Inscryption(インスクリプション)- プレイ後の感想と作品解説【レビュー】

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Inscryptionの作品解説

 

基本情報

タイトルInscryption (インスクリプション)
ジャンルカードバトルゲーム
プラットフォームSteam・PlayStation 4・PlayStation 5・Nintendo Switch・Xbox One・Xbox Series X/S
メーカーDaniel Mullins Games・Devolver Digital
公式サイトInscryption 公式サイト(英語)

 

ゲームの概要

本作はデッキ構築型のカードバトルゲームである。

ゲームは3章に分かれており、プレイヤーは対戦を繰り返しつつ、ゲームに隠された謎を追うことになる。

 

章ごとにルールや演出がことなっており、プレイヤーは状況に合わせたプレイを求められる。

各章の概要は以下のとおりである。

第1章はローグライクなマップを進みながら山小屋の主人と対戦する。

第2章はドット絵の世界を探索しながら4種類のデッキでのプレイを楽しめる。

第3章はロボットたちの世界でウーバーボットと呼ばれる存在を倒す冒険を行う。

 

メインとなるカードバトル以外にも謎解き要素や短編動画によるミステリー要素もありと盛りだくさんの作品である。

特に第1章ではマップの最後まで進みボス戦で勝利しても山小屋の秘密を解き明かさない限り限り先に進めず、始めからやり直しとなる。

カードゲームを楽しみつつ、「Inscryption」の世界を楽しんでもらいたい。

 

 

各章の概要

第1章

山小屋の主人が用意した地図を進み、イベントや対戦をこなしながら地図の奥にいるボスを倒すことを目的とする。

山小屋の主人はゲームマスターも兼ねており、イベント時には登場人物の仮面をかぶりノリノリの演技を見せてくれる。

 

全部15種類のイベントを持つ地図はランダムに作成されるためプレイごとに異なったゲーム展開となる。

 

地図上でのルールは以下のとおりである。

①地図上のコマを1マス進め止まったマスのイベントに対処する。

②地図の最後に待ち構えるボスキャラと対戦、ボスキャラを倒すとマップクリアとなる。

 

対戦では獣をモチーフとしたデッキを使用する。

対戦で負けるとライフを1つ失う。

ライフが0になると山小屋の主人に殺害されスタート地点からやり直しとなる。

 

地図の攻略以外に山小屋内の探索要素もあり、隠されたカードやアイテムを発見しゲームを有利に進めることができる。

 

クリアに必要なアイテムも山小屋内の探索で見つかるため、ヒントを得たら山小屋内の探索をすること。

 

第2章

4人のスクライブ(カード創造者)の一人に取って代わるべく、4人のスクライブに挑戦する。

ファミコンや40年前のパソコンゲームを彷彿とさせるドット絵の世界を探索することになる。

見下ろし型RPGのような画面でキャラクターを操作し、謎解きや対戦を繰り返しながら4人のスクライブを倒すことが目的だ。

 

対戦で負けても直前のセーブからの再開となり、敗戦によるペナルティは存在しない。

第1章は獣をモチーフとしたデッキでのプレイだったが、第2章では獣・死・技術・魔法をモチーフとしたデッキで遊ぶことができる。

モチーフごとに特殊なルールがあり、第1章とは異なるプレイが楽しめる。

 

第3章

テクノロジーで造られた楽園ボットピアを舞台に4体のウーバーボットを倒す冒険を行う。

第2章と同じように見下ろし型RPG風の画面で進めることになるが、こちらは現代風のゲーム画面である。

マップは固定マップで、マップ上に配置されたイベント(対戦やカードのパワーアップなど)に対処しながらウーバーボットを探すことになる。

 

対戦相手は技術のスクライブで技術をモチーフとしたデッキで対戦することになる。

第3章では対戦時のレーンが5つに増え、より高度な戦術が求められる。

 

対戦で負けると所持金をその場に落として、直前のチェックポイントまで戻される。

第1章と同じく探索要素もあり、技術のスクライブの指示で工場を探索することになる。

 

 

対戦について

対戦では手持ちのカードとイベントで入手したアイテムを活用して勝負する。

試合はポイント制で相手に5ポイント差をつけた時点で試合終了だ。

 

対戦の流れ

対戦の流れを下記にまとめたのでプレイの参考にしてもらいたい。

 

①2つあるカードの山のどちらかより1枚カードを引く。

1つ目はプレイヤーのデッキ内のカードの山。

2つ目はデッキカードの配置コストとなるコスト0カードの山。

尚、第2章のみ毎ターン自動でカードが1枚引かれる。(カードの山を選ぶことができない)

また、1ターン目のみ山からカードを引く代わりに、4枚のカードが配布される。

 

②手元にあるカードを4つ(3章のみ5つ)あるレーンに配置する。

第1章、第3章ではこのタイミングでアイテムを使用できる。

第2章、第3章で技術のデッキを選択していると、ベルの近くに配置されたハンマーで配置済みのカードを破壊してレーンの空きを作ることが可能だ。

 

③ベルを鳴らし、レーンに配置したカードで攻撃する。

画面の左側のカードから、カードに記載された攻撃力で敵前列に攻撃をしかける。

敵前列への攻撃でオーバーキル(体力より大きいダメージを与える)となった場合、敵後列のカードにもダメージを与えることが可能だ。

敵前列にカードが配置されていないレーンを攻撃すると対戦相手にカードの攻撃力分のダメージを与える。

プレイヤーの攻撃で5ポイント以上の点差をつけると試合終了。

試合が終わらない場合、敵の反撃となる。

 

④前列の場が開いている場合、後列のカードが前列に前進する。

⑤前列のカードが攻撃する。

画面の左側のカードから、カードに記載された攻撃力で配置しているカードに攻撃をしかけてくる。

プレイヤー側は後列が存在しないため、敵の攻撃がオーバーキルとなってもペナルティは無い。

カードを配置していないレーンを攻撃されるとプレイヤーはカードの攻撃力分のダメージを受ける。

対戦相手の攻撃で5ポイント以上の点差をつけられると試合終了。

敵の攻撃で試合が終わらない場合、①に戻る。

 

対戦中にデッキのカードを全て引き終わると次のターンから敵前列に「飢餓」カードが配置される。

「飢餓」カードは敵前列の左から毎ターン1枚ずつ配置され、プレイヤーに攻撃をしかけてくる。

「飢餓」カードは攻撃無効のカードのため、全てのレーンに「飢餓」カードが配置される前に勝負を終わらせる必要がある。

 

 

対戦に負けると

対戦に負けた場合、第1章と第2章・第3章では異なる扱いとなる。

第2章・第3章は直前のセーブポイントから復活となるが、第1章は初めからのスタートとなる。

 

第1章のみルールが大きく異なるので以下に詳細を記載する。

ライフは2つからスタート、試合に負けるとライフ(画面右端のろうそくで表現)を一つ失い試合は終了だ。

 

ボス戦では強制的にライフを1つにされる。

ライフ2つでボス戦に突入した場合、手札に特殊なカードが1枚追加される。

失ったライフはボス戦が終わると回復する。

 

ライフが0になるとゲームオーバーとなり、山小屋の主人に殺害されやり直しだ。

山小屋の主人に殺害される前にデッキ内のカードを組み合わせて遺品となる死のカードを作成できる。

 

 

死のカードの作成

第1章では対戦に負けライフが0になると死のカードを作成することになる。

コスト、攻撃力と体力、印(特殊能力)の順にデッキ内からランダムに選ばれた3枚のカードから1枚選んで能力を引き継いでいく。

デッキが充実しているほど強力なカードを作成できる可能性が高くなる。

 

次にカードに任意の名前を登録する。

最後に山小屋の主人がカメラでプレイヤーのポートレート写真を撮影、プレイヤーは死のカードとなり終わる。

死のカードは次回以降のプレイで入手可能となるため、ゲームオーバーになってもプレイが無駄になることは無い。

 

イベントについて

第1章ではランダムに作成された地図を進み、地図で設定されたボスキャラを倒すことが目的となる。

地図には全部15種類のイベントが配置されており、プレイヤーは地図上のイベントをこなしながら前進する。

地図の途中には分かれ道もあり、プレイヤーは配置されたイベントとデッキの強化方針で経路を選択することになる。

 

以下に第1章のイベントをまとめたのでプレイの参考にしてもらいたい。

ランダムで選ばれた3枚のカードより欲しいカードを1枚を選ぶ。
ランダムで選ばれた3枚の配置コストを表すカードから1つ選ぶ。
選んだ配置コストのカードがランダムで1枚手に入る。
ランダムで選ばれた3枚の部族を表すカードから1つ選ぶ。
選んだ部族に属するカードがランダムで1枚手に入る。
ランダムで選ばれた3枚のカードに記載された試練を1つ選ぶ。
試練を突破するとランダムで選ばれた3枚のカードより欲しいカードを1枚を選ぶ。
取得できるカードは印(特殊能力)が付与されたカードである。
1枚目に捧げものとするカードを選択、2枚目に強化したいカードを選択する。
1枚目のカードは消滅するが、2枚目のカードに1枚目のカードの印(特殊能力)が付与される。
生存者たちの焚火でカードを暖め、カードの攻撃力または体力を強化できる。
一つの焚火で複数回の強化が可能である。
強化時に運が悪いと焚火の周りにいる生存者たちにカードの生物が食べられてしまい、カードを失う。
カードを失った場合、貯骨箱が手に入る。
二人の菌学者から実験用のカードの提供を求められる。
デッキに同種のカードが2枚以上ある場合、2枚のカードの攻撃力と体力を合計したカードが1枚手に入る。

同種のカードがない場合、カードを1枚もらえる。
所有しているアイテムが3個未満の場合、ランダムで選ばれた3個のアイテムのうち1つをもらえる。
アイテムは3個になるまでもらうことができる。
アイテムを3個持っている場合、「運搬ネズミ」のカードが手に入る。
罠猟師から対戦で入手した歯と引き換えに動物の皮のカードを入手できる。
歯は対戦に勝利した時点のポイント数の差から5ポイント引いた数だけもらえる。
例:10ポイント差で勝つと5個の歯がもらえる。

引き換えできる歯を持っていなくても「ウサギの皮」のカード1枚は無料でもらえる。
商人から動物の皮のカードと引き換えにカードを入手できる。
皮の質が良いと強力なカードと引き換えることができる。
動物の皮のカードを持っていない場合、動物の皮のカードと引き換えにできる歯がもらえる。
木彫り師から印を刻んだ木彫り細工、または部族を表した木彫り細工をもらえる。
木彫り細工の入手後、木彫り細工の組み合わせの変更が行える。
捧げものとするカードを1枚選択する。
捧げものに骨の王が満足した場合、骨の王の恩恵により対戦開始時に骨がもらえる。
骨の王に捧げたカードは消滅する。
対戦を行う。
対戦に負けるとライフを一つ失う。
木彫り細工を発動させた相手との対戦を行う。
対戦に負けるとライフを一つ失う。
マップのボスキャラと対戦を行う。
ボスキャラとの対戦に勝つとレアカードを1枚もらい、
マップクリアとなる。

 

アイテムについて

第1章、第3章では地図上にあるイベントで入手することができる。

地図上にあるイベント以外では、第1章では「運搬ネズミ」のカードの使用時、第3章ではウェイトポイントでアイテムを入手することも可能だ。

アイテムは最大3個まで所有できる。

 

以下に第1章で入手できるアイテムをまとめたのでプレイの参考にしてもらいたい。

瓶に入ったリス攻撃力0、体力1のリスを手札に加えることができる。
瓶に入った岩攻撃力0、体力5の岩を手札に加えることができる。
凍ったオポッサムの瓶攻撃力0、体力5の凍ったオポッサムを手札に加えることができる。
凍ったオポッサムは体力が0になるとオポッサムになる。
ペンチ自分の歯を抜いて相手の天秤に重りとして1個置く。
貯骨箱骨を4個入手できる。
ハーピーの脚の扇使用したターンの攻撃は飛行の印(対戦者に直接ダメージを与える能力)をもつ攻撃となる。
ハサミ相手のカードを1枚破壊する。
砂時計相手のターンをスキップさせる。
失敗作山小屋の中を調査するときにアドバイスがもらえるようになる。
釣り針相手の前列にあるカードから1枚を選び、自分の場に配置する。
釣り人との対戦に勝利すると次のプレイの開始時に入手できる。
1回のプレイで1度しか使えない。
短剣自分の目玉をくりぬいて相手の天秤に重りとして置く。
短剣は山小屋内の探索で見つかる。
試合が終わると代わりとなる目玉がもらえる。

 

木彫り細工について

第1章の木彫り師のイベントマスに止まると木彫り師から木彫り細工がもらえる。

木彫り細工は頭部と胴体に分かれており、頭部でカードの属性(狼族、鳥族など)、胴体で印(特殊能力)の効果を決める。

プレイヤーはランダムに配置された3個の木彫り細工より1つを選んで入手する。

 

頭部と胴体をそれぞれ1個以上手に入れると頭部と胴体を組み合わせて効果を発動できるようになる。

1回のイベントでもらえる木彫り細工は1つだけなので、木彫り細工の効果を発揮するには木彫り師のイベントマスに最低2回止まることが必要だ。

頭部と胴体の組み合わせを変更できるタイミングは木彫り師のイベントマスに止まった時のみである。

 

以下にプレイで確認できた木彫り細工の印をまとめたのでプレイの参考にしてもらいたい。

毛針攻撃を受けると相手に1ダメージを与える。
悪臭対峙する敵カードの攻撃力を1下げる。
飛行前列に敵カードが配置されていても、対戦相手にダメージを与えることができる。
マイティ・リープ飛行の印の能力を妨害し、対戦相手の代わりにカードがダメージを受けるようになる。
配置してから1ターン経過すると強力なカードに変身する。
守護者空いているレーンの敵前列にカードが配置されると空いているレーンに移動する。
穴掘り空いているレーンを攻撃された場合、カードが移動して代わりに攻撃を受ける。
スプリンターターン終了後、カードに記載された矢印の方向のレーンが空いている場合、矢印の方向に移動する。
圧倒ターン終了後、カードに記載された矢印の方向に移動する。
移動先にカードが配置されていた場合、配置されたカードも矢印の方向に移動する。
価値ある捧げものカードを捧げものにするときに3個分の血として扱われる。
骨のぬしカードが倒された時に入手できる骨の数が4つに増える。
輪廻カードを捧げものにしても手元にカードが戻ってくる。

 

 

カードと獣・死・技術・魔法のデッキについて

プレイ中に入手したカードでデッキを構築して対戦に臨む。

デッキの種類や手持ちのカードにより戦術が変わってくるのでカードの特性を把握することが重要である。

以下にカードとデッキについてまとめたのでプレイの参考にしてもらいたい。

 

カードの解説

カードはコスト、攻撃力と体力、印の3つの要素で構成されている。

コストの高いカードほど強力だが、高コストのカードはコストの都合で試合序盤に配置できないため、低コストのカードとバランスよくデッキに組み込む必要がある。

印も重要な要素で、敵カードとの組み合わせによっては相手の攻撃を無力化して一方的に攻撃できる状態に持ち込むこともできる。

 

コストカードを配置するためのコスト。
空白になっているカードはコスト不要で配置できる。

2種類の配置コストをもつデッキも存在する。
攻撃力カードの攻撃力。
攻撃力の数値が対峙するカードや対戦相手に与えるダメージとなる。
体力カードの体力。
相手のカードから攻撃を受けると減少する。
体力が0になると死亡扱いとなりレーンから取り除かれる。
カードの持つ特殊能力。
カードによっては複数の印を持つものも存在する。

 

獣のデッキ

リス、オコジョ、オオカミ、カラスなど動物をモチーフとしたデッキ。

コストは血と骨の2種類ある。

コストが血のカードを配置する場合、配置するカードの血のコスト以上となるように配置済みのカードを生贄とする。

たとえば血のコスト2のオオカミを配置する場合、血のコスト1のカードを2枚、または血のコスト2以上のカード1枚を生贄にする。

コストが骨のカードを配置する場合、画面左に貯まった骨を消費して配置する。

骨は敵の攻撃でカードが死亡したときや、生贄に選んだカード1枚に対して骨1個を取得可能だ。

第1章での固定デッキ、第2章では獣のスクライブを選択する、または獣のカードを入手すると利用できる。

 

死のデッキ

スケルトンやゾンビ、墓堀人などアンデットをモチーフとしたデッキ。

コストは骨の1種類。

カードを配置する場合、画面左上の骨を消費して配置する。

骨はカードが死亡したときとに取得できる。また、墓堀人のカードを配置すると攻撃するかわりに骨を1つ掘り出す。

第2章で死のスクライブを選択する、または死のカードを入手すると利用できる。

 

 

技術のデッキ

エナジーボット、シールドボット、スナイパーボットなどマシーンをモチーフとしたデッキ。

コストはエナジーの1種類。

エナジーはターンが終わると空き容量の最大値まで回復する。

空き容量の最大は6で、毎ターン1づつ増加する。

第3章での固定デッキ、第2章では技術のスクライブを選択する、または技術のカードを入手すると利用できる。

 

 

魔法のデッキ

メイジ、賢者、など魔法をモチーフとしたデッキ。

コストは存在しない。

代わりにカード右上に記載されたモックス(全3種類)がレーンに配置により能力が変わる。

たとえば「対応するモックスの数が攻撃力になる」「対応するモックスが存在しなくなると死亡する」などだ。

第2章で魔法のスクライブを選択する、または魔法のカードを入手すると利用できる。

 

 

Inscryptionをプレイした感想

本作はデッキ構築型のカードバトルを中心に、ローグライクなマップ攻略、ドット絵世界での冒険、ミステリー風の短編動画など盛りだくさんの要素が詰め込まれたゲームである。

ゲームは全3章で構成されており、楽しかった順に並べると第1章、第3章、第2章の順となる。

 

第1章は毎回ランダムに作成されるローグライクなマップとアイテム、デッキの強化が上手く組み合わさっており、繰り返し楽しくプレイできた。

 

試合に負けライフが0になると始めからやり直しになるが、デッキから強力なカードを作成できるチャンスがあり、負けたプレイが無駄にならないシステムも良い。

また、ゲームオーバー画面でプレイヤーの取るべき行動のヒントが表示されることもあり、謎解きが難し過ぎてゲームがストップすることもない。

 

対戦相手の山小屋の主人はゲームマスターでもあり、ゲームの雰囲気を盛り上げるのに一役買っている。

特に商人や罠猟師達との会話シーンでは、山小屋の主人が仮面をかぶって役になりきるなど良く出来た演出だと思った。

 

第1章は4枚のマップで構成されており、マップ最後はボス戦のマスとなっている。

ボス戦では山小屋の主人演じる個性的なキャラクターを相手に戦うことになる。

ボスキャラは職業に応じた特殊能力やカード配置で挑戦してくるため一筋縄では勝てない相手だ。

初見ではボスキャラに勝つのは難しいが、試行錯誤しながら自分なりの攻略方法を見つけ出す楽しみがあった。

 

第2章はドット絵で表現された見下ろし型のRPGっぽいマップで謎解きと対戦を行うことになる。

遊べるデッキは4種類(第1章は獣のデッキ固定、第2章は獣、死、技術、魔法の4種類)に増え、第1章とは違った戦い方が楽しめた。

第2章の不満点として、第1章にあったローグライクなシステムではなくなり、繰り返しプレイしたいとは思えない。

また、アイテムやカード強化の要素が無くなっているため、物足りなく感じた。

ただし、試合に負けても直前のオートセーブ戻るだけなので、ゲームのクリアに関しては第1章より楽である。

 

第3章も第2章と同じく見下ろし型のRPGっぽいマップで謎解きと対戦を行うが、こちらは現代風のグラフィックとなっている。

プレイできるデッキは技術のデッキ固定だがアイテムやカード強化の要素は復活している。

また、カードを配置できるレーンの数が5つに増え、前章までとは違ったプレイ感覚で遊べた。

 

デッキ構築型のカードバトルとして下記の点が良かった。

・デッキごとにカード配置ルールやカードの性能が異なりデッキの長所・短所を見極めてプレイする必要があるため、遊びごたえがある。

・第1章と第3章のカードのパワーアップ要素により対戦時の戦術の幅が広がった。

・ボス戦ではコスト無視で配置された強力な布陣を切り崩すべく、パズルゲーム的な思考を求められるのが斬新である。

 

カードバトル以外では、第1章のローグライクなマップシステムは非常に楽しく、プレイのたびにカードの収集、強化の結果が異なるため、繰り返し遊ぶことができる。

また、章ごとにゲームの雰囲気やプレイスタイルがかなり変わり飽きさせない工夫が見える。

簡単なルールで繰り返し遊べる作品となっているため、興味を持たれたら是非ともプレイしてもらいたい。

 

Inscryptionの評価

個人的スコア8.0

 

良い点

・第1章の山小屋での対戦はプレイのたびにマップがランダムに作成されるため繰り返し遊ぶことができる。

・第2章ではデッキの種類が4種類に増える、第3章ではレーンの数が5つに増えるなど飽きさせない工夫がある。

・第1章のボス戦では山小屋の主人が仮面をかぶりボス敵になりきる演出などゲームマスター相手に対戦している雰囲気が楽しめた。

 

惜しかった点

・山小屋などを探索するアドベンチャー部分はマウス非対応でキーボードでの操作となり面倒に感じた。

・第1章のローグライクなランダムマップとカード対戦を組み合わせが楽しい作品だったが、第2章と第3章は固定マップとなり物足りない。

・第3章のクリア後、エンディングに向けてストーリーが進む中、途中で発生するチェス盤のようなマップを使った対戦が面白かったのでクリア後にもプレイ可能なモードとして遊びたかった。

 

 

 

 

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