かなり里予王求 Re: Return of KUSOGAKI ー プレイ後の感想と作品解説【レビュー】

スポンサーリンク

©Serenity Seeker

 

基本情報

 

タイトルかなり里予王求 Re: Return of KUSOGAKI
対応機種Steam,Nintendo Switch|2
販売Serenity Seeker
開発Serenity Seeker
発売日2026年予定(Steam版)/2026年8月27日(Switch版)
対応言語日本語, 英語, 韓国語, 中国語 (簡体字), 中国語 (繁体字)

Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)では日本語でのみプレイ可能。ただし、一部、ソフト内で言語を変更できる場合有り。

備考IARCレーティング:3+

 

作品概要

 

「かなり里予王求 Re: Return of KUSOGAKI」は創作系のサークルSerenity Seekerが開発、販売を手掛けるゲーム作品。

紹介文によると、本作はホームランダービー風 ę スポーツ「里予王求」であるとのこと。プレイヤーは次々と現れる総勢20人のピッチャー達を相手に、様々な技を駆使して地獄のホームランダービーに挑んでいく。

 

2025年にSteamで配信された「腕を振る、球を打つ: Return of KUSOGAKI」(※現在は公開停止)をベースに、遊びやすく大幅リニューアルしたのが本作とのこと。2026年9月現在、対応プラットフォームはNintendo Switchのみとなっているが、Steam版にも同作のストアページが既に用意されており、後日の配信を予定しているようだ。

 

リンク:Serenity Seeker(Website)

リンク:Serenity Seeker / ゲ制部門(X(Twitter))

 

操作方法

 

(※Nintendo Switch 2版)

JOY-CON(左)
Lスティック移動、バットを振る方向の調節、【メニュー表示中】各項目の選択
方向ボタン【メニュー表示中】各項目の選択
Lボタン【メニュー表示中】ページの切り替え
ZLボタンバットを振る
-ボタン

 

JOY-CON(右)
Rスティック
Aボタンバットを振る、【メニュー表示中】決定
Bボタンバットを振る、【メニュー表示中】戻る
Yボタン
Xボタン中断セーブ時に使用(※以降の項目で紹介)
Rボタン【メニュー表示中】ページの切り替え
ZRボタンバットを振る
+ボタンメニュー呼び出し

※画面タッチ操作には非対応

 

ゲームの始め方と中断方法

 

ゲームの始め方

 

本作のゲームを開始する上では、少々特殊な操作が必要となるので少し解説していこう。

タイトルロゴの隣に「バットを使い君の意志を示すのだ」とある通り、まずはゲーム起動後のタイトル画面上に表示される「ゲーム開始」の項目を”バットで撃つ”ことで次のメニューへと進むことができる。

バットの角度はLスティックを上下に倒すことで調節できるので、振り抜いた際に各メニュー項目に当たるように巧く狙いを定めたら、A、B、ZL、ZRいずれかのボタンでバットを振って項目に命中させよう。

「ゲーム開始」の項目を打ちたい場合は画面の少し右斜め上にあるので、バットを水平の状態から心持ち左下辺りに傾けると上手く狙えるはずだ。

 

キャラクター(セーブデータ)変更

タイトルメニューに入ると、試合開始、キャラクター変更×2、戻るの計3種類4つのメニュー項目が出現する。ここではキャラクター変更について紹介していく。

本作には以下の3種類のプレイアブルキャラクターが登場する。見た目(なんなら種族も)は異なるが、キャラクター毎の性能差は特に設けられていない。

また、それぞれのキャラクターには【セーブデータ〇】といった表記が割り振られている。

えのきさん【セーブデータ1】

クマのさん【セーブデータ2】

おじさん【セーブデータ3】

上表のキャラクター名の隣に添えて記載しているように、本作のプレイアブルキャラクターは各々が1つのセーブデータに紐づけられる形で扱われる仕様になっている。

セーブデータ間を跨いでキャラクターを変更することはできないだけでなく、ステージの進捗やステイタスの強化、装備や謎の技の獲得などの各状況はデータ毎に共有されない点には注意。

 

ゲームを中断したい場合

本作ではゲームプレイ中に頻繁にオートセーブが行われる仕様となっているが、不測の事態でゲームが強制終了してしまわないとも限らない。万一のために備え、手動セーブによる保存を行っておくと安心だ。

ゲームプレイ中、任意のタイミングで+ボタンを押すとメニュー(後述)画面が表示される。この時にLまたはRボタンでページを切り替えて、「セーブしてタイトルへ戻る」を選択。

この状態でXボタンを押しながらAボタンで手動セーブが行われると同時にタイトルメニューへ戻ることができる。

 

ゲームの特徴

 

画面の見方

:達成率(100%到達でステージクリア):TIPS
:ピッチャーの投球数/最大値:投球の予定座標
:達成率ゲージ:パワーメーター/レベル/経験値
:残りの投球数:チャレンジ中のステージの経過時間(トータル)
:繰り返しミッションの進捗率

 

各ステージの勝利条件

 

各ステージでの目的は本来の野球同様、ピッチャーが投げてくる球をバットで打ち返していくといったシンプルなルールとなっている。

画面上部の達成率数値や残り投球数を目安にバッティングを続けていき、相手が全ての投球を終えるまでの間に100%に到達することができれば勝利、1%でも満たなかった場合は敗北となってしまう。

ただし、謎の技(後述)の「賄賂」を習得している場合は、合計投球数を誤魔化してくれることも…?

 

パワーメーターについて

画面左下の情報の内、真ん中の太いゲージはバッティングに必要なパワーメーターになっており、バットを振らずにいるとどんどんメーターが溜まり、チャージ量に応じて強力な一打を放つことができるようになる。

反対に、最低でも白色のゲージが1本分フル状態になっていない間は新たにバットを振る事ができなくなっている。振り過ぎないように気を付けよう。

また、謎の技の「マキシマムバーニングV」を使う事で、短時間だがブースト状態となり、強力なバッティングを撃ち放題となる。上手く活用しよう。

 

メニュー機能について

試合中、もしくは敗北の画面が表示されているタイミングで+ボタンを押すとメニュー画面が表示される。

L、またはRボタンで各タブに切り替えて、必要な情報ページを呼び出し可能。次項ではゲームプレイ時に重要な「ステイタス」、「強化サポート」の2種類のタブについて紹介していく。

 

なお、注意点としてメニュー画面表示中はゲームの一時中断効果は伴わず、試合中にメニューを表示した場合は試合が加速状態化し、バックグラウンドで進行するようになる。

ピッチャーが全投球を物凄いペースで投げ始めて現在の試合はほぼ負け確定となってしまうので、メニュー機能を使用する際はこういったリスクを伴う事を念頭に置いておこう。

 

ステイタス

「ステイタス」タブではプレイヤーの各ステータス状況を確認することができる。

Lスティック、または方向ボタンでチェックしたい項目を選択する事で、画面下部のテキストボックスに詳細が表示されるので参考にしよう。

パラメーター

 

Lv現在レベル/最大レベル
筋力基礎パワーに影響。ヒット時のパワーが上昇
技術ジャストミートに影響。ジャストミートパワーの上昇、ジャストミート判定が少し緩和される
魔力謎の技の効果に影響。ジャストミート判定が僅かに緩和。
敏捷パワーチャージ速度に影響。チャージの段階に応じてバットのサイズや基礎パワーが上昇
資産(プレイヤーの)口座残高を示す。
称号現在の称号。ゲームプレイ中、様々な条件を達成することで自動的に切り替わる
装備所持しているバット。各アイコンを指定後にAボタンで装着
謎の技習得した謎の技
潜在能力特定の条件を満たすことで獲得

上記項目の内、筋力~資産の5つのステータスは、レベルアップで得られるボーナスポイントを各項目右側にある『-』、『+』のボタンを使って、自由に割り振ることで育成することができる。(各ステータスは上限である10に到達した場合、表記は『MAX』となる)

MAXの上限を超えた育成も可能だが、この状態でステージをクリアした場合はその時点でEXステージへの挑戦権が失われるといったペナルティを背負うことになってしまう。よく考えてから振り分けよう。

 

装備(バット)

「装備」項目では、バットを所持している種類の範囲から変更することができる。初期装備品である「ふつうバット」以外のバット各種は、ゲーム進行を通じて入手できることがある。

各バットは種類毎に違った個性を覗かせており、スイング時の速度や基礎パワー、ジャストミートパワーなどの性能差が見られる他、中には特殊な効果を備えたものも存在している。

持ち替えてみるだけでも使い心地が明確に変わるので、対戦相手と相性の良いバットを模索してみよう。

 

謎の技

ゲームの進行(主にレベルアップ)を通じて習得可能な「謎の技」は、プレイヤー側が試合を有利に進められるような特殊効果を持ったものが揃っている。

大半の技は自動的に発動するが、一部の手動操作を介して任意のタイミングで発動するタイプのものも存在する。いずれも1試合につき1度しか使用できず、有効時間も短い。

相手の投球はコースこそ変化するものの、毎回決まった順番で投げてくるので、使いどころを見極めて活用していこう。

 

潜在能力

「潜在能力」は謎の技とはまた別の扱いという枠でそれぞれの効果を発揮する特殊効果の1種で、条件を達成することで発動される。

潜在能力は基本的に”解放条件”と”起動条件”の両方を達成して初めて使用可能となる。また、効果の確認にはレベルが一定以上に到達する必要がある。

各条件はステイタスメニューのテキストボックスでチェックできるので、習得を狙う場合は目を通しておこう。

 

強化サポート

「強化サポート」タブでは、様々な特別な効果でプレイヤーを支援するミッションや、隠しコマンドによる「インチキ」といった機能の情報を確認することができる。

繰り返しミッション

「強化サポート」タブの項目「繰り返しミッション」は、一定の条件を何度も達成することでLVが上昇していき、一定量に達すると経験値を獲得することができるサポート機能だ。

繰り返しミッションは以下の6タイプのレベル要素に分類され、それぞれの条件を満たした際に専用のゲージカウントが進む仕組みとなっている。

負け癖ゲームに敗北した際に1カウント進む
バットにボールを当てるバットにボールが当たると1カウント進む
ジャストミート成功バットにボールが当たった際、ジャストミートパワーに応じた数値分カウントが進む
ボーナスゾーンに入れる【ステージ11以降】ポイント獲得時、ボーナスゾーンに入っていた場合に1カウント進む
獲得ポイントポイント獲得時、ポイントの数値分のカウントが進む
球審にお金を渡した袖の下を忍ばせた(謎の技の「賄賂」が発動した)回数に応じてカウントが進む

一度上がったレベルが下がる事はないが、いずれのミッションも経験値獲得しか旨味はなく、実質的な恩恵は「ステイタス」のLVが上限である100に到達するまでの間となる。

何も考えずにひたすら遊んでいるだけでどんどん上昇していくのが本機能の特徴で、同時にどれだけ本作をプレイしているかの目安にもなる。現在の各レベルがどれくらいまで上がったのか、気が向いた時に確認してみるといいだろう。

 

固有ミッション

上述の繰り返しミッションに対し、「固有ミッション」はセーブデータ1つ毎に1度のみクリア可能なミッションとなっている。

こちらは課された条件を達成することで経験値以外にも、謎の技や潜在能力の解放といった攻略上大事な要素が報酬として獲得する事が可能。達成した項目にはチェックマーク(✅)が点灯するようになる。

その分内容的には厳しいものが多く、遊び込みの積み重ねが必要なものがほとんど。中には純粋なやり込み型の内容のものもあったりと、幅広い達成条件が用意されている。是非挑んでみよう。

 

インチキ

本作には何種類かの「インチキ」という隠し機能が備わっている。ゲーム用語で言うところの”チート技”に該当するもので、発動することで様々な効果を得ることができる。

インチキの項目は+ボタンメニュー「強化サポート」タブの「インチキ」項目で確認が可能。全12種類が存在しており、セーブデータ毎にそれぞれ1度のみ使用が可能。(効果の重複は不可)

 

インチキにはそれぞれの起動の為のコマンドが用意されており(説明文の下段にグレーテキストで示された部分)、表記通りの操作を入力した時点で効果が適用される。

使用したインチキの項目には「負」マークが点灯するようになり、プレイヤーキャラの頭上に特殊な称号が付与された状態となる。

 

ただし、インチキはいずれも使用した時点でゲームクリア後に挑戦可能なEXステージへの挑戦権を失うペナルティを負うことになってしまう。

(※上記のペナルティを負った場合は、ゲームクリア後に挑戦可能な「ボスラッシュ!」モードでステージ20をクリアすると改めて挑戦が可能となる)

 

勝利のためのヒント

 

手動式の謎の技は1ゲーム中に全て使い切る

手動で使用する形式の謎の技は、「たぎるバット」(Rボタン)、「ブラックホールボンバー」(Lボタン)、「マキシマムバーニングV」(ZR+ZL一定時間長押し)の計3種類。

習得後は画面左側に使用状況を示すアイコン(上画像)が点灯するようになり、それぞれ各ステージの1ゲームにつき1回ずつ使用することができる。

最終的にはプレイヤー自身のバッティングスキルが最重要であるのは言うまでもないが、適切に活用できれば勝利に近づく可能性が高まるので、毎試合毎に使い切っていく事を強くおススメする。

 

バット操作を変更してみる

+ボタンメニューの「設定」タブにある「操作設定」の内、「バット操作」の項目ではバッティングの調節に関する操作スタイルの変更が可能だ。

バット操作には全部で6つのタイプがあり、中には操作スタイルそのものがガラリと変わるものも存在している。これを切り替える事で、プレイヤーとの相性次第では格段にプレイし易くなる場合がある。

ひとまずはデフォルト設定の「1」で様子を見て、合わないと感じたタイミングで1つ1つ触り心地を確認してみると良いだろう。

 

ヒント&TIPSをチェックする

+ボタンメニューの「その他」タブには「ヒント&TIPS」という項目が存在する。

基礎編、謎の技編、潜在能力編、攻略編、とカテゴリ毎にゲームプレイに役立つ情報が書かれているので、行き詰まったら確認してみよう。

 

プレイ後の感想

ホームランダービースタイルのバッティングゲーム「かなり里予王求 Re: Return of KUSOGAKI」は、次々に現れるピッチャーを相手に、ホームランを炸裂させるべく奮闘していくストイックなバッティングゲームだ。

ただ、そんじょそこらのバッティングゲームとは少々様子が異なり、人外の投球者や身体が不自然に延びたり曲がったりするプレイヤーキャラ、勝利時の大爆発演出など、所謂バカゲーな雰囲気を漂わせる作風となっている。相当おかしいテンションでプレイヤーに迫る展開の連続に、初見時は抱腹絶倒間違いなし。

 

プレイヤーの対戦相手として登場するのは総勢20キャラにも渡る怪しさ満載のピッチャー達だ。初めの方こそ強さの控えめな相手ばかりだが、1人また1人と倒していく毎にステージ自体の難易度が段階的に上昇していく。

一癖も二癖もあるピッチャーを相手に勝利をもぎ取るのも中々にシビアで、初心者にとってはStage4が最大の鬼門となる印象を受けた。

ゲーム後半にもなると、とんでもない豪速球や人智を超えた軌道を伴う魔球を持った相手揃いで、難易度表記が「EXTREME」に切り替わるStage14以降は、並の反応ではまず1球打ち返すことさえも困難と映るだろう。

 

そこで重要となるのがステイタスの育成、装備&謎の技、強化サポートといった手厚いお助けシステムの数々の活用だ。

種類としては様々な特殊効果を持つバット、条件達成時に自動、あるいは手動で発動する謎の技や潜在能力など多岐に渡る。これらの支援系能力を相手に合わせて柔軟かつ適切に使い分けていくことが勝利への鍵となる。

また、本作ではレベルシステムも充実しており、特に注目したいのが繰り返しミッションだ。これは一試合中に色んなアクションを起こす毎に少しずつ上昇し、敗北時であっても何かしらのパラメーターは鍛え上げられていく仕組みとなっている。

もちろん、最終的にものを言うのはプレイヤースキルである点は揺るぎないのだが、上記の手厚いサポート要素もあり、一球も打ち返せないような一筋縄ではいかないピッチャーが相手でも、辛抱強く挑み続ける事でいつの間にか勝利をできる―、本作のゲームバランスにはそのギリギリの匙加減を強く感じた次第だ。

 

本作を真っ当な野球ゲームとして見るのは無理はあるが、価格も安く、やり過ぎ感溢れる作中の各種演出は実況配信向けタイトルとしても高い相性とポテンシャルを持つ一本に仕上がっている。

曲者揃いのピッチャー達は後半へと進む程に軌道の読めない超絶魔球の使い手ばかりで次第に手強くなってくるが、それらを見事打ち返した瞬間はド派手なヒットエフェクトと心地よい打球音も伴って最高の気持ち良さを味わえる。本作のゲームプレイを通じて、この快感を是非味わってみて欲しい。

ちょっと不思議なホームランダービー系ゲームに関心のある方は、本作「かなり里予王求 Re: Return of KUSOGAKI」どうぞお試しあれ。

 

評価

 

個人的スコア(10点満点中)7.5

 

良い点

  • 圧倒的な謎テンションを伴うホームランダービースタイルのバッティングゲーム
  • ステイタス育成、特殊効果を持った各種バット、謎の技といった様々なプレイヤー支援要素を完備
  • リーズナブルな価格設定に対し、ゲーム内容は濃厚

 

惜しい点

  • 操作キャラクターの仕様が原因で、一つのセーブデータ内でキャラを自由に切り替えてプレイできない
  • 難易度表記に関わらず対戦相手毎の手強さの振れ幅が大きく、特に後半ステージはまともな戦い方で臨む限りは一球一球を打ち返す事自体が困難
  • ゲーム内でセーブデータの初期化を手動で行うことができない

 

関連記事

©2025 Aladdin X Inc. スイカゲーム®はAladdin X株式会社の登録商標です。 基本情報 タイトルスイカゲーム ぷらねっと対応機種Nint[…]

 

 

スポンサーリンク