Asterigos: Curse Of The Stars - プレイ後の感想と作品解説【レビュー】

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基本情報

 

タイトル Asterigos: Curse of the Stars(アステリゴス カース・オブ・ザ・スターズ)
ジャンル アクションRPG
プラットフォーム Windows・PlayStation 4・PlayStation 5・Xbox One・Xbox Series X/S
メーカー Acme Gamestudio・tinyBuild
公式サイト Asterigos(アステリゴス)公式サイト(英語)

 

 

ゲームについて

ファンタジー系のサードパーソン形式のアクションRPG。

敵との戦闘を繰り返しながらステージを探索し、クエスト目標を達成していくタイプのゲームである。

 

プレイヤーは主人公『ヒルダ』を操作し、消息不明となった『北風部隊』を探すため、呪われた古代都市『アフェス』を冒険することになる。

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多彩な武器と特殊能力による派手な戦闘、街・鉱山・軍事施設など特色あるステージの探索、古代都市『アフェス』の秘密をたどりながら進むストーリーが売りの作品だ。

 

ストーリー

アンバリ国の北風部隊の隊員のヒルダは、消息不明となった父ハロルドと北風部隊を探すため古代都市アフェスへ派遣される。

アフェス近郊の森ではネズミ人間に装備を盗まれたり、巨大なワニの怪物に襲われるトラブルはあるも、アフェスへ到着する。

 

アフェスに入って早々、回音石の見せる街の過去の映像に驚かされる。

 

街の奥に進むと武装した屈強な男に遭遇、ヒルダが北風部隊と知ると同行を強制するため戦闘となる。

 

屈強な男に敗れ気を失ったヒルダ。

意識を取り戻すとアフェス人と思われる3人に囲まれていた。

3人は遺民団のメンバーである。

遺民団のリーダーであるミネルヴァより、アフェス人に降りかかった呪いについて、北風部隊の動向、遺民団について説明を受ける。

ヒルダは遺民団と協力してアフェスの呪いの解除と北風部隊の探索に向かうのであった。

 

キャラクター紹介

本作に登場するキャラクターの紹介。

ヒルダ
本作の主人公。アンバリ国の北風部隊の隊員。
消息不明となった父ハロルドと北風部隊を探すためアンバリ国よりアフェスへ派遣される。
情熱的で理想主義なところがあり、ハロルドからは兵士には向いていないと言われる。
ミネルヴァ
遺民団のリーダー。アフェスの貴族階級に属する。
本作はミネルヴァからのメインクエストを受注・報告することでストーリーが進む。
厳しい性格のため誤解されることが多いが、
ビオン
ミネルヴァの親衛隊長。真面目で優秀な戦士。
ビトンとは戦闘訓練を行うことができる。
兵士の認識票を渡すと兵士との思い出を話してくれる。
ロクサーヌ
ミネルヴァに仕える家令。礼儀作法にうるさいところがある。
アイテムの保管などを担当する。
生き別れの弟がいる。
ヴルカヌ
遺民団の鍛冶屋。エルトス教団により狼人間に変異させられる。
武器とエンハンスメントの強化、装飾品の作成を依頼できる。
消息不明の夫を探している。
クイントゥス
商人にして情報屋。口が上手く、遺民団のメンバーからは警戒されている。
アイテムの売買ができる。
独自の情報網をもっており、サブ・クエストの情報を教えてくれることもある。
マリッサ
音楽家でハープの名手。ミネルヴァの友人。
エルトス教団によりハーピーに変異させられる。
マリッサの作曲した歌の演奏を依頼できる。
星影号
ミネルヴァの兄のペットのライオン。
アイテムを与えるとランダムで星影号の拾ったアイテムと交換してくれる。
エイレナイオス
政治手腕に秀でた司祭。
ペトリウスの弟子でもありミネルヴァからは警戒されている。
ペトリウスとはある事情で決別する。
属性ポイントとタレントポイントのリセットを依頼できる。
ハロルド
ヒルダの父親でアンバリ国の北風部隊の司令官。
アンバリ国の王にかけられた呪いを解くためエウメニデスのために活動するも、エウメニデスの事は信用していないようだ。
ヒルダには厳しい態度で接するが、すべてはヒルダの身を案じての事である。
オット
北風部隊の隊員。真面目だがネガティブなところもある性格。
北風部隊では新入りのようで、ビオンの見立てでは戦闘能力は低いようだ。
オカリナの腕前はビオンやマリッサも褒めるほど上手である。
バラード
黒の街を支配する戦斧団のリーダー。
戦闘能力はもちろん、貴族を懐柔するなど政治力もすぐれ、黒の街に独自勢力を築く。
暴虐な性格だが黒の街の実力者の中では一番話の通じる人物である。
アベロン
ステラ鉱山近くの採掘場の村の指導者。
ステラ鉱山での異常現象と戦斧団やエルトス教団からの攻撃に悩まされている。
盗賊の手記によると、でかい岩を投げて戦ようだ。
シェイ
盗賊ゴブリン団のメンバー。口のうまいお調子者。
ステラ鉱山の探索中、異常現象によりゴブリン団のメンバーが発狂、リーダーの老白眉を助けるためヒルダに協力を申し出る。
ヒルダに気があるようだ。
セリン
アフェスの執政官。
貧しい人への施しや学校の設立などを行い、庶民や奴隷からは聖女と呼ばれている。
庶民から執政官にまで出世しており、優れた能力の持ち主でもある。
ミネルヴァとは仲が悪いようだ。
ナルキス
アフェスの貴族。真面目で正義感あふれる青年。
貴族になって日が浅いがめ、ほかの貴族たちのように堕落したところは無い。
ミネルヴァのサポートのためヒルダに協力する。
マーブル
アフェスの執政官。
アフェス軍の司令官でもあり、アフェスの治安維持を担当している。
戦斧団やエルトス教団の攻撃を防ぎきれず、
庶民からは無能な指揮官と思われている。
貴族からは治安維持のためとはいえ抑圧的な人物として反感を買っている。
エウメニデス
アフェスの貴族。
アンバリ国の国王の呪いを解くのと引き換えにハロルドたちを指揮下に置く。
以前は優しい人物だったが、アフェスがアスタリゴスの呪を受ける原因となった事件以降、傲慢で冷徹な人物となる。

 

システムについて

ゲームの操作・システムについての説明。

ゲームの操作

ゲームの操作についての説明。

ボタン操作の表記はPS4コントローラーとする。

 

基本操作

プレイヤーはサードパーソン形式の画面で主人公ヒルダを操作し、ステージ目標を目指してマップを探索する。

高所から飛び降りるとHP(体力ポイント)にダメージを受ける。

黄色い模様のある壁はインタラクトで登ることができる。

ヒルダは泳ぐことができないので深い川、湖、ため池などに落ちると溺れてしまう。

移動 右ステック 前後左右に移動する。
カメラ操作 左ステック その場に立ち止まり、周囲を見渡す。
ダッシュ L3ボタン ダッシュで前後左右に移動する。戦闘中のダッシュはSP(スタミナポイント)を消費する。
ダッシュ中に攻撃ボタンを押すと、ダッシュ攻撃を行う。
ジャンプ R2ボタン ジャンプする。右ステックと組み合わせると前方にジャンプできる。
インタラクト ×ボタン 張り紙を読む、アイテムを拾う、梯子の昇降、扉を開ける、宝箱を開く などのアクションを行う。
メインメニュー SHAREボタン メインメニューを開く。
システムメニュー OPTIONSボタン システムメニューを開く。

 

戦闘操作

攻撃は4コンボまで連続攻撃ができる。

攻撃や技の途中で別の武器による攻撃を行うと、威力高めの特殊攻撃を発動できる。

技とドッジはSP(スタミナポイント)を消費するため、SPが無くなると使用できなくなる。

SPは時間経過で回復する。回復速度は速いため、連続で技やドッジを出さない限りSP切れの心配はない。

第一武器の攻撃 □ボタン 「プロフィール」画面で設定した武器1で攻撃する。
第二武器の攻撃 △ボタン 「プロフィール」画面で設定した武器2で攻撃する。
第一武器の技 L2ボタン SPを消費して「プロフィール」画面で設定した武器1の技を使用する。
第二武器の技 L1ボタン SPを消費して「プロフィール」画面で設定した武器2の技を使用する。
ドッジ ○ボタン SPを消費して前転しながら敵の攻撃を回避する。
ドッジ直後に攻撃ボタンを押すと、ドッジ攻撃(ダッシュ攻撃と同じモーション)を行う。
ターゲットのロックオン R3ボタン 敵をロックオンする。
左ステックでロックオン対象を切り替える。

 

スキル操作

スキルはレベルアップ時に取得するタレントポイントを消費して取得する。

スキルは全ての武器で使用できるスキルと武器に依存するスキルに分かれる。

スキルを使用するとAP(アストラルポイント)を消費する。

AP(アストラルポイント)は時間経過で回復する。回復速度はやや遅めのためスキルはボス戦や敵キャラの数が多い時に使用することになる。

スキル発動 R1ボタン 発動するスキルを選択できるようになる。
スキル1 □ボタン APを消費して「スキルの設定」画面で□ボタンに設定したスキルを発動する。
スキル2 △ボタン APを消費して「スキルの設定」画面で△ボタンに設定したスキルを発動する。
スキル3 ○ボタン APを消費して「スキルの設定」画面で○ボタンに設定したスキルを発動する。
スキル4 ×ボタン APを消費して「スキルの設定」画面で×ボタンに設定したスキルを発動する。

 

エンハンスメント操作

エンハンストはストーリーを進めると星→火→氷→雷の順に入手できる。

エンハンストは障害物の排除での使い分けが重要。戦闘では一部の敵を除いて差異はあまりないと思われる。

毒のツタや魔法の火を排除する場合、近くによるとダメージを受けるので杖からの遠距離攻撃で排除するとよい。

宝箱に偽装しているモンスターは強敵だが、エンハンスメント:雷で攻撃すると簡単にしびれさせることができる。

エンハンストによるダメージは鍛冶屋で強化することができる。

エンハンストのアップグレードは2週目以降も引き継がれる。

エンハンスメント発動 上キー 装備するエンハンスメントを選択できるようになる。
エンハンスメント:星 △ボタン 攻撃に星属性の効果を付与する。
魔法で防御された宝箱を開くことができる。
エンハンスメント:火 ○ボタン 攻撃に火属性の効果を付与する。
通路をふさぐ毒のツタなどを燃やしたり、可燃物を燃やして爆発させたりできる。
エンハンスメント:氷 □ボタン 攻撃に氷属性の効果を付与する。
燃えている魔法の火を消火することができる。
エンハンスメント:雷 ×ボタン 攻撃に雷属性の効果を付与する。
スライム状の障害物を排除したり、宝箱に偽装しているモンスターをしびれさせることができる。

 

アイテム操作

アイテムはステージ途中で拾う、敵を倒す、情報屋『クイントゥス』から購入するなどで入手できる。

アイテムごとに最大所持数が決まっており、最大所持数を超えるアイテムは家令『ロクサーヌ』の保管庫に保存される。

アイテムは消耗品の回復系、投擲系、移動系と何回でも使用できる微光(照明用アイテム)に分かれる。

回復アイテムは薬を飲むモーションが発生するため、安全を確保しないとモーション中にダメージを受けてしまう。

投擲アイテムはアイテムボタンで照準、攻撃 or 技ボタンで投擲と操作方法がほかのアイテムと異なっている。

微光はアイテムボタンでON/OFFの切り替えを行う。

アイテム1 左キー
「プロフィール」画面で設定した左側の登録アイテムを使用する。
アイテム2 下キー 「プロフィール」画面で設定した中央の登録アイテムを使用する。
アイテム3 右キー 「プロフィール」画面で設定した右側の登録アイテムを使用する。
投擲アイテムを使う 投擲アイテムのキーで照準の表示、攻撃 or 技ボタンでアイテムを投擲する。

 

ゲームのシステム

ゲームのシステムについての説明。

 

武器

武器は一度に2種類装備できる。

メインメニューを呼び出せばいつでも装備する武器の切り替えは可能なので、状況に応じて武器を切り替えることが重要である。

鍛冶屋『ヴルカヌ』と会話すれば武器のアップグレードできる。アップグレードは武器ごとに最大10回まで可能だ。

各武器は1種類(剣と盾なら『北風の剣と盾』)しかないので、アップグレード可能になったらすぐにアップグレードした方がよい。

武器に対応したアーギュメントを取得することで武器の性能が強化されたり、特殊効果を発揮することができる。

武器のアップグレードは2週目以降も引き継がれる。

剣と盾 剣で前方の敵を攻撃する。
リーチ、攻撃速度のバランスがよく使いやすい。
技のガードで安全に防御もできるため、アクションが苦手な人にもお勧め。
ガード:
盾を構えて前方の攻撃をガードする。
ボタンを押している間、継続して敵の攻撃を防ぐことができる。
短剣 二振りの短剣による連続攻撃を行う。
動きの速い敵や、防御の弱い遠距離攻撃系の敵に効果的。
スライディングドッジ:
無敵時間、移動距離の長いドッジ。
弓や魔法など遠距離攻撃の敵への接近、ボスなどの広範囲攻撃の回避など使いどころは多い。
前方の防御に優れた敵に対して、無防備な背後へ回り込むのにも有効である。
大槌 大槌で前方の敵を殴りつける。
攻撃の出は遅いが攻撃力は高い。
盾で防御してくる敵や、動きの遅い大柄な敵に対して有効だ。
チャージ攻撃:
ガードしている敵に有効な、高威力の攻撃を行う。
ボタンを押し続けるとチャージを継続し、大槌が光った後でボタンを離すとノックダウン効果のある回転攻撃を繰り出す。
槍で前方の敵を攻撃する。
攻撃の出はやや遅めだが、リーチが長いため、敵に対して先手を取りやすい。
技のパリィは受け流しに慣れが必要だが、使いこなせば最強の武器となる。
パリィ:
敵の攻撃とタイミングを合わせて発動すると攻撃を受け流す。
パリィ成功後に攻撃ボタンを押すと強力な反撃攻撃を行える。
魔法による遠距離攻撃を行う。
遠距離攻撃で接近戦になる前に敵のHPを削る、ボスキャラの攻撃中に安全な距離から攻撃するなど補助的な使い方が効果的である。
チャージレイ:
照準が表示され通常攻撃より遠距離の敵を攻撃できるようになる。
チャージレイ状態で攻撃ボタンを押すと遠距離攻撃を行う。
通常攻撃より威力・連射性能が優れているため、使用頻度は高い。
腕輪 中距離の魔法攻撃を行う。
アーギュメント「武器変形」を取得すると魔剣によるチャージ攻撃が可能となる。
防御無視や回復などサポート系の特殊効果を発動できるようになる。
魔法の地雷:
敵が踏むと爆発する地雷を配置する。(最大3個、パーク取得により最大5個まで配置可能)
配置に時間がかかるため、ボス戦など単体の敵に対して利用することになる。

 

レベルアップ&アビリティ

敵を倒して経験値が一定値溜まるとレベルアップする。

レベルアップすると属性ポイントとタレントポイントが付与され、属性ポイントを消費してステータスをアップ、タレントポイントを消費してスキル等の習得ができる。

属性ポイントとタレントポイントはレベルアップ以外にアイテムを使用することでも取得できる。

消費した属性ポイントとタレントポイントはゲーム後半で仲間となる司祭『エイレナイオス』に依頼することでリセット可能だ。

レベルや取得したアビリティは2週目以降も引き継がれる。

属性ポイント レベルアップで取得する属性ポイントを消費して能力をアップする。
PCS(精度):ATK(攻撃力)が上昇する。一番優先してあげる項目。
CON(生命力):HP(体力ポイント)が上昇する。本作は回復アイテムの入手は容易なため、PCSとCONは2対1で上げるとよい。
ACN(神秘性):APR(アストラルポイント回復率)とSDR(スキルダメージ率)が上昇する。優先度は低く、上げる必要のない項目である。
タレントポイント レベルアップで取得するタレントポイントを消費してアーギュメント、スキル、パークを取得する。
取得するアーギュメント、スキル、パークにより消費するタレントポイントは異なる。
スキルの設定 タレントポイントを消費して取得したスキルを設定する。
スキルは4つまで設定できる。
スキルは全ての武器で使用できるスキルと武器に依存するスキルに分かれる。
パークの設定 タレントポイントを消費して取得したパークを設定する。
パークにはメリット・デメリットが存在するため、状況に応じて設定のON/OFFの切り替えが重要である。

 

回音

回音石と呼ばれるアイテムの記録している過去の映像・音声を再生できる。

回音石はステージの途中で取得する、またはメインクエスト達成時にミネルヴァより報酬としてもらえる。

回音を再生することでゲームの世界観、人物関係、ストーリーをより深く知ることが可能だ。

家令『ロクサーヌ』に話しかけると入手した回音石の再生を依頼できる。

 

コンジット

探索の拠点となる施設でエリアに付き1つ設置されている。

インタラクトすると緊急瞬間移動先に登録され、ヒルダが敵に倒されたり溺れると最後にインタラクトしたコンジットに緊急瞬間移動される。

コンジットでは「休息」「瞬間移動」「保管庫」の機能が利用可能だ。

休息 ヒルダのHPを回復させる。デメリットとして休息を行うと倒した敵が復活してしまう。
本作では回復アイテムは豊富に手に入りHPが回復できない状況は滅多にないため、デメリットを考慮すると休息を使う必要はない。
瞬間移動 ゲーム中盤から利用可能となる。
インタラクトしたことのあるコンジットへ瞬間移動できる。
瞬間移動が可能となる前にインタラクトしているコンジットに対しては、再度インタラクトしないと瞬間移動できない。
2週目からは初めから利用できる。
保管庫 家令『ロクサーヌ』にまつわるイベントをクリアすると利用可能となる。
『ロクサーヌ』との会話で利用できる保管庫機能がコンジットでも使えるようになる。

 

星穹の核の贈り物

宝箱を開くと『星穹の核の贈り物』を入手できる。

『星穹の核の贈り物』は5つ集めるごとに能力値、耐性の上昇や装備品、衣装が取得できるので見つけしだい開けることをお勧めする。

ただし、モンスター(ミミク)が宝箱に偽装している場合があり、偽装された宝箱を開こうとすると確定でダメージを受けてしまう。

ミミクの偽装している宝箱をインタラクトで開く前に攻撃すると正体を現す。

ミミクの偽装した宝箱に杖のチャージレイで照準を合わせると照準が赤くなるので遠距離から安全な宝箱か判断できる。

魔法で防御された宝箱はエンハンスト:星を装備した武器で攻撃して魔法を解除すると開くことができる。

 

 

ゲームを遊んだ感想

手頃な難易度にやりこみ要素十分なサードパーソン形式のアクションRPGである。

アクションゲームとしての難易度はあまり高くないため物足りなさを感じることもあるが、同じ敵に何度も倒されるストレスを感じることなく、最後まで楽しくプレイできた。

グラフィックはやや綺麗なレベルで特筆するほどではないが、古代ギリシャ・ローマ風の世界は珍しく新鮮に感じた。

また、キャラクターのデザインは最近のアメリカ製のCG映画に近く、受け入れやすいデザインである。

 

ストーリーはアフェスへ降りかかった呪いについて、ヒルダとハロルド親子の絆、ミネルヴァを中心とした各勢力の争いを軸に描かれており、続きが気になるストーリーである。

サイドクエストやステージに隠された宝箱の存在など、ステージを探索する楽しさは十分あり、2週目で新しいサイドクエストを発見するなど、2週目も飽きずに楽しめた。

サードパーソン形式のアクションRPGは「激ムズ&ダークな雰囲気」のゲームが主流で初心者お断り感があるなか、本作は「程よい難易度と親しみやすいグラフィック」と初心者にもお勧めしたい作品である。

 

 

評価

個人的スコア 8.5

 

良い点

・最近の海外アニメに近いキャラクターデザインで万人向けのキャラクターである。

・序盤から6種類全部の武器が使え、武器による極端な性能差も無いため、好みの武器を使ったプレイが楽しめる。

・難易度は低めのアクションRPGのため、ほかのアクションRPGで挫折した人も楽しくプレイできる。

・会話や書物などのテキスト量は多く、ストーリーや世界観を楽しむことができる。

・ステージ各所にサイド・クエストや隠された宝箱などがちりばめられており、探索する楽しさがある。

 

悪い点

・ステージは入り組んだ地形となっているが、マップ機能がないため、迷いやすく無駄に時間を使ってしまう。

・ジャーナル機能でクエスト内容を確認できるが、ヒルダ視点での感想が記載されているため、クエストの詳細や達成状況が把握できなところがある。

・壁際で敵に接近しすぎるとカメラアングルの都合で主人公キャラや敵キャラが見えなくなり、状況を把握できないまま攻撃を受け続けることになる。

 

 

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