Doki Monsters : Quest(ドキモンスターズ・クエスト)ー プレイ後の感想と作品解説【レビュー】

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©Yanako RPGs ©RedDeer.Games

 

 

基本情報

 

タイトルDoki Monsters: Quest
対応機種Steam/Nintendo Switch
販売Yanako RPGs(Steam版*)/Reddeer.Games(Switch版)
開発Yanako RPGs
発売日2024年11月22日(Steam版)/2025年11月27日(Switch版)
対応言語日本語,英語,スペイン語,ポルトガル語
備考IARCレーティング:3+

(*Steamで配信中のタイトル「Dokimon Quest」(ドキモンクエスト)は本作のオリジナル版にあたる)

 

作品概要

 

「Doki Monsters: Quest」(「ドキモンスターズ・クエスト」)は東京に拠点を構える開発チームYanako RPGsが開発、販売を手掛けるゲーム作品。Nintendo Switch版では、ポーランドを拠点とするRedDeer.Gamesがパブリッシングを担当。

本作はモンスターテイム要素を取り入れた8bitスタイルのクラシカルなロールプレイングゲーム。多様な生態を持った生命種”ドキモンスター”と人類が共存する世界を舞台に、主人公は行方不明になった幼馴染の少女マイコの足跡を追って冒険の旅に出る。

 

Steamにて配信中のタイトル「Dokimon Quest」(ドキモンクエスト)をオリジナル版としており、今回Nintendo Switchにて配信された「Doki Monsters: Quest」Ver.1.0.0は、配信開始月である2025年11月時点で上記オリジナル版の最新バージョンに準拠したものとなっている。移植版では微妙にタイトルが変えての登場となっているが、ゲーム内容は同一のものであるとみて間違いはないだろう。

モンスターテイムゲームに特化した専用エンジン「MonTamer Maker」で作成されたという本作は、同系統作品の祖にあたる人気RPGシリーズ「ポケットモンスター」(任天堂/ゲームフリーク/株式会社ポケモン)の中でも取り分けゲームボーイカラーやゲームボーイアドバンス等の携帯コンソール向けにリリースされたタイトル群を強くリスペクトした作風となっているのが特徴だ。

 

リンク:Yanako RPGs(official Site)

リンク:Yanako RPGs(X(Twitter))

リンク:八野(X(Twitter))

リンク:RedDeer.Games(X(Twitter))

 

操作方法

 

(※Nintendo Switch版)

JOY-CON(左)
上下左右ボタン移動、選択
Lスティック同上
Lボタン
ZLボタン
-ボタンマップ表示

 

JOY-CON(右)
Rスティック
Aボタン決定
Bボタン戻る
Yボタン
Xボタン
Rボタン
ZRボタン(移動操作中長押しで)走る
+ボタンメニュー呼び出し

操作確認についてはゲーム内メニューの「せってい」→「コントロル」(※原文ママ)からもチェックできる。

 

ゲームシステム

 

D-Tech

冒険を進めることで使用可能となる「D-Tech」は、レンジャー(作中の”モンスター使い”を指した呼称)向けに特化した4種類のアプリが入ったデバイスで、各アイコンを選んでAボタンでアクセスすることができる。

:モンスター図鑑。戦ったことがあるモンスターや捕まえたモンスターのデータを確認できる。:モンスターストレージ。捕まえたモンスターの出し入れが可能なPCメニューを開く。
:地図を開く。起動直後にはクエストの達成履歴と進行状況が表示される。:レンジャーIDを表示。主にプレイヤー名、所持金(単位はドッツ)、所持モンスター数、プレイ時間、現在の編成を確認可能。

注意点として、D-Techメニューが利用可能なのは非戦闘区域のみという点で、「ROUTE 〇〇」などのバトルが発生するエリアにいる間は開くことができなくなっているので要注意。

 

モンスター図鑑

「Doki Monster: Quest」に登場するモンスターは全144種。D-Techの機能の一つであるモンスター図鑑では、作中モンスターリストを1種族ずつチェックすることができる。リストの内、名前が?????となっていたり、シルエットが真っ黒な対象はまだ捕まえていないか未発見の対象を示している。

画面左下の「みた」と「いる」と表示されたカウンターは、遭遇経験のある対象、仲間に追加済みでパーティもしくはBOX内にいる対象の種族数を示しており、コンプリート状況の目安となる。

 

また、一度でも捕獲経験のあるモンスターの項目を選択中にAボタンを押す事で、その種族に関する詳細なデータをチェック可能だ。説明文に目を通してみることで、思わぬ発見があるかも?

 

リュック

Xボタンメニューの1つである「リュック」ではキャッチカード、たべもの、たいせつなアイテムなどの各所持品をカテゴリ別に確認することができる。

各アイテム選択時は下部のテキストボックス内に説明文が併せて表示されるが、現状では低品質翻訳によるひらがな表記につき中には少々読み辛いものも。言語を日本語に設定している場合、回復アイテム各種の説明文で回復量を示す部分が何故か抜け落ちているといった欠陥も見られる。

上記アイテムの回復効果については、後述の「アイテムリスト」に記載しているのでそちらを参考頂きたい。

 

環境設定

本編プレイ中、Xボタンメニューの「せってい」から各種ゲーム設定を行うことができる。以下では各項目と効果について解説。

スナッピー カメラ※チェックマークが正常に反映されず、機能しない
ワールド バトルチェックオンで、フィールド画面のまま戦闘シーンが展開するようになる
バトル ヒント戦闘中、ターゲットと選択中スキルのダメージ相性が表示。(×0~×4まで)
ちずの ヒント集めた「設計図」を確認する
おんがく タイプ「8ビット」「ピアノ」の2タイプから選択可
おんがく レベルBGM音量。10%刻みで0~100%の間で調節可
SFX レベルSE音量。10%刻みで0~100%の間で調節可
バトル※「1」しか選択できず、実質機能していない
パーティBG透過型の「1」、ベタ背景の「2」から選択可
げんご日本語(Japanese)、英語(English)、スペイン語(Spanish)、ポルトガル語(Portguese)から選択可
オートセーブ自動保存(オートセーブ)機能のオンオフを切り替え

この内、「スナッピー カメラ」(Snappy Camera)については機能がいまいちよく分からず、メニューを閉じたりエリア移動の際にチェックマークのオンオフが反転していたりと不可解な動作を見せるものとなっている。ゲームプレイに直接影響はないようなので、現状は特に意識しなくても構わない。

 

モンスターについて

 

パーティメニュー

フィールド画面上でXボタンを押すことでパーティメニューを展開。ここでは、戦闘に呼び出したいモンスターを最大6体まで編成が可能となっている。

横2×縦3に並ぶ編成用スロットの内、左上に登録されているモンスターがフィールド上ではプレイヤーキャラを追随するようになると同時に、戦闘時に優先的に召喚されるようになっている。普段1番手として戦闘に出したいキャラは左上に登録しておくといいだろう。

なお、仲間に加えたモンスターが6体を超える分はモンスターストレージ(後述)へと自動的に送られるようになっている。XボタンメニューからD-Techメニューを開く、もしくは各町でPCが使用可能なポイントを探してストレージへとアクセスした上で管理を行おう。

 

攻撃技を入れ替える

モンスターメニュー上の2P目(方向ボタン左右で切り替え)では習得した技のリストから入れ替えを行う事が出来る。

戦闘中に使用できる攻撃技スロットは最大で4種類までとなっており、レベルの低いキャラの場合、3つ目や4つ目の枠を解放するためにレベルアップが必要となる場合もある。

 

各技には必ず属性効果が1つ伴っているため、対戦相手のモンスター本体が持つ属性との相性を考慮して組み込むのが優位に戦うコツとなる。各モンスターは特定のレベルに達する毎に新たな技を覚えていくので、”ちから”(威力)や”ねらい”(命中率)の数値を参考にしつつ、どんどん使い勝手のいい技に乗り換えるといいだろう。

 

APとEPについて

各モンスターにはたいりょくやATKなど計6種類のパラメーターが存在しており、レベルアップ時に獲得できるポイントを各項目に割り振る事でEP(Experimence Point。経験値の意)がチャージされる。振り分けたポイント1つ辺りEPは5ずつ上昇し、該当パラメーターに上乗せで補正がかかる。EPに一旦注いだポイントは自由に振り直すことも可能となっている。

一方で、AP(Affinity Point)は親和性を示す数値で、高い数値であるほどスキルの安定感が増す。APはレンジャーとの対戦中に呼び出して戦闘をすることで少しずつ増加するようになっており、上限値は50。

ただしEPについての注意点として、捕まえたばかりの野生のモンスターの場合はレベル相応のEPを保有している反面、一切割り振りが行われていない状態で仲間に迎え入れられる。

未調整のままでは満足にポテンシャルを発揮できていないので、即戦力として使いたいのであれば仲間に迎えた後には必ずポイントを割り振っておこう。また、レベルアップ直後もポイントの割り振りを忘れやすくなっているので、そちらについても注意。

 

モンスターストレージ

仲間モンスターの内、編成外のモンスターをパーティインしたい場合は、D-TechメニューのPCアイコンから「モンスターストレージ」を呼び出すか、町の随所にあるデスクトップPCの前でAボタンを押してインタラクトすることで実行が可能となる。

BOX1つ辺りには最大で25体まで収容でき、方向ボタンの左右を使って最大12のBOXを切り替えが可能― といった大容量ストレージな仕様であるため、片っ端から無差別に捕まえたりしない限りは早々満杯になることはないが、なるべく未所有のモンスター種を1体でも多く加入させていくのが望ましい。

 

バトルについて

 

本作の戦闘は主に野生のモンスターとのバトルと、レンジャーとのバトルの2つのタイプに分類されており、戦闘時のシステムは共通しているものの、バトルパートへの突入の仕方がそれぞれで異なっている。

 

野生のモンスターとのバトル

 

野生のモンスターとの戦闘は、「ROUTE 〇〇」エリアにおける草むらや岩山エリアの洞内、山道などの特定の場所を歩き回っている際にランダムエンカウントとして発生。勝利する事でモンスターのレベルアップに必要な経験値を獲得することができる。

 

レンジャーとのバトル

レンジャーとの戦闘はフィールド上で特定のNPCに話しかけることで開始フラグが発生。最初にバトルするかしないかをプレイヤー側で選択することができるようになっている。

相手側が単体で登場する野生のモンスター戦とは異なり、双方が従えているモンスターとの総力戦=連戦となるのがレンジャーバトルの最大の特徴だ。

 

野生モンスター戦同様に1体倒す毎に経験値がもらえるだけでなく、相手側のモンスターを全員倒すことで賞金も手に入る。また、レンジャーとの戦いはゲーム後半に進むにつれて手持ちのモンスターが強力になるだけでなく、2on2のバトル(上画像)が行われる機会が増えて来たりとその規模も激化していく。

基本的にストーリー上再戦が不可能なNPCを除きフィールド上にいる多くのレンジャーとは好きなタイミングで何度でも戦うことができるので、レベルアップや金策の手段としてはもってこい。どんどん活用してパーティを強化していこう。

 

バトル時のコマンドメニュー

戦闘時にはモンスターの編成で先頭(一番左上に配置しているキャラ)に置いているキャラが、必ず呼び出される。入れ替えたい場合は「チェンジ」から任意のキャラクターと交代させればOK。

ただし、この場合はこちら側が交代に1ターン分の行動を使用してしまう関係で、入れ替えの直後に相手側のモンスターの行動が即座に実行されるという点には注意が必要。

 

先を急ぐ中で度々登場する野生のモンスターを何度も相手にするのが億劫だったり、レベル差があり過ぎてとても敵わないと感じるモンスターが現れた、なんて場合には「にげる」を選んで、バトルから脱出しよう。本作の「にげる」コマンドは比較的成功率が高いので、積極的に活用すると良いだろう。

 

キャッチについて

野生のモンスターとの交戦中、各種キャッチカードを1つ以上所持している場合は「キャッチ」を選ぶことで相手モンスターにカードを投げて捕獲に挑戦することができる。

捕獲は基本的に確率による成否判定が行われるようになっており、瀕死状態(相手の体力ゲージが赤色の状態)に追い込んでいる場合は成功確率が大幅に上昇する。

上位のカードほど成功率も上昇するが、野生のモンスターは通常のキャッチカードでほぼ捕まえることができるようになっているので、まずは倒してしまわない程度にダメージを与えて弱らせてみるといいだろう。

なお、一部の例外を除いてレンジャーバトルでは基本的にキャッチコマンドは使用することができない点も合わせて覚えておこう。

 

属性相性について

 

各モンスターは1つ、または2つの属性を保有しており、いずれも特定の属性との相性によってダメージに大きく増減する影響を持つ。

作中に登場する属性は以下の13種類。

属性名有効弱点無効
FIRE(ほのお)GRASSICEWATERFAIRY
ICE(こおり)GRASSFLYNGDRAGNFIREWATERELECTGHOSTICE
ELECT(でんき)WATERFLYNGGRASSELECTPOISNICE
WATER(みず)FIREPOISNGRASSELECTICE
POISN(どく)GRASSFAIRYFIGHTPOISNICE
GRASS(くさ)WATERELECTLIGHTFIREFLYNGPOISNICE
GHOST(ゴースト)FAIRYGHOSTFIGHT
FLYNG(ひこう)GRASSFIGHTELECTDARKICE
FIGHT(かくとう)ICEDARKLIGHTFLYNGGHOST
FAIRY(フェアリー)FIREPOISNDRAGNLIGHTFAIRY
LIGHT(ひかり)DARKFAIRYGRASSELECTDRAGN
DARK(やみ)FIREELECTLIGHTFAIRY
DRAGN(ドラゴン)DRAGNFAIRYICE

 

「せってい」で「バトル ヒント」のチェックマークをオンにしている場合、各スキルの選択時にダメージ効率が表示されるようになるので、これを参考にしながら戦うといいだろう。

なお、上画像のような「.5X DMG」と言う表記は”ダメージ0.5倍”を指し、“相手に50%のダメージしか与えられない”という意味となる。「0X」の場合は一切ダメージが通らない無効化を指すので、選択時は要注意だ。

 

町の施設

 

ショップ

アイテムを取り扱うショップでの購入方法は、基本的に店員NPCを通じてカウンター越しに行われるスタンダードな形式が取られているが、一部店舗においてテーブル席の端末から注文するという一風変わった形式のものも存在する。

この場合は、手近なテーブルまでプレイヤーキャラを移動させてAボタンでインタラクトする事で購入メニューが開くようになっているので覚えておこう。

なお、所持アイテムの売却については、特定のショップでしかできなくなっているので要注意。

 

回復施設

モンスター達を回復するための施設は無料で利用可能で、基本的にどこの町にも1つは備わっている。ただし、場所ごとに担当施設が異なっている事も多く、初めて訪れる場所では発見に手間取るかもしれない。

代表的な場所はラボラトリーや宿泊施設、病院などが該当する。こういった場所では高確率で回復担当のNPCがいるので、中に入ってチェックしてみよう。

 

アイテムリスト

 

以下ではキーアイテムである「クエストの アイテム」以外の各アイテムを紹介。

(※以下のリストは筆者のゲームプレイに基づいて確認したもののみを掲載しており、全種類ではありません。)

(※アイテム説明は筆者側で独自に手直しをした形で掲載しています。実際のゲーム内のテキスト内容とは異なりますのでご了承下さい)

 

キャッチカード

キャッチカードカードにモンスターを入れるデバイス。捕まえられたモンスターは2D化され、カード内に住むことができるようになる。
スーパーカードキャッチカードの上位カード。さらに強力なモンスターを捕まえることができる。
ハイパーカード最強クラスのモンスターでも捕まえることができる非常に強力なカード。
かみなりのカード特別なキャッチカード。1ターン目に使うと成功率が高い。
シーフキャピタル他のトレーナーからモンスターを奪うことができる。使用時は自動的にバトルが終了する。
やみのカード最も強力なキャッチカード。捕獲成功率は100%。

 

たべもの

たこやきエネルギーを回復させる完璧なおやつ。タコの力だ。50MP回復
きつね うどん[*1]麺と野菜のたっぷり詰まった出汁は、丁寧に味付けされている。120MP回復
おむすび塩味のおむすび。栄養はあまりないが、とてもおいしい。 20MP回復
とんこつラーメンおいしいチャーシューがたっぷり乗ったラーメンの聖杯。200MP回復
おにぎり海苔で巻かれたおにぎりに魚が具材として詰められている。これはサーモン入りのようだ。80MP回復
オーブシャードどうやらこれでモンスターをレベルアップできるらしい。
ボイドベリーモンスターを複数回レベルアップさせる。
ブライトクリスタル100マス分の移動において、プレイヤーを敵の遭遇から守る。
ソウル フェッチ闇の道から外れたモンスター1体の魂を回復する。
モーフ・トキシック相性が最大値のモンスターに毒気を感染させて変異させる。親愛度とレベルが5低下する。
ブラック・コントラクトモンスターの魂を砕いて性質を変える。親和力は0に固定される。

[*1]入手時には「きつね ラーメン」と表記される場合がある

 

たいせつな アイテム

ママ レーダーお母さんから渡されたへんてこなガジェット。いつでも帰宅するために使えおう。
でんわ どけいドキモンレンジャーにとって重要な情報が詰まったデバイス
ユウジョウオーブナギのエックステックデバイス。パーティ全体に経験値を与える。
かたななんでも斬れる刀。
サーフボードこのアイテムさえあれば、島へと渡れるようになるだろう。
ヌンチャクこのアイテムでほぼなんでも壊すことができる。
フェアリーストーン中に生命が宿っているように感じられる不思議な石。
オニ・カタナ捕われのモンスター100体の魂が埋め込まれた呪いの刀。
フィッシングロッドもしも素晴らしい朝だったら、釣りを楽しめる事だろう。
グレード ロッドもしも素晴らしい朝だったら、釣りを楽しめる事だろう。
マスター ロッド[*2]先端が鋭く研がれた、真のマスターだけが使用できるロッド。

[*2]使用時は「名ひと の 竿」と表示される

(※フィッシングロッド、グレード ロッド、マスター ロッドはどれか1つしか持てません。取り扱い店で購入を済ませた場合、所持していたロッドとの有償交換となります。)

 

ベリーズ

ガミベリー相性の良いアイテム。ライト、エレクトリック、フェアリータイプに好まれている。50MP回復
ぶどう フルーツ相性の良いアイテム。ダーク、ゴースト、ポイズンタイプに好まれている。
ひなた ベリー相性の良いアイテム。ファイア、フライング、エレクトリックタイプに好まれている。
デューベリー相性の良いアイテム。ウォーター、アイス、フェアリータイプに好まれている。
タフキャロット相性の良いアイテム。グラス、ファイティング、ドラゴンタイプに好まれている。

 

翻訳テキストの問題について

 

対応言語に「日本語」とある本作ではあるが、2025年11月現在、機械翻訳による影響からか、テキストの精度はかなり不安定と言う他ない。

人物毎に一人称や二人称が安定しない、といった別の問題もあるが、それ以上に単語1つ1つの”読み方”に関する違和感が非常に目立っている。

 

普段はひらがなと漢字の両方が混じった形で展開する作中テキストだが、一部NPCとの会話や回想シーンでは全文がひらがな表記且つ”音読みと漢読みがあべこべ”という有様で、プレイヤー側で別途解読が必要となる規模の読み辛さになっている。

(例:入っている→”にゅう”っている、盗難→”ぬすなん”、など)

この問題は開発側でも認識しているらしく、少なくともオリジナル版に関しては後日アップデートで対応予定であるとのこと。詳しくは「プレイ後の感想」にて後述。

 

プレイ後の感想

「Doki Monsters: Quest」、あるいは「Doki Mon Quest」のタイトルでリリース中の本作は、「ポケットモンスター」ライクのクラシカルな趣のモンスターテイムRPGで、旧作シリーズ経験者であればGB風のビジュアルやサウンドが一層親しみを抱き易いファクターとして作用することは疑いのないところである。

モンスター使いとしての主人公にまつわる本編ストーリーもゲームの軸の1つとしてあるが、本作における主役はなんといってもおよそ140種類に渡る個性豊かなモンスター達。キャッチカードを使って彼らを使役し、各地に存在するレンジャー達との勝負を繰り広げていくのが作中の醍醐味。勿論これらの要素は隅に置いて、性能、見た目、プレイヤー各々で自分にとってのお気に入りを探して愛でるというのも楽しみ方の1つだ。

 

全編に渡って均整の取れたピクセルアートも本作の魅力ポイントの1つで、中でも冒険の後半に訪れることになる都市ゼロスシティの街並みは圧巻の一言。

縦書きの漢字や巨大なアニメキャラがデザインされた看板がインパクト大で、いかにも日本の大都会の一角を意識したとされる街並みはとにかく細かく、特徴的なオブジェクトはコピー&ペーストで済ませたりせずに、全てが異なるパーツになっているというこだわり様だ。

ドット絵好きにとっては間違いなく一見の価値ありな逸品なので、本作をこれからプレイする方は是非辿り着いてみて欲しい。

 

一方で、ゲーム部分では、本編進行時に次の目的への導線が分かり辛い場面が何箇所かある点も少し気になったところではある。加えて、純粋にストーリーを楽しみたいというプレイヤーにとっては所々でガタガタ状態のまま提供されるテキストがやはり致命的で、没入感が削がれかねない要因となっているのは現状の問題点の1つとして浮上する。

日本語翻訳に関する問題についてはNintendoSwitch版だけでなく、Steam版にあたる「Dokimon Quest」の製品ページでも開発者によって指摘されている。

また、開発者である八野氏のXポストによれば、現在およそ5万文字にわたるスクリプトの再翻訳に着手しており、12月中のアップデートによる改善を予定しているとのこと。ただし、これはSteam版に関する話で、Switch版については現時点でのアップデートは未定とのことだが、今後の対応が待たれるところだ。

 

商品ページに「約20時間のストーリー」と記載もあり、概ね一般的なRPG作品のボリューム相応となっている。筆者が実プレイで確かめたところ、本編クリア時のプレイ時間は幾らかのタイムロスを含めておよそ24時間程度と言う結果となった。

また、本編以上に強大な野生モンスターやテイマー達が待ち受けるクリア後に訪れることができる追加エリアといったクリア後のやり込み要素もあり、育成上限を目指して仲間キャラクターをコツコツ強化するのが好きなプレイヤーであれば長く楽しめるポテンシャルをも秘めたタイトルとなっている。

 

幾つかの不具合や上述のローカライズ面の問題もあってゲームプレイに関しては現状100%快適とは言い難い状態ではあるが、少なくとも本編に関してはエンディングまでたどり着くことは可能となっているので、そこは安心して頂きたいところ。

なお、YanakoRPGsオフィシャルサイトでは、作中に登場する全144種のモンスター図鑑や属性相性表など、開発者自らによるオフィシャルな各種データを確認することができるといった充実ぶりが窺える。もしも進行に行き詰まってしまった、という場合はSteamの掲示板に一般的な攻略を扱った専用記事(英語文につき自動翻訳推奨)も掲載されているので、上記のデータ類と併せて参考にしてみると良いだろう。

 

散々紹介してきたようにテキスト面に難あり、といった諸問題こそあるものの、「ポケモン」ライクなRPG作品としての高い完成度と遊び応えのあるボリュームも相俟って、開発者の熱量をひしひしと感じられる一作となっている。

モンスターテイム型ゲーム作品に興味がある、あるいは昔ながらのRPGがお好きといった方は、本作「Doki Monsters: Quest」、及びそのオリジナル版にあたる「Dokimon Quest」のゲームプレイを通して、是非その壮大な結末を見届けてみて欲しい。

 

評価

 

個人的スコア(10点満点中)8.0

 

良い点

  • 90~00年代携帯コンソール版「ポケットモンスター」シリーズを彷彿とさせるビジュアル及び解像度の高いゲームデザイン
  • 高い収集制のある全144種のモンスター達
  • 本編20時間程度のゲームボリュームに加え、クリア後の隠しダンジョンといったやり込み要素も完備

 

惜しい点

  • 2025年12月現在、日本語ローカライズにおけるテキスト品質が壊滅的で、ストーリーに没入し辛い
  • 蘇生用のアイテムがないため、復活のためには回復施設に戻る必要がある
  • ゲーム後半で利用可能となるファストトラベルシステムに不具合が見られ、正常に機能しない場合がある

 

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簡易ヘルプ集

 

ゲーム進行中、特につまづき易いと思われる部分に焦点を当てたヘルプを以下でまとめてみました。一部ネタバレを含む内容もあるので、閲覧時はご注意下さい。

 

ここで掲載している分以上に情報を集めたいという場合は、Steamの掲示板に開発者自らが専用の記事を立てているので、そちらを確認するのがおススメです。

以下にリンクを設けていますが全文英語で記載されているので、別途翻訳機能などをご用意下さい。

 

リンク:Dokimon Wiki – Contains all Monster Data, Guides, and More(Steam)

リンク:Dokimon – General Walkthrough(Steam)

 

 

戦闘中にドキモンがやられてしまった。蘇生するには?

基本的に「Doki Monster’s: Quest」には蘇生用アイテムの入手手段はなく、仲間のモンスターが倒れてしまった場合は、各町に点在する回復施設を訪ねるしか方法はありません。

施設との往復の手間も考慮する場合、レベルアップ目的での野生モンスター退治や各バトラーとの対戦はなるべく町の近くで行うのがおススメです。水辺が存在する町を訪れている場合は、わずかな手動操作で確定エンカウントが実行可能な釣り竿各種が役に立つ場合もあります。

 

進化の方法は?

進化に対応した種のドキモン(下位種や中位種)を戦闘中に呼び出して戦わせてみましょう。勝利時に獲得した経験値でレベルアップした際、必要レベルに達していれば自動的に専用演出が開始され、終了後に進化が完了します。進化演出が入るか否かはレベルアップ時にランダムで発生します。

(例:必要レベルを満たしているフリアルの場合は、レベルアップ時にジョリークに進化することがある。(上画像))

なお、ユウジョウオーブの効果でシェアされた経験値でレベルアップを迎えても、演出を介さない以上は進化しないままレベルだけが上がっていく結果となります。

 

障害物で通れない場所がある

Aボタンでインタラクト可能な一部の障害物は、特定のアイテム入手後に破壊することができるようになります。

草むら:かたな

岩:ヌンチャク

材木:フェアリーストーン

呪いの倒木:オニ・カタナ

3色の玉石:こうきゅうツルハシ(※『クエストのアイテム』カテゴリに分類)

 

Witch Way’s Caveの道中に行き方が分からない場所がある

 

Witch Way’s Caveの屋外東側には、小高い丘の上にアイテム獲得ポイント(キラキラ)が2つ固まった場所が存在しています。ただ、周囲は断崖に囲まれた孤立した場所にあり、普通に進めていても中々たどり着きにくくなっています。

このエリアは一見はそこまでの広さは持っていませんが、マップ間の繋がりが複雑な上、各穴は進入ルートを間違えた途端すぐに麓まで戻されてしまうという特徴を持っており、慣れない内はとても迷い易いエリアです。

解決策としては各エリアを繋ぐ入り口同士の繋がりを覚えるしかありません。上画像のエリアに辿り着いた際に、思い切って南側(光の見える穴)へと出てみましょう。

 

サーフボードを手に入れたけど、乗り降りの仕方がよく分からない

 

まずサーフボードに乗るためには、桟橋があるポイントを探さないといけません。桟橋の上からZRボタンで走り状態で水際に向かって移動すると、ボードに乗って海上を移動できるようになります。

逆に海上から上陸したい場合は、桟橋や岩場のような障害物のない陸地に向かってZRボタンで走り状態で移動することで上陸することができます。

乗る時も降りる時も、ZRボタン長押しによる走り状態のまま入る事が必須です。

 

ガドリエルの領域において、ポータルを通ることができない

 

ポータル前にいるNPC”Tenshi”の話によると、「ポータルは心の清い人にしか開きません」とあります。より具体的に言うと、「各種キャッチカードを使って捕らえた野生のドキモン」や「テイマーから奪ったドキモン」がPT内に入っていると、ポータルにはじかれてしまう仕組みとなっているようです。

これを回避するためには上記の条件に当てはまらないドキモンだけでPTを構成する必要があります。冒頭から連れて歩けるウィスパー(或いはその進化種のエクスカリファー)や、序盤のドキモン選択イベントで加入させたバーンスビー、ブルバポッド、スクイブリー(とその進化種たち)のいずれか、それ以降の加入イベントを通して仲間に加わったドキモン(キツ、コーサックなど)だけで編成してみましょう。

ポータルの先で待ち受ける戦いはストーリー上の最終ボスによる2on2の6連戦で、勝利するには入念なレベルアップと進化が必要です。各ドキモン共に技構成を適切に組み替えた上で、平均Lv40前後もあれば勝てるはずです。

 

???TOWNの東側海域に浮かぶ4つの柱は何?

 

ストーリークリア後にポータルが開かれ、中へ入れるようになります。その奥は、覗いてみてからのお楽しみです。

 

 

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