GEKIDO Kintaro’s Revenge - プレイ後の感想と作品解説【レビュー】

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©2018 Naps Team s.n.c.
Licensed to and published by Rainy Frog LLC.

 

基本情報

 

タイトル GEKIDO Kintaro’s Revenge
対応機種 Steam,Nintendo Switch,Xbox one 他
販売 レイニーフロッグ(Switch版)

(※Steam版、及びXbox one版はNaps Teamが担当)

開発 Naps Team
発売日 2018年6月7日(Switch版),2018年7月3日(Xbox one版),2019年3月5日(Steam版)
対応言語 日本語(※Steam版は更に英語,フランス語,イタリア語,ドイツ語,スペイン語に対応)
備考 CEROレーティング:B(12歳以上対象)(暴力)

ローカル2人同時プレイに対応

 

作品概要

 

「GEKIDO Kintaro’s Revenge」はイタリアのディベロッパーNaps Teamが開発を手掛けるゲーム作品。Nintendo Switch国内版においてはレイニーフロッグが販売を担当しており、タイトル表記から副題が消えた「GEKIDO」となっている。

上述のNintendo Switchを中心とした各種ゲームコンソール、及びSteamでリリースされた本作は、ゲームボーイアドバンス版をオリジナルに持つ、ベルトスクロール型アクションゲームのリメイク作品にあたる。

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本作で開発、及び販売を行うNaps Teamは、格闘アクションやスポーツ、RPG、レーシング、フライトシムなど、多彩なジャンルのゲームタイトルをこれまでに欧州圏内を中心に45種類以上リリースしているパブリッシャーだ。

 

リンク:Naps Team(Home)

リンク:Naps Team(Twitter)

 

ストーリー

 

(※ゲーム内プロローグ、及びオフィシャルプロットより要約)

 

犯罪組織のボス・キンタロウが起こした、”少女アンジェラ誘拐事件”から一年後。

マーシャルアーツの使い手の青年・剛史(タケシ)*は、ある日、彼の師匠であるウシから呼び出しを受ける。

 

ウシは町の外れに位置する、とある農村の調査を剛史に依頼した。

村人達によれば、2ヶ月前に村の古い寺が放棄されて以降、たびたび奇妙な事件が発生するようになったというのだ。

 

崩落で塞がれた寺院の入り口で、老人から話を聞いた後、村へと戻った剛史。

そこで彼はカラスの襲撃によって、全滅した村人たちの姿を目にする。

更には村の子供たちが全員、何処かへと行方をくらませていた…。

 

一体、この村で何が起こっているんだ?

剛史はこの先、事件の更なる深部へと踏み込んでいくこととなる―

 

 

*欧州版、北米版でのキャラクター名は”てつお(Tetsuo)”となっている)

 

ゲームモード

 

ストーリー

農村の奇怪な事件をめぐる全5章構成のメインゲームモード。

ローカル2人同時プレイに対応しており、操作キャラクターは剛史(タケシ)と慎吾(シンゴ)1人ずつとなる(※1人プレイの場合は剛史で固定)。

全章を通じて5回までのコンティニュー制限が設けられており、到達した章の範囲内で自由に選んでゲームを開始することができる。

ただし、前回プレイ時の残りコンティニュー回数が記録される仕様となっているので注意が必要。

 

サバイバル

ライフが尽きるまでにどれだけのスコアを稼げるかに挑戦する専用モード。

操作キャラクターとして、剛史とコウジのどちらかを選んでプレイすることができる。コンティニューは使用できない。

 

レリックハンティング

館と寺の2つのエリアに隠された、計40種類のレリックを入手する専用モード。エリアマップはプレイ毎にランダム生成される仕様。

操作キャラクターとして、剛史とコウジのどちらかを選んでプレイすることができる。

コンティニューは基本的にできないが、1度だけ使用回数を獲得できるチャンスがある。

 

操作方法

 

(※Nintendo Switch版)

JOY-CON(左)
上下左右ボタン 移動
Lスティック 同上
Lボタン
ZLボタン (長押し中)走る
-ボタン オプション画面呼び出し

 

JOY-CON(右)
Rスティック
Aボタン パンチ、決定、インタラクト、テキスト送り
Bボタン キック、キャンセル
Yボタン
Xボタン
Rボタン
ZRボタン ジャンプ
+ボタン ポーズメニュー

 

アクション

 

以下では主に、剛史のアクションを中心に紹介。

 

ジャンプ

ランと併用することで飛距離を伸ばすことも可能。

空中での攻撃発動や、ガケを始めとした各種障害物を飛び越える上では、なくてはならないアクションだ。

 

ラン

ZLボタンを長押し状態で移動を行うと走ることができる。押している間は走り状態を継続。

使用時に特に消費するものはないので、任意のタイミングでどんどん使っていくとよい。

相手の懐に潜り込んだり、逆に距離を取りたい時、助走をつけたジャンプをしたい時など幅広く活用可能。

ジャンプ同様、敵との戦いで上手に立ち回る上では欠かすことのできないアクションだ。

 

掴み/投げ

相手と密着状態時に相手の方向に向けてキーを押すと、掴み状態に移行。

そのまま相手の反対側にキーと攻撃ボタンを押すことで、投げ飛ばすことができる。

掴める対象は一部の敵に限定されるが、人型の対象だけでなくコウモリにも有効。

崖下へほうり込んで相手を一撃で葬りたい時などにも便利だが、掴み判定が若干シビアなため、百発百中で仕掛けるのは少々難しい。

 

連続技

各種攻撃ボタンを続けて押すことで、連続攻撃が可能。

両方の技を組み合わせながら、5HIT目以上の最後をパンチ技にするよう調整すると、拳に炎を纏った大技に派生する。

 

パンチを、キックをとして、PPKKPPPPPPPと言った具合に、3~4打目にキックを混ぜるようにするとヒット数を若干稼ぎやすくなる。

ただし、フィニッシュアクションはモーション上わずかに隙も大きくなるため、周りにフリー状態となっている他の敵がいない状況で発動するのが望ましい。

攻撃アクションの中には、前のめり気味にわずかに前進するアクションもあるので、ガケやトラップの位置に足を踏み入れてしまわないか警戒しながら使用しよう。

 

スペシャルアタック

パンチとキックボタン(初期設定ではAとBボタン)を同時に押すと、体力ゲージ右隣りにあるメーターを消費してスペシャルアタックが発動。

画面内の敵全体を強制的にダウンさせると同時に、ダメージを与えることができる(ダウン中や無敵状態、及び防御姿勢を取っている敵には無効)。

フルチャージ状態の場合はメーターを全て消費、メーターが6本未満の状態で使用した場合は残ったメーター全てと不足分の代替として一定量のライフゲージを消費する。

メーター自体は時間経過ですぐに貯まる(空状態からフルチャージまでおよそ4秒程度)ので、交戦状況が少しでも怪しくなった時は積極的に使っていこう。

 

アイテム

 

木箱や木樽、石像など特定のオブジェクトを壊したり、敵を倒すことで以下のようなアイテムが出現することがある。

 

Power Up。一時的に攻撃力が強化
Boost。一時的に技のスピードが上昇
Slow Down。一時的に技のスピードが減少
Reverse。一時的に入力方向が反対になる
Block。一時的に技の発動が不可になる
No Damage。一時的にあらゆる対象からダメージを受け付けなくなる
画面全体の敵を一掃する(一時的に無敵状態になっている対象は除外)

 

7種類ある球状のアイテムは一時的に強化、もしくは弱化効果を発生させる。いずれも効果は6秒程度と短い。

この内、D、R、!の3種類は実質マイナスとなる効果を及ぼすのでうっかり拾わないように。

💀マークは見た目からマイナスアイテムと勘違いしてしまいそうになるが、実は画面内の敵をその場で全滅させるという強力なアイテム。見かけたら迷わず拾っておこう。

また、各アイテムは出現からおよそ10秒経過で消滅する。アイテムが点滅し始めた時点で、拾っても効果を得られなくなるので、回収する場合は早めに済ませてしまいたい。

 

プレイ後の感想

「GEKIDO Kintaro’s Revenge」は、90年代テイストのスタンダードな作りをした2Dベルトスクロールアクションゲームだ。

NEOGEO時代のSNK製格闘ゲーム作品のような見た目のグラフィックだが、プレイ感覚は「ファイナルファイト」に代表されるカプコン製ベルトスクロールアクションに近い。

 

オリジナル版は欧州圏向けのゲームボーイアドバンス用ソフトとしてリリースされたタイトルで、移植にあたりグラフィックのリファインやアレンジ版BGM、追加モードの搭載など、パワーアップされた部分が随所に見られる。

メインゲームモードとなる「ストーリー」ではベルトスクロールには珍しい、字幕付きカットシーン演出の積極的な挿入によって物語が展開。ゲーム内容には、扉を開くための鍵やNPCの探し物など、簡易的な探索要素も見られる。

 

「GEKIDO」という作品の沿革を知る一貫として、ここで前作について触れてみよう。

同デベロッパーであるNaps Teamが開発を担当したシリーズ第一作「GEKIDO:Urban Fighters」は、欧州、及び北米向けにプレイステーション用ソフトとして2000年に登場した(販売はInterplay 他)。

上記プレイ動画からも窺えるように、「ダイナマイト刑事」風なローポリゴンスタイルが特徴のベルトスクロールアクションゲームで、作中では剛史(海外圏での名前表記はTetsuo)、及び彼の師であるウシもプレイアブルキャラクターとして参戦しているなど、今作との関連性をしっかりと見せている。

(今作のエンディングで挙がるトラヴィスとミッシェルという名は、どちらも前作のプレイアブルキャラクターとなる人物)

 

シリーズ第2作にあたる今作では、大まかなゲームシステムは前作を踏襲しつつ、ゲームボーイアドバンスという当時の携帯ハード向けスペックに合わせて、3Dポリゴンから2Dドットへのビジュアル変更やゲームスケールの最適化といった工夫がなされている。

 

パンチとキックの2つの攻撃アクションに重点を置いたシンプルな操作感は、レスポンスも良く快適である一方、各ステージでは執拗に登場するトラップや地形絡みの障害物が煩わしい要素となってプレイヤーに襲い掛かる。

これらのトラップは場面次第で敵以上に鬱陶しさを覚えることもあり、プレイ開始直後は要領を得るまでの間、敵の各種攻撃との連携で次々とダメージを負う局面に幾度も遭遇したりと、苦しめられること必至だ。

 

オリジナル版である「GEKIDO Advance:Kintaro’s Revenge」が2002年に欧州、2003年に北米圏でそれぞれ登場を果たした後も、更なる続編「GEKIDO:The Dark Angel」がPSP用タイトルとして2006年内の発売が予定されていたが、最終的にはお蔵入りとなった。

今作エンディングが、いかにも物語がその先へと続く引きで幕を閉じるにも関わらず、「終わり」の三文字で締め括られている理由として、上記の続編が出なかったことが考えられたりと、事実上の打ち切りを告げられたかのようで惜しまれる。

 

昨年2022年は、オリジナル版発売から20年と言う節目にあたる年であったが、シリーズにまつわる新たな動きは特に見られないままだった。

今作を単発でプレイした筆者の立場としては、今からでも続編新作、もしくは第1作目のリメイクかリマスター版の開発決定といった公式からのシリーズの継続を唱えるアプローチが観てみたいところではある。

 

なお、本作Nintendo Switch版では2023年現在、体験版が配信中。こちらはストーリーモードの第1章を途中までプレイ可能となっている。

しかし、ある程度まで進行した際に「そんなタイミングで?」といった場面で唐突にプレイ区間が終了したり、他のモードには一切触れることができない点など、この体験版の範囲では本作の魅力を見出すことは少し難しい点もある。

 

もし本項に目を通し、わずかでも本作に興味が湧いたという方は製品版を通して、実際のプレイでその出来を判断して頂きたいところだ。

90年代格闘ゲームにインスパイアされた、イタリア発の2Dベルトスクロールアクション「GEKIDO」を一度お試しあれ。

 

評価

 

個人的スコア(10点満点中) 7.0

 

良い点

  • 操作方式、ゲームシステム共にスタンダードな格闘ベルトスクロール
  • 到達したステージの範囲内から開始地点を自由に選ぶことができる(※コンティニュー回数などの制限あり)
  • ストーリーとは異なる面白さが詰まったサバイバル、レリックハンティングの2つのゲームモード

 

惜しい点

  • プレイヤーのリポップ地点に合わせる形で、トラップやガケに連続で引っかかるといった理不尽な配置が随所で見られる
  • レリックハンティングモードプレイ時に、ごく稀にカギが出現しない場合がある
  • 2023年現在のところ続編に関する動きがなく、物語が宙ぶらりんのままで終わっている

 

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Raging Justice. Developed by MakinGames. Published by Team17. © 2018. Team17 is a registered trademark of Team17 […]

 

レリックハンティング プレイガイド

 

本項おまけコンテンツとして、ゲームモードの1つである「レリックハンティング」の進め方を以下で簡単にまとめてみた。

各テクニックは全ゲームモードで応用が効くので、上手く進められないという方にとって僅かでも参考となれば幸いである。

 

ポイントその1

使用キャラのオススメは?

レリックハンティングではモード開始時に、操作キャラクターを剛史(タケシ)と慎吾(シンゴ)のどちらかから選ぶことができるが、特にこだわりがない限りは慎吾を使うのがオススメ。

慎吾は立ち状態中のキックの使い勝手が良く、適当に連打しているだけでほとんどの人型の敵に対してほぼ一方的に攻撃が可能。

一方でコウモリは、キックよりも立ち状態パンチの方が若干攻撃を当てやすくなっている。ジャンプ&キックやAB同時押しの緊急技などと併用しながら蹴散らしていこう。

 

ポイントその2

ガケへの対処法は?

レリックハンティングモードで頻繁に登場するガケは、炎やせりあがるダメージ床と一緒に配置されていたり、助走が必要となる幅の広いものは少々厄介。

ギリギリでのジャンプを狙うと十中八九落下するので、その少し手前くらいで使用するくらいの感覚を心がけよう。

 

ポイントその3

入手優先度の高いアイテム

ごく短い時間ながらも有用な効果を発揮する、強化アイテム各種の活用はレリックハンティングモードでは生死を分ける重要なファクターだ。

種類はいくつかあるが、半数近くはマイナス効果のものも見られる。回復アイテムは計3種類。特に体力が全快する救急箱は入手機会がかなり少ない。

回復アイテム各種と💀は最優先での回収を意識しつつ、次点でS、またはPを獲得するのが望ましい。

強化アイテムは8秒程度しか効果が持続しないので、なるべく敵がいる場面で回収して有効的に使っていきたい。

 

 

ポイントその4

ガケを利用した敵の倒し方

ガケが配置されたエリアで敵が登場した場合は、ダウン位置を計算して放り込むように攻撃を加えれば、敵を一撃で葬ることができる。

ガードが堅い敵はこの戦法で素早く葬って、戦力を削ぎ落していこう。

ただしガケ以外のトラップは、敵には一切効果が現れないので要注意だ。

 

ポイントその5

難敵への対処法

カギが入ったチェストボックスを守っていることも多い上画像の敵は、地中に潜ったり放物線を描く軌道で武器を投げてきたりといった動きを見せる作中屈指の難敵だ。

しかも、武器を投げている間以外は完全防御姿勢を取るため、攻撃が一切通らない。

 

この敵を倒すには、わずかな隙を狙って攻撃を叩き込むしかない。

まずは相手からある程度距離を取って、武器を投げてくるまで待機。

投げるのを確認したらすぐに相手の背後に回り込むようにランで近づき、すかさずスペシャルアタックをたたき込もう(武器はジャンプでかわしてもよい)。

ガケが配置されたエリアに出現した場合は、この時の吹き飛ばし効果を使って、崖下に放り込むようにして即死を狙ってみるのも一つの手だ。

 

 

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