Toroom(Switch版) -プレイ後の感想と作品解説【レビュー】

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PUBLISHER Game Nacional / Game Developed by Gagonfe

 

(※記事内にTVモード、携帯モードそれぞれのプレイ中に撮影したスクリーンショットを併用している関係で、一部解像度が異なる画像が含まれています。ご了承下さい)

 

基本情報

 

タイトルToroom
対応機種Steam/Nintendo Switch
販売Game Nacional(Switch版)/Gagonfe(Steam版)
開発Gagonfe
発売日2021年10月15日(Switch版)/2021年7月18日(Steam版)
対応言語日本語,スペイン語,ポルトガル語,英語
備考【Switch版】携帯モード時、タッチスクリーン操作対応

 

作品概要

 

「Toroom」はブラジルのゲーム開発者Gagonfe氏の手によって開発されたゲーム作品。国内Nintendo Switch版においては、同じブラジルのパブリッシャーであるGame Nacionalが販売を担当。

ゲーム内容はツインスティックシューティング要素を絡めた、小規模ボリュームのダンジョンローグライク。氷の島、森、砂漠の3つのエリアで構成された夢の中の世界を生き残り、ボスを倒して現実世界へと戻るのが目的だ。

 

リンク:Gagonfe(開発者Twitter)

 

ストーリー

 

(※作中ストーリーより要約)

 

むかしむかし、モティーと言う名の幸せなウサギがいました。

 

ある日、モティーが自分の部屋で眠っていると、何者かが部屋の中へと入ってきたのです。

 

モティーが忍び込んできた”それ”を捕まえると、突然、見たことのない場所へと迷い込んでしまいました。

 

部屋でゆっくりと眠りたいモティーは、自分なりの方法で戦って元の世界へと帰ることを決意するのでした…。

 

 

操作方法

 

(※Nintendo Switch版)

JOY-CON(左)
上下左右ボタン移動
Lスティック移動
Lボタン武器を右に1つ分切り替え
ZLボタン
-ボタンマップ&インベントリウィンドウの呼び出し

 

JOY-CON(右)
Rスティック(倒した方向に)攻撃
Aボタン決定、インタラクト
Bボタンキャンセル
Yボタン
Xボタン
Rボタン武器を左に1つ分切り替え
ZRボタン
+ボタンポーズメニュー呼び出し

「Toroom」での操作はRスティックを倒した方向に放つシューティングアクションによる攻撃と、L/Rボタンによる使用武器の切り替えが中心となる。

武器は最小2、最大4種類まで同時に持つことができるので、手に入れた中から必要に応じて切り替えながら戦おう。

 

ゲームシステム

 

以下では、「Toroom」における主なゲームシステムを紹介。

 

使用キャラクター

ゲーム起動時には毎回Motyの部屋からスタート。まずは部屋の中にあるドレッサーから難易度、本棚から使用キャラクターをそれぞれ選ぶところからゲームのセッティングを行おう。

ゲーム開始初期に使用できるのはウサギのMotyとその親友Quickyの2つのキャラクター。前者は耐久度に優れる性能、後者は魔法メインのキャラ性能となっている。

この2人以外にも使用可能なキャラクターが登場するがいずれもシークレット枠となっており、一定の条件を満たすことでアンロックされていく。

 

冒険の開始

キャラと難易度を選んだら、部屋のベッドを調べて夢の世界へと出発。いよいよ冒険スタートだ。

カットシーンは2回目の挑戦移行は任意でスキップ可能なので、必要に応じて利用しよう。

 

パラメーターについて

「Toroom」ではレベルという概念はなく、ダンジョン攻略にはプレイヤー毎の操作の腕前に加え、ライフとマナの最大値、そして手に入れた武器やアイテムの性能が生死を分けると言ってもよい。

生存率を高める上ではライフ最大値、魔法武器メインで戦う場合にはマナ最大値はそれぞれ言わずもがなで、攻撃速度も物理、魔法の両面で重要度が高いステータスとなる。

いずれも道中で入手可能な武器やその他のアイテムで拡張することができる(ステータスアップ系は効果は獲得毎に加算?)ので、アイテムでどんどん強化していこう。

 

インベントリ

+ボタンから呼び出せるマップ画面の表示中に、Rボタンを1回押すとインベントリ画面へと切り替わる。

武器アイテムは画像左側の上段枠に収納され、初期状態では2種類まで同時に持ち歩くことができる。(ゴールデンバッグを手に入れると最大4枠まで拡張が可能)

一方、下段枠に入るその他のアイテムは所持数に上限はなく、いくらでも持つことができる。アイテムの中には、プレイヤー側に何らかのマイナス効果をもたらす呪われたものもあるので、入手前には画面上部に出現する表示をよく見ておこう。

 

武器で攻撃

「Toroom」の大きな特徴は360°方向へと攻撃が可能なシューティングアクションシステム。Rスティックを倒した方向に攻撃を行い、使用する武器のタイプによってそれぞれアクションや軌道が大きく異なる。

スタッフなどの魔法武器を使用する場合は、攻撃1回につき一定量のマナを消費。魔法武器はいずれも離れた相手を攻撃するには便利だが、マナ管理を行いながら立ち回る必要がある点には注意が必要だ。

 

ショップ

通常サイズの宝箱やツボを壊すとコインが出現。集めたコインはエリアの何処かに点在している各ショップで利用が可能。

ショップでは店舗ごとに3~4種類のアイテムがランダムで並べられるが、上位の性能の武器は中盤、後半とエリアが進むに連れて順次登場していく。

ただしどのアイテムについても登場はあくまでランダムとなるため、1回のプレイ中に一度も見かけることがない、といったパターンもある。

武器については低確率ながらモンスターが落とすこともあるので、狙いの武器が一向に店頭に並ぶ気配がない時はドロップの可能性に賭けてみるのも良いだろう。

 

テレポートベッド

部屋の真ん中にテレポートベッドが設置されている部屋では、ベッドを通して発見済みの部屋間を自由に行き来することができる。(このベッドはゲーム開始地点には必ず設置されている)

ベッドを使ったテレポートは、同じエリア間には限られておらずエリアを跨いで移動することもできるので、何かしら目的があって以前のエリアに戻って探索し直したいという時にも重宝だ。

 

ボスバトル

ボス部屋への入り口は、何処かのベッド部屋の通路床にある”悪魔的なデザインの頭蓋骨”マークが目印となる。

本作のボスバトルへの突入には特別な条件はなく、マップ上でボス部屋の位置を特定できれば、その時点でそのまま入って挑むことができる。

ただし、一度ボスが登場したら倒すまで部屋から出ることはできない。事前にライフやマナの状態は万全か、装備やアイテムは十分に整っているか、よく確認した上で挑もう。

ゲーム内にはタイムアタック要素は一切含まれてはいないが、「良いアイテムを手早く手に入れられるかどうか」はスピードクリアには大きく影響するところとなるだろう。

 

アイテム

 

「Toroom」では武器、その他を合わせ100種類近くのアイテムが登場する。以下ではその一部を紹介。

(※アイテム名はゲーム内での日本語設定プレイ時のものをそのまま記載しています)

 

アイテム備考
レギュラーソードゲーム開始時の初期装備
アイスソード攻撃命中時、対象にスロー効果
サンタソード【呪い】回収後、クリスティマを思わせるカラフルな発射体を射出する剣
スライムスピア非常に速度が速い槍だが、狙うのが難しい
ナイトスピア通常のものよりかなり遅いが、より大きいダメージとノックバックを狙うことができる
正規スタッフ通常性能のスタッフ
スティックスタッフショット1回毎に複数の発射体を射出する
雪だるまの頭攻撃速度に優れる魔法武器。命中した対象にスロー効果
ゴールドバッグコイン1枚辺りの獲得量を1増加する
ゴールデンチェスト小型のチェスト(宝箱)から与えられるコインの量を大幅に増やす
有益なマップ探索前の各部屋の構造を表示する(※同エリア内限定)
より大きなマップ未踏の部屋を表示する
ヘルストニック最大体力20増加
マナトニック最大マナ20増加
スピードトニック速度を4上昇
眼鏡クリティカル率15%増加
メディックフラスコ毒に対する免疫を獲得
健康の花敵を倒した時にHPを回復する
はさみ【呪い】クリティカル率30%上昇、ダメージ30%減少
スパイクアーマー被弾時に60%の確率で相手にダメージを与える
スピードブーツローリング中、無敵状態になる
ダイヤモンドネックレス無敵時間を100%増加する
ナイトシールド回避率を20%追加
ピニャータショップや宝箱から「超レア」のアイテムを獲得できる確率が20%増加
ボンブレラマップの移動直後に爆弾の雨を投下、命中したモンスターにダメージを与える
カジノのサイコロ【呪い】マナコスト、ダメージ、クリティカル率、攻撃速度、ノックバックがランダムに増減
呪い【呪い】ダメージ、クリティカル率、攻撃速度、ノックバックがそれぞれ20%増加。一方でライフとマナ、ダメージ軽減率が20%減少

アイテムの中には一部、ステータス減少などのマイナス効果を持った「呪い」のアイテムが存在する。

いずれのアイテムも”拾った時点で効果は永続”するので回収前にはまず、呪われたアイテムであるかどうかを確認しておこう。

 

序盤のオススメ武器

序盤のオススメ物理武器はリーチの長さと命中時の威力の高さが強みとなる”ナイトスピア”。出の遅さと穂先にしか攻撃判定がないのが短所だが、使いこなせれば序盤の大半の敵を相手に圧倒できる。

一方、魔法武器はQuickyの初期装備でもある”正規スタッフ”が使い勝手と安定感の両面において頼もさを持つ。最初のエリア限定ならば、連射とスロー効果が強みとなる”雪だるまの頭”もオススメだ。

アイテムについては“呪い”と表記があるもの以外は基本的に全部回収でOK。また、呪われたアイテムはいずれも”ホワイトブック”というアイテムを別途所持していれば各性能の内、マイナス効果だけを打ち消した有用なアイテムへと変えることができる。見かけたら確保しておこう。

 

プレイ後の感想

「Toroom」は、同タイプのローグライクゲームである「Enter the Gungeon」のシステムを踏襲しつつ、全体的にスケールや難易度をかなり小さくした内容となっている。

3ステージ制、ワンプレイ1~2時間程度で全編クリア可能という手ごろなボリュームで、簡単~普通難易度で遊ぶ上では敷居も比較的低く、この手のジャンルに挑んだことがないという人でも気楽に挑戦が可能。

一方、ハードから上の難易度に挑む際、同時に発射される敵弾の数が増えるなどのゲーム要素が影響して著しく処理落ちが発生する場面も見られるが、プレイヤーによってはそれが返って攻略上で役立つという見方もあるため、この点は一概に欠点とは言い難い。

 

また、Nintendo Switch版をプレイする上で注意したいのが、”TVモードと携帯モードでは画面の視認範囲が大きく変わってしまう”点。

簡単な比較用に、同じ場面で両モードにて撮影したスクリーンショットを用意してみた。

(※上画像:TVモード、下画像:携帯モードでプレイ時にそれぞれ撮影したもの)

簡潔に書くと、TVモードプレイ時には1画面で収まっていたエリアが、携帯モードで同じ場面をプレイすると表示解像度の関係か1画面に収まりきらず、1つの部屋全域を1周する上で画面スクロールが必要となる、といった具合だ。

この点は、特にボスとの戦いにおいて個人差はあれどプレイ感覚に影響が出てくるので、日頃から両モードを交互に使っているプレイヤーは特に意識しておきたいポイントとなるだろう。

 

ローカライズ面ではテキストの翻訳精度に不安定な部分もあるが、ゲームプレイを阻害する程のレベルではなく、許容可能な範囲に留まっている。アプリケーション自体の動作は起動も含めて軽快で、その点での不満をプレイ中に感じることはまずないだろう。

本作には体験版は用意されていないが、e-shopではセールによって安価で購入できる機会は比較的多い。ローカル2人同時プレイも可能な、”手軽に始めてサクッと遊べる”ライトなローグライク「Toroom」を一度お試しあれ。

 

評価

 

個人的スコア(10点満点中)6.5

 

良い点

  • プレイヤーの腕前に応じて難易度を選べる。
  • ローグライクゲームでは珍しい、ローカル2人同時協力プレイが可能
  • ワンプレイ1~2時間程度のお手軽ボリューム

 

惜しい点

  • ボスの攻撃パターンにフェーズ制が設けられておらず、少しバトルが単調気味
  • 主にアイテムのフレーバーテキストを中心に、翻訳の精度に不安定な箇所が見られる
  • (※Nintendo Switch版)TVモードからそのまま携帯モードへとプレイスタイルを移した際、解像度の変化が画面サイズにまで直接影響を及ぼし、エリアの視認範囲が狭まってしまう

 

 

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