
Creepy Shift: Uncle Joe’s Motel の作品解説
基本情報
| タイトル | Creepy Shift: Uncle Joe’s Motel(クリーピー・シフト:アンクル・ジョーズ・モーテル) |
| ジャンル | ホラーアドベンチャーゲーム |
| プラットフォーム | Steam |
| メーカー | Night Shift Team・Red Limb Studio |
| 公式サイト | Creepy Shift: Uncle Joe’s Motel Steam |
ゲームの概要
本作は作業ゲームとホラーゲームを同時に楽しめる「Creepy Shift」シリーズの3作目である。
プレイヤーの目的は仕事が無くお金に困っている女優のスーザンを操作し叔父のモーテルでのバイトでお金を稼ぐことだ。

モーテルの部屋ごとにタスクあり、プレイヤーはタスク+αの働きをしてお金を稼ぐことになる。
今回も前作までと同様に奇妙なルールの書かれたメモは存在しており、モーテルの所有者であるジョーおじさんからもルールを守るように忠告を受ける。
もちろんルールを破った時に恐ろしい目に合うのも前作までと同様だ。

ストーリー
女優の仕事もなく経済的に苦しくなったスーザン(愛称はスー)は叔父のジョーが所有するモーテルで働くため列車で帰郷する。
ジョーおじさんの話ではモーテルでは警察の報告書に載らない出来事、幽霊に関するトラブルが起きているらしい。
半信半疑ながらも何かを期待するルー。

モーテルにつくとジョーおじさんから電話が入る。
電話の内容はモーテルでの仕事のことと、前任の担当者がモーテルで見つけた奇妙なルールのことだ。

前任の担当者が急に仕事を辞めたのはモーテルで幽霊を見たのが原因とのこと。
ルールに従っていれば問題ないが、ルールを破ると奇妙なことが起こるらしい。
ジョーおじさんに念押しされ、ルールを守ることを承諾したスーはモーテルの清掃(と怪奇現象への対応)に向かうのであった。

システムについて
モーテルでの清掃作業についての操作方法などの説明。
プレーヤは部屋ごとに決められたタスクを完了させて報酬をもらう。すべてのタスクを完了させるとボーナスが支払われる。
モーテルでの清掃業務について
清掃業務についての説明。
作業を行うたびに報酬が発生する。
部屋の入口横に貼られたリストに記載されたタスクを全て完了させるとボーナス報酬が手に入る。
清掃作業を進めると怪奇現象が発生するので兆候を見逃さないようにすることが重要だ。
| ゴミを拾って捨てる | ビザの空き箱、ジュースの瓶、注射器など部屋に散らばっているごみを捨てる。 ゴミは1つ拾ってはゴミ箱に捨てる必要があるため手間のかかる作業だ。 機材カートにはゴミ箱が設置されているので、ゴミの近くまで機材カートを移動させてからゴミ拾いを始めると楽に片付けられる。 |
| 古いガムを取り除いて捨てる | エプロンに装備しているスクレーパーを使って壁や柱にこびりついたガムをはがす。 スクレーパーを手に持ち、こびりついたガムにカーソルを当てた状態でR2を上下に動かすとガムをはがすことができる。 ガムをはがした後、ゴミとしてゴミ箱に捨てる。 |
| トイレの詰まりを取る | エプロンに装備しているラバーカップを使ってトイレの詰まりを取る。 ラバーカップを手に持ち、トイレにカーソルを当てた状態でR2を上下に動かすと詰まりを取ることができる。 |
| 植物を配置する | 部屋の所定の場所に植物の鉢植えを配置する。 鉢植えは2種類がるがどちらの鉢植えを配置してもタスク完了となる。 部屋に配置する植物の数は多いので機材カートには優先的に鉢植えを配置すると取りに戻る手間が省ける。 |
| 電球を取り換える | 切れた電球を取り換える。手順としては以下のとおりである。 1.切れた電球をソケットから外す。電球を外すときはR2を回転させて外す。 2.外した電球はゴミとしてゴミ箱に捨てる。 3.新しい電球をソケットにはめる。電球をはめるときもR2を回転させてはめる。 |
| 寝具を取り換える | 毛布、布団、枕の順に×ボタンを押して、汚れた寝具をベッドから片付ける。 汚れた寝具をベッドから片付けたら清潔な寝具を持った状態で空いているベッドで×ボタンを押すと清潔な寝具がセットされる。 清潔な寝具のセットは×ボタンを1回押すだけで自動的にセットされる。 |
| 洗濯する | 汚れた寝具を洗濯機であらう。手順は以下のとおりである。 1.汚れた寝具を洗濯機に入れる。 2.洗濯機の引き出しを開き洗剤と柔軟剤を投入し、引き出しを閉じる。洗剤と柔軟剤を投入するとメーターが光るので最後までメーターが光るまで投入し続ける。 3.洗濯機のダイアルを操作し選択を開始する。洗濯機のフタは選択を開始すると自動的にしまる。 |
| 散らかった備品を片付ける | 床に散らばっている玩具や本などを片付ける。 対象をクリックするだけで片付けられるので清掃業務の中では一番簡単である。 |
| 椅子や置物をもとの場所に配置する | 椅子や人形、置物など部屋の備品をもとの場所まで運ぶ。 備品をつかむと配置先が表示され、配置先まで備品を運んで手放すと配置完了である。 |
| モップで床を掃除する | モップを使って汚れた床を掃除する。 R2ボタンを長押ししてメーターが最後まで進むと掃除完了となる。 モップは機材カートに搭載することが可能である。 |
| トイレットペーパーをかける | トイレットペーパーホルダーにトイレットペーパーをかける。 トイレットペーパーホルダーは各部屋に1つなので機材カートにトイレットペーパーを1個は常備したほうが良い。 |
| 家具を拭き掃除する | スポンジで家具や室内設備を掃除する。 R2ボタンを長押ししてメーターが最後まで進むと掃除完了となる。 スポンジは機材カートに搭載することが可能である。 |
| 芳香剤を置く | 部屋ごとに決められた種類の芳香剤を配置する。芳香剤はタスクのリストより可能だ。 芳香剤は部屋の所定の場所に置いた後、R2を回転させて蓋を開ける。 芳香剤の香りが広がる描写がでたら配置完了である。 |
| 掃除機でカーペットを掃除する | 掃除機を使ってカーペットを掃除する。 部屋の大部分を掃除すると残った部分は自動的に掃除完了となる。 掃除機は機材カートに搭載することが可能である。 |
| クモの巣を取り除く | クモの巣掃除機を使ってクモの巣を取り除く。 清掃対象のクモの巣が選択され黄色く光っている状態でR2ボタンを押し続けると掃除できる。 ルームによって床に近い位置にあるクモの巣は掃除できないことがある。 低い位置のクモの巣はしゃがんでから掃除する必要があるので注意が必要だ。 クモの巣掃除機は機材カートに搭載することが可能である。 |
| 倒れた家具を立て直す | 倒れている家具や置物を立て直す。 円形のメーターが全て青色になるまで×ボタンを連打する。 連打をやめると倒れてしまい、初めからやり直しとなる。 |

スマートフォンの操作について
本作からの新システムであるスマートフォンの操作についての説明。
奇妙なルールによってはスマートフォンを使って対処するため、ゲームの早いうちに操作に慣れておくことをお勧めする。
| 通話する | ジョーおじさんと電話で話す。 部屋の清掃が終わるたびにジョーおじさんと会話してモーテルで起こった過去の事件について聞くことができる。 |
| メッセージ | ジョーおじさんや親友とのメッセージのやり取りの記録を見ることができる。 |
| カメラ | 写真を撮ることができる。 カメラのレンズを通してみると隠された秘密を発見することもできる。 撮影に制限は無いので気になるとことは写真を撮ると道が開けることがある。 |
| メモ | 奇妙なルールを確認することができる。 ゲームを再開したときはメモの確認をお勧めする。 |
| ブギー・ボンゴス | ボンゴと呼ばれる打楽器を叩いて遊ぶミニゲーム。 |
| おばけちゃん | お化けの演出や雑学を楽しむことができる。 本作の怪奇現象とは特に関係はない。 |

そのほかのアイテム・設備について
清掃作業を便利にする機材カートや謎解きに関係するコンパスなどの説明。
| 機材カート | 掃除用具、備品、寝具を積むことができるカート。 ゴミ箱も備えており機材カートをうまく使うことで効率よく清掃作業を進めることができる。 |
| エプロン | エプロンを身に着けることでスクレーパーとラバーカップ、コンパスを装備できるようになる。 前作のツールベルトに相当する装備。 |
| 鍵 | 部屋の鍵。 部屋の秘密を解くと次の部屋の鍵が手に入る。 |
| 猫 | モーテルに住んでいるジョーおじさんの飼い猫で名前はフィン。 なでるとゴロゴロと横になり、ボールやネズミのおもちゃを床に落とすと寄ってくる。 |
| コンパス | 北を指すことのないコンパス。 普段は針が回転し続けて役に立たないが、イベントで探し物をするときだけ目的物を指し示す。 |
| ビデオ | 各部屋には部屋のテーマに沿ったビデオテープが置かれている。 ほとんどのビデオテープはただの雰囲気作りのアイテムだが、一部のビデオテープには謎を解くための秘密が隠されている。 |
| テレビ | 各部屋に1台ずつあるテレビ。 本シリーズでお馴染みの役割を果たす。 |
| 電源供給室 | 部屋の照明が消えたらすぐに電源供給室に移動して部屋番号に一致するブレーカーを上げること。 モーテルでは電源が良く落ちるらしい。 |
| ネズミ | ネズミの死体。 ゴミ箱に捨てることはできない。 見つけたら事務所の横にあるゴミ捨て場に廃棄する必要がある。 |

Creepy Shift: Uncle Joe’s Motel をプレイした感想
本作はファーストパーソン・ホラーアドベンチャー「Creepy Shift」の3作目。
前作までと同じく清掃作業に勤しむかたわらメモに書かれた奇妙なルールに従い身の安全を守るのが目的だ。
主人公はスーザン(愛称はスー)。仕事もお金もない女優である。
プレイヤーはスーを操作してモーテルの客室を片付けながら奇妙なルールに書かれている怪奇現象に対応することになる。

本作では清掃作業の対象が客室となり前作よりもさらに進捗が分かりやすくなっている。
また、客室ごとに内装のテーマが異なり、謎解きも内装のオブジェを活用した仕掛けもあり飽きさせない工夫がみられた。
システム面では新システムの機材カートとスマートフォンが良かった。
機材カートに掃除用具や備品を乗せれられるため、ゴミ捨てや掃除の手間が軽減され余分な負担が軽減されている。
スマートフォンではカメラのレンズを覗いたり写真を撮ったりして部屋に隠された秘密を解き明かすのは楽しかった。

ストーリーは「ハエの貴婦人」と呼ばれる魔女の物語を背景に、モーテルで過去に発生した事件をたどりながら進んでいく。
客室の掃除が終わるたびに宿泊客に絡んだテーマで不可思議な現象を体験し、ジョーおじさんから過去の事件について聞くことになる。

前作までは怪奇現象に遭遇するのはゲーム終盤を除くとルールが発動した時か通路などで一瞬見かける程度だけだった。
本作では部屋の掃除が終わるたびに宿泊客のトラウマを表現した不可思議な空間をさまようことになるなどゲーム序盤から怪奇現象に大きくかかわることになる。
結果としてストーリー性が増え、ややもすると単調に感じがちなゲーム展開にメリハリができることでゲームを続けるモチベーションも上がる結果となった。

惜しかった点としてエプロンとスマートフォンの操作性が良くないことがあげられる。
エプロンは前作のツールベルトに相当するものだが、前作の欠点をそのまま引き継いでいる。
足元にあるゴミやアイテムを拾おうとして、ラバーカップを取り出してしまうなど無駄な操作が発生してしまう。
スマートフォンはカメラやメモの呼び出しボタンの操作感が良くないため、間違った機能を立ち上げることがあった。
特にカメラは奇妙なルールに対応するために必須な機能なので無駄にいらいらする原因となる。

シリーズ3作品目となる本作は作業ゲームとホラーゲームの両面で、過去2作品よりボリュームアップしたゲームとなっている。
プレイ時間は4時間程度、前作までよりプレイ時間は増えたが掃除する部屋ごとに謎解きやストーリーがあり、最後までマンネリにならずに楽しむことができた。
前作まではゲーム終盤までルールに絡んだ怪奇現象しか発生しなかったが、本作では部屋ごとに宿泊客に絡んだ怪奇現象に遭遇するなどストーリー要素が増している。
ルールを破った時の演出も部屋ごとに異なる演出があり、ホラーゲームとしての前作の不満点は解消されていた。
システム面ではスマホのカメラ機能を使った謎解きが心霊写真の撮影的なノリで楽しかった。
エプロンとスマートフォンの操作性が良くないところは惜しい点だが、機材カートの導入により面倒になりがちな移動をカットできる点は評価できる。
ゲームボリューム、ホラー要素、作業ゲームとしての楽しさの3点で前作よりもさらにパワーアップしており、本作もお勧めできる作品となっている。
Creepy Shift: Uncle Joe’s Motel の評価
| 個人的スコア | 8.0 |
良かった点
・1部屋ずつ清掃を進めていく形式のため前作と同じように掃除完了後の達成感が得やすく、ゲームの進行も分かりやすい。
・客室に残されたメモをたよりに謎解きをして隠し部屋や鍵を見つけ出すプレイは楽しめた。
・客室備品、掃除用具、ゴミ箱をまとめて移動させることができる機材カートのシステムは便利である。
惜しかった点
・エプロン(前作のツールベルトに相当するもの)とスマートフォンの操作性が良くなかった。
・ゲームパッドの操作では床に落ちたおもちゃなど小さなものに対してカーソルを合わせにくい。
・ゲームの途中でルール説明なく始まるミニゲームは不親切である。失敗してもゲームオーバーにはならないが、ルールが分かるまで無駄に時間を取られた。
・章が始まってすぐにゲームを中断しても、ルールのメモを入手した状態で再開となることがある。このため新しいルールの追加に気づかず、ルールへの対応に失敗することがあった。
