
©Flynn’s Arcade all rights reserved
基本情報
| タイトル | Boardwalk Builders |
| 対応機種 | Steam,Nintendo Switch|2 |
| 販売 | Liminal Pendulum(Steam版),Flynn’s Arcade(Switch版) |
| 開発 | Studio Primitive |
| 発売日 | 2026年5月12日(Steam版)/2026年9月24日(Switch版) |
| 対応言語 | 英語, ロシア語, 中国語 (簡体字) Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)では日本語でのみプレイ可能。ただし、一部、ソフト内で言語を変更できる場合有り。 |
| 備考 | IARCレーティング:12+(軽い暴力、性的ほのめかし) (※日本語非対応) |
作品概要
「Boardwalk Builders」(「ボードウォーク・ビルダーズ」)はアメリカ合衆国ユタ州を拠点とするゲームディベロッパーStudio Primitiveが開発を手掛けるゲーム作品。パブリッシャーはSteam版をLiminal Pendulum、Nintendo Switch版をFlynn’s Arcadeがそれぞれ担当。
本作はボードウォーク(海沿いの遊歩道)を作り上げることをメインとした経営型シミュレーション。売店やアトラクションなど様々な施設を遊歩道の一帯に建設したり、時にはコマーシャルや業界人たちの手を借りて宣伝を打つことで集客を狙うことで、どんどん規模を大きくしていくことがゲームの目的だ。
本作の開発元であるStudio Primitiveは兄弟2人で運営しているディベロッパースタジオとのことで、弟のJoel氏は過去に「Attack of the Karens」(カレン族の逆襲)を手掛けている。こちらの作品についてはSteam版の他、Nintendo SwitchでもFlynn’s ArcadeパブリッシングタイトルとしてNintendo Store(旧Nintendo e-shop)で配信中だ。
リンク:Joel(X(Twitter))|(Bluesky)
リンク:Flynn’s Arcade(X(Twitter))|(Bluesky)
操作方法
(※Nintendo Switch版)
| JOY-CON(左) | |
| Lスティック | カーソル操作 |
| 方向ボタン | カーソル操作 |
| Lボタン | 画面を左にスクロール |
| ZLボタン | |
| -ボタン |
| JOY-CON(右) | |
| Rスティック | |
| Aボタン | 決定、テキスト送り |
| Bボタン | 前の画面に戻る |
| Yボタン | |
| Xボタン | |
| Rボタン | 画面を右にスクロール |
| ZRボタン | |
| +ボタン | ウィンドウを閉じる/スタートメニュー呼び出し/レジューム |
※携帯モードでのプレイ時はコントローラー操作、スクリーンタッチ操作との併用が可能となる。ただし、タッチ操作は一部の機能ボタンアクティブ時の操作に対応していない。
ゲームの進め方
以下では、ゲームプレイの導入となる基礎的な部分について、段階的に紹介していこう。
チュートリアルでゲームの基本部分を確認

ゲーム開始後、しばらくの間はEricaの手ほどきを受けながら、ゲームプレイの基本を学ぶことができる。(スキップ可) 本作には日本語に対応していないといった大きな問題もあるが、画面内情報や機能要素が多いため、初回プレイ時は別途翻訳機能を駆使しながらでもなるべく体験しておく方が良いだろう。
下部メニューの各種機能

| ❶:施設の組み合わせレシピ | ❺:銀行残高 |
| ❷:機能ボタン各種 | ➏:来訪率 |
| ❸:ゲームスピード調節ボタン各種 | ❼:名声ポイント |
| ❹:キャッシュフロー(現金流動) |
各種機能ボタンの解説

下部メニュー上に横並びで配置される計7つのボタンアイコンは機能ボタンとなっており、カーソルを合わせてAで決定、またはタップを行うことでそれぞれのメニューが機動する。各機能を以下で1つずつ説明。
施設を建設する
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お店を追加したい場合はメニュー左端の”ハンマー”(オレンジ色)のボタンを押すことで、画面右側に建設メニューのウィンドウが展開される。

本作で選択が可能な業種は『アート』(Art)、『メディア』(Media)、『娯楽』(Entertainment)、『食べ物』(Food)、『健康』(Health)、『お土産』Gifts、『ファッション』(Fashion)の7つのカテゴリに分類されている。
まずはメニューに表示されている候補の内、アンロック状態にあるものから作りたいお店を1つ選択。ここでは試しにcorndog* standを建設してみることに。
(*アメリカンドッグの事)
→ 
Aボタンで決定後、画面上にカーソルが表示されるのでLスティックで操作し、✅が点灯するいずれかの座標上でもう一度Aボタンで決定すると、店舗の設置が完了すると同時にお店がオープンする。
開店したお店は、下記で紹介する”施設の確認”機能を使って状態をチェックしておこう。
施設を確認する
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虫眼鏡(モスグリーン)のボタンでは、建設した店舗の詳細情報を確認することができる。

(画像上の黄色テキストは、各アイコンや機能の説明を投稿者側で簡易翻訳したものです。また、”ショップTier”に関しては、アイコン左下の●の数によって示されます)
店舗情報ウィンドウの上半分は各種パラメーター、下半分はコントロールパネル的な機能を有しており、これらの情報を確認した上で必要に応じて”Business Controls”の下段に並んだ各機能を活用し、経営が軌道に載るようにプレイヤー側で導いていく必要がある。
なるべく売上高がマイナスへと落ち込ませないよう、状況毎に上手く調節していこう。
施設を移動する
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一度設置した店舗を移動したい時は三方向矢印(青色)のボタンを選択しよう。
移動先指定の操作自体は上記で紹介した”施設の建設”と同じもので、対象をカーソルで指定後、ボタンを押して移動先を指定して再びAボタンで決定するだけ。
なお、店舗の移動自体にはコストは一切かからないが、建設時同様、移動先に建物の大きさも含めた必要なスペースが十分確保されている事が前提となる点には注意。
店舗を組み合わせる

中央の一回り大きなボタンを押すことで、2種類の店舗を組み合わせて新たな1つの店舗へとリニューアルする事が可能だ。

店舗の組み合わせは、異なるカテゴリのお店を2つ掛け合わせることで成立する。上画像の画面から、右側に映る完成後のお店のパラメーターを確認後、巨大な水色のボタンを押すことで店舗の融合が実行される。
注意点として、素体として扱う2つのお店は同じTier帯同士の業種でないと組み合わせることができないので、予め確認しておこう。

また、お店の融合には一定の組み合わせが存在しており、下部メニュー左上のボタン(Building Combination Recipes)からレシピをチェック可能だ。
レシピはTier帯毎に整理されており、「?」となっている項目はまだ判明していない組み合わせを示している。色々と掛け合わせてみよう
遊歩道のアップグレードを行う(Boardwalk Upgrade)
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上向き矢印(紫色)のボタンは遊歩道のアップグレードを実行する機能ボタンとなっている。普段はボタンを押しても反応せず、特定のタイミングのみ利用することが可能。(下記で紹介)

遊歩道のアップデートが可能な場合、該当ボタンの右下に❶や❷といった具合に赤い数字が点灯するようになる。
アップデートには『Bonus』(ボーナス)や『Easy Mentainance』(店舗の簡易修繕)など様々なものがあり、この内『Let’s Expand!』(拡張しましょう!)といったアップデートが登場した場合は、実行することでボードウォーク領域を左右方向へと拡張することができる。
遊歩道自体の拡幅によって、シンプルに店舗の最大設置数が大きく増加するので、優先的に実行しておこう。
店舗情報を確認する(Business Information)
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棒グラフ(ピンク色)のアイコンのボタンでは店舗の運用情報を確認することができる。

店舗情報は計7種の業種カテゴリ別で示される形になっており、赤のゲージは各業種毎の需要、緑のゲージは処理能力をそれぞれ表している。
Ericaのチュートリアルによると「需要を増やしたい場合、まずは十分な処理能力が必要」とあるので、優先すべきは緑色のゲージを伸ばすことだ。
マーケティングキャンペーンを実施する(Marketing Campaigns)
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メガホン(赤色)のボタンを押すことで、マーケティングキャンペーンの実行メニューを呼び出すことができる。

(画像上の黄色テキストは、各アイコンや機能の説明を投稿者側で簡易翻訳したものです)
ソーシャルメディア、ラジオ、テレビの3つの中から利用する媒体を1つ選び、期間を指定して「✔」のボタンを押す事でキャンペーンが実施される。
媒体毎に効果の大きさやコストが異なるため、現在の経営状況や懐事情と相談した上で、適切なものを選択するのが望ましい。
ただし、一度開始するとキャンペーンが終了するまでの間、他のメディアを通じた新たなキャンペーンは利用することができない点には注意が必要だ。
その他
システムログの表示

画面左下の吹き出しアイコンをチェックすることで、画面左側にシステムバックログが表示されるようになる。
閉じたい時は再びアイコンをチェック、または+ボタンでキャンセルしよう。
飛行体について

プレイ画面の空付近を眺めていると時々、パラグライダーや旅客機などの飛行体が画面上を横切ることがある。
これらを見かけた際は、すかさずカーソルを合わせてボタンを押すか、キャラクターを直接タップしてみよう。少額ながらお金を入手する事が可能だ。
プレイ後の感想

(※今回、Nintendo Switch版のパブリッシングを担当するFlynn’s Arcade様より、本作のゲームキーを提供頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。)
アメリカ東海岸スタイルの海岸沿いに設営された遊歩道を舞台に、各施設の建設やマーケティングを通じて集客を行いプレイヤーの思うままに開拓していく「Boardwalk Builders」。
日頃レトロアーケードスタイルの作品をコンスタンスにパブリッシングしているFlynn’s Arcadeとしては、極めて珍しい経営型のシミュレーションゲームだ。

ゲームシステム面では二種類のお店を掛け合わせて新たな店舗を作り出したり、メディア媒体によるキャンペーンや著名人への直接的なアプローチで大きな宣伝力を得る、といったユニークな機能が揃っているのが大きな特徴。
リアルタイム進行制な仕様ではあるが、ゲームスピードの加減速や一時停止といった機能もあり、集客を一時的に速めたい時やゆっくり考えたい時など、場面に応じて時間の流れを自由に操作できる点もマイペースで進めたいというプレイヤーには嬉しいところだ。
生憎と当記事内では作中に登場する全てのシステムや機能を紹介するまでには至らなかったが、本作をプレイする上で少しでも手ほどきとなっているようであれば幸いである。

一方でNintendo Switch版においては、携帯モードでのプレイ時にロード時間や一定のタイミングでの処理の重さを感じたりなど、最適化が不安定である点は少々気になったところ。
ゲームプレイに一定の快適性を求める場合はこういった部分が少し懸念点と映る場合があるので、本作を手に取る際はあらかじめご了承頂きたい。
また、本作を遊ぶにあたって最初のハードルとなるのが対応言語に関する問題で、英語、簡体中国語、ロシア語の3言語の内、いずれかが理解できない場合は各自で翻訳を駆使しながらプレイする必要がある。
と言ってもゲームの性質上、いったん基本的な部分を覚える事ができれば後は必要な工程を繰り返す作風であるため、そこを乗り越えられれば言語の問題に必要以上には悩まされず純粋なシムタイプの経営型ゲームとして楽しめるだろう。

対応言語の関係から導入までのハードルがほんの少し手間となる部分はあるものの、ボードウォークにスポットを当てている点は経営シミュレーションとして十分に個性的であり、同時にその題材も作品自体のオシャレ度を助長する事へと繋がっている。
時間帯毎に様々な色合いへと変化する美しいビーチの景観をバックに、のんびりと自由気ままに遊歩道作りの時間を本作のゲームプレイを通じて満喫してみるのはいかがだろうか。
ちょっぴりマニアックなテーマの経営シミュレーションゲームに関心がある、という方は本作「Boardwalk Builders」をお試しあれ。
評価
| 個人的スコア(10点満点中) | 7.0 |
|---|
良い点
- 海沿いの遊歩道「ボードウォーク」を題材に当てた個性的な経営型シミュレーション
- 2種類のお店を掛け合わせて新たな店舗を生み出す、”店舗融合”システムの独自性
- リアルタイム制だが、一時停止や倍速化など時間経過にまつわるオプション機能面が充実している
惜しい点
- 日本語に対応していない
- ボードウォークの拡張は左右方向にしか伸ばせず、開拓後も視覚的にはこじんまりした印象を受ける
- (Nintendo Switch版)携帯モードプレイ時は読み込みや処理に時間がかかったり、画面タッチ操作の対応状況が不完全であるなど、移植における最適化がやや中途な印象
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