
©2020 Muzt Die Studios
©2020 ラタライカゲームス
基本情報
| タイトル | ナイティン’ クロス |
| 対応機種 | Steam,Nintendo Switch|2*,PlayStation 4,Xbox One,Xbox Series X|S |
| 販売 | Muzt Die Studios(Steam版),ラタライカゲームス(Switch|2版,PS4版,XB1版,XBX|S版) |
| 開発 | Muzt Die Studios |
| 発売日 | 2019年7月26日(Steam版),2020年2月20日(Switch版,PS4版),2020年2月19日(XB1版,XBX|S版) |
| 対応言語 | 日本語, 英語, フランス語, イタリア語, ドイツ語, スペイン語, ポルトガル語, ロシア語, 中国語 (簡体字),スペイン語(ラテンアメリカ),ウクライナ語,ギリシャ語,ポーランド語 (※青字はSteam版のみ) Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)では日本語でのみプレイ可。ただし、一部、ソフト内で言語を変更できる場合有り。 |
| 備考 | CEROレーティング:A(全年齢対象) |
作品概要
「ナイティン’ クロス」(「Knightin’+」)はウクライナの開発者Wolod氏によるゲームディベロッパーMuzt Die Studiosが製作、販売を手掛けるゲーム作品。Nintendo Switch他、各種コンソール版のパブリッシングをラタライカゲームスが担当。
本作はパズル要素を兼ね備えたトップダウンスタイルの2DアクションRPG。プレイヤーは勇者「サー・ルートアロット」として、4つの迷宮を舞台にモンスターを退治しながら財宝を手に入れていくのが目的となる。
ダンジョンはそれぞれ1層毎に4×3マスの部屋で構成されており、挑んだダンジョン毎に獲得アイテムや開封した宝箱の数といった累積データが記録されるのも特徴の1つとなっている。
リンク:Wolod | KNIGHTIN’+ IS OUT! (X(Twitter))
操作方法
(※Nintendo Switch版)
| JOY-CON(左) | |
| 上下左右ボタン | 移動 |
| Lスティック | 同上 |
| Lボタン | ダッシュ(※要アイテム) |
| ZLボタン | |
| -ボタン |
| JOY-CON(右) | |
| Rスティック | |
| Aボタン | インタラクト |
| Bボタン | 魔法攻撃(※要アイテム) |
| Yボタン | 攻撃 |
| Xボタン | (長押し後)リトライ(※パズル要素のある部屋のみ) |
| Rボタン | (長押し中)防御(※要アイテム) |
| ZRボタン | |
| +ボタン | ポーズメニュー |
全編を通じて使用可能な操作は移動と剣攻撃の2つ。それ以外の操作の大半は対応アイテムの入手後、もしくは特定の部屋でのみ機能するという点に注意。
ゲームの進め方

ゲームを開始するとまずは上画像のようなワールドマップの画面からスタート(※ダンジョン内での冒険中断時、「つづきから」を選んで再開した場合を除く)。ここから探索に挑むステージを1つ選んで冒険を開始しよう。
ダンジョンは計4つ存在し、新規プレイ時直後は「コドクナイセキ」のみが選択可能で、踏破毎に次のダンジョンが開放される仕組みになっている。また、同画面の右下には各迷宮毎の攻略情報が「統計データ」として表示され、ボスの討伐状況、アイテム、キー、宝箱の入手率といった記録を一目で確認することができる。本作を徹底的に遊び尽くしたいのであれば、全回収を目指してみるのもいいだろう。
ゲームシステム
画面上部の見方

| ❶:ライフゲージ | ❹:装備用アイテム |
| ❷:マナゲージ | ❺:所持金 |
| ➌:ミニマップ | ➏:カギの所持数 |
各情報の表示領域は画面端ギリギリにまで渡っており、TVモードでプレイする場合、使用モニタによっては❺や➏の”1の桁が見切れてしまう”場合がある点に注意。
階層の仕組み

ダンジョンの各階層は横4×縦3の計12タイルの部屋で構成されており、同一フロア上で一度倒した一般モンスターは階層を跨ぐ毎に復活する仕組みとなっている。
どの層も構造が一定であるためマッピングの必要性は薄いが、ゲーム後半に向かうに連れて次第に構造が入り組んでいく傾向が強く、どの階段が何処に繋がっているかを把握しないと迷ってしまい兼ねない。
表示自体が極少なミニマップ上(上画像)ではこういった部分のチェックが困難なので、必要に応じて自前でのマッピングも行うようにすることで迷子に陥る事態を軽減できる可能性は高い。
謎解きのヒント

ダンジョン探索中、床の上に顔のマーク(上画像)を見かけることがあるが、これは近くに存在するパズル部屋の謎を解くためのヒントが同室内に隠されている証拠だ。1つの部屋の分だけで手がかりが足りない場合は、顔のマークがある他の部屋のヒントを複数組み合わせてみることで正解を導き出せるかもしれない。
アクション
操作キャラクター「サー・ルートアロット」のアクションと対応ボタン、及び必要となるアイテムを以下で紹介。
| アクション名 | 対応アイテム |
|---|---|
![]() 剣攻撃(Yボタン) | スーパーシャープ ワールウィンド(*溜め攻撃が可能に) |
![]() 剣溜め攻撃(Yボタン長押し後離す) | ワールウィンド |
![]() 防御(Rボタン) | プロテクション ベンジェンス(*防御成功時に敵弾を反射) |
![]() ダッシュ(Lボタン) | スピードリング フレイムリング(軌道上に火柱を噴き上がらせる) |
![]() 魔法攻撃(Bボタン) | アーケインの杖(前方正面に火の玉を発射) |
通常攻撃は剣の横払いによる攻撃で、作中の最も基本的な攻撃手段となる。ワールウィンド入手後は溜め攻撃に対応。
防御はボタン長押し中前方に盾を構え、正面の攻撃を受け流すことができる。ベンジェンス入手後は、特定の敵弾を跳ね返すことができるようになる。
ダッシュは一定距離を突進ほんの短時間だがクールタイムが発生するため、連続使用においては僅かながら隙が発生。また、魔法攻撃は1回につきマナゲージを少量消費する。
マナゲージは空っぽになった場合も最後の1ゲージ分に限り、時間経過で自動的に回復する仕様となっており、100%のマナ切れを起こすといった事態は起こらない。ただし、魔法は連続的な使用を求められる場面も存在するため、必要に応じてなるべく回復で一定量を確保しておくのが望ましい。
ドロップアイテム
敵を倒すことでモンスターからアイテムがドロップする事がある。内容的には金貨、ライフorマナ回復アイテムの3種類のみとバリエーションには乏しいが、いずれもダンジョンを生き延びるための生命線となるので可能な限りきっちり回収していこう。
ショップについて

ダンジョンの随所にはショップが開設されており、最大4種類のアイテムの中から自由に選んで購入することができる。
欲しいアイテムの前に立つと値段が表示されるので、金額を満たしているのであればAボタンで即座の購入が可能。回復型アイテム以外は全て買い切り仕様式で一部のアイテムはダンジョン毎のアイテム入手率にも関係しているので、収集率100%を目指すのであれば最終的には購入することになる点には注意。
アイテムについて
ダンジョン攻略中に様々なアイテムや装備品が入手可能。それぞれの効果は以下の通り。
(※アイテム名末尾に”*“が付いているアイテムについては、公式の名称を確認できなかったため、当記事内で暫定的に作成した名称となります。ご了承下さい。)
装備アイテム
アーマー* | 初期装備の平凡な鎧 |
|---|---|
クリムゾンアーマー | アーマーよりも防御性能が高い鎧 |
スーパーシャープ | ゲーム冒頭で入手可能。Yボタンで剣攻撃を発動 |
ワールウィンド | 剣武器。スーパーシャープから更に威力が上昇 |
プロテクション | Bボタン長押しで正面に盾を構え、防御を行う |
ベンジェンス | プロテクションの上位に位置する盾装備。防御成功時、敵弾を跳ね返す |
スピードリング | Lボタンでダッシュを使用可能になる |
フレイムリング | ダッシュ発動時、軌道上にダメージを伴う火柱を立てる |
アーケインの杖 | Bボタンで魔法の炎を放てるようになる。1回使用毎にマナゲージを少量消費。 |
ヘラクレスベルト | 重いオブジェクトを動かせるようになる |
オーブ | 特定のシンボルを介したテレポートが可能になる |
ゴーストアムレット | ダメージを受けた際、一定時間無敵状態になる |
その他のアイテム
| レッドポーション* | ライフのゲージストックを少量回復 |
|---|---|
ブルーポーション* | マナのゲージストックを少量回復 |
ビッグレッドポーション | ライフのゲージストックを1つ増加する |
ブルーエリクサー | マナのゲージストックを1つ増加する |
金色のカギ | カギのかかった扉を開くことができる。1度使うとなくなる |
プレイ後の感想

スクリーンショットからも伝わる通り、「ナイティン′クロス」のゲーム内容は見た目通りの元祖ゼルダライクな2Dアクションゲームだ。
クラシカルで王道的な作りながらもストーリーはほぼ添え物感覚な有って無いようなもので、作中のノリ自体は所々に茶目っ気を覗かせる軽いものとなっている。

ダンジョン攻略に特化したコンパクトながらも丁寧な作りで、同ジャンルのインディー作品の中でも進行ペースや難易度面のまとまりが良く遊び易い印象を受けた。挑戦するダンジョンによっては何度かの謎解き要素もあり、特に既定の位置にオブジェクトを運ぶ、”倉庫番”式パズルの登場率が高い印象だ。
プレイ中の不満要素はほとんどないが、気になった点としては画面上部に常時表示されるミニマップの表示サイズが小さすぎる事が挙げられる。作中の部屋構成自体は、何れのダンジョンの何れの層であっても”横4×縦3”と一環しているため迷うところは少ないものの、詳細な情報を追う事ができるマップメニュー機能はやはり別途用意して欲しかったところ。

ゲーム自体は地味目ではあるが目立った不具合もない高い安定感を持った完成度で、買い切り型ゲームという枠組の中では4時間程度でサクッと気軽に遊べるゼルダライクとして重宝する一作となっている。
お手頃な2Dアクションパズルに関心があるという方は、本作「ナイティン′クロス」を是非お試しあれ。
評価
| 個人的スコア(10点満点中) | 7.0 |
|---|
良い点
- ダンジョン攻略に特化した”元祖ゼルダライク”のオーソドックスなアクションパズルゲーム
- 道中に頻繁にセーブポイントが用意されており、万が一ライフを全て失った場合もペナルティは一切発生しない
- 全編4時間程度で攻略可能な遊び易いボリューム
惜しい点
- パズル要素には倉庫番スタイルの謎解きの登場率が高く、同ジャンルが苦手なプレイヤーは苦心する危惧がある
- 画面上部に表示されるミニマップのサイズが非常に小さく、使用モニタの画面サイズ次第では確認が困難な場合も
- ダンジョン毎にアイテム収集率が存在しているが、100%に達しても特にコンプリート特典が貰えたりはしない
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