マジシャンズ・チェイス -プレイ後の感想と作品解説【レビュー】

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©Type [X] Studio, 2017 2021-2022

 

 

基本情報

 

タイトル マジシャンズ・チェイス -消えたカレーのレシピ-(Magician’s Chase)
対応機種 Nintendo Switch
販売 PLiCy
開発 Type [X] Studio
発売日 2022年9月15日
対応言語 日本語,英語
備考 IARCレーティング:7+(暴力(軽度))

 

作品概要

 

「マジシャンズ・チェイス -消えたカレーのレシピ-」(「Magician’s chase」)はゲーム開発チームType [X] studioによって開発されたゲーム作品。販売はPLicyが担当。

ゲーム内容はサイドスクロール方式の2Dプラットフォーマー。プレイヤーは計6人の登場人物から操作キャラクターを1人選び、街中の飲食店からカレーのレシピを奪っていったという怪盗ガラムマサラの足跡を追っていく。全5面+αのステージ構成。

 

ストーリー

 

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(※ゲーム内オープニングから該当部分を引用)

 

 

20XX年、とある街・・・

平和だったこの街で突如として

街中の飲食店から

カレーのレシピが消える事件が発生。

街は小さいながらもパニックに陥っていた。

 

犯人の名は「怪盗・ガラムマサラ」

しかし、彼の正体を知るものは

誰もいない・・・

 

この街のレストランで働くメイドロボットのメイは

アテもなく探そうとしたが、その時である。

 

事件の話を聞いていた

バンパイアハンターの少女レイカとその従者サクラが

ガラムマサラを探すのに協力してくれるのであった。

 

しかし時同じくして、多くのならず者が

平和な街を狙い

動き始めていたのには

三人は気づいていない・・・

 

 

 

 

操作方法

 

(※以下はCONTROL SHEME A時のもの)

JOY-CON(左)
Lスティック 移動
上ボタン 移動
下ボタン 移動
左ボタン 移動
右ボタン 移動
Lボタン サブ切り替えL
ZLボタン
-ボタン メニューを開く/閉じる

 

JOY-CON(右)
Rスティック
Aボタン
Bボタン ジャンプ
Yボタン メインウェポン
Xボタン サブウェポン
Rボタン サブ切り替えR
ZRボタン
+ボタン ポーズメニュー

ゲームプレイ中、+ボタンで呼び出せるメニュー上で、A~Cの中から操作方式を選択できる。

なお、本作はアクションや使用ボタンの数こそ少ないが、片方のJoy-Conを扱ういわゆる”横持ち操作”には対応していない。

 

操作キャラクター

 

キャラクター 特徴 サブウェポン

メイ(MAY)

三本のナイフを一度に投擲して攻撃。ナイフは二連射まで可能。

チェーン数を稼ぎやすく、また、二段ジャンプが使用できる

レイカ(LAYKA)

リーチの長い鞭で攻撃。

鞭は、基本の威力とボーナス上昇率が高い

サクラ(SAKURA)

長銃による射撃で攻撃。比較的上級者向けなキャラ。

キーを下入力で繰り出せる”匍匐移動”で、狭い通路の通行が可能

エデル(ETHYL)

気弾などの超能力で攻撃。

スライディングで狭い通路が移動可能

リッペ(RIPPE)

対象を追尾する鳥を操って、離れた相手を攻撃。

ジャンプ長押し中に滑空が可能

ナユタ(NAYUTA)

剣を使った斬撃で戦う。

任意の方向へキーを二回押すことで、ダッシュ移動が可能

操作キャラクターは6人共に最初から全員選択可能。

本作ではセーブデータ1つにつき1人のキャラクターで最初から最後までプレイするスタイルとなっており、途中で操作キャラクターを変更することはできない。

まずは自由度の高いアクションでステージを進めたいというプレイヤーはメイ、高い攻撃力で敵を圧倒したいというプレイヤーはレイカを使って本作に慣れてみよう。

 

ゲームシステム

 

ボーナス

敵に攻撃を加えるごとに、画面左下のボーナス値が増加していく。ボーナス値はステージクリア時のトータルスコアに影響。

攻撃1発辺りのボーナス値増加量は各キャラクターの武器毎に異なる。

ボーナス値は最大10.00まで増加を続けていくが、ダメージを受けた時点で初期化されて1.00へと戻ってしまう。

この仕様から、ハイスコアをたたき出す上では敵の攻撃をしっかりとかわしながら、いかにして高い数値の状態を維持していくかが最大のポイントとなっていく。

 

 

アイテム

アイテムには回復と得点が加算されるものの2つのタイプがある。

HPを4回復
HPを8回復
WPを4回復
WPを8回復
スコアアイテム(100点)
スコアアイテム(200点)
スコアアイテム(300点)
スコアアイテム(400点)

敵を倒した際に出現したものは、わずか数秒で消えてしまう。隙を見て素早く回収しよう。

 

カレーライスについて

各ステージにつき1つ、隠しアイテムとしてボーナスアイテムのカレーライスが隠されている。

 

一見何もない箇所に攻撃を加えた際、反応がある箇所(上画像)が出現ポイントで、5~6回攻撃を加え続けると出現。獲得時には1,500点が加算される。

役割としては完全なるスコアアップアイテムで、初回獲得時のスタンプ以外にはこれといった効力はない。

 

プレイ後の感想

「マジシャンズ・チェイス」は、ファミリーコンピューターから長くシリーズが続いている人気アクションゲームシリーズの「ロックマン」フォロワーといったゲームデザインで、スコア要素が含まれていることからもどちらかと言えば第1作目に印象は最も近い。ボス部屋前に設置されたシャッターなどは、見た目もそのまま影響を受けていると思しき要素だ。

また、本作には残機の概念がなく、各ステージ毎にスタート地点、ステージ中間、ボス手前から、とリスタートポイントが3箇所ずつ用意されているため、ミス直後の立て直しが行い易い。

やりこみ要素として「スタンプカード」という実績システムが搭載されているが、この手のアクションゲームが得意な上級者向けなものや、無闇にプレイ時間が必要になるような獲得におけるハードルが高い内容のものはないので、コンプリートは比較的容易。(詳しくは下項目の「スタンプカード」を参照)

 

反面、ゲームバランス面ではボス戦を中心に少しバランスが雑に感じられる部分も見られる。ステージボスについてはダメージを与える際にヒットストップ要素が活きていない対象が多く、ボスに密着した状態を維持しつつ1発辺りのダメージが比較的高いサブウェポンを連発、という戦い方を実行すると力押しで倒せてしまう場合が多い。

密着状態=被弾覚悟という前提になるため、チェーンボーナス中心にしたスコアアタックを念頭に入れる場合には不向きだが、まともにやり合うと中々手ごわい相手でもこの戦法だとおよそ十数秒もあれば倒せてしまう。とにかく先のステージに進みたいというプレイヤーにとっては、全面制覇への抜け道とはなるだろうか。

プレイ中の気になる現象として、サクラを使用中、上下の方向へと移動するリフトに乗ったままで匍匐アクションを使った際に、キャラがリフトと重なった状態になり動けなくなる(※要メニュー画面からリスタート)という不具合や、特定のキャラで連発可能なサブウェポンを使い続けていると、過度の処理落ちが発生するという、少々厄介な現象も確認している(※処理落ちについてはステージクリア後にリセットされる)。

 

1ステージ辺り最短で3~6分程度の短い時間での攻略が可能で、1キャラクター辺りが1面から通しでゲームクリアする場合の所要時間はおよそ30分~1時間程度。

他キャラクターでのゲームプレイやEXステージの制覇、トロフィー収集なども視野に入れた場合は7~8時間程度はしっかりと遊ぶことができるボリュームとなっている。

「ロックマン」フォロワー作品としては難易度は抑え目でストーリー色も弱く、ディープなファンにとっては少し物足りなさを感じられる部分もあるが、プレイアブルキャラ6人共が異なる基本武器を持つため、プレイヤー毎に相性の良いキャラクターを見つけるといった楽しみもある。

ソフト本体が低価格である点も手に取り易い印象を与え、ユーザーにとっては良心的なポイント。気軽に楽しめるクラシックな雰囲気のアクションゲームをお求めの方は、本作「マジシャンズ・チェイス」を一度お試しあれ。

 

評価

 

個人的スコア(10点満点中) 6.5

 

良い点

  • アクションゲームファンなら、触っただけですぐに”あのタイトル”だと伝わるオマージュ要素多数のゲーム制
  • ワンステージが比較的短く、中間ポイントと残機無制限制によってリトライが容易
  • 8bitゲーム経験者には特に親しみ易いチップチューンサウンド

 

惜しい点

  • サブウェポンの連発など、オブジェクトが大量に発生する状況時に過度の処理落ちが目立つ
  • ボーナス度外視で攻める場合、大半のボス戦が”密着して威力が高めのサブウェポン連発”という戦術だけで撃破できてしまう
  • アクションゲームに特化した内容である一方、ストーリーやキャラクターに関する掘り下げが弱い

 

 

EXステージ

各キャラクターでステージ5をクリアし、エンディングを迎えると、新たにEXステージが開放される。

EXステージはステージセレクト画面でLボタンを押すことで、従来のチュートリアル&5ステージとの切り替えが可能。全て新規ステージで構成されており、表のステージと比べて難易度が若干高い。

これにより本作のステージ総数はチュートリアルを含め、計12ステージとなる。EXステージの踏破は特定のスタンプ獲得に対応しているので、是非挑んでみよう。

 

ページ1 ページ2(EXステージ)
チュートリアル 製鉄所
市街地 雪山
地下水路 Eクリスタル鉱山
学校 エネルギー研究所
電波塔 スクラップ工場
ビル街 市街地(夜)

 

スタンプカード

本作における実績要素「スタンプカード」では、ゲームプレイ中に様々な条件を達成することでスタンプが1つずつ押印されていく。

スタンプは全部で20種類。

 

コンボ初心者 どこかのステージで50コンボ稼ぐ
コンボ中級者 どこかのステージで100コンボ稼ぐ
コンボ上級者 どこかのステージで150コンボ稼ぐ
ボーナスゲッター どこかのステージでボーナスが5以上に到達
ボーナスマスター どこかのステージでボーナスが10到達
もうかりまっか? どこかのステージでボーナス5以上でクリア
ミニマムジャンパー どこかのステージでジャンプを200回以内に抑えてクリア
ジャンプマスター どこかのステージでジャンプを150回以内に抑えてクリア
アスレチックマスター どこかのステージでジャンプを100回以内に抑えてクリア
とにかくパンチじゃ! どこかのステージでカレーを発見して手に入れる
観念しろ! ガラムマサラを倒す
往生際が悪いぞ! 真・ガラムマサラを倒す
皮一枚 HP残り30%以下でボスを倒す
メイマスター メイでゲームをクリアする
レイカマスター レイカでゲームをクリアする
サクラマスター サクラでゲームをクリアする
エチルマスター エチルでゲームをクリアする
リッペマスター リッペでゲームをクリアする
ナユタマスター ナユタでゲームをクリアする
スタンプコンプリート 上記19個のスタンプをすべて集める

 

“コンボ系”スタンプはメイ、”ボーナス系”はレイカでプレイすることで比較的達成し易い。

「往生際が悪いぞ!」の”真・ガラムマサラ”はEXステージの最終面に登場。外見は本来のガラムマサラと変わりはないが攻撃パターンが異なり、より手ごわくなっているので心して挑もう。

 

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