ゴブリンソード（NintendoSwitch版）－プレイ後の感想と作品解説【レビュー】

2023年10月23日
Nintendo Switch

1 基本情報
2 作品概要
3 操作方法
4 ゲームの目的
5 画面の見方
6 プレイヤーのアクション
7 ゲームシステム
8 プレイ後の感想
9 評価

基本情報

タイトル	ゴブリンソード
対応機種	Nintendo Switch/iOS
販売	レイニーフロッグ（Switch版）/Gelato Games ltd.（iOS版）
開発	Gelato Games ltd.
発売日	2020年4月30日（Switch版）/2014年8月29日（iOS版）
対応言語	日本語,フランス語,ドイツ語,スペイン語,韓国語,英語（赤字：Switch版のみ）
備考	【Switch版】CEROレーティング：A（全年齢対象）【iOS版】対象年齢：9+（創作内における軽度の暴力表現）

作品概要

「ゴブリンソード」（「Goblin sword」）はGelato Gamesが開発、販売を手掛けるゲーム作品。国内Nintendo Switch版においてはレイニーフロッグがパブリッシングを担当。

本作は成長要素を備えた、ステージクリア形式の2Dアクション。およそ100にわたる多様なステージがプレイヤーを待ち受けている。

オリジナル版はApple Storeにて2014年にIOS対応ゲームアプリとしてリリース。その後、Nintendo Switch用に移植され、2020年4月よりニンテンドーeショップにてダウンロード専用ソフトとして配信が行われている。

リンク：Goblin Sword（Gelato Games official page）

リンク：Gelato Games（X（Twitter））

操作方法

（※Nintendo Switch版）

JOY-CON（左）
上下左右ボタン	移動
Ｌスティック	移動
Ｌボタン
ＺＬボタン
－ボタン

JOY-CON（右）
Ｒスティック
Ａボタン	決定、アタック
Ｂボタン	戻る、ジャンプ
Ｙボタン	アタック
Ｘボタン	レリック
Ｒボタン
ＺＲボタン	レリック
＋ボタン	ポーズメニュー

上記は「オプション」での操作設定がTYPE-Aの場合のもの。操作スタイルはA～Cの３種類の内から変更が可能。

ゲームの目的

プレイヤーの目的は、禁断の力を持つと言われる魔剣「ゴブリンソード」を手に入れし魔道士ソーダスの野望を食い止めることだ。

世界地図から攻略対象エリアを選択。最初のワールドとなる「深みの森」を始めとする、各ステージを攻略していこう。

画面の見方

①：所持金	②：ライフゲージ
③：ステージ内で獲得した宝	④：ステージ内で獲得したクリスタル

プレイヤーのアクション

ジャンプ（Bボタン）

ジャンプは初期状態でダブルジャンプの利用が可能となっている。また、特定のレリックの装着時にはトリプルジャンプも可能。

また、本作にしゃがみアクションはないので要注意。

アタック（武器攻撃）（Ｙボタン）

攻撃アクションは装備武器によって威力だけでなく、軌道やリーチ、ヒット数など多様に変化する。

一部例外を除き、武器はいずれも基本性能は据え置きで、強化要素は登場しない。

冒険を進めて所有武器の種類が増えてきたら、色々な武器を試した上で、総合的に使い勝手の良い武器を優先して選んでいこう。

レリックの使用（Ｘボタン）

レリックの大半は装着するだけで効果を発揮するものだが、後半で手に入る一部のものには、任意のタイミングで使用して直接効果を発動させるタイプのものが存在する。

該当するレリックを装着中、Ｘボタンで発動してみよう。

ゲームシステム

ライフゲージ

作中の全ての敵の攻撃によるダメージは一律で、１回分のダメージはライフゲージであるハート１個に相当している。

ライフ上限は特定のステージに隠されている宝「ハートのかけら」を４つ集める毎に１つ増やすことができる。

失ったライフは、敵やオブジェクトのドロップアイテムであるハートを取ることで回復が可能。回復量は１つにつきゲージ１つ分となっている。

マジックオーブ

敵を倒したりオブジェクトを破壊することで、たまに青い宝珠（マジックオーブ）が出現することがある。

マジックオーブ入手後は画面左上に、上画像のような青いゲージが表示されるようになり、強化された通常攻撃を最大３回撃つことができる。

オーブによって強化された攻撃は、装着武器によって通常攻撃時以上に技の性質が大きく変化する。

そのままではパっとしない武器を装備している時でも、オーブ効果によって印象が変わるかも—？

宝とクリスタルについて

ボス面を除く全てのステージには「宝が２つ、クリスタルが３つ」必ず何処かに隠されている。獲得状況はステージ毎に、画面右上に表示されるので簡単に確認可能。

これらはゲーム後半に進むほど巧妙に隠されていることが多い。通り抜けられる壁はないか、動かしていない仕掛けはないか、ステージ内を徹底的に探して回ってみよう。

自分の家／商人の家

自分の家では記念品とクエストの確認、

本作における「クエスト」はいわゆる実績に該当しており、様々な条件を満たすことで随時アンロックされる。

商人の家では武器、アーマー、レリックの確認と装着をそれぞれ行うことができる。

商人が取り扱う各種装備品は基本的に金貨と引き換えに購入する形になっているが、扱われているのはその中のごく一部。残りの大半（項目が「？」のもの全般）は各ステージ内に宝として隠されている。

武器及びレリックは当然ながら高性能なものほど値は張るが、「これを選ばないと特定のステージをクリアできない」といったものはないので、自由に選んで構わない。

一方、アーマーはどれも一律200金貨と価格は控え目だが、本作のアーマーは外見の変化のみが適用される形となっている。好きな見た目があったら着替えてみる事でプレイ時の気分が変わるかも？

タイムアタックチャレンジ

特定のステージはタイムアタックチャレンジの対象になっており、初回クリアの後、２度目以降のチャレンジ時にタイムが表示されるようになる。

対象ステージを規定のタイム以内にクリアすると、クエスト（実績）を達成することができる。挑む際には、まずは該当ステージ毎に条件となるクリアタイムを自分の家メニューの「クエスト」から確認してみよう。

プレイ後の感想

「ゴブリンソード」は、元はiOS用のゲームアプリとして登場した2Dプラットフォーマーということで、スマートフォンやタブレットでのプレイに向けて設計されたシンプルな操作システムは本作のとっつき易さへとそのまま繋がっている。

ドットグラフィックの雰囲気や色彩豊かな色合いは、スーパーファミコン（SNES）用タイトルを彷彿とさせる16bit風で親しみ易く、Joy-Conによる操作性も滑らかで快適なキーレスポンスが好感触。

所要時間３～５分程度の各ステージや複数のアバター（アーマー）といった各種収集要素を含め、当ブログでも過去に取り上げた「Apple Knight」と共通するところがあり、どちらもiOS用ゲームアプリ出身の2Dプラットフォーマーということで、雰囲気も近しいものを感じられる。

本作の難易度は2Dプラットフォーマーとしてはかなり控え目で、後半に進む程ステージ難度は上昇傾向にあるが、中盤～終盤にかけての武器に高威力且つ高性能なものが多く見られる。

あらゆる武器やレリックを揃える程度まで遊びこむと、大半のボスは「力押し上等」とばかりに、ダメージ覚悟で武器を目一杯振りかぶっているだけでクリアできてしまう、といったインフレぶりも垣間見える。

外連味やクセのない造りで不満点はほぼ見られないものの、一つ難があるとすれば、多方向スクロール型のアクションゲームでよく見られる、”画面外の少し先を覗き見る”タイプのアクションが本作には備わっていない。このため、ステージ下方向へと勢いよく飛び降りるような場面では、着地先に敵やトラップがいないか確認し辛く注意が必要となる。