迷宮の塔 トレジャーダンジョン ~4人の英雄が挑む塔の迷宮。その最奥部に眠る宝とは—?

©2017 Monkey Stories Co.,Ltd
Licensed to and published by Rainy Frog LLC.

 

 

基本情報

 

タイトル 迷宮の塔 トレジャーダンジョン
対応機種 Nintendo Switch
販売/開発 レイニーフロッグ/Monkey Stories
発売日 2018年1月28日(Switch版)
対応言語 日本語,フランス語,ドイツ語,イタリア語,スペイン語,ロシア語,英語
備考 Steam配信タイトル「Heroes of the Monkey Tavern」のNintendo Switch移植版

 

作品概要

 

「迷宮の塔 トレジャーダンジョン」はCédric Maussion氏主導によるパリのゲーム開発プロジェクト”Monkey Stories”が製作を手掛けたゲーム作品。

SteamでPC用ダウンロード専売ゲームとして2016年より配信されている「Heroes of the Monkey Tavern」(「モンキー酒場の英雄たち」)を国内プラットフォーム向けにタイトル変更した移植作品にあたる。日本国内でのe-shopではレイニーフロッグがパブリッシャーを担当する。

路銀が底をついた4人の冒険者が、莫大な財宝が眠ると噂される迷宮の塔へ挑むという王道な内容で展開する。キャラクターの行動を随時切り替えながら行うアクティブタイム方式の戦闘システムと、滑らかに動く3Dダンジョンシステムが特徴のクラシカルな雰囲気満載のRPGだ。

 

ストーリー

 

(本編プロローグより要約)

 

冒険者が集う場所、サルの宿屋―

 

それまでの道中の浪費により、路銀が底を尽きようとしていたとある4人の英雄達の姿がそこにはあった。

彼らはパーティーの維持のため装備を売る覚悟をもしていたが、頭を抱えていた彼らの前に、一人の男が話を持ち掛けてくる。

 

「挑戦好きなあんた達の事は耳にしている。

 あんたら好みの物凄いお宝がある場所を知っているぜ。

 でも、そこには物凄く恐ろしい・・・」

 

英雄達にそれ以上の言葉は必要なかった。冒険こそが彼らの生き甲斐なのだから。

男の話を元に、4人の英雄達は財宝を目指して噂の場所「迷宮の塔」へと挑み掛ける—

 

 

操作方法

 

本作では【ゲーム内】、【持ち物メニュー】、【ピックアップウィンドウ】の3つのモード毎に一部のボタン操作時の機能が異なる。

【全モード】の表記があるものについては3種類のモード全てにおいて同じ効果となる。

JOY-CON(左)
上下左右ボタン 【ゲーム内】キャラクターの移動

【持ち物メニュー】カーソル操作

【ピックアップウィンドウ】ヒーローの切り替え

Lスティック 【ゲーム内】(上に倒す)ライフポーション使用/(下に倒す)マナポーション使用*

(*各ポーションの手持ちがある場合のみ)

Lボタン 【ゲーム内】視点を左に90度回転
ZLボタン 【全モード】ヒーロー選択(左に1人分切り替え)
-ボタン 【ゲーム内】地図を表示

 

JOY-CON(右)
Rスティック 【ゲーム内】視点操作,(押し続ける)スリープ
Aボタン 【ゲーム内】非利き手アクション

【持ち物メニュー】選択する

【ピックアップウィンドウ】取る

Bボタン 【ゲーム内】利き手アクション

【持ち物メニュー/ピックアップウィンドウ】閉じる

Yボタン 【ゲーム内】アクション,拾う

【持ち物メニュー】捨てる

【ピックアップウィンドウ】アイテム切り替え

Xボタン 【ゲーム内】持ち物メニュー呼び出し

【持ち物メニュー】装備する/取り外す

【ピックアップウィンドウ】装備する

Rボタン 【ゲーム内】視点を右に90度回転
ZRボタン 【全モード】ヒーロー選択(右に1人分切り替え)
+ボタン 【ゲーム内】メインメニュー呼び出し

各ボタンをフルに使うため、慣れるまでは少しばかり複雑な設計となっている。特に並行移動についてはLR系列のボタンではなく直接方向キー左右で移動する仕様のため、一般的な3Dダンジョン系ゲームの操作で慣れてきているプレイヤーは戸惑う場合も。

本作はチュートリアルにあたる導入要素がゲーム内に取り入れられておらず、持ち物の受け渡しなどの一部操作についても詳しい説明はプレイ中登場しない。補足も兼ねて、次項以下で随時触れて行こう。

 

パーティー編成

新たにゲームを開始する際は、まずはパーティー編成を行うことから始まる。この画面から冒険に即して共に戦う4人のキャラクリエイトを行おう。

設定項目は各キャラクターの肖像の選択、クラスの選択、ボーナスポイントの振り分け、ゲーム難易度の選択の4種類。ZLもしくはZRボタンでキャラを切り替えながら4人分の初期状態をセッティングした後、最後にOKを選んでゲームスタートだ。

 

クラス名 基本ステータス 備考
ウォリアー 筋力:12、俊敏性:10、知性:6、生命力:12、ボーナスポイント:3 あらゆる装備品を身に着けることができる

代表的な武器:なんでも

バーバリアン 筋力:14、俊敏性:8、知性:6、生命力:12、ボーナスポイント:3 両手に武器を持っての二刀流が可能。生命力低下時、凶暴化して相手に与えるダメージが上昇

代表的な武器:斧

ローグ 筋力:10、俊敏性:12、知性:8、生命力:10、ボーナスポイント:3 短剣の二刀流が可能。秘密の通路を探す能力に長ける

代表的な武器:短剣

アーチャー 筋力:10、俊敏性:12、知性:8、生命力:10、ボーナスポイント:3 弓による遠隔攻撃が得意

代表的な武器:弓

パラディン 筋力:12、俊敏性:8、知性:8、生命力:12、ボーナスポイント:3 盾でパーティーを守る傍ら、回復術も使うことができる

代表的な武器:メイス

モンク 筋力:12、俊敏性:14、知性:10、生命力:12、ボーナスポイント:3 鍛え上げた身体を最大の武器とする。レベルアップにより”拳の雨”などの戦闘スキルを習得
プリースト 筋力:8、俊敏性:8、知性:14、生命力:10、ボーナスポイント:2 ヒーラー。高レベルでは蘇生魔法も習得する

代表的な武器:ハンマー、メイス

メイジ 筋力:8、俊敏性:8、知性:14、生命力:10、ボーナスポイント:2 攻撃魔法のエキスパート

代表的な武器:スタッフ

 

クラスの組合せにおいては特に制限はないので、まずは好きな編成で自由に冒険してみよう。なお、プリーストとメイジのみボーナスポイントが2と他のクラスに比べて1低くなっている点には気をつけておきたい。

 

ゲームシステム

アクティブタイム方式&3Dダンジョンシステムで展開する本作では、各フロアを散策しながら少しずつ塔の上階を目指していく。時にはモンスターとの戦闘、また時にはフロアの仕掛けを謎解きながらじっくりと歩みを進めて行こう。

道中随所で入手可能な装備品や消耗品はその数も限られている。貴重なリソースを4人で取り回しながら堅実に進めていく事が全フロア踏破の鍵となるだろう。

 

攻撃(利き手&非利き手)

各キャラクターの装備部位の内、手に持つ装備には利き手と非利き手の2つの部位がある。戦闘においては特に重要な武器や盾などを装着出来る部位だ。

4人のヒーローの各キャラ毎に、利き手(Bボタン)もしくは非利き手(Aボタン)それぞれに装備したアイテムや魔法でアクションを使用可能。ただし、どちらかの手のアクションを1回実行するごとにキャラクターにはクールダウンタイムが設けられるため、即座な連続使用は出来ない。

再使用可能となった場合は、両方の手に登録中の装備品や魔法アイコンの色が灰色状態から元に戻るので、よく確認しておこう。

 

本作は手に持つアイテムの仕様が少々独特で同じ武器属性のアイテムであっても、例えば弓やスタッフは盾と同じく”非利き手用の装備品”という扱いになっている。該当ボタンを押すことできちんと攻撃アクションとして利用可能(例:弓装着時は弓攻撃、盾装着時は盾による殴打攻撃となる)なので、装備部位で混同しないように気をつけたい。

また、再使用が可能となるまでの時間は装備している武器のスピードにも影響されるので、手に持つタイプのアイテムは装着前に攻撃力とスピードの両方の性能を併せてチェックしておこう。

 

なおプリーストやメイジが扱う魔法については利き手、非利き手の両方に登録することが可能。

魔法は両手に同じものを装備したからといって効果が2倍になる、などといった相乗効果は特になく、装着した手の側それぞれの数値分のみの効果が反映される。もう一方の手には武器や盾を装備しておけばマナ不足の局面でもある程度融通の利く行動が可能となるだろう。

 

ポーションの使用

各ポーションを1個以上所有しているキャラクターは上スティックでライフポーションを、下スティックでマナポーションをそれぞれ使用することができる。

取り分け序盤はポーションが入手可能な機会が極端に少なく貴重品となるので、基本的には自然回復*システムや、下記で紹介を行う「スリープ」をメインの回復手段として用いるようにしたい。

(*本作では減少したライフとマナは5秒ごとに少量ずつ自動で回復する仕様となっている)

 

ヒーローの切り替え

本作のあらゆる場面で特に重要となるのがヒーローの切り替え操作だ。各モード中に、ZRもしくはZLボタンでそれぞれ画面下部に並ぶ4キャラクターの顔アイコンを1つ隣のキャラへと切り替えることができる。

 

戦闘においてのヒーローの切り替えは、基本的には現在選択中のヒーロー(ここでは①とする)が利き手、もしくは非利き手でのアクションを行った直後に次のキャラクター(ここでは②とする)へと切り替え、②のキャラクターが利き手、もしくは非利き手でのアクションを実行。続いて残った2人のキャラクター(③あるいは④とする)へと順次切り替え、最終的には①へと戻って来る…。

リアルタイムで進行するこの一連のローテーションが本作の4人のヒーロー達の切り替え操作の流れだ。

 

(色味の関係で少々判別し辛いが上画像の場合、左側のキャラはクールダウン中、右側のキャラはアクション使用可能状態

一度アクションを行ったヒーローはそれぞれクールダウンタイムに入り、利き手と非利き手アイコンの色が失われた状態から元の色に戻り、アクティブにならない限りは再びアクションを行う事ができない。戦闘ではこの”行動後の待ち時間”を4人で上手く取り回しながら戦っていくことになる。

たとえ切り替え操作にもたついたからといって敵は一切攻撃の手を緩めてはくれないので、不利に感じた場合は思い切ってその場から退いて撤退するのも一つの手段だ。

 

 

スリープ

ここで言うスリープは、Nintendo Switchのスリープ機能についてではなく、本作内の同名アクションについてのもの。

非戦闘状態の時にRスティックを押し込む、もしくは持ち物メニューのステータス情報ウィンドウ右上にある「Zzz」にカーソルを合わせてAボタンを押すと、その場で睡眠(スリープ)を取って休憩することが出来る。

専用デモが挿入された後、ノーリスクでメンバー全員が全快すると同時にセーブも自動で行われる(オートセーブ扱い)のでポーションの節約にもなり、絶好且つお手軽な回復手段と言える。戦闘終了後に大きく消耗しているようならば、安全を確保したタイミングで積極的に使って行こう。

 

アイテム

 

迷宮で探索をしていくと、新たなアイテムが続々登場する。以下では装備品を中心に、冒険序盤3階までに登場するアイテムを紹介していこう。

 

【武器の属性について】

片手武器:利き手、非利き手のどちらの部位でも装着可能。ナイフ、剣、ハンマーなどが該当

非利き手武器:非利き手のみ装着可能。弓、スタッフなどが該当。(なお、同じく非利き手用装備品の盾は攻撃効果もあるが分類上はアーマーとなる)

両手武器:両手で装備するため、利き手と非利き手の両方の枠が埋まってしまう。メイス、ツーハンドアックスなどが該当

 

【防具の属性について】

服:どの職業でも装備可能。ローブ、

軽装:バーバリアン、アーチャーなど一部の前衛、中衛職が装備可能

重装:バーバリアンなどの前衛職のみ装備可能

 

アイテム 性能 備考

ナイフ

片手武器

攻撃力:7~9

スピード:通常

鋭いナイフ

片手武器

攻撃力:12~14

スピード:通常

ダガー

片手武器

攻撃力:11~13

スピード:速い

ショートソード

片手武器

攻撃力:14~18

スピード:通常

ローマの剣

片手武器

攻撃力:13~16

スピード:通常

ロングソード

片手武器

攻撃力:15~21

スピード:通常

木製のハンマー

片手武器

攻撃力:9~13

スピード:通常

どうやって木を凶器に変えるのか…

石のハンマー

片手武器

攻撃力:14~18

スピード:遅い

両手持ちのメイス

両手武器

攻撃力:22~28

スピード:とても遅い

悩ませる全ての物を壊す何か

短斧

片手武器

攻撃力:13~15

スピード:通常

非利き手用武器

攻撃力:5~8

スピード:通常

(矢の本数といった概念は本作にはなく、装着時は無制限に利用可能)

競技の弓

非利き手用武器

攻撃力:8~10

スピード:速い

大会で勝つために作られた

ブードゥースタッフ

非利き手用武器

アーマー:+1

攻撃力:5~9

スピード:通常

知性+1

“げっ!…これは 人間の骨だぞ!”

エレメンタルスタッフ

非利き手用武器

アーマー:+2

攻撃力:7~11

スピード:通常

知性+1、マナ+10

この杖についた宝石はまるで力を引き寄せ、所有者にその力を与えているようだ

木製の盾

非利き手用装備/アーマー:服

アーマー:+1

攻撃力:5~10

スピード:遅い

(装着時、Aボタンで盾による殴打が可能)

上質な木の盾

非利き手用装備/アーマー:服

アーマー:+2

攻撃力:5~10

スピード:遅い

(装着時、Aボタンで盾による殴打が可能)

ライトシールド

非利き手用装備/アーマー:軽装

アーマー:+3

攻撃力:6~10

スピード:遅い

パッド入りのベスト

アーマー:服

アーマー:+1

冬のローブ

アーマー:服

アーマー:+1

俊敏性+1

初心者のローブ

アーマー:服

アーマー:+1

マナ+10

くさりかたびらの鎧

アーマー:軽装

アーマー+3

プレートアーマー

アーマー:重装

アーマー+5

初心者の帽子

アーマー:服

アーマー:+1

マナ+10

シンプルな帽子が これだけ知的に見せるのか…

海賊の帽子

アーマー:服

アーマー:+1

防御にはあまり役に立たないが、とてもかっこいい!

海賊の兜

アーマー:軽装

アーマー+2

ギリシャの兜

アーマー:軽装

アーマー+2

重い兜

アーマー:重装

アーマー+2

体力+15

剣闘士のサンダル

アーマー:服

アーマー+1

革のブーツ

アーマー:服

アーマー+2

鉄のすねあて

アーマー:軽装

アーマー+3

三宝石の指輪

アーマー+1 売ればかなりの金になる

命のポーション

体力を回復する

マナポーション

マナを回復する

普通の錠を開ける

黄金の鍵

黄金の錠を開ける
 

魔法の書

使用したキャラの俊敏性、知性、生命力、筋力の全パラメーター+1 この本は強い魔法のオーラを発している。読むだけで内にある何かが目覚める

プレイ中の通貨や売買といった概念がない本作において、装備品はいずれもダンジョン内に落ちているものを適時、現地調達して4人で使いまわしていくスタイルとなる。上位の性能のものが現れたら現在装備中のものと性能を見比べた上で、より良いものへと更新していこう。

 

ダンジョン内のギミック

 

はるか高く上層へと続く迷宮の塔の内部には、手強いエネミーに加えて様々なトラップや仕掛けが存在している。その代表的なものを以下で紹介していこう。

 

槍のトラップ

床面から突如、連なった槍が競り出して来るタイプのトラップ。特定の座標の床を踏んだ時点で突然足下から飛び出してダメージを負ってしまうものと、最初から等間隔で上下運動を繰り返している2つのタイプがある。

前者のタイプはトラップの場所を覚えた上で踏むのを避け、後者のタイプはすぐ近くに一時的に槍の動作を止める時限式のレバーが備え付けられている場合が多いので、これを操作して動きが止まっている間に急いで通り抜けてしまおう。

わずかでも一連の操作のタイミングが遅れるとトラップが動作を再開して、最悪串刺しになってしまうので要注意だ。

 

炎を吐く石像

正面前方には獅子の顔を象った石像。直線上に位置する特定の床を踏んだ途端、石像の口から炎が飛んできた—! 万一直撃した場合ダメージは免れないが、幸い噴出口からは距離があるのですぐに左か右に動けば回避することができる。

この手のトラップがある区間ではその付近に足を踏み入れた際に「何かがおかしい…」と警告表示されるので、警戒しながら進むように心掛けよう。

 

敵が潜む部屋

格子扉のある部屋では、奥に敵が待ち構えているというパターンが多い。扉の傍には開錠用のレバーが備わっているが、部屋の中にいる敵は扉が開いた途端こちら目掛けて襲い掛かって来る。

扉を開かない限りは安全なので、もし扉を見つけた時は容易に開かずに「敵が待ち構えているかもしれない」と心がけつつ、入念に準備してから開くようにしたい。

 

謎解き

塔内ではトラップに加えて、様々な謎解きも用意されている。

やや難易度が高い謎については近くの壁にヒントが書かれていることも多いので、これを正しく解釈して回答を導き出そう。

 

上で挙げたもの以外にも、”レバー操作後、一定時間経過で閉じてしまう扉”のようなアクション性の高い仕掛けも登場する。もしも上層への道が発見できず先に進めなくなった時は、とにかく周囲を注意深く見渡してみること、そして怪しいものは片っ端からアクションボタンで反応を見るように努めていけば、必ず道は拓けるはずだ。

 

エリアボス

「ここに来てはいけなかったんだ!」

フロア内に隠された4つの黄金の鍵を集めて入ることができる3階の玉座では、序盤最初のボスとして重装備に身を包んだ守護者が登場。

これまで登場したどの敵よりも守りが硬く、剣技によって全体ダメージを与えて来たりと非常に手強い相手となる。

ここに辿り着くまでの道中で手に入れた装備品やレベルアップで得た能力をフルに活用し、迅速なアクション操作と素早いキャラ切り替えを駆使してパーティーを勝利へと導こう。

 

プレイ後の感想

「迷宮の塔 トレジャーダンジョン」は、かつてPCを中心に複数のプラットフォームでリリースされた往年の海外産ダンジョンRPG「ダンジョンマスター」のゲームシステムを限りなく簡素化した趣きのある、サバイバル色の強いクラシカル3DダンジョンRPGだ。

特徴的なリアルタイム下でのキャラクター切り替えシステムにより、適度にアクション性を含んだ緊張感の漂うシステムとゲームバランスが特徴。更に3種類用意された難易度で、上層へと高く続くダンジョンの攻略を各自のペースで楽しむ事ができる。

 

ゲーム内チュートリアルが用意されていない事、使用ボタンと操作が比較的多い事といったこれらの点にプレイ開始初期は混乱しがちではあるが、手探り操作でも大体1~2階の範囲をプレイする内に次第にシステムも含めて把握できるようになっている。

UIと解像度の関係からかTVモードでプレイする際は、重要度の高い画面下部のキャラクター状態表示が小さくなってしまうのが少しばかりの難点で、小型のモニターで遊ぶ際は特に注意が必要。あまりにも小さく感じる場合は携帯モードでのプレイに切り替えるのも良いだろう。

 

本作は、渇水度や空腹度などディープなゲーム要素を排除し、よりライトなアレンジを施した現代版「ダンジョンマスター」ライクRPG作品の一つであると言えるだろう。Nintendo Switchでプレイ可能な古典的な3DダンジョンRPGに興味がある方は是非一度遊んでみよう。

 

評価

 

個人的スコア 7.0(10点満点中)

 

良い点

  • 滑らかに動く3Dダンジョンスクロールと、アクティブタイム要素を取り入れた緊張感のあるゲームシステム
  • 質感溢れる石造りの迷宮と海外産ファンタジー作品を彷彿とさせるリアルタッチなビジュアルによる迷宮の冒険への高い没入感
  • アクション性と謎解きが交互に取り入れられていることで、ゲーム展開が単調になりにくい

 

惜しい点

  • 操作周りのチュートリアル要素が搭載されておらず、解説が手元にない場合は手探りでプレイに慣れる必要がある
  • ポーションの使用がLスティックの上と下という特殊な操作が原因でJoy-Conでプレイする場合、他の操作を行う際に指が当たって誤使用してしまうケースが見られる
  • TVモードでプレイする場合、画面下部のキャラクター情報がかなり小さくなるため、小型モニターでは見づらくなる場合も

 

 

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