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基本情報
| タイトル | Horatio Goes Snowboarding |
| 対応機種 | Steam,Nintendo Switch,PlayStation 4|5, Xbox Series S|X |
| 販売 | eastasiasoft |
| 開発 | Infinite State Games |
| 発売日 | 2021年7月10日(Steam版),2021年12月23日(Switch版),2021年12月22日(PS4|5版,XBS|X版) |
| 対応言語 | 日本語, 英語, フランス語, イタリア語, ドイツ語, スペイン語, ポルトガル語, 韓国語, 中国語 (簡体字), 中国語 (繁体字)
Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)では日本語でのみプレイ可能。ただし、一部、ソフト内で言語を変更できる場合有り。 (※Steam版での対応言語は英語のみ) |
| 備考 | IARCレーティング:3+ |
作品概要
「Horatio Goes Snowboarding」(「ホレーショ・ゴーズ・スノーボーディング」)は英国の独立系ゲームスタジオInfinite State Gamesによって製作されたゲーム作品。コンソール版のパブリッシャーはeastasiasoftが担当。
本作はウィンタースポーツのスノーボードを題材にしたアーケードゲーム。操作キャラクターのホレーショを操作して交通渋滞を無事に潜り抜け、ヘリで移動後は山頂からのスノーボーディングによる滑降で高得点を目指すのが目的となる。
開発元のInfinite State Gamesは2013年に開設。Charlie ScottとMike Dawの2名を中心にロンドン及びブリステルを拠点として活動を行う小規模ゲームスタジオで、代表的なタイトルとして「Rogue Aces」、「Don’t Die Mr. Robot」などが挙げられる。
近年では過去の開発タイトルのリメイクに意欲的な動きを見せており、2024年には上記紹介作品のリメイク版「3D Don’t Die Mr. Robot」がSteamにてリリース。今年3月にはNintendo Switch版もeastasiasoftパブリッシングで販売開始されており、どちらのプラットフォームも製品版と併せてデモ版が配信中だ。
リンク:Infinite State Games(Official Page)
リンク:ISG(Infinite State Games)(X(Twitter))
リンク:Infinite State Games(Facebook)
操作方法
(※Nintendo Switch版)
| JOY-CON(左) | |
| 上下左右ボタン | 移動
(※スノーボーディングパートでは左右操作のみ対応) |
| Lスティック | 同上 |
| Lボタン | |
| ZLボタン | |
| -ボタン |
| JOY-CON(右) | |
| Rスティック | |
| Aボタン | 選択 |
| B選択ン | キャンセル |
| Yボタン | |
| Xボタン | |
| Rボタン | |
| ZRボタン | |
| +ボタン | ポーズメニュー |
ゲームの遊び方
ゲーム本編はルールや操作の異なる以下の2つのパートによって構成されている。
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| Aパート。左右に連なる道路を縦断し、ヘリを目指す。 | Bパート。山頂からゴールを目指してスノーボードで滑降していく。 |
両パートの詳しいルールや基本事項については、下記の項目にて紹介。
ゲームシステム
基本操作

本作の基本的な操作は移動のみと極めてシンプルな仕様になっている。道路の横断がメインのAパートでは上下左右の4方向に、ボードでコースを滑るBパートでは方向変換用の左右2方向への操作に対応している。
移動操作については、ゲームオプションの「デッドゾーン*」から移動操作の調節を行える。初期設定では上画像の位置に合わさっているが、メーターを一番右まで振ってしまうとコントロール効果が一切反応しなくなる。なるべく半分から左寄り辺りを目安に合わせておこう。
(*Dead zone。日本語では『死角』、『不感区域』などを意味し、ゲーム用語においてはコントローラーのスティック全般における”操作無効範囲”を表す。)
日数について

ゲーム内のステージは画面左上に表示されるように「n日目」と日数を示す単位によって区切られる。
各日ではAとBの2種類のゲームパート(後述)が順に展開する構成となっており、Bパートで無事にゴールを迎えることで新たな日を迎え、再びAパートからの開始となる。
所持金と挑戦回数の関係

ゲーム開始時には£300(ポンド)の所持金が与えられるが、この所有額は1ゲーム辺りの挑戦回数にも大きく影響する形となっている。
以下の表は、ゲーム内の各条件毎に発生するコストを簡単に表したものだ。
| 医療費 | 1回につき£-100 |
| スノーボード購入費* | 1台につき£-20 |
| Bパートでゴールする | 通常ゴール時:£10×日数
パーフェクトゴール達成時:£15×日数 |
(*開発側による翻訳の関係で、ゲーム内では「ボード求人 £20」と表示される)
単純計算でミスをする毎に£100の医療費と使っていたスノーボードという2種類の損失を伴う事になる。
また、医療費を支払った後にスノーボード用の購入費にあたる£20が所持金に残っていない場合は、その場でゲームオーバーとなる。より厳密に言うと、所持金が£120未満の状態でミスをした時点でゲームはそこで終了となってしまう。
所持する金額の重要性に加えて後述する各パートでのスコア要素の仕組みも踏まえると、いかにミスをせずにプレイできるかがより高いスコアを目指す上でも極めて重要なポイントとなる。
ステージAパート

各日のAパートは市街地の一角からスタート。ここでは左右へと横断する道路を通行中の自動車に接触しないように慎重に渡り、ステージ最深部で待機中のヘリに辿り着くことでクリアとなる。
道路と自動車

各道路はセンターラインを敷居とする片側一車線通行仕様で、路上では左に右にと自動車が常に走行を続けている。ホレーショはこの車と車の合間を縫って、道路を渡らなければならない。
道路1本につき各車線1回分、計2回の自動車回避を促される。ただし、何処からでも横切っていいというわけではなく、通ることが出来るのは横断歩道の範囲内に限られる。

自動車に接触せず道路を渡ることに成功した際の基本スコアは1台追加毎にプラス15点。そこに日数を乗算した分の合計が最終的な得点して加えられる。(例:3日目をプレイ中、4台目の自動車を回避した際の加算ボーナスは15(基本点)×4(回避台数)×3(日数)で180点となる)
万が一接触してしまった場合は問答無用でミスとなり、スノーボードの没収と共に医療費としてマイナス£100のペナルティを受けてしまう。後述のBパートと比べてもAパートは比較的攻略が容易なので、車に接触する形でのミスはなるべく避けたい。
なお、道路のちょうど真ん中にあたる部分は接触を回避できる安全地帯となっているので、日数が進んで難易度が上がってきた際は上手く活用すると良いだろう。(※くれぐれも現実世界では真似をしないようにお願い致します)
スノーボードの購入

タイトル通り、ホレーショの目的はスノーボードを楽しむ事。Aパートをクリアする上ではスノーボードを所持していることが最低条件となる。ゲーム開始直後やミス直後でボードを所持していない場合、途中の露店で購入しない限りは載せてもらう事ができない。(価格は£20で固定)
ステージBパート

Bパートではスノーボードで滑降するホレーショを操作して、麓に設置されたゴールポストを潜る事でステージクリアとなる。
ステージ内のオブジェクトはランダムで配置され、日数が進むに連れて障害物やスラロームポスト(後述)の配置が複雑化していく事に伴い難易度が上昇していく。
スラロームポスト

コース上に設置されたスラロームポストの間をくぐるとボーナスが発生。連続でくぐっていくことでチェーンボーナス(※日本語設定でのプレイ時は画面右上に「連続」と表記)が発生し、1回辺りの加算スコアも増加していく。
また、コース上の全てのスラロームポストをくぐってゴールするとパーフェクトボーナスが与えられ、大きなスコアアップと共に1.5倍の賞金を獲得できる。
スキーヤー

コース上ではスキーヤーが滑っている場面に遭遇することがある。彼らは作中におけるスコア要素の1つとなっており、接触する事でスコアボーナスが加算される。
この時の基本となる加算点数は200点で、接触対象が1体増える毎に等倍で上昇。2体目の場合は400点、5体目の場合は1,000点といった具合に触れた分だけ高得点を稼げる仕様となっている。
イエティ

滑降中、時々コース後方からイエティ(雪男)が突然姿を現し、暴れ出すことがある。
ホレーショに特別狙いを定めるような動きは取らないものの、しばらくすると周囲のオブジェクトをなぎ倒しながら、前方(画面手前方向)に向かって一直線に突進して退場していく。
この際、コース上に倒れて散らばった針葉樹に接触するとミスとなってしまう。
スタンドプレー

主に針葉樹などの障害物をギリギリでかわす等、特殊な条件を達成した際には『スタンドプレー』と言う表示と共に特別ボーナスが加算される。
序盤のような比較的余裕のある局面ではスコアアップも兼ねて狙いに行ってみるといいだろう。
ゴールポスト

麓へ向かって滑降を続ける内、やがてチェック柄の布が掲げられたゴールポストが見えてくる。ただし、見えたからと言っても油断は禁物で、きちんとポールの間をくぐらないとゴールと見做されない。
失敗して通り過ぎてしまったりゴール用のポールにぶつかった場合はミスと判定され、Aパートの最初からの再開となってしまうので要注意。
プレイ後の感想

「Horatio Goes Snowboarding」はそのストレートな表題が示す通り、主人公のホレーショがスノーボードに出かける事が目的となるウィンタースポーツモチーフのアーケードゲームだ。
各ステージは『n日目』と言った具合に日数を示す単位で区切られており、通行中の自動車をかわしてヘリに乗り込むAパート、スノーボードでコースを滑降しながらゴールを目指すBパートの2つのパートが各ステージ毎に展開していく。
ゲームシステムの一つとして金銭要素が登場するがこれは作中における挑戦回数と密接な関係を持っており、1回辺りのゲームプレイにおいては所持金の範囲内でより高いスコアを目指すと共に、何日目まで生き残る事ができるかを問われる事になる。

筆者が本作を購入してみよう、と思う切っ掛けとなったのは作品タイトルと商品ページの紹介内容による所が大きい。というのも本作は様々な部分で、80年代に欧州圏で販売されたゲーム作品「Horrace Goes Skiing」とよく似ているのだ。当ブログの此方の記事に目を通した事がある方ならば或いは、そのタイトルに見覚えがあるかもしれない。
ウィンタースポーツの1つであるスキーを題材にした「Horrace Goes Skiing」は、ビデオゲーム作家のWilliam Tangによって生み出されたキャラクターHorraceを主役に据えたゲームシリーズの1つとして数えられ、1982年にクラシックホームコンピューターZX Spectrum用タイトルとして登場したのが初出となる。
近年ではPixel Games UKが現代のプラットフォームに向けた本作のリリースを積極的に行っており、Nintendo Switchにおいては過去に同ブログ内にて紹介した「Hidden Gems: Volume One」を通して1984年発売のCommodore 64版(上画像)がプレイ可能。また、SteamではZX Spectrum版をリファイン化した「Horrace Goes Skiing Revisited」(下記リンクより)が配信中だ。

開発のInfinite State Gamesによれば上述の「Horrace Goes Skiing」を始めとした、いくつかのウィンタースポーツ系クラシックゲーム作品の美味しい部分を組み合わせたのが本作「Horatio Goes Snowboarding」であるとのこと。題材のウィンタースポーツをスキーからスノーボードへと移した上で、基本となるゲームシステムはリスペクト元をきっちりと踏襲。作り手は異なるが、まるで姉妹作のようにも感じられる。
内容面は限りなくスコアアタックに特化しておりメイン以外のコンテンツ要素に乏しいのが少々惜しまれるところだが、メリハリの利いたアレンジが施されていて遊び易い。シンプルで素朴なアーケードスタイルのゲームを好む方には特に触れてみて欲しいと思えるタイトルだ。是非お試しあれ。
評価
| 個人的スコア(10点満点中) | 6.5 |
|---|
良い点
- スノーボードをモチーフにしたアーケードスタイルのシンプルなゲーム性
- 元となったクラシックゲームタイトルへの強いリスペクトを感じられる絶妙な現代風アレンジ
- スピード感に溢れるスリリングなスノーボードパート
惜しい点
- ステージ自体にオブジェクト配置などのランダム要素はあるものの、景色面での変化には乏しい
- スコアアタック以外のコンテンツ要素の不在
- アンロック要素がエンドレスモードのみで必要条件も高めに設定されており、繰り返し遊ばないと解禁できない。
Copyright ©2023 Imagine Software Ltd/Pixel Games UK/Subvert Ltd 基本情報 タイトル Hidde[…]
