Orcs Must Die!(オークス マスト ダイ!)- プレイ後の感想と作品解説【レビュー】

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基本情報

タイトル Orcs Must Die!(オークス マスト ダイ!)
ジャンル アクション・タワーディフェンス・ゲーム
プラットフォーム Windows・Xbox360・Xbox One・Xbox Series X/S
メーカー Robot Entertainment
公式サイト Orcs Must Die! 公式サイト(英語)

 

 

ゲームについて

砦の門を突破し、迫りくるオークの群れから拠点(リフト)を防衛するサードパーソン形式のアクション・タワーディフェンス・ゲーム。

プレイヤーは戦死した偉大なるウォーメイジの弟子となりオークたちの群れからリフトと呼ばれる人間界に通じるゲートを防御することになる。

敵はオーク、コボルド、オーガといったファンタジー・ゲームでおなじみのモンスターたちだ。

武器と呪文とトラップを駆使してモンスターたちからリフトを守りきれ。

 

ストーリー

リフトと呼ばれるゲートから魔力を得、魔法の力で病や干ばつなどの災害からを克服した人間界。

リフトの反対側はオークたちの住む荒廃した、主人公曰く「一言でいえばすごく最悪」な世界。

人間界への侵入を試みるオークたちからリフトを守ることを使命とするウォーメイジたち。

ウォーメイジたちは「オーダー」と称する組織を立ち上げオークたちとの戦いを続ける。

主人公の師匠はウォーメイジの長老にして300年にわたってオークたちと戦いを続け、千を超えるオークを倒し、何十ものリフトを守った偉大なる人物である。

 

だが偉大なるウォーメイジも最後の時を迎えた。

コボルドの返り血に足を滑らせ階段の角で頭を強打、そのまま戦死してしまったのだ。

偉大なるウォーメイジが倒れた今、一人残された弟子は師匠の遺志を継ぐべく師匠の形見のクロスボウ、ブレードスタッフ、呪文書を手に取りオークの大軍に立ち向かうのであった。

 

「あばよ爺さん。あの世でのんびり休めよ!」

 

 

システムについて

ゲームの操作・システムについての説明。

ゲームの操作

ゲームの操作についての説明。

ボタン操作の表記はXBOXコントローラー(PS4コントローラー)とする。

キャラの移動 左ステック キャラを動かす。8方向に動くことが可能。
ダッシュ 左ステックを押し込み(L3ボタン)ながら移動。
Bボタン(○ボタン)を押しながら移動。
ダッシュで移動する。
向き変更 右ステック 主人公の向きを変える。
ズーム 右ステックを押し込む(R3ボタン) クロスボウを装備中、スームイン/ズームアウトが行える。
ジャンプ Aボタン(×ボタン) キャラをジャンプさせる。
武器・呪文と
トラップ・ガーディアン
の切り替え
Yボタン(△ボタン) スロット内の武器・呪文とトラップ・ガーディアンのフォーカスを切り替える。
スロットのフォーカスが武器からトラップ、またはトラップから武器に移動する。
スロット内の
フォーカス移動
RBボタン(R1ボタン)
LBボタン(L1ボタン)
スロットのフォーカスを移動させ使用する装備を切り替える。
フォーカスの移動は武器を選択中の場合は武器内で移動、トラップを選択中の場合はトラップ内で移動。
武器からトラップへのフォーカス移動はできない。
武器や呪文のメイン攻撃
トラップの配置
RTボタン(R2ボタン) スロット内で武器・呪文を選択している場合は攻撃、トラップ・ガーディアンを選択している場合はトラップ・ガーディアンを配置する。
呪文での攻撃ではマナを、トラップ・ガーディアンの配置ではゴールドを消費する。
武器や呪文のサブ攻撃 LTボタン(L2ボタン) スロット内で武器・呪文を選択している場合、マナを消費してサブ攻撃を行うことができる。
トラップ売却
トラップ配置時の向き変更
爆発樽を運ぶ
バリスタを操作する
Xボタン(□ボタン) 配置したトラップを売却してゴールドに変える。トラップの売却額は配置時の価格と同じである。
一部のトラップやガーディアンは配置時に正面の向きを決めることができる。
ブームバレル(爆発樽)を持ち運ぶことができる。
ステージに備え付けられたバリスタを操作する。
呪文の書を開く 下キー 呪文の書を開き、スロットに装備する武器・呪文・トラップ・ガーディアンを選択する。
トラップ・ガーディアンを配置すると呪文の書を開くことが出来なくなる。
ウィーバーと話す 上キー ステージ11以降はウィーバーからゴールドと引き換えに魔法の道具を購入することができる。
魔法の道具の購入はいつでも可能である。
ミニマップの切り替え 右キー リフト・門(侵入口)・敵・トラップを表示するマップと、倒した敵の位置を表示するマップの切り替えができる。
ミニマップの
ズームイン/ズームアウト
左キー ミニマップの表示を画面中央(ズームイン)と画面右上(ズームアウト)とで切り替える。
敵の攻撃開始 ビューボタン(SHAREボタン) Go Break(休憩)を終了して敵の攻撃を開始する。
オプション画面を開く メニューボタン(OPTIONSボタン) オプション画面を開く。

 

ゲームのシステム

ゲームのシステムについての説明。

 

呪文書

下キー押すと呪文書を開くことができる。

呪文書から装備したい武器やトラップを選択して、スロットに登録する。尚、スロット数はステージによって異なる。

呪文書では武器やトラップのスロットへの登録以外に、ステージに登場するモンスターの情報も確認できる。

トラップやガーディアンのアイコンの背景色(青:床、緑:壁、紫:天井)から配置場所の確認は可能だ。

クロスボウは標準装備のためスロットから解除できない。

トラップやガーディアンを配置すると呪文の書を開くことが出来なくなる。(配置済みのトラップを全て売却しても開けない。)

 

武器と呪文

呪文書でスロットに登録した武器・呪文で敵を攻撃する。

本作はトラップでの攻撃がメインとなるため、武器と呪文による攻撃はトラップの補助的な役割である。

武器のメイン攻撃はいつでも可能だが呪文に比べて威力が低い。

呪文のメイン攻撃は威力が高くオークなら一撃で撃破できるが、マナを消費するためマナが不足すると攻撃できない。

サブ攻撃は武器・呪文ともにマナを消費するが、複数の敵をスタンさせたり、炎の壁を呼び出し通過する敵にダメージを与えたりと威力は高い。

ゲーム開始時は遠距離武器のクロスボウと近接武器のブレードスタッフだけだが、ステージを進めると呪文を使用できるようになる。

クロスボウの攻撃ではヘッドショットの発動が可能。オークであれば一撃で倒せるため余裕があれば狙っていきたい。

 

トラップ

ゴールドを消費して呪文書からスロットに登録したトラップを配置する。

ゴールドはステージ開始時、休憩タイム時、モンスターの撃破時に入手できる。

ゴールドは次のステージに持ち越しできないので、全部使いきっても問題ない。

トラップの配置位置は床・壁・天井に分かれており、敵に合わせて(飛行するモンスターには天井のトラップなど)の配置が重要である。

敵の攻撃中でなければ一度配置したトラップをXボタン(□ボタン)で売却可能できる。

トラップは有効範囲(配置時にオレンジ色で範囲を表示)に敵が入ると自動的に発動→リロードを行う。

リロード中のトラップは敵を攻撃できないため、ステージ序盤は有効範囲が重ならないように配置すると効果的である。

ブームバレル(爆発樽)など一部のトラップは発動したらリロードせずに消滅する。

ステージによってはブームバレルが初めから配置してあったり、シャンデリアなどのオブジェクトを使い切りのトラップとして利用できる。

 

ガーディアン

ゴールドを消費して呪文書からスロットに登録したガーディアンを配置する。

ガーディアンはトラップと異なりXボタン(□ボタン)で売却できない。

ガーディアンは敵の動きに合わせて向きを変えて攻撃を行うためトラップより使い勝手が良い。

欠点として敵の攻撃でガーディアンのHPがゼロになると次の休憩タイムまで倒れたままとなる。

敵キャラのノール ハンターはガーディアンにとっての天敵で、プレイヤーが援護にいかないと短時間で全滅してしまう。

 

ウィーバー

ステージ11からリフトの反対側(人間界側)にいるウィーバーより魔法の道具を購入できるようになる。

上キー押すとウィーバーを呼び出し魔法の道具の購入画面を開くことができる。

呪文の書と異なりいつでもウィーバーを呼び出すことは可能だ。

ウィーバーは「鋼のウィーバー」「元素のウィーバー」「知恵のウィーバー(ステージ19から)」の3種類あり、ステージで1つだけ選択することができる。

購入品はツリー構造となっており、上段にある道具から順番に購入する必要がある。

魔法の道具の効果はパッシブで発動し、購入した道具の効果はすべて発動する。

ウィーバーから購入した道具はステージで使い切りのため、新しいステージでは再購入が必要だ。

 

リフト

本作の防衛拠点である。

オークたちはリフトめがけて突進してくるため武器やトラップでの防衛が必要だ。

画面右上のミニマップ上部にリフトポイントが表示されている。

オークたちがリフトを通過するとリフトポイントが減少、リフトポイントがゼロになると敗北となる。

リフト通過によるリフトポイント減少はモンスターのサイズによって異なり、オークやコボルドなど小型のモンスターは1ポイント、オーガは5ポイント減少する。

敵の攻撃で主人公のHPがゼロになったり、堀に転落したりすると、リフトポイントを5ポイント失ってリフト前に復活する。

リフトの近くにいると主人公のHPが回復する。

ノール ハンターなど一部のモンスターはリフト通過を行わないため、苦戦するようであればリフトのHP回復を利用して戦うのも手である。

 

ポータル

ポータルをくぐると別のポータルに瞬間移動できる。

本作ではオークたちは複数のルートから進撃してくるため、効率の良い移動が重要だ。

ポータルを活用できると1つのルートのオークを全滅させ、素早くもう片方のルートに対処できるため、使いこなせればステージの攻略が容易となる。

 

トラップのアップグレード

ステージをクリアするとトラップとガーディアンのアップグレードを行える。

アップグレードにはステージ・クリア時に入手できるスカル(オークの頭蓋骨?)を消費して行う。

スカルは各ステージ5つ(難易度:弟子(イージー)は2つ)まで手に入るが、ステージ数×5が最大数のためアップグレードするトラップは慎重に選ぶ必要がある。

 

モンスター

オークたちモンスターは砦の門(飛行ユニットは窓など)からリフトめがけて突撃してくる。

モンスターたちの攻撃は「ウェーブ」と呼ばれ1つのウェーブで通常10体以上のモンスターの群れが出撃してくる。

モンスターを全て倒すとウェーブ終了、ウェーブ終了後に次のウェーブ開始のカウントダウンが始まり、カウントダウンが終了すると次のウェーブが始まる。

ウェーブは基本3回で1セットとなっており、ウェーブが3回終了するたびにGo Break(休憩)(難易度:ナイトメア(ハード)を除く)となる。

全てのウェーブからリフトを守りきるとステージ・クリアだ。

ステージに出現するモンスターは呪文の書から確認でき、出現するモンスターを確認してからスロットに設定する武器やトラップを検討することになる。

 

 

ゲームを遊んだ感想

「Orcs Must Die!」直訳すると「オークは死ななければなりません!」のタイトルの通り、ありとあらゆるトラップを用いて迫りくるオーク軍団を殺しまくるアクション・タワーディフェンス・ゲームである。

タイトルこそ物騒だが、オークたちのコミカルな動きと嘆きの混じる独り言、お調子者の主人公の独り言、カットシーンでの師匠の愚かな弟子に対しての嘆きや愚痴など、殺伐とした雰囲気を感じさせない作品だ。

尚、本作は日本語吹き替え版のため、忙しいプレイ中にも安心してセリフを楽しめる仕様である。

 

ステージは24ステージ、難易度は3段階、難易度が弟子(イージー)であれば初プレイでも6時間程度でクリア可能と少し遊ぶのに手頃なボリューム・難易度のゲームである。

難易度をウォーメイジ(ノーマル)、ナイトメア(ハード)と上げれば攻略が難しくなり、試行錯誤しながら攻略法を探す楽しさもある。

 

ステージは24ステージあり、オークたちが砦の門からリフトめがけて移動する単調なステージから始まり、砦の門が複数に増えたり、リフトではなく主人公を標的とする敵が現れたりと難しさを増していく。

プレイヤーはステージ攻略のたびに種類の増えていくトラップを使いながら自分なりの攻略スタイルを構築し、難易度の上がっていくステージの攻略を目指すことになる。

呪文の書からステージに登場する敵やらを確認してトラップを検討するが、読みが外れ思わぬ苦戦を強いられることもあり、一筋縄ではいかない。

ステージ攻略に詰まってもスロットに登録する呪文やトラップの組み合わせを変えることで攻略の糸口がつかめたり、試行錯誤する楽しさがあった。

 

第2ステージ以降、ステージ開始前に「免許皆伝」の文言と新しく取得した呪文やトラップの解説図が表示される。

主人公が呪文の書より新しい知識を取得して成長しているのを感じさせる演出だが、呪文やトラップの効果(射程やゲームでの動き)を把握できないのが欠点だ。

 

本作はトラップでオークたちを倒すのが本来の楽しみ方だが、主人公の戦闘力もそれなりにあるので、トラップは最小限にしてクロスボウのヘッドショット狙いのシューティングゲームとして楽しむこともできる。

実際、難易度ナイトメアではトラップで敵を倒すより、バリケードでオークたちの動線を制御し、主人公の武器と呪文でオークたちを倒さないと乗り切るのが難しい場面もあり、武器と呪文による戦闘になれるのも重要だ。

 

ステージをクリアすると攻略内容によりもらえるスカルの数(弟子は最大2つ、ウォーメイジとナイトメアは5つ)が異なってくる。

初見でスカルを5個取得するのは難しいので、スカル5個を取得するために同じステージを何回もプレイする必要がある。

配置するトラップの種類、場所、数によりゲームの展開が異なるので同じステージの繰り返しプレイも苦にならず楽しめた。

 

クリアだけなら6時間程度の手軽さなので予定の無い休日に遊ぶもよし、クリア時のスコアアタックやスカル・コンプリートなどやりこんで遊ぶもよしと、プレイスタイルを問わない内容である。

タワーディフェンス・ゲームの初心者から上級者まで幅広い層が楽しめるお勧めしたいゲームだ。

 

 

評価

個人的スコア 8.5

 

良い点

・主人公の武器や魔法の攻撃だけでもオークたちを倒せるため、トラップの配置に失敗しても挽回でき、最後まであきらめずにプレイできる。

・ステージ中盤になると何重にも配置したトラップだけでオークたちを全滅できるようになり、トラップの配置が楽しくなってくる。

・主人公やオークの独り言などセリフのパターンが豊富でプレイに楽しさを添えている。

・ウィーバーによる強化を利用することでプレイスタイルに幅ができ、ステージに合わせた攻略法を探し出す楽しみがある。

・配置するトラップの種類、場所、タイミングにより結果が大きく変わることがあるので、敗北してもあきらめずにリトライするモチベーションを保てる。

・日本語対応でセリフはすべて日本語で吹き替えのため、登場キャラの愉快なセリフを日本語で楽しめる。

 

悪い点

・トラップの配置に必要なスペースや、トラップの射程距離をトラップの選択画面から確認できず、実際に配置するまで把握できない。

・トラップの発動イメージがイラストで説明されるが、デモ画面がないためトラップの効果が把握しずらい。

・コストのわりに効果を実感できないトラップがあり、難易度ウォーメイジ(ノーマル)でクリアしたときは、半分以上のトラップを使わなかった。

・武器・呪文とトラップ・ガーディアンは同じスロットに登録されるが、切り替えボタン(Yボタン(△ボタン))を挟まないと武器からトラップに選択を変えることができないため操作を誤りやすい。

・トラップのアップグレードをキャンセルできないため、間違ってアップグレードすると元に戻せない。

 

 

 

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