Nexoria:Dungeon Rogue Heroes ~人と猫が共に戦う、ゆるっと系デッキ構築型ダンジョンローグライク

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基本情報

 

タイトル Nexoria:Dungeon Rogue Heroes
対応機種 Steam/Nintendo Switch
販売/開発 TERNOX
発売日 2020年1月6日(Steam版)/2020年11月19日(Nintendo Switch版)
対応言語 英語,ロシア語,ウクライナ語*(*Steam版ではver1.4、Switch版ではver1.1.0よりそれぞれ対応)

 

作品概要

英雄達は”ネクサリア”と呼ばれるこの迷宮の奥に潜む悪を見つけなくてはならないのだ。

 

「Nexoria:Dungeon Rogue Heroes」(「ネクサリア:ダンジョンローグヒーローズ」)はウクライナのデベロッパーTERNOXが開発/販売を手掛けるゲーム作品。ゲームシステムはレトロスタイルのローグライクにカードデッキ構築を組み合わせたスタイルで、4人構成のパーティーを作成してダンジョンを攻略していくのが目的のダンジョンRPGだ。

同チームがSteamでリリースした2Dアクションゲーム「Legend of Himari」系列のメインキャラクターである”Himari”(ひまり)がキービジュアル、及びパーティーキャラのウィザードとして登場していることから本作はその外伝的作品という位置づけに考えられる。

本作のデベロッパーであるTERNOXは現在10タイトルほどのIPをSteamをメインに各コンソールに向けて配信しているが、上述の「Himari」が登場する作品として、2Dプラットフォームの「Legend of Himari」及び「Taimumari」が挙げられる。ゲームジャンルこそ本作とは異なるが、日本向けにはSteam版が配信されているので興味がある方は追いかけてみよう。

対応言語について

本作をプレイする上での注意点だが、ゲーム内ではヘルプの文面も含めて2021年11月現在、英語、ロシア語、ウクライナ語の三言語のみの対応となっているため、これらの言語に対応できないプレイヤーの場合は必然的に翻訳片手に、もしくは手探りでのプレイを要求されることになる。

とはいえゲーム内テキスト自体は比較的短文傾向で、システムさえ分かればあとは感覚でプレイすることができるシンプルなゲームデザインとなっている。よほど他国の言語に対する拒絶感がない限りはローグライクゲームとしても比較的取っつき易く出来ていて、プレイにおける敷居は低いのも本作の特徴だ。

ゲームモード

 

モード名称 備考
Nexoria Dungeon 総フロア数3~5層。一層毎に途中経過を記録しながら進行できる入門編的なモード
Abyss (※Steam版はver1.3、Switch版はver1.1.0より新たに追加)

フロア無制限。1層毎に外観と構造がランダムに変化、PTが全滅するまで続くエンドレスモード

Dark Forest 一層終了の特殊モード。森の中という屋外且つ広いフィールドが特徴
Hardcore mode 基本的にはNexoria Dungeonモードと大差ないが、視界が効かない、空腹度の減少が多めなどの制限がある
Rogue mode 開放済みのクラスの中から一人を選択し、単身で挑む高難易度モード
Quick Play (タイトルメインツリーから選択可能)20~30分でクリア可能な短めのゲームモード。体験版は本モードのみプレイ可能

 

「Nexoria:Dungeon Rogue Heroes」では全部で上記の6種類のプレイモードが用意されている。各モード毎に専用のプロローグとエピローグが用意されており、それぞれ最終ボスやエンディングも異なる。難易度についてはEasy、Normal、Hardの三種類からゲーム内のOPTION項目でいつでも変更可能なので、好みに応じて切り替えてみるとよい。全てのモードにチャレンジしてみよう。

操作関連情報

 

操作方法(Nintendo Switch版)

 

JOY-CON(左)
上下左右ボタン/Lスティック キャラクター、カーソルの移動
Lボタン ヘルプ呼び出し
ZLボタン
-ボタン インベントリ表示

 

JOY-CON(右)
Rスティック
Yボタン 鑑定(1回につき鑑定の書を一つ消費)
Xボタン 休憩モード突入、解除
Bボタン キャンセル
Aボタン 決定/(押しっぱなしで)選んだカードをドラッグ
Rボタン
ZRボタン
-ボタン メニュー表示

 

キーアサインは国内向けRPGでよく見られる操作スタイルとなっており、決定やキャンセルボタンに関しても特に迷うことなく日本仕様の操作感覚でプレイが可能だが、上下左右ボタンで操作する際カーソルが一段飛ばしで移動する事があるなどやや不安定な部分も見られる。携帯モード時は画面タッチで操作できるが、Lスティックでの操作についても早い段階で慣れておきたい。

クラス、編成について

戦士

強さは近接戦闘攻撃の平均値に等しくなります。
器用さが高ければ高いほど、キャラがより頻繁に動くことができます。
持久力は健康に影響を与えます。
メインとなる特性は、他の特性よりも速く成長します。 

 

技:クリティカルストライク
敵への強烈な一撃。
ステルス時にはさらに2倍のダメージを与えます。

 

プレイ初回はタイトル画面から”New game”で冒険を開始して、まずはパーティー編成を行おう。1度の冒険ごとに全部で14種類のクラスから計4人を選出することになるが、大半のクラスはシークレット扱いで、それぞれゲーム内で様々な条件を満たす事で開放されていく。人間に混じってアタッカーやディフェンダーとして猫が普通に混ざっていたりと、どこかゆるくユニークさに溢れた顔ぶれが並んでいるのは面白いところだ。

 

登場クラス

(※計14種。各ゲームモードをクリアすることで開放されるクラスも含む)

クラス名 特徴 スキル
Warrior(戦士) ステータスボーナス Str+3 Critical Strike:敵への強烈な一撃。ステルス時はダメージが2倍。
Healer(癒し手) 定期的に自身の右側に立つキャラを回復 Healing:味方1人を回復
Defender(ディフェンダー) 物理攻撃被弾時、ダメージを25%軽減 Shields for everyone!:味方全員に強力なシールドを適用、物理&魔法ダメージを60%軽減。7秒間持続
Thief(盗賊) 敵に攻撃が命中するたびにコインを盗む Theft:不可視攻撃を行い、金貨を盗む
Assassin(アサシン) 姿を隠した状態で戦闘に参加 Invisibility:敵の攻撃を95%の確率で回避、攻撃のリチャージ速度が30%遅くなる。
次回の攻撃はステルス攻撃となり、ダメージが2倍。攻撃カードを使用すると、不可視状態を解除
Bard(吟遊詩人) PT内にいる場合、戦闘から逃げる確率が50%増加 Inspiration:味方の攻撃のリチャージ速度を50%増加。5秒間持続
Wizard(ウィザード) 手札として持つ全てのスペルカードを必要マナからコストを1減らした状態で使用可能。

(※元々のコストが1以上の場合に限られる)

Magical attack:魔法の発射体を3つ放ち、ランダムに敵を3回攻撃
Fire Sorceress(炎の魔術師) 火耐性保有:火属性の攻撃が無効となる Fireball:巨大な火の玉を発射。直線上の全ての対象に点火し、炎属性ダメージを与える
Explosion Girl(爆発少女) 通常攻撃をもたない代わりに呪文を2つ保有 The bomb:爆弾を投げる。爆弾は命中時に爆発し、対象及びその周囲の敵ユニットにもダメージを与え、さらに2秒間発火状態となる
Witch(魔女) 闇の力で攻撃。被ダメージが少ない Drain life:魔法の力で敵から体力の一部を吸収する
Interrogator(尋問者) バトル時は定位置のターゲット一体を攻撃 Interrogation:敵を尋問のために呼び出し、その後の行動や攻撃の標的にすることができる
Ice Mage(氷の魔術師) バトル時は定位置のターゲット一体を攻撃 Cold Treatment:仲間全体を冷気で纏い、氷耐性効果を5秒間適用
Paladin(パラディン) 攻撃と回復の両方に優れる Grace:仲間一人にシールドを付与。敵に使う場合はダメージを与えられる
Archer(弓使い) バトル時は定位置のターゲット一体を攻撃 Storm Arrows:一方向に連続で矢を放つ

 

オススメ編成(プレイ開始直後向け)

編成に迷ったら、とりあえずウィザード+ヒーラー+ディフェンダーの3人を1人ずつ組み入れてみよう。この場合、編成時には3人目にヒーラー、4人目にディフェンダーという順で選ぶようにし、残り1枠は好みで選んで問題ない。(※パーティー欄では下段から順に先頭→後列という並びとなるため、この順に選ぶのが望ましい)

戦闘では基本的に先頭にディフェンダー(猫)を立たせるようにしておけばパーティー全体の守りがグッと硬くなり、その1つ後ろにヒーラーを立たせておくことでターン経過で自動で回復を行うというサイクルが生まれ、相当の相手でなければまずやられることのないタフな布陣が完成する。更にその後方からウィザードのMagical Attackを撃っているだけでほとんどの敵グループには対処可能。消費マナも少なめで燃費も良く、最悪一人がやられて3人パーティーになった場合でもこの3クラスさえ生きていれば、ある程度進行が可能なくらいには安定感を誇る。

 

“Nexoria Dungeon”=本作のメインとなるゲームモードで、各レベル(階層)の合間にセーブを利用できます。

 

編成が終わったら、最後に4種類のモードから1つを選んで冒険開始。開始初期は選べない項目が多いので、まずはメインモードとなる”Nexoria Dungeon”で、本作の雰囲気を掴んでみよう。

デッキについて

いずれのモードでスタートした場合でも、第1層(LEVEL 1)から冒険は始まる。まずはスタート地点周辺の状況と、画面右部のインターフェースからパーティーの状態を軽く確認しておこう。

 

ーボタンでインベントリ画面を表示できるが、ここでまず確認しておきたいのは現在のバトルデッキの状態だ。左側の計20枠がバトルデッキとなるが、ここに戦闘時に使用したいアイテムやスキルを右側のインベントリ枠からドラッグ&ドロップで登録しておくと、登録したカードが戦闘時にランダムで選ばれるようになる。

デッキは6ターンごとに1度選出されるが、Melee Attackを始め各クラス固有アクション以外のカードに関しては実際に配られてみるまで内容がわからない。事前になるべく戦闘が有利に運ぶアイテムをバトルデッキにバランス良く登録しておくのがポイントとなる。味方の回復効果を持つポーション類はいずれも起死回生の効果を持っており、特にResurrection Potion(復活ポーション)はいざという時のために最低1個はバトルデッキに忍ばせておきたい。

同一のアイテムはバトル時のデッキ上ではスタックして処理されるが、インベントリでのデッキ上では1つにつき1枠を使うことになる。また、キャラ毎のパーク(固有能力)以外の戦闘用スキルやスペルは1つにつき1度しか使えない。とはいえ、もったいぶって貯め込み過ぎても貴重な枠を圧迫するだけで出番が全然来ないというケースも多い。ごく貴重なもの以外は適度に使用して消化するか、もしくはXボタンで廃棄するなりして消費していこう。

魔法スクロール(Mysterious Scroll)はXボタン長押しで廃棄することで、1つにつき1個の鑑定書へと変換することができる。書庫やトラップの解除に役立つので、スクロールを頻繁に使わない冒険スタイルならば、あらかじめ大量に鑑定書に変えておくと不意に訪れるトラブルの回避も容易になるだろう。

戦闘について

「Nexoria」の戦闘は探索モード中にインベントリ画面から構築したデッキを駆使して戦うシステムになっている。プレイヤー側、敵側ユニットの下部に表示された2本のゲージはそれぞれ上がライフ、下が行動ゲージを示しており、下のゲージがいっぱいになったキャラから順にアクションを起こすことができる。

味方ユニットが使用するカードは1キャラ辺り最大で11枠を使用。基本攻撃、ガード、場所交代、逃亡、パーク(固有能力)の5枠はキャラ毎の固有枠として決められており、残りの最大6枠はあらかじめデッキに登録したものからランダムで選ばれる。使い勝手の良いカードが複数揃っていて無双できる場合もあれば、思い通りのものが来ずに徐々にピンチに陥るケースもあり一筋縄ではいかない。強力な敵グループに遭遇した場合はなお更だ。

そして各カードを使う際はカード毎に”マナポイント”(画面右上の赤い縦ゲージ)を一定量消費することになる。このマナポイントはパーティーメンバーで共用する仕組みで、ターン経過毎に少しずつ溜まっていくが、効果が強力なスキルほど1度の使用で多くのマナポイントを消費する。マナを上手くやりくりするためには、時に意図的にコスト0のカードなどを合間に挿んだりする等の工夫が必要だ。

各カードの内、Melee Attack(近接攻撃)を使う際に注意したいのが、使用直後は選択した職業に限らず必ずパーティーの先頭に出てしまう点だ。先頭に立つと敵の攻撃をまともに受けることになるので防御能力が低いキャラの場合、使用直後は即座にChangeカードで隊列を後続の方へ入れ替えるクセをつけておこう。

 

基本的な行動パターン

編成にもよるが、先頭にディフェンダー(猫)を立たせて、味方ユニットへのほぼ大半の攻撃を一身に受け止めるのが基本となる。ディフェンダーの1つ後ろにヒーラーを立たせておくことでターン経過で自動でディフェンダーへの回復を行うというサイクルが生まれ、ちょっとやそっとではやられなくなる。更にその後方からウィザードのMagical Attackを撃っているだけで大体の敵グループには対処可能。消費マナも少なめで燃費がいい。

最後列にはアーチャーやアサシンなどを配置して、必要な時だけ前列に出て攻撃、一撃放った後は場所交代で後列に退く― というパターンで安定感が生まれやすい。相手によっては、このパターンでも守りが破られてピンチに陥る場合もあるので、デッキに組み込んでいるカードを駆使して乗り切ろう。

 

戦闘終了後は撃退したモンスターに応じた経験値を取得。一定値に到達することで各キャラクターやパーティーのレベルがアップする。キャラクターのレベルは1度の探索内でのものとなるが、反面パーティーレベルはこれまでの冒険の総累積によるもので、ダンジョンに挑めば挑むほどに上昇していく。どんどんプレイして高レベルを目指していこう。

パラメーター関連情報

パーティーメンバーの命綱となるのが、画面右側ウィンドウに示される各パラメーター。特にメンバー毎に数値が区切られている3種類のパラメーターは重要度が高い。以下で詳しく紹介していこう。

Health(健康)

まず、Health(健康)は戦闘での敵の攻撃の被弾やトラップ解除失敗によってダメージを追ったり、Hungerが0の状態で放置したまま冒険や休憩を続けることで減少する。いわゆるライフや生命力にあたるパラメーターで、0になった時点でキャラクターは死亡扱いとなり、墓石のグラフィックに変化してしまう。

この状態からでも蘇生薬を使うことでその場で蘇らせることができるが、一定ターンが経過してしまうとキャラクターがロストしてしまうため、早めに使っておきたい。特にデッキを任意で組み替えることができない戦闘時に死亡した時は、蘇生薬がデッキ内にない場合、逃亡に成功して戦闘から離脱する以外は手の打ちようがなくなるので気をつけたいところ。

 

Sanity(正気度)

宝箱を開けると、中から触手が飛び出した。

その後何が起こったのか一同は口を閉ざし語ろうとしないが、次の戦いは心を蝕まれた状態で臨むことになる。

正気が失せているため、もう一度箱に触れることは出来ない。

 

Sanity(正気度)は主にダンジョン内の!マークに止まった際に発生するイベント(書棚の調査、宝箱に仕掛けられたトラップへの対応時、など)を1回実行するごとに減少する。調査の結果の良し悪しによる振れ幅が大きいので、イベントを素通りせずに調べる場合にはこの数値の状態は常に意識しておきたい。消耗が著しい場合は深入りせずに、休憩を取って回復を図ろう。

また、Sanityは毒入りや腐った食べ物(主に果実系)を取る事でも減少してしまう事がある。食べ物が安全なものかどうかは実際にキャラクターが食べてみるまで判らないので、極限状態での食事はとてもリスキーなものとなるため気をつけておこう。

 

Hunger(空腹度)

 

Hunger(空腹度)はダンジョン内を1歩歩くごとに少しずつ減少していくが、随所で回収できる食料を食べる事で一定量の回復が可能。当然ながら食料のタイプによって回復量は異なり、ハンバーガー、サンドイッチ、肉類のアイテムは特に効果が大きいので、いざという時のために1人につき最低1つずつは持ち物に忍ばせておきたい。

上述のSanityの項目でも触れているが、果実系の食べ物の中には毒入りや腐ったものが混ざっており、各アイテムの説明文にも注釈はないためその状態は食べてみるまでは分からない。極限状態でHungerの回復を行いたい場合は、上述のパンメニューや肉類、キャンディーやケーキが基本的に安全なので覚えておこう。

 

足跡のマーク(疲労度)

英雄達は空腹で眠ることができません。
[A]を押すと健康度と正気度を消費し、続けて休憩できます。

[X]で休憩をやめる

 

パーティー全体に効果が及ぶパラメーターが空腹度(Hunger)と足跡のマーク(疲労度)で、これはダンジョン探索を続けていると次第に減少していく。疲労度が0になってもなお移動を続けると、今度は正気度(Sanity)も減少していき、マップ上での視界が狭まるなど悪影響も出てくる。

疲労度の回復のためにはXボタンで休憩(Rest)を取る必要があるのだが、実行中は空腹度が下がり続けてしまうというデメリットもある。休憩を入れる前にはまず各キャラの空腹度も併せてチェックしておこう。休憩を止めたい時は再びXボタンを押すことで停止できる。

正気度については空腹を満たすことである程度回復するが、状態の悪い食べ物を経口した場合は逆に著しく下がる場合もある。窮地においては特に口にする食べ物アイテムについては手元のものから慎重に選ぶように心掛けたい。

マルチエンディング

エンドレス仕様のAbyssを除いた計5種類のゲームモードは、いずれも1プレイ辺りの所要時間はスムーズに進んで大体30分~1時間前後といったところ。プレイ時間の大部分は時間がかかり易い戦闘パートに割かれる場合がほとんどを占める。

最も基本的なモードとなる”Nexoria Dungeon”モードではおよそ3~5層となるボリュームで、無事最終ボスを倒すことができればゲームクリア。数行のテキストでエピローグが綴られるエンディングへと移行する。巨大なドラゴンや闇の魔術師などプレイするモード毎にバリエーション豊かな最終ボスが待ち受けているので、全てのエンディングパターンを拝むべく繰り返しダンジョン踏破に挑んでみるというプレイに興じるのも良いだろう。

プレイ後の感想

「Nexoria:Dungeon Rogue Heroes」の魅力はカジュアルなビジュアルに加えて、ゲームプレイ時の圧倒的な快適感と手軽さにあると言ってよいだろう。

599円というかなり控え目な基本価格設定はボリューム面だけで見ると値段相応といった印象もあるが、実際に遊んでみると繰り返しプレイしてしまうような中毒性の高さがあり、コストパフォーマンスに優れた作品であると個人的には感じられた。(本作はセール対象となっている頻度が高く、基本価格よりも安価で入手できる機会は比較的多い) ワンプレイ辺りの手頃なゲームボリューム以外にも、起動からスピーディーにゲームが開始できる点、数パターン用意されたノリの良い戦闘BGMなど注目ポイントは多い。

購入直近ではプレイ中、特定の場面でスクリプトが上手く作用せずにゲームが進行不能となる不具合が見られたが、この現象についてはverアップで改善されている。本作購入時にはver.1.1.0以降のバージョンへと忘れずにアップデートしておこう。

 

日本語未対応である点を除けば、ルールもシンプルで遊び易くスキマ時間で少しずつ進めながら楽しむことができるお手軽ローグライクとして重宝する逸品となりうる作品だ。携帯モードでもプレイ可能なNintendo Switchとの親和性も高い。ピクセルアートで描かれたキャラやグラフィックも魅力的で独特の雰囲気をもつ「Nexoria」。ウクライナのデベロッパー発のちょっぴり不思議なテイストのローグライクを是非遊んでみよう。

評価

 

個人的スコア 6.5(10点満点中)

良い点

  • 動作が軽く長尺の演出もないため、とにかく軽快なプレイが可能
  • 3種類の難易度、6種類のゲームモードで幅広い楽しみ方を味わえる
  • プレイ毎のダンジョン構造の変化、パーティー編成の自由度など繰り返しプレイにおける中毒性が高い

惜しい点

  • 現状では日本語に対応しておらず、海外の言語に抵抗があるプレイヤーには少しばかり取っつき辛い部分も
  • ファーストバージョンではスクリプトエラーなどの比較的致命的な不具合が見られるため、アップデートが必須
  • 効果が有用で内容もバリエーション豊かな各種スクロールアイテムだが、プレイを続ける内に各キャラが素のままでもかなり強くなってしまい、重要性が大きく低下する
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