ヴォイド・ゴア(Void Gore)ー プレイ後の感想と作品解説【レビュー】

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©Eastasiasoft Limited, Panda Indie Studio. All Rights Reserved.

 

基本情報

 

タイトルヴォイド・ゴア(Void Gore)
対応機種Steam,Nintendo Switch|2*,PlayStation 4|5,Xbox One,Xbox Series X|S
販売eastasiasoft
開発Panda Indie Studio
発売日2024年3月1日(Steam版),2021年2月18日(Switch版,PS4版)2021年11月26日(PS5版),2021年2月17日(Xbox版)
対応言語日本語, 英語

(※日本語は家庭用コンソール版のみの対応)

Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)では日本語でのみプレイ可。ただし、一部、ソフト内で言語を変更できる場合有り。

備考CEROレーティング:A(全年齢推奨)

 

作品概要

 

「ヴォイド・ゴア」(「Void Gore」)はPandaIndieStudio製作によるゲーム作品。Nintendo Switch版の販売はeastasiasoftが担当。

本作はアーケードスタイルの縦スクロール型シューティングゲーム。プレイヤーは地獄の階層を潜っていき、迫り来る数々の恐怖を撃破しながらエースパイロットとしての腕前を証明する事が目的となる。

「ショット」と「クリアリング」という2つの兵器を駆使しながらどれだけ長く生き延びられるかを競うサバイバル性の強いシューティング作品となっており、敵撃破時に獲得できるコインと引き換えに恒常的なパワーアップやボーナス効果を得ることができる。また、作中のスコアシステムはオンラインリーダーボードに対応しており、全国のプレイヤー同士で最高スコア記録を競うことができる。

 

開発元のPanda Indie Studioが手掛けたタイトルについては、当ブログでもこれまでに何本かを紹介済みで、代表的なものに縦スクロール型シューティングの「Z-Warp」、ドワーフのオラティオが活躍するプラットフォーマー「Pity Pit」などが挙げられる。

Nintendo Switch、Xbox系列の家庭用コンソール機に移植されているが、PlayStation4|5版に関しては2026年2月現在の時点では海外のみのリリースとなっている。

 

リンク:Void Gore(eastasiasoft Official Site内)

リンク:PandaIndieStudio(X(Twitter))

リンク:eastasiasoft 日本(X(Twitter))

 

操作方法

 

(※Nintendo Switch版)

JOY-CON(左)
上下左右ボタン移動/項目の選択
Lスティック同上
Lボタン
ZLボタン
-ボタン

 

JOY-CON(右)
Rスティック
Aボタンクリアリング発動
Bボタンショット
Yボタンクリアリング発動
Xボタン
Rボタン
ZRボタン
+ボタンゲーム開始

 

ゲームシステム

 

画面の見方

:現在のHELL:現在のチェーン倍率
:現在のスコア:体力数(残機)
:獲得したコイン($):クリアリングのチャージ率

本作のステージ数は「HELL」という単位で表され、一定数の敵編成を撃墜する事で画面上に「LEVEL UP!」という表示が現れると共にHELLの数値が1つ上昇して次のフェーズへと移行する。

なお、HELLが移る際は敵が数秒間出現しなくなる関係上、チェーンが確実に途切れて倍率が×1に戻ってしまうという事を覚えておこう。

 

ショットとクリアリング

「ヴォイド・ゴア」で操作する機体の攻撃技はBボタン押しっぱなしで発射されるショットと、Aボタン(もしくはYボタン)で発動可能なクリアリング(弾消し)の2種類のみ。

前者をメインに敵機を各個迎撃しつつ、避けきれない攻撃に対してはクリアリングで敵弾を消滅させて回避、というのが基本スタイルとなる。

 

ショットは一定の連射間隔を伴って前方正面に発射されるが直線ではなく、微かに二又に分かれる拡散型(上画像)となっている。また、「M」アイテムを取る事でショットにホーミング性を伴ったミサイルが追加される。

本作の場合はボタン押しっぱなしでも連射が可能となっており、連射力は「R」アイテムの獲得によって強化される。 使い勝手を確かめた上で、手動連射と使い分けるのも良いだろう。

 

 → 

一方でクリアリングはチャージ状況によって効果が変動する仕様になっており、自機の外周360°を覆うサークルは有効範囲を示す。この有効範囲はチャージ率が高いほど拡張され、チャージ100%フル状態での発動時は範囲内の敵に対して直接ダメージを与える事も可能だ。

失った分のチャージ率は時間経過で自動的に上昇するが、ショット発射中は移動と回復の速度が著しく低下するデメリットを伴う。このため、状況に応じて撃つ間隔を緩めるなどの工夫が必要となる。

 

スコア倍率の仕組み

敵撃破時のスコアはチェーン数に倍率(×2以上)が乗っている際に跳ね上がるようになっている。チェーンの最大倍率は基本的に×8が上限で、特定の条件を満たさないと×9以上にすることはできない。

倍率値を上げるには”×2以上”の状態中、チェーンカウンター(上画像の青い囲い)が振り切れる前に敵を撃破するか、クリアリングによる弾消しを成立させるかのどちらかが必要。

カウンターゲージが消えた瞬間に倍率は×1に戻ってしまうので、高得点を狙う上ではいかに敵や敵弾の迎撃を漏らさずにチェーン状態を維持するかが焦点となる。

 

アイテムについて

敵撃破時に特定のアルファベットが描かれたアイテム(上画像)が出現することがあり、入手することで様々な効果が発動する。それぞれのアイテム効果は以下の通り。

Bショット威力上昇
R連射力上昇
S移動速度上昇
Mミサイル威力上昇
Aクリアリングが即座に100%にチャージされる
D攻撃力ダウン
H体力が1つ増える

いずれも1回辺りの挑戦中は効果が永続するものがほとんどで、唯一マイナス効果を伴う「D」以外のアイテムはなるべく出現時に回収しておきたいところ。

取り分け1UPアイテムに等しい効果を持った「H」は、何が何でも入手しておこう。

 

ストアについて

ゲームオーバーを迎えた直後は、そのままセットアップメニューへと移行する。「リスタート」を選ぶことで即座に再チャレンジとなるが、一方で「ストア」を選んだ場合は買い物が可能。

ストアでは1回毎の挑戦時に獲得したコインと引き換えに、機体性能のアップグレードに臨む事が可能となっている。難しくて中々ステージ数を稼げない、という場合は惜しみなく利用していこう。

ただし、「メインウェポン」、「サブウェポン」の各武装にはいずれも強化上限があり、全ての強化が終わってしまっている場合は以降、コインの使い道は「次のマッチ」メニュー内の3項目だけとなる。

コイン出現数やボーナスが倍になるなど美味しい効果が多いので、資金に余裕がある場合は挑戦前になるべく購入しておきたい。

 

ボスについて

ショップで「$@t4n LV10」を購入した上で出撃すると、10HELL毎にボスが出現する。

骸骨の姿を模したボスは非常に高い耐久力を有するだけでなく、一定周期毎にいろんなパターンで大量の弾を放って来る苛烈な攻撃が特徴。

並の回避技術ではかわしきるのは到底困難なので、弾消しを上手く活用して凌ぎながら本体にショットをひたすら撃ちこんでいこう。

 

プレイ後の感想

「ヴォイド・ゴア」は8bit風なその見た目や、シンプルなゲームデザインが印象的な縦スクロール型シューティング作品だ。

プレイヤーは戦闘機を駆り、セミオート連射に対応したショットと時間で回復する弾消しアクション「クリアリング」、これら2種類の武装を駆使して敵機を撃破しながら、無限に続く地獄を突き進んでいく。

 

広義のシューティングゲーム作品においては窮地を切り抜ける起死回生の一手として、ボタン1つで周辺の敵諸共一掃する所謂『ボム』はお約束システムの1つとなっているが、こうしたスペシャルアタック要素は90年代以降の同ジャンル作品においてその傾向が強い。

本作におけるボム機能の「クリアリング」は効果こそ上記の「ボム」のものを踏襲したものではあるが、『敵弾を消す』という部分においてはプレイヤー側で積極的に使用できるよう作られている。チャージ率100%での使用時は敵機を撃破できるボムとして機能する一方で、チャージ率が低い状態でも敵弾を消す効果を発揮したりと使い勝手が高い。

 

“プレイヤーは地獄に挑むエースパイロット”、であると言う事からか本作のステージ表記は「HELL」となっており、各HELLの所要時間は短ければ数秒ほどと非常に短い。早ければ1プレイ数分程度で終わってしまう辺りは今風のゲームデザインと言えなくもないが、1プレイ辺りの密度は濃い。

自機についてはゲーム開始直後の時点では少し控え目な性能となっているが、敵編隊の撃破時に出現するコインを集めることで、出撃前メニューのストアを通じて機体のアップグレードが可能となっている。しかし、最低でもHELL10前後まで進める腕があれば割と早い段階で必要分のコインが貯まって上限まで強化が終える事ができてしまうため、もう少し使い道のバリエーションが欲しかったところだ。

 

シューティングゲームの面白さとストイックさが凝縮された作風で、Panda Indie Studio製シューティング作品の中でも筆者個人としては本作は特に印象的で、高いポテンシャルを持った一作であると感じている。

また、オンライン対応リーダーボードの搭載により、世界中のプレイヤーと最高得点を競うことができる点も見逃せないポイント。その点も踏まえ、スコアアタック要素の強い縦シューティング作品に関心のある方は、本作「ヴォイド・ゴア」を是非お試しあれ。

 

評価

 

個人的スコア(10点満点中)7.0

 

良い点

  • 操作は移動、ショット、敵弾消しのみとシンプル
  • ストイックなゲームデザインで、スコアアタックはオンラインに対応
  • 1ステージ辺りの所要時間が数秒~数十秒と非常に短く、テンポ良く進行する

 

惜しい点

  • 敵の種類は非常に少なく、HELLが進んでも序盤から同じ敵と戦う展開が延々と続く
  • ステージBGを出撃前に選択できるが、1回辺りの挑戦では同じ背景で戦い続けるため、画的な変化に乏しい
  • ステージ進行中、画面が明滅する演出が頻繁に発生するためプレイ時には注意が必要(※この点については、ゲーム起動時にあらかじめ警告が流れる)

 

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