Creepy Shift: House For Sale(クリーピー・シフト:ハウス・フォー・セール)- プレイ後の感想と作品解説【レビュー】

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Creepy Shift: House For Sale の作品解説

 

基本情報

タイトルCreepy Shift: House For Sale(クリーピー・シフト:ハウス・フォー・セール)
ジャンルホラーアドベンチャーゲーム
プラットフォームSteam
メーカーNight Shift Team・Red Limb Studio
公式サイトCreepy Shift: House For Sale Steam

 

ゲームの概要

本作は作業ゲームとホラーゲームを組み合わせた「Creepy Shift」シリーズの2作目である。

主人公は幽霊付き物件を専門に扱う修理工兼清掃員のスティーブ(通称ステフ)。アライグマを見ても逃げ出さない男だ。

 

今回の舞台となるのは狂った科学者が家族と無理心中をした住宅である。

プレイヤーはタスクフォルダに記載された指示に従って家を片付けていく。

 

スティーブは修理工だけあり、ドライバーにハンマー、ホッチキス銃などの道具を使った修理作業もお手の物。

部屋の清掃に家具の修理など本作も作業ゲーとして楽しめる内容となっている。

 

もちろん前作同様、本作にも奇妙なルールの書かれたメモは存在しており、ルールを破るとホラーゲームによくある結果が待ち構えている。

プレイヤーはルールに従いながら隠された秘密を暴き、無事に報酬を手に入れることができるのか?

 

 

ストーリー

スティーブとトミーは事故物件を専門に扱う修理工兼清掃員。

主人公スティーブの今日の仕事は狂った科学者が奥さんと子供を殺して、自分の頭を吹き飛ばして自殺した事故物件の片づけだ。

 

タスクフォルダの指示に従いリビングルームを片付けていくスティーブ。

ある程度リビングルームを片付けると部屋のパソコンの電源が入っていることに気が付く。

パソコンのそばに置かれたヒントのメモをもとに正しい操作をすると床の収納が開き1枚のメモが出ていくる。

メモには「ラジオを長時間流し続けないでください。」との指示が。

 

メモのほかにキッチンや廊下の片づけの指示が書かれたタスクメモとキッチンの鍵が見つかる。

次はキッチンだ。スティーブはキッチンに移動して倒れた椅子や壊れた戸棚の修理などを始める。

 

キッチンの片づけをしているとどこからともなく音楽が流れている。

周りを見渡すと怪しげなラジオが緑色に輝きながら音楽を流しているではないか。

 

スティーブはルールを思い出しすぐにラジオを止める。

住宅での怪異は始まったばかり。次はいかなる怪奇現象がスティーブを待ち受けているのか?

 

システムについて

家での作業や設備、工具についての操作方法などの説明。

 

タスクとして対応する作業

タスクフォルダに記載されている作業についての説明。

作業を完了させるとストーリーが進む。すべてのタスクを完了させるとボーナス報酬が手に入る。

私物を段ボールに詰めて保管する本や花瓶、タオルなどの小物を段ボールに詰めて輸送コンテナに片付ける。
作業の順序は下記のとなる。
1.新しい箱を取る。平積みになった段ボールをクリックすると、新しい箱が使えるようになる。
2.パックに私物を詰める。段ボールがいっぱいになるまで私物を詰める。
3.テープを使って封をする。テープを使って私物でいっぱいになった段ボールの封をする。
4.梱包用ストラップマシンで固定する。梱包用ストラップマシンは家から電力を供給することで利用可能となる。
5.輸送コンテナに保管する。荷物を詰めた段ボールを保管すると報酬が発生する。
カーペットを保管するカーペットを輸送コンテナに片付ける。
Aボタン(×ボタン)を押すとカーペットを丸めることができ、ロール状に丸めたら持ち運ぶことができるようになる。
カーペットの上に家具がある場合、家具をどかしてからカーペットを片付ける。
家具を動かすと報酬がマイナスとなるため、移動した家具は元の位置に戻すこと。
家具を修理する引き出しや扉の外れた家具を修理する。
引き出しは対応する家具に戻すだけで修理は完了となる。
扉は修理時にドライバーを利用してねじを締めるまでの操作を必要とする。
低い位置にある引き出しはRBボタン(R1ボタン)を押してしゃがんだ状態で取り付ける必要がある。
家具を正しい場所に動かす椅子などの軽い家具は持ち運んでテーブルとセットになるように配置する。
ソファーやタンスなどの重たい家具は持ち運べない。
Aボタン(×ボタン)を連打をすることで倒れた家具を立てたり、場所をずらしたりできる。
移動の途中で連打をやめると家具は元の位置に戻ってしまう。
スポンジで家具を掃除する流しにあるスポンジを手に取り、汚れを拭きとる。
汚れに対してRTボタン(R2ボタン)を長押しして掃除する。
汚れが落ちる前にボタンを離すと始めからやり直しとなる。
ゴミを捨てるゴミ箱にゴミを捨てる。
主人公とゴミ箱に少しでも距離があるとゴミ箱の手前にゴミを落としてしまう。
ルールを破りゲームオーバーになると、ゲーム再開時に主人公の飲み散らかしたビール缶を捨てることになる。
前作の「Roadside Diner」と違い、ゴミ箱にゴミを捨ててもゴミ袋に入ったゴミにはならない。
クモの巣を取り除くクモの巣掃除機を使用してクモの巣を取り除く。
クモの巣掃除機を手に持ち、クモの巣の近くでボタンを押し続けとクモの巣を取り除くことができる。
掃除機をかけるカーペットの敷かれた部屋を掃除機を使って掃除する。
掃除機をかけたカーペットは汚れが取れ、明るい色になるので黒ずんだ場所に掃除機をかけ続ける。
全体の9割くらいに掃除機をかけると報酬が発生し、掃除機での作業は完了となる。
モップで床を掃除するモップ手に取り、床の汚れを拭きとる。
スポンジと同じように汚れが無くなるまでRTボタン(R2ボタン)を押し続けて掃除する。

 

修理作業

タスクではないが実行すると報酬の出る作業についての説明。

修理作業の報酬もクリア時の評価に影響するので積極的な対応をお勧めする。

壁紙の修理ホッチキス銃ではがれている壁紙を貼り付ける。
ホッチキス銃を使う場所は黄緑色のマークで表示されているので、マークの表示に従ってホッチキス銃を使えば壁紙の修理は完了となる。
雨戸の修理外れている雨戸を取り付ける。
雨戸をリビングルームの窓に取り付けハンマーで叩いて固定すれば修理は完了となる。
ハンマーで叩く個所は雨戸の上下2か所、青色のマークで表示されている。
窓の修理キッチンの窓に予備の窓をはめる。
道具は必要では無く、見つけた窓をはめるだけの簡単な修理作業である。
カーテンを開ける部屋のカーテンを開ける。
前作「Roadside Diner」のブラインドと違って一回の操作で作業は完了する。
木の板を片付ける地下室でハンマーを使って引きはがした木の板を片付ける。
木の板と配置場所が近いため楽な作業である。

 

工具

主人公が装備している工具についての説明。

自分の腰のあたりに視線を向けるとツールベルトに収納した工具を選択することができる。

本作からの新システムである。

ツールベルトドライバーやハンマーなどを収納するためのベルト。
使用した工具に視線を合わせてボタンを押すとベルトから工具を取り出すことができる。
レンチ以外の工具は主人公の車の中にあるのですぐに取り出せる。
ドライバーキャビネットのドアの修理に使用する。
ドアのねじの部分にドライバーを近づけ、画面の表示に合わせながらドライバーを回転させるとねじを締めることができる。
ハンマー雨戸の取り付けたり、木の板を引きはがしたりするときに使用する。
ハンマーはボタンで使用するが用途により操作が異なる。
強くたたく必要があるときはRTボタン(R2ボタン)を長押して離す。
木の板を引きはがすときはRTボタン(R2ボタン)を素早く連打する。
操作は都度表示されるので指示に従って操作をすることになる。
ホッチキス銃はがれた壁紙を貼り付けるのに使用する。
ホッチキス針が完全に埋め込まれず雑な仕上がりとなるがゲームとしては気にしなくてもよい。
手鋸(てのこ)小型のノコギリ。物を切断するために使用する。
レンチボトルやナットを締め付ける工具だが、本作では金属の物体を叩いたり、水道の蛇口の修理に使用する。
レンチのみゲームの途中で入手することになる。

 

掃除用具

掃除用具についての説明。

掃除機以外の掃除用具は清掃対象の近くに配置されている。掃除機のみ自分の車から持ち出す必要がある。

スポンジキッチンのテーブルやコンロの汚れを落とすために使用する。
キッチンの流しの中に2つ配置されている。
スポンジを手にした状態でRTボタン(R2ボタン)を長押しすると汚れを拭きとることができる。
モップランドリールームの床の拭き掃除に使用する。
主人公の車の荷台、もしくはランドリールームに配置されている。
モップを手にした状態でRTボタン(R2ボタン)を長押しすると汚れを拭きとることができる。
クモの巣掃除機クモの巣を取り除くのに使用する。
主人公の車の荷台、もしくは2階の廊下や部屋の中に配置されている。
掃除したいクモの巣を選択した状態(クモの巣が水色になった状態)でRTボタン(R2ボタン)を長押しするとクモの巣を取り除くことができる。
掃除機汚れたカーペットを掃除するのに使用する。
主人公の車の荷台に配置されている。
RTボタン(R2ボタン)を長押しすると床の汚れを吸い取り始める。
他の掃除用具と異なり、大きく場所を取るため狭い廊下に置くと通行できなくなる。

 

その他の備品

工具や掃除用具以外の道具、家の備品についての説明。

ゲームの攻略に役立つ備品やお遊び要素の備品などがある。

懐中電灯地下室など照明が無い場所で視界を確保する為に使用する。
Yボタン(△ボタン)でオン/オフを切り替える。
電池切れなどは無いので常時点灯しても問題ない。
延長コード家の電源から梱包用ストラップマシンに電力を供給するために使用する。
ダークメンソールストレス解消アイテム。
プレイ中にストレスが溜まるとタバコを吸うように指示が出る。
Aボタン(×ボタン)を1回押すとタバコを一口吸う。
Aボタン(×ボタン)を連打すると短時間で吸い終わるが、吸い終わった後で咳きこんでしまう。
カセットテープカセットデッキに入れて音楽を再生できる。
テープは3種類あり、好みの音楽を聴くことが可能だ。
VHSプレイヤーVHSプレイヤーの横に置かれているビデオテープを再生できる。
ビデオテープに謎解きのヒントが隠されているので謎解きに詰まったら近くにあるビデオテープを再生すること。
怪しいラジオ一瞬、画面が緑色に光ると出現するラジオ。
緑色に輝くラジオを見かけたらすぐにオフにすること。
テレビ図書室に置かれている大型のテレビ。
電源をつけても何も映らない。

 

 

Creepy Shift: House For Sale をプレイした感想

本作は作業ゲームの要素を取り入れたファーストパーソン・ホラーアドベンチャー「Creepy Shift」の2作目である。

今回の主人公は事故物件を専門に取り扱う修理工兼清掃員のスティーブ。

プレイヤーの任務は住民が無理心中を遂げた物件の片づけだ。

ゲーム内容としては前作「Roadside Diner」と同じく仕事として与えられてタスクをこなして報酬を稼ぎつつ、メモに書かれたルールを破らないようにプレイすることになる。

 

本作も作業ゲーム部分はしっかり作られており、前作より作業の種類が増えるだけでなく、1つの作業で複数の工程が存在するなどゲームとしてパワーアップしている。

主人公は修理工を職業にしており、工具を使った作業など本作ならではの要素も増えて楽しくプレイできた。

また、前作では章を進めると掃除したダイナーが荒らされて汚れてしまうため、今一つ掃除に対してもモチベーションを保ちづらい。

本作ではタスクリストに記載されたセクター単位で片付けていき、前作のように同じ場所を何度も掃除する必要が無いため片付けに対するモチベーションを保ってプレイできた。

また、ルールを破ってゲームオーバーになってもほぼ直前からのやり直しなので、主人公の飲み散らかしたビール缶片の付け以外に同じ作業を繰り返すことがほとんどなく、テンポよくゲームを進められるなど前作の不満点は改善されている。

 

本作のもう一つの特徴である奇妙なルールは前作のルール+アルファといった感じである。

ルールの内容は前作と似ているが、追加された要素により前作を遊んだプレイヤーでも初見では失敗する可能性がある。

本作からプレイした場合、ルール自体は簡単な内容なのですぐに理解して楽しく遊ぶことができる。

 

前作よゲームとしての出来が良くなっている本作にも惜しかった点がある。

工具の追加により作業部分がより楽しくなったが、肝心の工具が使いにくかった。

ツールベルトに装着した装備品の装備/解除をするとき視線を主人公の腰あたりに落として対象となる工具を選択するのだが、操作に慣れるまで工具の選択に手間取ってしまった。

また、足元にあるアイテムを拾おうとしたときにツールベルトの装備が選択され、距離を取り直す必要があった。

 

次にルールを破った時の演出の変化が乏しかった。

前作は章ごとに演出が大きく異なっていたので物足りなく感じた。

ルールを破った時の演出もホラー要素としては重要だと思われるが、毎回ほぼ同じ演出では恐怖を感じなくなる。

また、演出の内容から怪奇現象の原因を推測できてしまうので、ゲーム後半で正体が判明したときの驚きを阻害してしまう。

 

本作を遊んだ感想としては適度なホラー要素のある作業ゲームといった感じだった。

プレイ時間も2時間程度、難解なシステムも無く、手軽に楽しめる作品である。

作業ゲームとしては前作より進化しており、前作よりも楽しめる内容となっている。

ゲーム終盤の怒涛の展開は意表を突く内容でとても楽しかった。

作業ゲームとしては前作よりもパワーアップしており達成感の得られる内容となっていたが、ルールを破った時の演出の変化が乏しくホラーゲームとしては少し物足りなく感じた。

本格的なホラーを求めていると肩透かしとなるが、ホラー要素のある作業ゲームとしてとらえると良く出来た作品である。

ホラーゲームに興味があるが、怖すぎるのは苦手な人に向いている作品である。

 

Creepy Shift: House For Sale の評価

個人的スコア7.5

 

良かった点

・前作の「Roadside Diner」と違ってタスクフォルダに記載された順番に片付けていく方式となったため、作業ゲームとして達成感を感じやすくなっている。

・プレイの途中でいくつかの謎解きがあったが難易度は高くなく、ゲームの進行を妨げない程度でストレスなく楽しめた。

・ゲーム終盤の展開は予想を上回る内容で、ちょっとしたミニゲームもありとても楽しかった。

 

惜しかった点

・ルールを破った時のパターンが前作「Roadside Diner」では3パターンあったが、本作では1パターンしか無い。

・一部、翻訳に揺らぎ(梱包用の箱に対してパックと段ボールの表現が混じっている)や間違い(梱包テープをパックと表示)があり、少し戸惑った。

・ツールベルトに装備したアイテムを選択するするときの操作性が良くなかった。

 

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