

 

まず「パワージュエル」は回収直後に画面内の敵対象を全て倒すことができるいわゆるボムのような効果を持ったアイテム。

効果範囲は1画面分となるがある程度広めの発生判定をもっていて、回収と同時に任意の方向へと画面をスクロールさせることでスクロール先の敵にも効果が及ぶ。

このテクニックを駆使して、洞窟の入り口を守るオックスボーン(後述)などを上手く巻き込んでみよう。

 

 

 

もう1つのパワーアップアイテムである「パワーソード」は回収後に移動速度が大幅に上昇すると同時に、本来ナイフが効かない敵にも通用する強力なナイフを投げられるようになる。

ただしこの効果はナイフを当ててからたった数秒間しか表れないので、パワージュエル以上に計画的なタイミングで回収したいアイテムだ。

 

上記2つのアイテムは効果発生の特性上、なるべく多くの敵を惹きつけてから回収するようにすれば、効果に巻き込んで新たなパワーアイテムを呼び出すこともできるので一石二鳥となるだろう。

 

 

 

 

 

 

追跡、探索、秘宝の入手、救出― ゲームは4種類のシーンで次々と展開していく

 

本作は1~4のSCENE(シーン)で区切られた4部構成で展開。以下で各シーンの特徴を簡単に紹介していこう。

 

 

 

SCENE 1「Stop The Express!」

 

マリア王女を匿うドン・ワルドラドを追跡し、屋上を伝って最後列車へと単身で潜入していく。先頭車両に乗り込むことで、ワルドラドを追いつめるが―

 

急行列車へと飛び移るダイナミックなアクションシーンも相俟って、本作でも特に印象深いゲームパートで、難易度に応じて妨害キャラのバリエーションが増減したりと、特に変化の激しいシーンでもあると言ってもよい。

 

 

 

 

SCENE 2「Search Princess!」

 

今一歩のところでワルドラドに逃げられてしまったチャレンジャーは、ワルドラド島内で王女の行方を捜すことになる。

 

SCENE 2は総面積100画面相当の広大なワルドラド島を舞台に、プリンセスの捜索を行うアドベンチャーパートで、本編中のメインとなるゲームパートでもある。

 

 

洞穴や建造物など各地に点在する入り口から、SCENE 3へと突入することができる。

入り口では毎回、動物の骸骨であるオックスボーンが道を塞いでいる。通常のナイフ攻撃は通用しないのでパワーアイテムを駆使して倒してしまおう。

 

 

 

 

広大なワルドラド島ではミステリーゾーンやアリ地獄といった名前からして怪しいスポットも登場する。どちらも残機を失ってしまうだけの完全なトラップゾーンなので、うっかり迷い込んでしまわないように要注意だ。

 

 

 

 

SCENE 3「Get Keyword!」

 

洞窟に隠された秘宝を手に入れて、得点をゲットしよう。

 

 

  

スコア獲得が目的のボーナスエリアパートでありながら、本編クリアにおいても重要なシーンとなっており、奥部で獲得できる鍵、ルビー、王冠の3種類の秘宝を最低でも1つずつ入手していないと最終面となるSCENE 4へと進むことができない。島内で入り口を見つけ時は小まめに入るように努めよう。

 

 

 

 

 

SCENE 4「Rescue Princess!」

 

最終局面。洞窟に囚われているマリア王女を救出しよう。

 

ワルドラド島最奥部にてついに王女を発見するも、堅牢な檻で囚われている上に、此度の事件の主犯であるドン・ワルドラドもその前に立ち塞がる。

 

 

このシーンを突破する上で重要なポイントは終盤の2箇所。ワルドラドはナイフを合計4発命中させれば倒すことが可能。檻の前に浮かんでいる最後の足場へは、ワルドラドのいた場所からそのまま落下すれば乗る事ができる。

ここまで辿り着けたプレイヤーならば、以上に注意を払うだけで楽勝で進めることだろう。足場への飛び移りだけはいずれの場面でも慎重に行っていきたい。

 

 

SCENE 4終了後は再びSCENE 1スタート、といった具合でループしていく。周回を追うごとに難易度が上がっていき、それに伴って出現する敵のバリエーションや追跡は激しさを増していく。何処まで進むことができるかチャレンジしてみるのも面白いだろう。

 

 

 

 

 

 

ワンプレイの所要時間は短めだが、テンポの良いゲーム進行が本作の魅力

 

 

 

SCENE 1の特急列車での追跡パートが特に印象的な「チャレンジャー」だが、プレイフィールドの大半を占めるのはSCENE 2の広大なワルドラド島で、本作はこの島内での散策が全編の主目的となっている。

 

またこの当時のゲームとしては珍しく、本作では最大16段階という細やかな難易度調整機能が搭載されており、敵の出現数や追跡速度を増減することができる。少し変化させてみるだけでもゲームの雰囲気がグッと変わるので、是非色々な難易度でプレイしてみよう。

 

 

1985年タイトルにして本格的な”冒険アドベンチャーアクション”といったゲームジャンルを撃ち出した本作は、未だ同プラットフォームのソフトウェア成長期であった当時にしても高い水準でまとまっている。

ゲームの進行ごとにノンストップで各シーンが移り変わっていくスピーディーな展開はさながらアクション映画のようだ。本作を実際にプレイすることで体験してみてほしい。

 

評価

個人的スコア 7.0(10点満点中)

良い点

  • 16段階の難易度でその時々の気分に応じた難易度での挑戦が可能
  • 4種類それぞれのシーンはいずれもルールが異なることでメリハリが効いており、最後まで楽しさを損なう事なくプレイ可
  • ワンプレイの所要時間は短く、気軽に遊ぶことができる

惜しい点

  • 攻撃手段が単発のナイフのみで、アイテムに頼らない場合は次々に出現する敵に対する対抗手段に乏しい
  • 被弾直後はほんの少しの間無敵、といったシステム的な救済はなく、複数の敵キャラクターに囲まれた場合は離脱が極めて困難
  • 特定の箇所の岩場など一部、通行不可能な地形の視認が難しい
スポンサーリンク