Little Strays “迷子の小さな子猫たち” ー プレイ後の感想と作品解説【レビュー】

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©COMMANDO PANDA, 2024

 

基本情報

 

タイトルLittle Strays “迷子の小さな子猫たち”*
対応機種Nintendo Switch|2*,PlayStation 4|5,Xbox One,Xbox Series X|S
販売COMMONDO PANDA
開発COMMANDO PANDA
発売日2024年11月14日(Switch版),2025年6月20日(PS4|5版,XB1版,XBX|S版)
対応言語日本語, 英語, フランス語, イタリア語, ドイツ語, スペイン語, オランダ語, ポルトガル語, 韓国語, 中国語 (簡体字), 中国語 (繁体字)

Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)では日本語でのみプレイ可。ただし、一部、ソフト内で言語を変更できる場合有り。

備考IARCレーティング:3+

(*PlayStation Storeでのソフト単体版の商品名は「迷子の小さな子猫たち」と邦題のみ、一方でXbox Storeでは副題が抜けて単に「Little Strays」となっているなど表記にブレが見られる)

 

作品概要

 

「Little Strays “迷子の小さな子猫たち”」(「Little Strays」)はのゲームディベロッパーCOMMANDO PANDAが製作、販売を手掛けるゲーム作品。2026年4月現在、各種コンソール向けにリリースされている一方、PC版がリリースされている様子は見られない。

本作は猫を操作キャラクターとした探索スタイルの3Dアクションゲーム。廃倉庫の敷地内が舞台のステージ内を散策し、随所に配置されたエサや子猫の救出を制限時間内に行うといった内容になっている。

 

総ステージ数は16で、それぞれのステージではクリアタイムに応じて星を獲得できる最大3段階の評価システムが搭載されている。また別売りの有償ダウンロードコンテンツ(DLC)もあり、ソフト単体といずれかのDLC1種類を組み合わせた”〇〇Edition”といったセット版も各コンソール毎のデジタル版ストアで販売中だ。

 

※デジタル版を取り扱う各種コンソール向けのストアページで本作にまつわるいくつかのセット版が存在する内、今回はNintendo Switch版の「Deluxe Edition」を購入した上での記事となります。ダウンロードコンテンツに関しては特定のものしか文中では扱っておりませんのでご了承下さい。

 

リンク:COMMANDO PANDA(Official Page)(※公式ページ内に本作の個別紹介ページはありません)

 

操作方法

 

(※Nintendo Switch版)

JOY-CON(左)
上下左右ボタン
Lスティック移動
Lボタン
ZLボタン鳴く
-ボタン

 

JOY-CON(右)
Rスティックカメラの回転
Aボタンジャンプ
Bボタン
Yボタン高速猫リセット、(短く2回押しで)ネコリセット
Xボタン
Rボタン(長押し中)防御(※要アイテム)
ZRボタン(長押し中Lスティック)走る
+ボタンポーズメニュー

 

 

ゲームの進め方

 

セットアップ

ゲーム起動後、ロードを挟んでセットアップメニュー画面(上画像)へと移動する。

必要に応じてゲーム設定の確認を行った後、参加人数に合わせてシングルプレイ、もしくはマルチプレイ(ローカル)どちらかを選びゲームを開始しよう。

 

猫の柄については通常茶トラで固定となるが、DLC「新しい仲間のにゃんこたち」を購入している場合は、ZLorZRボタンで初期スキンの茶トラを含めた計6種類から柄を変える事が可能となる。

茶トラ、黒、ハチワレ、三毛、白、ベンガルの6種類

柄による性能の違いは一切ないので、好みの柄を選択しよう。

 

ゲームレベルの選択

『シングルプレーヤー』、もしくは『マルチプレーヤー』のどちらかを選択し、続いて挑戦するゲームレベルを選択しよう。ゲーム開始直後は1つ目のレベルしか選ぶことができない。

上位のレベルはクリア時の獲得評価ランクに関わらず、1つ手前のレベルを完走することで順次開放される仕様となっている。各レベル挑戦時は、まずは完走を目標に進めていこう。

 

ゲームシステム

 

プレイヤーの操作アクション

作中の基本的な操作はLスティックで行う移動、Aボタンで行うジャンプの2種類のみ。スティック単体による移動は歩行操作となり、移動中の歩行速度はスティックの入力度合いで変化。また、ZRボタンを押したままのLスティック操作時は、走った状態で移動することができる。

本作ではスタミナ要素は一切存在しないのでずっと走りっぱなしによる移動でいいように思えるが、パイプの上のような丸みを帯びた足場を進む場合は速度を下げて進まないと滑り落ちてしまうといった事態も発生する。通る場所に応じて緩急を付けた操作を心掛けよう。

また、ZLボタンを押せば鳴き声を上げることもできる。声色のパターンは何種類かあり、ボタンを押す毎にランダムで変化。ステージ進行の合間に挿むことでほんの少し猫の気分を味えるかもしれない?

 

各レベルでの目標

レベル開始と同時に、画面右上のタイマーがカウントを開始する。プレイヤーの目的はステージ全域に配置された、”カリカリが詰まった箱”などのアイテムを制限時間内に全て回収することだ。始めて挑戦するレベルの場合、まずはRスティックでカメラを操作して各方向を見渡してアイテムのある方向を特定するところから始めるといいだろう。

カメラをあちこち動かしている内に、やがて画面上にピンクカラーの地図マーカーと距離(上画像)を確認できるはず。マーカーはアイテムの配置ポイント、数値はそのポイントまでの直線距離(単位は『m』)を示しており、手掛かりにその方向へと向かうのが第一目標となる。

ただし、入り組んだ廃倉庫の敷地内では積荷用の木箱や配管パイプをはじめとした様々な障害物が待ち受けており、決してスムーズにたどり着くことはできない。猫ならではの身軽な身体能力を活かしつつ、アイテムまでのルートを模索していこう。

 

アイテムを回収

マーカーを頼りに目当てのアイテムに辿り着けた場合、近くまで移動する事で自動的に回収が完了する。無事に回収を終えたら引き続き残ったマーカーを辿って、次のアイテムを探しに行こう。

なお、各レベルに配置されたアイテム数と回収完了分については、画面下部の数値とメーター上で確認が可能。回収を終えて、全体が黄色に染まればレベルクリアだ。

 

レベルクリアとランク評価

目標物を全て回収した時点でレベルクリアとなり、クリア時の結果に応じて星を獲得。この評価は所要時間に応じて判定され、最大で3つの星を獲得することができる。

引き続き次のステージに挑む場合は『次のレベル』、結果に納得いかない場合は『繰り返す』でリトライ、一旦ホームメニューに戻りたい場合は『メニューに戻る』を選択しよう。

 

ダウンロードコンテンツとセット版について

 

ダウンロードコンテンツ

 

ソフト単体版には含まれず、いずれも別売りの有償商品となっている。以下、一覧で紹介。

新しい仲間のにゃんこたち猫の柄を5つ追加。
その他の隠れ場所新たなレベルを4つ追加
新しいサウンドトラックBGMが追加
ハバナ新規ステージ「ハバナ」の街を舞台にした6つのレベルを追加

 

セット版

 

“〇〇 Edition”と称された各エディションでは、ソフト単体の他いずれか1つ、もしくは複数のDLCが含まれる。エディション名称と付随するコンテンツの組み合わせは以下の通り。

Deluxe Edition2024年12月19日新しい仲間のにゃんこたち
Legacy Edition2025年2月13日その他の隠れ場所
Legendary Collection2025年3月13日新しい仲間のにゃんこたち

その他の隠れ場所

Legend Edition2025年5月22日新しいサウンドトラック
Complete Edition2025年8月21日新しい仲間のにゃんこたち

その他の隠れ場所

新しいサウンドトラック

Havana2025年11月6日ハバナ
Beyond Havana2025年12月11日新しい仲間のにゃんこたち

新しいサウンドトラック

ハバナ

 

おススメのDLC、エディションは?

特に注目となるDLCは、猫の柄を複数種追加可能な「新しい仲間のにゃんこたち」と新たなロケーションのステージが追加される「ハバナ」の2つ。

少なくとも猫の柄は自分で選びたい、という方は『Deluxe Edition』や『Complete Edition』、廃倉庫以外のステージでも遊んでみたい、という方は『Havana』もしくは『Beyond Havana』を選ぶと良いだろう。

なお、本作をセット版から購入する場合、多くのエディションでDLCの重複購入が発生してしまう場合があるので、欲しいコンテンツが含まれているかどうか組み合わせを事前によく確認の上で選択しよう。

 

プレイ後の感想

『小さな迷子』という表題の示す通り、「Little Strays “迷子の小さな子猫たち”」は猫が主人公の純粋な”お散歩3Dアクションゲーム”だ。

猫のモデリングやモーション、舞台となる廃倉庫の敷地の再現度なども含め、スクリーンショット上での見映えはかなり良い反面、実際のゲーム内容はアイテム回収をこなしてただ黙々とレベル(ステージ)をクリアしていくというシンプルなもの。

単純明快で遊び手を選ばないカジュアルな作風だが、ソフト単体購入の場合は猫の柄やステージロケーションが1つだけ、といった内容面の薄さはどうしても否めない。

ゲーム本編を進める合間に好きなシーンを撮影可能なフォトモードのような機能が備わっていればまた違った楽しみ方も出来たと思うのだが、そういったものも特に用意されていないのは寂しい。

 

本作はサードパーソン型視点の3Dアクションゲームだが、カメラ挙動の拙さも手伝ってプレイ中に負う三半規管へのダメージが殊の外大きかった。

筆者自身は元々画面酔いへの耐性が低く、長く保った場合でもたったの30分程度で限界に至ってしまうという始末で、やり込むほどのプレイにまで至れなかったのが悔やまれるところ。

もちろん画面酔いについては個人の耐性による部分は大きいため一概には言えないところもある。その上で、猫が登場するゲームに目がない、という方は上記の点についてあらかじめ留意しておいて頂きたい。

 

また、Nintendo Switch版をプレイする場合、ゲーム起動時とステージ中断やクリア後の『メニューへ戻る』操作を介して、セットアップメニューへ移動する毎に約12秒ほどのロード待機時間が必要となる。目に余る程の長さではないものの、気になってしまうという方もいるだろう。

この点についてはNintendo Switch2でプレイする事で約2~3秒へと短縮可能となるので、両機をお持ちの方はなるべくSwitch2機上でのプレイがおススメ。体感でロード速度の違いを確かめたい場合は、バーチャルゲームカードの仕組みを活用して実際に比べてみるのもいいだろう。

 

ビジュアル面も含めて全体としてみるとポテンシャルは決して低くはないものの、ソフト単体ではあまりにも内容が薄く、『猫を操作できるゲームなら出来は一切気にしない』といった稀有な層でもない限り、標準価格分の価値を感じるのは難しいだろう。

本作を試してみたい、という方はDLCとセットになった各エディションの内のいずれかが大幅割引対象として定期的にストアに並ぶことがあるので、最低でも猫用スキンが追加される「新しい仲間のにゃんこたち」、もしくはステージが追加される「ハバナ」どちらか1つのDLCを合わせて購入しておくことを強くおススメする。

猫をプレイヤーキャラとして操作する3Dアクションゲームに関心があるという方は、本作「Little Strays “迷子の小さな子猫たち”」を一度お試しあれ。

 

評価

 

個人的スコア(10点満点中)5.5

 

良い点

  • 丸ごと猫の視点でアスレチックを楽しめるカジュアルなゲーム内容
  • 猫のモデリングやステージビジュアル自体は比較的良好
  • ボタン操作で鳴き声を上げる事が可能(※猫出演ゲームでは重要な要素の1つ)

 

惜しい点

  • 障害物判定が割と厳しく、路上の段差や木箱、コンテナなどのちょっとした地形に引っかかり易い
  • 視点やカメラ操作の拙さが目立ち、プレイヤーの体質次第では画面酔いの危惧がある
  • 選べる猫は茶トラ、全16あるステージは一貫して廃倉庫が舞台、とソフト単体では内容が薄く、最低でもいずれかの有償DLCを添えない限り満足度は低い

 

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