レイジングジャスティス ~ 実写取り込み風のビジュアルが印象的なベルトアクション ~

 

 

 

タイトル Raging Justice(レイジングジャスティス)
対応機種 Steam/Nintendo Switch
販売/開発 Team17/MakinGames
発売日 2018年5月9日(Steam版)/2019年1月24日(Nintendo Switch版)
対応言語 日本語(※Switch版のみ),フランス語,ドイツ語,イタリア語,スペイン語,ポルトガル語,中国語 (簡体字),英語

 

Raging Justice. Developed by MakinGames. Published by Team17.

© 2018. Team17 is a registered trademark of Team17 Digital Limited.

All other trademarks, copyrights and logos are property of their respective owners.

 

 

 

 

 

 

暴力渦巻く犯罪都市が舞台のバイオレンスアクション。誘拐された市長を救出するべく3人の人物が立ち上がる

 

「Raging Justice」(「レイジングジャスティス」)はMakinGamesが開発するゲーム作品。販売を担当するのはインディーゲームの大手デベロッパーであるTeam17。日本での展開はSteamを除くと現状Nintendo Switchが唯一プレイ可能なコンソールとなっている。

ゲームシステムは90年代リスペクトなベルトスクロールタイプの格闘アクションで、最大で3人の同時プレイに対応。プレイヤー間の同士打ちシステム「フレンドリーファイア」が作中の特徴の1つで、これはオプションから任意でオンオフが可能だ。

 

 

ストーリー

 

 

犯罪と汚職にまみれた混沌の街を舞台に、市長の拉致事件が発生か―

そんな怪しい情報を得た刑事のリックは仲間たちと共に市長の安否を確かめるべく駆け付ける途中、悪漢たちの襲撃に遭ってしまう。

 

 

横転したパトカーから辛くも抜け出すことができたリックら3人。

彼らが辿り着いたその場所は、無法者が群がる危険極まりない地域だったのだ!

 

 

 

操作方法~ゲーム開始まで:基本的には既存のベルトアクションを踏襲した操作系

ゲームモードや操作についての説明。

ゲームモード

 

タイトル画面で+ボタンを押すと現れるゲームメニューから各種プレイモードや環境設定、リーダーボードといった項目を選ぶ事ができる。ストーリーモードをプレイしたい場合は一番左のアイコンを、サバイバルモードで遊んでみたい時はその右隣にあるBRAWLを選択しよう。

 

操作キャラクター

 

ゲームモード選択後、まずは使用キャラクターを選択。プレイヤーはベテラン刑事のリック、元軍人のニッキー、スラム街出身の少年アシュリーの3人から1人を選ぶことになる。

アクションこそそれぞれの個性が光るものの技の性質はどのキャラも比較的共通しており、キャラ毎の性能差はそこまで感じられないので好みで選んで問題はないだろう。

 

リック・ジャスティス ニッキー・レイジ アシュリー・キング

 

 

 

キャラクターを選んだ後にゲーム難易度を選択。難度はそれぞれCASUAL、NORMAL、BRUTAL、INSANEの4種類で右に行くほど難しくなる。(CASUALのみリーダーボードランキング非対応) 最後に開始ステージを選んだらいよいよゲームスタートだ。

 

 

操作方法(※Nintendo Switch版)

 

JOY-CON(左)
上下左右ボタン/Lスティック キャラクターの移動/(左or右に2回)タックルマップ/(上or下に2回)ホップ
Lボタン 左タックル
ZLボタン
-ボタン

 

JOY-CON(右)
Yボタン パンチ
Xボタン キック/(ダウン中の相手に)追い打ち
Bボタン ジャンプ
Aボタン 掴み/アイテムを拾う/(掴み中)投げ/スタン中の敵を逮捕
Rボタン 右タックル
ZRボタン
-ボタン ポーズ(メニュー表示)

 

一般的にベルトアクションにおける攻撃はワンボタン操作のものが多いが、レイジングジャスティスではパンチとキックと掴みでそれぞれ入力ボタンが分けられている。攻撃を連続で叩き込む上でもパンチとキック両方のアクションを織り交ぜて使う事ができるので、コンビネーションの自由度は比較的高い。

 

 

タックル

 

方向キーを左右どちらかに素早く2回押すことでタックルを繰り出す事が出来る。威力はそれなりだが、特定の敵以外であれば命中後に強引にダウンを奪える強力な技でもある。Lキー及びRキーを単発で押すことで左方向、右方向へとそれぞれ発動可能なので、こちらの操作で慣れるのも良いだろう。

 

ダウン追い打ち

 

ダウン中の相手の前でXボタンを押すと踏み付けによるダウン追い打ちが可能。連発できる上に気絶値も稼ぎやすい戦術だが、掴み技各種に比べて若干威力が高く逮捕を狙う上ではほんの少し非効率な面もある。手早く相手を葬りたい時には重宝するアクションの1つとなるのでいざという時のためにも覚えておこう。

 

ホップ

 

Lスティック、もしくは方向キーを上か下に2回素早く入力すると、素早い移動(ホップ)を行うことができる。かわしにくい攻撃を咄嗟に回避したい時には重宝するアクションだ。

 

掴み技

 

相手の近距離でAボタンを押すと掴むことができる。ここからAもしくはBボタンで投げ飛ばしや掴みからの連続攻撃へと技の派生が可能。Bボタン派生の技は気絶値を稼ぎやすいので、気絶(※後述)を狙いたい場合は積極的に組み入れていきたいところ。

 

アイテム回収/投げ

 

Aボタンは相手を掴む以外にも、落ちている各種アイテムや武器を拾う際にも利用する。拾った武器はYボタンで使用、Aボタンで足下に置く、Xボタンで投げることができる。

本作の武器攻撃はダメージが強力な反面、数回使用するだけで消滅― といった具合で、消費のサイクル自体は速いがそんな使用ペースをものともしない頻度で出現するので、敵が多い場面では躊躇わずにドンドン拾ってドンドン使っていくのが良いだろう。

 

スペシャルアタック

 

XとYボタンを同時に押すと少量のライフゲージと引き替えに強制ダウン効果を持つスペシャル技を発動できる。これも一般的なベルトアクションではお馴染みの緊急回避を兼ねた範囲攻撃だが、威力自体はそれほど高くないので多用は禁物だ。

 

 

 

巧みなコンビネーションで敵の”気絶値”を稼ごう。“指名手配犯”を逮捕すれば、良いことが…?

 

敵キャラクターのライフゲージの下にもう1つ緑色のゲージが表示されるが、これは気絶値を表すゲージとなっており、気絶効果の高い攻撃を叩き込むことで増加。ゲージがフルになると相手の頭上から星が廻り出す気絶状態へと移行する。

 

逮捕

気絶中は無防備な状態となるが、ここは”逮捕”を狙っていきたい。

気絶中の相手の近くでAボタンを押すと相手に手錠をかけて逮捕、強制退場させることができる。ただし判定が出る前に他の敵から妨害を受けたり、抵抗された場合は逮捕は無効となり相手の気絶も解除されてしまう。

逮捕に成功した場合は回復アイテムが出現するので、ライフが少ない時ほど有難みを感じるシステムとなっている。気絶値は普通に攻撃してもほとんど貯まらないが、稼ぐポイントは特定の技で相手を攻撃すること。掴み攻撃を積極的に狙ってみよう。

 

 

指名手配犯(ボーナスエネミー)

稀に赤い光に包まれた”指名手配犯”が登場することがある。逮捕に成功した場合(GOOD COP!)には1UPアイテムが確定で出現する非常に美味しいターゲットとなっているので、出現時は優先的に逮捕を狙っていきたい。

 

 

 

リック達を待ち受ける9つのステージ

 

「レイジングジャスティス」は全9ステージ構成。ステージ数だけ見ると長丁場に感じるが、1ステージは比較的短いのでサクサク進めることが可能だ。各ステージ最後にはボスキャラクターと取り巻きによるボス戦が展開する。

 

STAGE 1 -The Streets-(ストリート)

近代を舞台にしたベルトスクロールでは最初のステージとして馴染み深いストリート。画面下部に基本操作のチュートリアルが表示されるので、まずはこのステージで技をしっかりと覚えていこう。

 

BOSS:ティニー

突進攻撃を得意技とする1面ボス。必殺技には準備動作があるのでかわすのは簡単だが、取り巻きの妨害に注意。

 

STAGE 2 -Makin’s Bar-(マキンズバー)

マキンが運営するバーが舞台のステージ2。店内では多数の荒くれ者達がたむろしている。ギャラリーも含めてかなりの数と戦う事になるが、3~4人ずつ順番に襲ってくるのでじっくり攻略していこう。

 

 

 

BOSS:チャールトン&ドウェイン

2体同時に襲ってくる巨漢の2面ボス。準備動作からの突進攻撃が得意。対処としてはティニーと同じで問題ないが、挟み撃ちに合うのだけは極力避けたい。

 

STAGE 3 -Back Alley-(裏通り)

マキンの酒場を通り抜けて裏通りへ。破壊可能なオブジェから続々現れる武器の中でも屈指の破壊力をもつハンマーを使って、渾身の一撃を食らわせろ!

 

 

BOSS:ミスターP

奇術師風の風貌の3面ボス。一定時間身体を回転しながらの突進技を駆使するが、やがて動きを止めて目を回し始めた時が攻撃のチャンスだ。一定量ライフを削ると手下の者達を呼び寄せてくる。

 

 

STAGE 4 -Junkyard-(廃品置き場)

廃車を中心に様々なものが打ち捨てられた廃品置き場。ここを含めて特定のステージでおもむろに放置されているトラクターは乗って敵を轢殺することが可能な強力なアイテム。ただし乗った状態で一定時間経つと赤く点滅し始めて爆発するので、その前に素早く廃棄しよう。

 

 

BOSS:エディー

上半身に満遍なく入れられたタトゥーと両腕に巻き付けた鎖が強烈なビジュアルの4面ボス。大きく跳躍した後、拳を大地を撃ち付けて広範囲を振るわせるのを得意技とする。エディーとの戦闘中はクレーンで釣られた鉄骨が突如落下するといった妨害があるので、エディーの動きと併せて警戒しておこう。

 

STAGE 5 -Abandoned Pier-(廃れた桟橋)

今は使われなくなった桟橋のステージ。その先は大テントへと続いており、道中にはサーカスに纏わるものが目に飛び込んでくる。本ステージのボス戦は集団戦となっており、特定のボスキャラクターは不在。

 

STAGE 6 -Big Top-(サーカス大テント)

倒したはずのエディーに連れ去られ、目が覚めた場所はサーカスの大テント内。観覧席や照明器具、床面の装飾など気分はまさにサーカスだが、ここを舞台に大道芸人となるのはリック達とヤツらのどちらになるのか―?

 

BOSS:ドルゴ!

背中にもう一つの顔を持つ二面の巨漢。5面と8面のボスを務める。身体が紅潮してから繰り出す2往復の高速突進を得意技とする。

 

STAGE 7 -Mansion Gardens-(マンション外庭)

リック達は高級マンションの外庭へと潜入。ステージも7と後半に移り、舞台的にもいよいよ敵の本拠地へとやって来た感があるが…。

ここのボスはステージ3と同じくミスターP。パターンは一切変わらないのでそのままの戦法で大丈夫だ。

 

STAGE 8 -Lower Mansion-(マンション下層)

廊下であるにも関わらずクマのはく製など、高級品が立ち並ぶマンション内の下層。とにかく道中の敵の数が多く、攻撃も激しいものとなっている。

そんなマンション下層ステージのボスはサーカステント(ステージ5)と同じドルゴ!。こちらも先に登場したものと同じ戦い方で対処可能だ。

 

STAGE 9 -Upper Mansion-(マンション上層)

いよいよ最終ステージ。リゾートマンションといった装いの高級感漂う長い廊下を突き進んだその先で、果たして市長の無事な姿を見ることはできるのだろうか?

 

 

BOSS:ウィルソン市長

一件の騒動の黒幕はなんと誘拐されたはずの市長、ウィルソンだった。貫禄たっぷりの市長は手始めに、高級椅子に腰かけた状態で拳銃を乱射しつつ多数の部下をけしかけてくる。部下たちを全て倒すと即座に直接対決となり、何処から取り出したのかチェーンソーを持って襲い掛かってくる。本体はかなりタフなので下手にダメージを受けないように慎重に戦おう。

 

 

 

 

思わぬ黒幕に辛くも勝利した刑事たち。慌てて逃げる市長を追いかけ、マンションの屋上へ。そんな市長が最後の悪あがきとして持ち出したのは、軍用ヘリコプター!?

 

 

市長が操るのはミサイルをも備えた完全武装型のヘリ。この鋼鉄の怪物を相手に、リック達に勝機はあるのだろうか? 街の平和をかけた、正真正銘最後の戦いが始まる―!

 

 

 

イロモノ的な見た目に反して、内容は王道にして正統派なベルトアクション。3人まで参加可能なマルチプレイも注目点

 

「レイジングジャスティス」の実写取り込み風のビジュアルはこれだけでB級感を漂わせる個性を持つが、ゲーム部分は若干のクセこそあるもののしっかりとした出来栄えで、この手のゲームを嗜んだことがあるプレイヤーならば中々に楽しめる。

難度カジュアルにてリックを使用して一通りプレイしてみた感想としては特に掴みからの派生技が全体的に強力で、敵気絶からの逮捕をガンガン狙う事でライフ回復もまめに行えるというサイクルを簡単に作り出せるため、中盤辺りまではこれ一本でもゴリ押しが可能となっている。反面、後半は敵の同時出現数が多い上に素早い敵とタフな敵が混在で現れるシチュエーションが続き、前述の戦法も通用しにくくなり、やや骨が折れる。続々登場する敵に併せるかのように武器の出現頻度も高いのが本作の特徴の1つともなっているが、武器類は総じて殺傷力が高いのでケチらずに積極的に使って行くことが敵グループを素早く殲滅するポイントとなるだろう。

 

操作性については概ね好感触だが、移動操作をJOY-CON系列のコントローラーの方向キーで行う場合にタックルが暴発し易いのがやや難点。一度でもクリアしたステージについては2回目のプレイ以降、自由にスタート地点を選ぶことができるのも嬉しい機能だ。3人まで参加可能なローカルマルチプレイは本作を最大限に楽しむ上でも注目すべき点。

同デベロッパーによるゲーム作品は現在のところ本作1本のみだが総じて痒いところに手が届く堅実な作りでとても好感が持てる出来となっており、接待用ゲームの選択肢としても重宝すること間違いなし。ビジュアルインパクト勝負な濃い目のベルトアクションを求めている方はお試しあれ。

 

 

 

 

評価

 

個人的スコア 7.5(10点満点中)

 

良い点

  • 最大3人マルチプレイ対応でワチャワチャ感に溢れた本格王道ベルトアクションを楽しめる
  • 基本攻撃がパンチとキックそれぞれボタンで分けられていることで、一本調子でない多彩なコンビネーションを生み出せる
  • 最近では珍しい実写取り込み風のヴィジュアルが強烈な味わいとなり、その一点をもってしても強い個性を放っている

惜しい点

  • 中盤以降から敵の密度が次第に多くなり、シングルプレイでは最低難度のカジュアルでもやや難しく映る
  • バイカーの体当たりやダイナマイト投擲など、飛び道具や乗り物による強制ダウン攻撃が執拗に飛び交い、上手く対処できないと延々と食らい続けてストレスの要因になりがち
  • 武器の回収と投げのボタンが別々に振り分けられており、慣れない内は操作が混同し易い
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