Bandit Buster: Western - プレイ後の感想と作品解説【レビュー】

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Eclipse Interactive

 

基本情報

 

タイトル Bandit Buster: Western
対応機種 Nintendo Switch
販売 Eclipse Interactive
開発 Eclipse Interactive
発売日 2024年10月10日
対応言語 英語
備考 IARCレーティング:16+(激しい暴力)

日本語非対応(ゲームプレイに影響は一切なし)

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作品概要

 

「Bandit Buster: Western」はEclipse Interactiveが開発、販売を行うゲーム作品。

本作はウェスタンスタイルのサードパーソン型ガンシューティング。サルーンが並ぶ街中や荒野を舞台に、無双的ガンアクションを駆使して悪党を成敗しよう。

 

ローポリゴンで描かれるキャラクターが非常にユニーク。ノンストップで展開する銃撃戦は一人でも悪党を撃ち逃せばこちらの敗北が決定してしまう。そんな緊張必至のデッド・オア・アライブを賭けた集団戦が本作ならではの醍醐味となっている。

 

リンク:Bandit Buster: Western(ニンテンドーイーショップ内ストアページ)

 

 

操作方法

 

(※Nintendo Switch版)

JOY-CON(左)
上下左右ボタン 項目の選択
Lスティック
Lボタン
ZLボタン
-ボタン ポーズメニュー

 

JOY-CON(右)
Rスティック
Aボタン 銃の発砲、項目の決定
Bボタン キャンセル
Yボタン
Xボタン
Rボタン
ZRボタン
+ボタン ポーズメニュー

 

ゲームシステム

 

銃撃戦はスーパースローアクションで展開

ゲームは全編を通してセミオートで展開。LEVEL開始と共に、プレイヤーは走りながら前進を行う。

画面上の左右どちらかに悪党の集団の姿を確認するや否や、カメラが自動的にそちらの方へと向けられ、銃撃戦が展開。各LEVEL毎に銃撃戦と移動が交互に4~6回程度繰り返され、画面上部の進捗ゲージが右一杯まで到達すればLEVELクリアとなる。

 

銃撃戦の開始と同時にプレイヤー、敵共に一時的なスローモーション状態となるため、1体1体をゆっくり狙い撃つチャンスが生まれる。敵を狙う際の照準については、画面上にサイトが表示されるものの自分で動かすことはできない。

本作では銃で狙うべき相手との位置や高さは画面のスクロールに添って自動で敵に合わさって行く仕組みとなっている。敵の身体が画面上の照準と重なるギリギリのタイミングでAボタンを押して発砲。タイミングが合えば一撃で敵を倒すことができる、といった仕組みだ。

悪党を一体も撃ち漏らさずに全ての敵を倒し終えることでLEVELクリアとなり、次のLEVELが順次アンロックされていく。

 

弾丸の装填数について

戦闘開始と共に、画面左側には使用可能な弾薬数がアイコンで表示されるようになる。銃弾は一戦終える毎に自動的に補充される仕組みで、登場する敵の数に合わせて最大装填数も5発、6発、7発…と臨機応変で変わる。

万一、一回の戦闘中に全ての弾を撃ち切ってしまうと途中でリロードは出来ないので、必ず使用する弾の数は装填数の範囲内で収めるように心がけよう。

 

悪党を撃退して賞金を獲得

悪党を撃退する毎に、一体につき$4の懸賞金を獲得。集めたお金はタイトルメニューの「CUSTOMIZE」から多様なキャラアバターや銃の購入に充てることができる。

作中でお金を失うタイプのペナルティは一切発生しないので、クリアの有無を問わず、ひたすら各LEVELへの挑戦を繰り返すことが所持金を増やす一番の近道だ。

 

人質を撃つのはNG

こちらに銃を向けていない棒立ちの人物(女性)は人質につき、こちらにとっては無害の対象。もし誤って撃ってしまった場合は、即座にゲームオーバーとなるので、絶対に撃たないように。

特に本作では悪党、人質共に各キャラクターの配置ポイントは一律固定となっているが、挑戦毎にランダムで見た目が変わる事も警戒すべき点。人質となる対象人物の見た目はしっかりと把握しておこう。

 

火薬樽を利用しよう

フィールド上では緑色の火薬樽(上画像)が設置されていることがあるが、これを撃つことで周囲の悪党を広範囲で一掃することができる。弾薬の節約にもなるので、積極的に狙っていこう。

ただし、火薬樽の設置場所周辺に人質となる対象人物が混ざっていると一緒に巻き込んでしまうので、こういった状況の場合は絶対に撃たないように。

 

悪党は1体でも撃ち漏らせば即ゲームオーバー

プレイヤーが悪党を撃つタイミングを逃すと即座に、または時間差で悪党から銃による反撃の一発を食らうことになる。

敵の反撃は必中となる仕様につき、本作では1体でも悪党を撃ち漏らした時点で即ゲームオーバーとなってしまう。各レベルで狙うのは、ノーミスクリアただ一つだ。

 

カスタマイズについて

タイトルメニューの「CUSTOMIZE」からキャラクターの外観設定を行うことができる。

カテゴリは「CHARACTER」と「WEAPON」の2項目で、それぞれプレイヤーキャラのアバターや武器の獲得及び変更を行う。

 

初期の装着品以外はいずれもゲーム本編で獲得したお金を使って購入することで獲得することができる。好みに合わせて選んでみよう。

ただし、いずれも見た目が変わるだけで、性能的な変化はないので要注意。

 

プレイ後の感想

「Bandit Buster: Western」では西部劇の舞台としてよく見られる、乾いた大地と土埃にまみれた荒野の空気感をゲーム内で忠実に再現。ローポリゴンで描かれた名もなき登場人物達が入り乱れての銃撃戦が繰り広げられてゆく。基本操作はボタン1つだけ、という徹底的にカジュアルに寄せたゲームシステムがとっつきやすく、一方でLEVEL攻略に向けた歯応えも中々のもの。

本作の特徴となるのが交戦時に毎回入るスローモーション演出で、ゆっくりと流れていく景色の中をプレイヤーは照準が相手を捉えた際にタイミング良くボタンを押していくだけというお手軽さ。性質的にはシューティングというよりはリズムゲーに近く、ウエスタンムービーの主人公ガンマンのような無双気分を簡単操作で味わえるのが最大の魅力となっている。

 

プレイヤーが選択可能なキャラアバターも一般市民や保安官スタイル、ソンブレロにポンチョといったメキシカンスタイルなどそのスタイルも様々。いずれも男性限定ということで少々華には欠けるものの、ファッションのバリエーションが豊富なため、候補を眺めているだけでも飽きが来難い。

組み合わせ次第では、ネイティブな容姿のキャラクターに拳銃を持たせるといった少々マニアックなチョイスも可能となっている。取り分け西部劇ファンであれば、各人の嗜好に合ったアバターを必ず見つけられるだろう。

 

Aボタンだけで楽しめる設計となっている点や、拳銃で敵を狙うといったメタ的な視点も含め、本作はJoy-Con(右側)片手持ちによるゲームプレイが最も雰囲気を味うのに適している。Wiiリモコン操作の経験者であれば、縦持ち状態で画面側にリモコンを向けて操作、というあのスタイルを意識してもらう事で伝わりやすいかもしれない。

一方で、本作はPROコントローラーでプレイすることができないといった難点も見られた。本体のホーム画面では正常に動作していても、起動後にペアリングが解除されてしまうといった関係でゲーム本編では使用不可のままという結果となった。Switch本体に接続できる手持ちの操作デバイスに関しては上記2つのみとなるため、全てのコントローラーで確認を取ったわけではないが、上述の状況から鑑みてJoy-Con以外での操作に関しては基本非対応と考えて良いだろう。

 

LEVEL攻略を目的としたシングルプレイに特化しているためか、少々内容が薄い点が惜しまれるところ。低価格インディー作品相応といった感じでこれはこれで収まりが良いとも思う一方、素材はそのままにゲーム性を更に練り込んだ続編を是非見てみたいと願うばかりだ。

カジュアルなゲームプレイで手軽に西部劇の主人公のような無双ガンマンプレイを味わいたい―、そんなゲームをお探しの方は本作「Bandit Buster: Western」を一度お試しあれ。

 

評価

 

個人的スコア(10点満点中) .5

 

良い点

  • 西部劇ならではの独特の世界観をローポリゴングラフィックによって再現
  • Aボタン1つでプレイできる超簡単操作と、敵を狙い撃つ上での補助効果を伴うスローモーション演出
  • 一体でも撃ち漏らせば敗北必至の緊張感溢れるゲーム性

 

惜しい点

  • 局所的にトライ&エラーが必要な場面が登場するため、終盤のステージはかなり難易度が高い
  • TVモード時、画面サイズの小さいモニターでプレイする場合は、場面によって敵影がかなり小さく映るため狙いにくいことがある
  • ペアリングが解除されてしまう関係で、PROコントローラーが利用できない(他の外部コントローラーは未確認)

 

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