Ultimate Zombie Defense 2 の作品解説
Ultimate Zombie Defense 2 の基本情報
| タイトル | Ultimate Zombie Defense 2(アルティメット ゾンビ ディフェンス 2) |
| ジャンル | ファーストパーソン・ディフェンスアドベンチャー・ゲーム |
| プラットフォーム | Steam |
| メーカー | Terror Dog Studio |
| 公式サイト | Terror Dog Studio 公式サイト(英語) |
ゲームの概要
Ultimate Zombie Defenseの続編である、ファーストパーソン形式のディフェンスアドベンチャー・ゲーム。
本作も前作と同様にマップ上に出没する感染者(つまりゾンビ)を倒し、可能な限り生き残ることを目的としたゲームだ。

ゲームの流れは前作と同様で、WAVE(日本語版では「波」)と呼ばれる単位で襲撃してくる感染者と戦い、感染者を全滅させるとWAVEクリアとなる。
WAVEをクリアするとプレイヤーキャラのHPが完全回復する。弾薬は回復しない。
WAVEとWAVEの間の2分間で防衛施設の構築・修理・売却を行ったり、武器や防御施設のアップグレードなどを行う。
防衛の構築やアップグレードには$(ドル)を消費する。
$は感染者を倒したり、WAVEのクリア時に取得可能だ。

以下は本作から変更・追加された要素である。
大きな変更点としてトップダウン形式からファーストパーソン形式のゲームになった。
ファーストパーソン形式に変更されたため、プレイヤーキャラの正面しか見えない状態となっている。
また前作ではプレイヤーキャラと感染者の位置を表すレーダーが表示されていたが、本作からレーダー表示は廃止された。
このため視界の外からの襲撃を察知することが難しくなり、前作より緊張感のあるプレイを求められる。

次に、武器の購入はショップからではなく、壁に描かれた武器のシルエットからの購入に変更となった。
前作ではWAVEとWAVEの間にショップから武器やアイテムを購入していたが、本作ではショップ自体が無くなっている。
代わりにステージ内にある武器の描かれた壁の前で×ボタンを押し続けることで武器を購入する。
武器の購入方法が変わったことで、$があればWAVE中でも新しい武器を購入することが可能である。

10WAVEごとに出現するボスキャラの代わりにヘルチャレンジが搭載された。
前作では10WAVEごとに3種類のボスキャラがランダムで出現したが、本作ではヘルチャレンジへ挑戦するかを選択することになる。
ヘルチャレンジに挑戦するとヘルチャレンジ専用マップに移動し、ボスキャラとの戦闘になる。
挑戦を拒否すると専用マップに移動することなくゲームを継続する。
ヘルチャレンジに挑戦しない場合、固定のボスキャラのメカニックモンスターとの戦闘になる。

プレイヤーキャラのクラスが4種類から3種類となった。
前作ではバランス型の「ヘヴィー」、回復能力のある「メディック」、攻撃特化の「スペシャリスト」、防衛の構築が強化される「エンジニア」の4タイプを選択できた。
本作では防衛の構築が強化される「エンジニア」、資金面と生存能力に優れた「スカベンジャー」、攻撃特化の「スレイヤー」の3種類となっている。
クラスごとに独立したスキルツリーを持っており、スキルポイントを消費してスキルを取得しキャラクターの強化が可能だ。
尚、スキルのクリア(スキルポイントの払い戻し)にペナルティは無い。
クラスを変更して遊びたい場合、既存のクラスのスキルをクリアして遊びたいクラスに割り振ることが可能だ。

システムについて
ゲームの操作についての説明。
ゲームモード
本作では4つのゲームモードの選択が可能となっている。
ゲームモードによりゲーム性が大きく変わるので同じマップでもゲームモードを変えることで異なる遊び方が可能である。
| 目的を守る | 指定された目的物を感染者から守るモード。 目的物のHPが0になるとゲーム終了となる。 目的物のHPが残っている限り、プレイヤーのHPが0になっても復活できる。 |
| ただ生き残る | ひたすら感染者を撃退しどこまで生き残れるかを競うモード。 プレイヤーのHPが0にになるとゲーム終了となる。 |
| ただ生き残るだけ(建物はなし) | 防衛施設の構築無しでひたすら感染者を撃退しどこまで生き残れるかを競うモード。 プレイヤーのHPが0にになるとゲーム終了となる。 WAVEとWAVEとの間の時間は15秒と短い。 |
| カスタム | ゲームのルールをプレイヤーが設定し、プレイヤーオリジナルのモードとしてプレイできる。 |

WAVE
本作のステージの単位。
WAVEを開始すると感染者の襲撃が始まり、すべての感染者を倒すとWAVEクリアだ。
WAVEをクリアするとキャラクターのHPが回復し、$(ドル)が手に入り、防衛施設の構築とアップグレードが利用可能となる。
ゲームモードに「ただ生き残る」を選択している場合、10WAVEごとにヘルチャレンジへ挑戦するかの投票が表示される。
ヘルチャレンジに挑戦するとヘルチャレンジ専用マップに移動し、ボスキャラとの戦闘になる。
挑戦を否決すると専用マップに移動することなくゲームを継続する。
ヘルチャレンジに挑戦しない場合、固定ボスキャラのメカニックモンスターとの戦闘になる。

メカニックモンスターは10WAVEでは1体、20WAVEでは2体とWAVEが進むごとに出現するメカニックモンスターの数が増える。
WAVEの途中でキャラクター(ゲームモードが「目的を守る」場合は目的物)のHPが0になるとゲーム終了。
成績(生き延びたWAVE数など)に応じて経験値が得られプレイヤーはレベルアップする。
ヘルチャレンジ
10WAVEごとにヘルチャレンジへ挑戦する機会がある。
ヘルチャレンジへ挑戦するとヘルチャレンジ専用マップに移動し、ボスキャラとの戦闘になる。
ヘルチャレンジ専用マップでは建物の建築ができないため、装備している武器とパークだけが頼りだ。
建物の構築ができないためヘルチャレンジは通常のマップより難しくなるが、ヘルチャレンジ専用のボスキャラがいるため、腕試しに丁度良いシステムである。

武器と防具の購入
ステージ内にある武器や防具のシルエットが描かれた壁の前で$(ドル)を消費することでシルエットとして描かれた武器や防具の購入が可能となる。
購入するアイテムは壁に描かれたシルエットと名前から確認できるが、性能などの表示は無い。

パークマシン
$(ドル)と引き換えにパークを取得できる装置。
習得できるパークの性能はパークマシンの右上にある説明文から確認が可能だ。
パークマシンの前で$(ドル)を消費することでパークを取得できる。
パークを習得すると画面上中央に習得したパークに応じたアイコンが表示される。

施設の構築・修理・売却
WAVEとWAVEの間の2分間で防衛施設の構築・修理・売却が可能となる。
※ゲームモード;ただ生き残るだけ(建物はなし)の場合、防衛施設の構築・修理・売却は実行できない。
$(ドル)を消費してバリケード(尖った木の杭、コンクリートの壁など)や地雷、銃座、セントリーガン(自動射撃兵器)などを組み合わせた防衛施設を構築する。
建物には耐久力があり、感染者の攻撃によりダメージを受け、耐久力が無くなると破壊されてしまう。
感染者の攻撃により耐久力の下がった建物は$(ドル)を消費することで修理が可能である。
建物が不要になった場合、構築時の費用より安値で売却できる。

武器や防御施設のアップグレード
WAVEとWAVEの間の2分間で武器や防御施設のアップグレードを行える。
武器や防御施設のアップグレードは$(ドル)を消費して行う。
武器のアップグレードは全ての武器タイプに効果のある弾の貫通力の強化と、武器タイプごとに分かれるダメージ増加の2種類となっている。
防御施設のアップグレードは建物の耐久力、罠のダメージ増加や特殊効果の強化など選択できる項目が多い。
WAVEが進むと感染者も強化されるのでゲームを進めるほどアップグレードは重要となってくる。

クラス
プレイヤーキャラは3種類のクラスに分かれる。
| エンジニア | 建物の耐久性アップやセントリーガンの強化、建物の構築制限の上昇など建物の強化を中心としたスキルを習得できる。 |
| スカベンジャー | $(ドル)の入手量増加や武器・弾薬の値下げ、即死回避など粘り強いプレイを可能とするスキルを習得できる。 |
| スレイヤー | 武器ダメージ強化や特殊攻撃への耐久せいなど戦闘に特化したスキルを習得できる。 |
クラスごとに独立したスキルツリーを持っており、スキルポイントを消費してスキルを取得することでキャラクターの強化が可能だ。
スキルの割り当てを変更したい場合、スキルをクリアして消費したスキルポイントを払い戻すこともできる。
スキルポイントは全クラスで共通のスキルポイントとなっている。
プレイするクラスを変更するときに、既存のクラスのスキルをクリアして、新しいクラスにスキルポイントを振り分けることも可能である。

Ultimate Zombie Defense 2 をプレイした感想
Ultimate Zombie Defense 2 を遊んだ感想
迫りくる感染者(ゾンビ)を相手に力尽きるまで戦い続けるファーストパーソン形式のディフェンスアドベンチャー・ゲーム。
前作Ultimate Zombie Defenseとの大きな変更点は、トップダウン形式からファーストパーソン形式へ変更となったことだ。
ファーストパーソン形式のためプレイヤーの正面以外は全て死角となり、敵に襲われる恐怖感や緊張感は前作よりも増している。

感染者と戦うマップに高低差の概念が導入され、防衛施設の構築や迎撃ポイントの選択などプレイの幅が広がっている。
墓地など建築物のあるステージでは防御に不向きだが広くて逃げやすい建物の外や1階に陣取るか、防備を固めやすいが逃げ道のない建物の2階以上で迎撃するかなど選択の楽しさもある。
感染者に対抗するための武器や防衛施設、アップグレードの種類は1回のプレイでは試しきれないほど多い。
繰り返し遊ぶタイプのゲームのため、武器や防衛施設の種類が多いと試行錯誤の余地が増え長く遊べる作品となっている。

前作よりグラフィックや配置されたオブジェ、演出など強化されており、前作の地味な印象は一掃されている。
ただし、グラフィックや配置されたオブジェが強化された分、防衛施設の配置可否が分かりにくくなっている。
目視では配置スペースがあるように見えても配置できず、途中まで構築した防衛施設が無駄になることがあった。
また、オブジェと防衛施設の間に隙間ができやすく、感染者が隙間を通ってしまい防衛施設の意味をなさない事もある。
インターフェース面では防衛施設を修理・売却や武器のアップグレードの表示が不親切で時間やコストを無駄にすることが度々あった。
上記の欠点は慣れればある程度カバーできる内容だが、今後のアップデートで改善して欲しいポイントではある。

インターフェース面などに欠点のある作品だが、感染者との戦闘や防衛施設の構築などは楽しく繰り返し遊びたくなるゲームだ。
武器や防衛施設、アップグレードの種類も多いので試行錯誤しながらより長く生き延びるための攻略法を探す楽しさもある。
ストーリーやエンディングなどは存在しないため、小難しいことなく、ひたすらゾンビと戦いたい時などに最適なゲームである。
Ultimate Zombie Defense 2 の評価
| 個人的スコア | 7.0 |
良い点
・ファーストパーソン形式への変更により後方から襲い掛かる感染者の察知が難しくなり、感染者に襲われる恐怖感が増した。
・マップに高低差の概念が導入されたことで防衛施設の構築や迎撃ポイントの決定など選択肢の幅が広がった。
・武器や防衛施設、アップグレードの種類は多く、プレイのたびに試行錯誤する楽しみがある。
惜しかった点
・防衛施設を修理・売却するときの対象選択の操作が不親切である。画面中央に対象物が表示されるように操作すると修理・売却が可能となるが、画面中央を表すポインターが存在しない。
・防衛施設の配置可否が分かりにくい。目視では配置スペースがあるように見えても配置できない場合がある。
・武器のアップグレードは武器の種類(アサルトライフルやサブマシンガンなど)単位でアップグレードするが、所有している武器の種類が表示されないため、アップグレード対象を間違えることがある。