アスタブリード ~人類の命運をかけた最終決戦に臨め― 同人作品発の爽快2.5Dシューティング

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©2015 Edelweiss

 

 

基本情報

 

タイトル アスタブリード
機種 プレイステーション4/Nintendo Switch
販売/開発 PLAYISM(家庭用版)/えーでるわいす
配信開始日 2015年3月19日(PS4版)/2018年11月18日(Switch版)
備考 PSPlus 2017年3月フリープレイ対象タイトル

 

作品概要

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「アスタブリード」はチーム「えーでるわいす」が贈るシューティングゲーム。

原作は同人ゲームとして展開した同名ゲーム作品で、コンシューマー展開によって操作スタイルやグラフィックに新たなアレンジが施され、より完成度を増して登場。

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高精細ビジュアル、滑らかな動き、ダイナミック演出、ゲーム全体の圧倒的疾走感と見所は満載。

何処を見ても高水準で仕上がっているそのハイクオリティぶりには思わず息を飲んでしまうこと必至だ。

 

バックストーリー

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異星文明「ファイルーン」との決戦において、人類は敗北。

戦う気概を削がれ、すっかり萎縮してしまった地球連合に見切りをつけたダニエル・オブライエン提督とその一派は、敵本拠地である「移動惑星」に最期の攻撃を行う―

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初回プレイ時はタイトル画面をすっ飛ばし、いきなり提督たちの最終攻撃が描かれるEPISODE 0を通して本作の物語はスタートする。

既にこの時点でゲームパートは始まっており、ストーリーを追いながらのゲームプレイが展開していく仕組みだ。

EPISODE 0終了後には、しっかりタイトル画面へと移行するので安心して欲しい。

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クロスブリードに搭乗するロイ・ベケットは、亡き英雄の戦闘技術を受け継いだ青年で唯一無二のパイロット。

そしてそのサポートを行うのが「現実改竄装置(ルーキス)」と名乗る少女フィオナ。

彼らが駆るたった一体の機体に希望を込め、人類の命運をかけたファイルーンとの新たな戦いが今ここに幕を開ける―

上画像のように、冒頭とゲーム終盤には静止画によるデモシーンの導入もあり、フルボイスで展開。まるでSFロボットアニメ作品のようにストーリーを追うことが出来る。

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また、本作のゲームパートでは敵味方入り乱れての通信会話が常時展開し、こちらもフルボイスによる熱いドラマが展開していくので併せて注目だ。

 

チュートリアル/アクション

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タイトル画面から選択可能な「TUTORIAL」で、いわゆる練習モードへと移行。スコア方式やボス戦でのルールも含めて、本作ゲームの基本的な仕組みもここで知ることができる。本編開始前に、必要に応じてここで習熟しておくと良い。

プレイヤー機体となるクロスブリードには攻撃手段としてショットとブレード、2タイプあるロックオン機能が搭載されている。使用するボタン数こそそう多くはないが組み合わせることで多数のアクションを発動可能だ。以下で簡単に紹介しておこう。

 

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R2ボタンで通常ショットとなるルーキス・ショットを発射。押しっぱなしで連発可能なので、気軽に使っていける基本的な攻撃手段となるが、プレイヤー機体と平行に飛行している敵機にしか通用しないので要注意。

紫色の敵弾を打ち消す効果もあるので、併せて覚えておきたいポイントだ。

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(全方位ロックオン攻撃)

R3ボタン押し込みでルーキスによる全方位ロックオンを展開。Rスティックを任意の方向に傾けることで指向性ロックオンを展開する。

ロックオン攻撃は画面手前や奥など、ルーキス・ショットでは撃墜できないような位置にいる相手にも効果を発揮するので、相手の行動パターンに合わせて切り替える必要がある。

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(指向性ロックオン)

全方位ロックはプレイヤー機体360°広範囲の対象にロックオン。指向性ロックは前方正面およそ30°範囲の対象にロックオン可能なスタイルとなる。

それぞれロックゲージの溜まり方が異なるので、敵の出現及び攻撃パターンに応じて上手く使い分けていこう。

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R1ボタンで取り分け接近戦に特化したブレードによる攻撃が可能。

押しっぱなしで連続剣攻撃を放ち、ブレードでの攻撃中は特定の色の敵弾を打ち消すことが可能で、防御としての用途も備わっている。

Lスティックを任意の方向に傾けながらL1ボタンを押すとブレイドによるダッシュ突きを繰り出せる。

高速移動で瞬時に敵の元へと斬りつける豪快な攻撃だ。

なお、ブレードとルーキス・ショットは同時に使用できるので、プレイ中はこちらも意識して使っていきたいところ。

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(EXアタック:回転) 

クロスブリードには大技となるEXアタックがいくつか備わっている。

まずはテンションゲージがMAX状態時に、L2ボタンを押す事で繰り出せる回転。

回転は発動時しばらくバリアが発生し無敵状態となり、ロックオン中でもL2ボタンを押し続けることで疾走の代わりに回転を発動することが出来る。

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(EXアタック:疾走)

同条件の際、ロックオン時にL2ボタンを押す事で疾走をそれぞれ繰り出せる。

ロックオン中の全ての敵に向かって高速移動による斬撃を加えるスピーディな大技で、ロックオンでしか攻撃が届かない敵群を一掃したい時に有効だ。

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(EXアタック:乱舞)

一体の敵を限界までロックオンした後L2ボタン押しで乱舞を発動。

クロスブリードが持つ技の中でも最大威力を誇る必殺の大技となる。

以上で紹介した3種類の攻撃はいずれもブレードを使った大技だが、スコアボーナス倍率が高ければ高いほどより大きなスコアアップを狙えるので、使いどころを見極めるのが重要だ。

 

ハイスコア狙いのコツ

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チュートリアルでも書かれているが、基本的には本作のハイスコア狙いにおいては以下の点を意識する必要がある。

●加点は敵機への撃ち込み点と撃破点の2種類。

●ショットやロック攻撃でテンションレートを増加させてスコア倍率を上昇

●弱い敵はショットやロック攻撃で破壊して倍率を溜め、強い敵はEXアタックで破壊してスコア倍率を載せていく

●シールドゲージ全開 もしくは回復状態時はシールドボーナスでスコアが2倍に

要は被弾を抑えながら通常攻撃でレートを上げ、より高いレートの状態でブレードやEXアタックによる各種攻撃で多くの敵を撃破することが高得点獲得のポイントとなる。

基本的にブレードで攻撃を行った時点でテンションレートがガクンと下がってしまうので、使うのは極力高い倍率の時が望ましい。

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一方でボス戦でのスコアの最大のポイントとなるのは “制限時間内に倒す事” 。

というのも本作のボス戦では、制限時間を過ぎると撃破してもスコアに加点されなくなるという仕組みになっているのがその大きな要因となっている。

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高いテンションレートを狙うのも重要ながら、それ以上に撃破速度を優先して戦うのが重要となってくる。

ボスはいずれも手ごわいが出来る限り素早く、且つスマートに勝利したいところだ。

 

プレイ後の感想

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2.5Dシューティングといったゲームジャンルを謳う本作では、画面は一方向固定のスクロール方式ではなく頻繁にカメラが切り替わり、時には画面奥へ、時には斜めへと色んな視点でのアプローチが行われる。

しかしどんな視点であっても操作感覚が狂うといった事もなければ、ゲーム性が損なわれるといったこともない。

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目まぐるしいカメラワークで、最後まで疾走感が失われることなく展開していく本作のスクロール方式は、さながらテーマパークの3D体感アトラクションの如し。加えて随所に挿入されるアツいストーリー展開のデモシーンも相俟って、シューティングゲームとしての魅力も十分だ。

2Dシューティングでも3Dシューティングでもない、独特のシューティングゲーム感は本作ならではのものなので、気になった方は是非実際にプレイして体験して欲しい。

 

評価

 

個人的スコア 7.5(10点満点中)

 

 

良い点

 

惜しい点

 

 

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