Steel Assault (Switch版) -プレイ後の感想と作品解説【レビュー】

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©Zenovia Interactive LLC.

 

基本情報

 

タイトル Steel Assault
対応機種 Steam,Nintendo Switch
販売 Tribute Games Inc,
開発 Zenovia Interactive
発売日 2021年9月29日(Steam版)、2021年9月30日(Switch版)
対応言語 日本語,フランス語,ドイツ語,イタリア語,中国語 (簡体字),スペイン語,ポルトガル語,英語
備考 IARCレーティング:7+(暴力(軽度))

 

 

作品概要

 

「Steel Assault」はZenovia Interactive開発のゲーム作品。パブリッシャーを「パンツァーパラディン」や「T.M.N.T.:Shredder’s Revenge」の開発で知られる、Tribute Games。

ゲーム内容は16bitテイスト&2Dスタイルのサイドアクション。ムチによる攻撃と、”ジップライン”を扱うロープアクションが特徴となっている。

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ポストアポカリプスのアメリカ、都市「マンハッタン」を舞台に、反乱軍の兵士タロウ・タカハシが仲間のサポートを得ながら単身、マグナス将軍率いる政府軍に戦いを挑んでいく。

 

ゲームモード

 

ストーリー コンティニュー使用可能。

新規ゲーム開始時に、超イージー、イージー、ノーマル、ハードの4つの難易度から選んでプレイが可能。

アーケード コンティニュー使用不可の超難易度モード
チュートリアル 操作方法や基本ルールを学ぶ、専用のチュートリアルステージをプレイ可能

 

ストーリーモードでは、全部で4つのセーブスロットが用意されており、スロット毎にゲーム開始時の難易度やプレイ時間、ステージ進捗状況が記録される。

難易度は超イージーからハードまでの計4種類。

難易度毎の主な違いとして、プレイヤーの最大ライフ量、敵の攻撃1発辺りの被ダメージ量、ボスの耐久度、道中の敵やギミックの出現パターン、などが挙げられる。

 

1段階切り変えるだけでも体感難度の変化は顕著で、ハードに至ってはコンティニュー時のリトライポイントがチャプターの最初からとなっており、クリアまでの敷居は一段と高い。

ほどほどくらいの難易度で楽しみたい、というプレイヤーにはまずは「イージー」辺りからプレイしてみるのがオススメだ。

 

操作方法

 

(※Nintendo Switch版)

JOY-CON(左)
上下左右ボタン 移動
Lスティック 同上
Lボタン
ZLボタン
-ボタン

 

JOY-CON(右)
Rスティック
Aボタン 攻撃
Bボタン ジャンプ/スライド
Yボタン ジップライン
Xボタン
Rボタン
ZRボタン
+ボタン ポーズ

 

プレイヤーのアクション

 

移動/屈み

移動は方向キーまたはLスティック。ジャンプはBボタンでそれぞれ操作が可能。

移動速度はかなりある一方、ジャンプの高度はあまり高くないため、銃弾などの飛び道具を回避するのには不向き。

 

ジャンプ/ダブルジャンプ

ジャンプはBボタンで発動。ジャンプ中に、任意の高度でもう一度Bボタンを押すことでダブルジャンプが可能となっている。

通常ジャンプの高度はあまり高くないため、銃弾などの飛び道具を回避する場合は、ダブルジャンプを駆使してみよう。

 

スライド

方向キー、またはLスティックを下に入力中、Bボタンを押すとスライド移動が可能。

発動中は敵の攻撃に対して無敵状態になるので、回避の手段として重宝するアクションだ。

 

攻撃/近接攻撃

Aボタンで攻撃アクションを発動。鞭を振るって対象を攻撃することができる。

地上では左右、真上、斜め上の5方向に、ジャンプ中はここに真下と斜め下を加えた8方向へと自在に繰り出すことができる。

発動、モーション、連射間隔共に速く、敵弾や一部の敵の攻撃を無効化できるので、使い勝手は非常に良い。

 

また、対象との接近時に繰り出した場合は、鞭の代わりにパンチが発動。

攻撃方向は鞭とは異なり正面前方のみとなるが、命中時にはパワーゲージを少量チャージする効果を持つ。

 

ジップライン

Yボタンでタロウ本体の両方向にジップラインを展開。

ニュートラル状態では左右方向へと水平な角度で放たれるが、キーを斜めや上方向に入力しながらボタンを押せば、垂直や斜めの方向へと射出可能。

 

双方の先端を上手く障害物に引っかければ、そのままラインにぶら下がった状態で繋がった区間内を移動することができる。

ジップラインはそれ自体がかなりの長さを持っており、開けた場所で射出した場合は上画像のように画面両端の壁へと届く勢いで伸びていく。

ジップラインで繋げそうな地形を発見した際は、2つのポイントを繋ぐことをイメージしながらどんどん発動してみると良い。

 

ゲームシステム

 

メーターの見方

右に長く伸びる上段のゲージがライフゲージ、下段の小型のゲージがスライドのクールタイムゲージをそれぞれ表している。

顔アイコンの右側に半月状に伸びるゲージは、エレクトリックのエネルギーを示している。詳細は下項の「エレクトリック」にて解説。

 

サブウェポン

道中随所に配置されているパワーアップボックスは、タロウを助ける効果を持ったサブウェポンが入っており、ボックス破壊時には、以下の3種類のいずれかが出現する。

 

エレクトリック

鞭が強化されると共に、パワーエネルギーがフルチャージ

シールド

敵の攻撃を無効化するシールドを展開

(防御可能回数は2回まで)

ライフアップ

ライフを少量、または大量に回復

上記3種の内、エレクトリックとシールドはそれぞれ回収前に攻撃を加えると交互に変化するので、欲しい方に切り替えてから獲得すると良い。

 

エレクトリック

エレクトリックは、ムチ攻撃に3方向へと射出されるエネルギー弾を追加する強力なパワーアップアイテムだ。

ただし、発射毎にエネルギーを消費する仕様になっているため、一定数使用後には効果が消えてしまう。

エレクトリックのゲージは顔アイコン右側の半月状のゲージで示される。

ゲージはアイテムの獲得時、上画像のように発光。一時的に黄色>青の2段階表示となる。

消費したゲージについては、近接攻撃(パンチ)で敵を倒すことで少量ながら回復することができる。

効果を少しでも長持ちさせたければ、パンチでの止めを積極的に狙ってみよう。

 

プレイ後の感想

ここからは、「Steel Assalut」プレイ後の感想を記していく。

なお、以下はストーリーモードを難度「ノーマル」でオールクリアした時点での感想となることをご了承頂きたい。

 

本作ならではの”ジップライン”という余り前例のないアクションは、軌道自体は異なるものの「トップシークレット」や「バイオニックコマンドー」といった、往年のカプコン製2Dアクションタイトルを想起させる要素だ。近未来ディストピアの世界観や16bitテイストのビジュアルは、こちらもカプコン製の人気シリーズ「ロックマンX」のような味わいも感じさせる。

 

本作のステージ数は全5面とこの手のアクションゲームにしては控え目なボリュームとなっているが、アプリケーションの安定度や操作感覚まで随所に渡って丁寧に作られており、2Dサイドアクションゲーム好きには見逃せない完成度に仕上がっている。

 

4種類用意された難易度については、ライフ量の調節やステージの配置、攻撃パターンといった各要素の調整によって、初心者から上級者までまとめて面倒を見るといった懐の深さを見せており、このバランスについては筆者的に、体感難度がガラッと変化する好例として好意的に捉えているポイントの1つ。

「ノーマル」モードでのクリア直後、比較用にと「超イージー」に挑戦してみたところ、ライフの倍増によってシンプルに生存率が向上。

その結果、多少の被弾に対してあまり怯む事なくステージを進めやすくなり、全編を通してマイルドなプレイ感覚に変化している印象を抱くという結果となった。

 

一方で、ジップラインという本作固有のアクションは独特な特徴や機能面で、プレイヤーによっては、自在に扱えるようになるまでの時間が必要となる事も考えられる。

片側の先端を対象に引っかけるワイヤーアクションとは異なり、プレイヤーを中心に2方向へと射出されるジップラインは、両方の先端を地形に引っかける必要があり、咄嗟に発射後の完成像をイメージしてから発動しないと思ったように機能しない、といった場面にも何度か遭遇することになった。

 

自在に扱えるようになるまでに僅かなハードルを抱える「ジップライン」だが、一度手足のように扱えるようになれば、”攻略の楽しみ”をしっかり味わうこともできる― 本作「Steel Assault」はそんな快作2Dハードアクションゲームだ。

 

余談ながら、本作は現在の16bitスタイルとなるまでにはかなりの期間にわたる試行錯誤があったようで、元々は8bitスタイルで開発が進行中だったことが、Twitterオフィシャルアカウントの過去のツイートでは触れられている。

Twitter上では上記の他、開発段階初期の画面などの貴重な各種アーカイブを動画やスクリーンショットを通して確認できるので、興味が湧いた方は備え付けの自動翻訳機能を活用しつつ、一度目を通してみると良いだろう。

 

外部リンク:STEEL ASSAULT(Twitter)

 

細部まで緻密に描き込まれたドットグラフィック、ニューバージョンとFM音源版の2タイプが用意されたクールなサウンドトラックも大きな見所となっている。

Zenovia Interactive渾身のオリジナル2Dアクションゲーム、「Steel Assault」を是非お試しあれ。

 

評価

 

個人的スコア(10点満点中) .5

 

良い点

  • カットビジュアルからステージBG、各スプライトに至るまで徹底的に描き込まれた16bitテイストのドットグラフィック
  • 新バージョンとFMサウンドの2タイプから選べるクールなサウンドトラック
  • 遊び易いものからしっかりと歯応えを感じられるものまで、全4種類用意された難易度

 

惜しい点

  • ゲーム内プロローグだけに留まらず、オフィシャルTwitterや商品ページ内など、何処を探しても詳細なバックストーリーを確認できない
  • 全5面構成とステージボリュームは短い
  • ジップラインの挙動や特性が独特で、使いこなすための最初のハードルが若干高い

 

 

ステージ紹介

 

「Steel Assault」に登場する全ステージを簡単なワンポイントと共に、以下で簡単に紹介していこう。

 

Chapter 1

砕けたガラスの街

横殴りの雨が降りしきる、寂れた市街地での戦闘が展開。

ファーストステージながら、後半ではジップラインを駆使した壁登りを要求されたりと難所が目立つ。

 

BOSSカーラ・シュミット少尉

屋根が破壊され、雨風に曝されたまま走行を続ける車両を舞台に、巨大な鳥の姿を模した飛行型兵器との戦闘となる。

最初のステージボスながら、滞空状態からの機銃掃射、電気フィールドの展開などの多彩な攻撃パターンを持ち、決して気は抜けない相手だ。

接近戦を挑む際は、巨大な爪を備えた両脚での急襲に注意を払おう。

 

Chapter 2

雷の抱擁

密林地帯を突き進むタロウ。木組みの足場をジャンプで飛び移りながら、奥を目指していく。

川を泳ぐように狙撃してくる敵機に対しては、ジャンプ状態から下方向に鞭を放てば撃退が可能だ。

 

BOSSバルタザール・クライン大尉

蛇、あるいは龍をモチーフとした機械獣が相手。キャリアーを足場にしながらの空中戦が展開する。

「WARNING」のアイコンは突進やレーザーを放ってくる合図なので、相手の次の動きに備えて警戒しておこう。

上空からの空襲に対しては、キャリアー下部のエンジンにジップラインを引っかけ、船底部に移動すれば回避が可能だ。

なお、画面外に落下した場合は、即座にゲームオーバーとなってしまうので注意。

 

Chapter 3

ディケイ・チェーン

原子炉が立ち並ぶエリアを抜け、核兵器工場内部への潜入を目指す。

強制縦スクロールと共に、画面下から廃液が押し寄せる中盤のエリアは特に厄介な難所。縦に横に斜めに、とジップラインを柔軟に活用して切り抜けよう。

 

BOSSクレイトン・ハリス少佐

少佐本人は戦いには参加せず、ステージ遠方から機械獣をけしかけてくる。

第1フェーズの相手は鳥型の機械獣。主な攻撃は空中からの多方向弾や滑空による体当たりなど。

第2フェーズでは獣型の機械獣が襲い掛かってくる。口から吐き出してくる歩行型の時限爆弾は、ジャンプでかわしていこう。

 

Chapter 4

コンクリートの心臓

機銃を備えた高速艇に搭乗してのスタート。

船上では、銃座の前に立って上キーを押すことで機銃を握り、左右に調節しながら回転式の機関砲を掃射することができる。

 

BOSSダイゴ・ナカモト大佐&アヤメ・ナカモト大佐

ダイゴとアヤメの2体を同時に相手にすることになる。

ダイゴの操る巨大パワードスーツは全身が被弾判定となっているのに対して、こちらのダメージが通るのは本体中央の操縦席のみ。払い斬りを警戒しつつ、足元付近から斜め打ちで狙ってみよう。

上空から弾をばら撒いてくるアヤメは、ダイゴのパワードスーツとは対照的にほとんど動かない。先に彼女を倒すことで、ダイゴとも余裕を持って戦えるようになるだろう。

 

Chapter 5

マグナスの夢

前半の舞台は、上階へと移動する展望エレベーター内。左右のハッチが開くごとに登場する、敵兵や搭乗型の戦闘用ドローンらを相手にしなければならない。

後半では巨大戦艦も登場し、政府軍の攻防は一層激しさを増していく。

 

BOSSマグナス・ピアース将軍

いよいよマグナス将軍との決戦。マグナスは多彩な攻撃パターンを持っており、難度ノーマル以上ではかなりの手ごわさを誇る。

最終戦は巨大なロボ兵器を相手にした第1段階、ロボを降りたマグナスとの一騎打ちとなる第2段階の2つのフェーズで展開。

床全体を覆う電撃フィールド、多方向に拡散する閃光弾、瞬間移動からの高速突進など、咄嗟に回避するのは困難な攻撃を多数使用する。

 

最終ボスにふさわしい強さを誇るマグナス将軍だが、特に第2フェーズでは常時ジップラインを活用した高度なアクションを要求される。

これまでの道中で培った技術を惜しみなく駆使し、全力で挑もう。

 

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