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基本情報
| タイトル | スラム&ロール(Slam and Roll) |
| 対応機種 | Steam,Nintendo Switch|2*,Xbox One,Xbox Series X|S |
| 販売 | KaleidoGames(Steam版,Xbox版),eastasiasoft(Switch版) |
| 開発 | KaleidoGames |
| 発売日 | 2024年11月15日(Steam版,Xbox版),2024年11月14日(Switch版) |
| 対応言語 | 日本語, 英語, フランス語, イタリア語, ドイツ語, スペイン語, ポルトガル語, 韓国語, 中国語 (簡体字), 中国語 (繁体字) Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)では日本語でのみプレイ可。ただし、一部、ソフト内で言語を変更できる場合有り。 |
| 備考 | IARCレーティング:7+(暴力(軽度)) ※PlayStation 4|5版は海外のみのリリース(※2026年2月現在) |
作品概要
「スラム&ロール」(「Slam and Roll」)はKaleidoGames製作によるゲーム作品。Nintendo Switch版の販売はeastasiasoftが担当。
本作はマルチプレイ対応のステージクリア型アーケードプラットフォーマー。アイスホッケーやバスケットボールなど球種競技をモチーフとした数々の道具を武器に、行く手を阻む敵キャラクター達を蹴散らしながらステージを攻略していく。
「バブルボブル」(TAITO)や「スノーブラザーズ」(TOAHPLAN)のスタイルを踏襲した80年代アーケード作品を彷彿とさせるゲームデザインが特徴で、オーソドックスな「アーケード」の他、世界各国を巡る「ツアー」、「カオスタイムアタック」など複数のゲームモードを搭載。また、多様な国籍に対応したオンラインボードのスコアランキングシステムが導入されている。
開発元のKaleidoGamesはビデオゲームやアプリゲーム業界で2004年より活躍中の製作陣で構成されているスタジオとのことで、Jaime Dominquez氏によって2013年に設立。同ディベロッパーが手掛けたタイトルは現状そう多くはないが、Nintendo Switchに向けてはシューティングゲーム作品「Vortex Attack EX」(ヴォルテックスアタックEX)が2020年よりe-shopにて配信中。こちらもパブリッシングはeastasiasoftが担当している。
リンク:Slam and Roll(KaleidGames Official Page内)
リンク:KaleidoGames – Slam and Roll(X(Twitter))
リンク:KaleidoGames_JP(X(Twitter))
リンク:eastasiasoft 日本(X(Twitter))
ストーリー
(※商品ページよりあらすじ部分を引用)
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| 「ああ…なんと美しい惑星…何としても破壊しなければ!」
地球の様々なモニュメントが地球外からの侵略者の攻撃を受けている! しかし、従来の人類の兵器ではまったく歯が立たない! 幸いなことに、強化されたスポーツ設備を備えたこのスポーツクラブが、天才マクラビー博士とともに、地球を守るために立ち上がった!
|
操作方法
(※Nintendo Switch版)
| JOY-CON(左) | |
| 上下左右ボタン | 移動/項目の選択 |
| Lスティック | 同上 |
| Lボタン | |
| ZLボタン | |
| -ボタン | 一時停止/メニュー |
| JOY-CON(右) | |
| Rスティック | |
| Aボタン | 攻撃/スラム |
| Bボタン | ジャンプ |
| Yボタン | |
| Xボタン | チャージしたボールを爆発させる |
| Rボタン | |
| ZRボタン | |
| +ボタン | ゲーム開始 |
ゲームシステム
キャラクター選択

ゲームモード選択前に、プレイヤーの分身となるキャラを選択。各キャラはそれぞれ担当の競技が異なり、ゲーム開始直後はホッケー担当のユーリとベースボール担当のローラのどちらか2タイプしか選択できないが、ツアーモードの攻略を通じて新たな仲間を段階的にアンロックすることができる。
プレイヤーの武器には選択中のキャラクターそれぞれが担当するスポーツ品があてがわれる形となっており、例えばホッケー担当のキャラの場合はパックとスティック、バスケットボールのキャラであればバスケットボールのみ、と言った具合に使用する用具やアクションにも明確に違いが現れる。また、選択画面にも表記がある通り、キャラクター毎に弾の落下距離や射撃速度などの性能にも能力差があるので、プレイヤー毎に使い勝手が良いと感じるものを選んでいくのがおススメ。
ツアーモードの攻略中はワールドボス撃破時にキャラクターに対応した専用のカラーパーツが出現することがあり、これらは入手後にキャラ選択画面上でカスタマイズが可能となる。たくさん遊んでパーツをアンロックし、お気に入りのキャラクターでカラーコーディネートしてみよう。
ゲームモード
「スラム&ロール」では、以下の4種類のゲームモードが登場する。
| ツアー | 世界各国を舞台に、7つのワールド+αで構成された100以上に及ぶステージを1つずつ攻略していくモード。 |
| アーケード | 全53ステージで構成されたステージクリア型のアーケードモード。コンティニューはクレジット制となっている。オンラインボード対応。 |
| ハードアーケード | アーケードモードをクリアしないと利用不可(?) |
| カオスタイムアタック | 各ステージ攻略にかかったタイムを競うスペシャルモード。残機数は3。オンラインボード対応。10日毎にお題が更新される。 |
取り分け「ツアー」はゲームバランスや遊び応えの面でもまとまりがよく、条件達成による実績機能やゾーンクリア毎に様々なアンロック要素が手に入るなど、盛りだくさんの内容となっておりおススメのゲームモードだ。
なお「ハードアーケード」についてはゲーム開始直後の段階ではプレイできなくなっているが、正しい解放条件が分からないため当記事中における現段階での紹介は割愛とさせて頂く。(恐らくは「アーケード」モードのクリアでアンロックか?)
プレイヤーの攻撃と敵の気絶段階

「スラム&ロール」ではAボタンを押すことでボールを発射し、これを敵にぶつけて気絶を誘っていくのが本作の攻撃の起点となる。気絶状態に陥った敵は一時的に丸い形状となり、撃ち込まれたボールによる累積ダメージ毎に三種類の色に段階分けが行われる。(上画像)
緑色は最も軽度な気絶状態で放っておくと即座に立ち直ってしまうが、追加でボールをぶつけていくことで次第に青、赤と色が順に変化していく。一旦赤色状態にまで陥らせておけば気絶の持続時間も長くなり、放置していてもしばらくの間立ち直ることはない。ただし、そこまでの状態に持っていくにはそれなりの量を撃ち込まないといけないので、敵の総数や現在位置など状況を見て判断していこう。
気絶した敵を回転させて活用

気絶中の敵は方向ボタンやLスティックを使って押す事が可能だが、近くに立ってもう一度Aボタンを押すとボールをスラム(叩きつけ)して、正面前方へ転がすことができる。
一旦回転を始めると上り坂でも平気で登っていくほどの勢いを持って転がっていくが、壁にぶつかると逆方向に跳ね返ってしまう。こちらに転がってきた敵に対しては、タイミングを合わせて上とAボタンを押すことで打ち上げて軌道を変える事も可能だ。

回転中の敵は一定時間が経過するまで転がり続け、進行上に他の敵がいた場合は巻き込むことによっての撃退が可能。また敵を転がす際、密着状態でAボタンを押した場合は気絶中の敵に自キャラが乗っかった状態(上画像)で転がることができる。
更にスーパーチャージ状態(赤色)のボールはスラム時に周囲の敵を撃退する衝撃波を放ち、ボールに乗っている際はこの衝撃波の効果が増幅する。
回転時のスピードを利用した高速移動と無敵状態による攻撃を兼ね備えた便利テクニックとして活用していこう。
トレーニングステージで操作の確認をしよう

ゾーン1開始直前の画面でBボタンを押すとトレーニングステージが開始されるが、ここではプレイヤーのアクションを中心とした基本的な各要素を習熟することができる。長期間本作に触れておらず遊び方を忘れてしまった、といった場合には本モードで振り返ってみるといいだろう。
チャージコントロール

アイテムの「チャージコントロール」(上画像)を入手後、赤い敵ボール(スーパーチャージボール)を操っている際にスペシャルボタン(Xボタン)を押す事で、ボールを爆発させて広範囲の敵を一掃することが可能となる。

作中においてコントローラーのXボタンの機能はこのテクニックのためにのみ存在しているもので、上記の「チャージコントロール」アイテムを持っていない際にボタンを押しても何も起こらない。入手後はこちらがやられてミスするまでの間は使い放題となるので、入手の際には積極的に狙ってみるといいだろう。
コンボボーナス

本作では1つの敵ボールにつき、1回辺りの回転中に連続で巻き込んだ敵の数に応じてスコアにコンボボーナスが入るようになっている。
安定してたくさんの敵を巻き込むのは至難の業だが、スコアアタックに挑戦する上では意識しておきたいテクニックの一つとなるので、チャンスがあれば狙っていきたいところ。
パワーアップアイテム
敵の撃退時には食べ物をモチーフにしたスコアアップのアイテムに混じって、偶に泡に包まれた特殊なアイテムが登場する場合がある。
内容としてはプレイヤーキャラのパワーアップ効果にまつわるものが多く、代表的なものは以下の7種類。
![]() | エクストラジャンプ 2段ジャンプが可能になる |
![]() | ジャンプダウン 下+Bボタンで特定の段差を飛び降りることができるようになる |
![]() | スピードアップ 移動速度が速くなる |
![]() | 射程距離 ボールの射程距離が延長される |
![]() | 弾のパワー ボールの性能が強化される |
![]() | チャージコントロール スーパーチャージボール(赤い敵ボール)に対してXボタンで爆発させる事が可能になる |
![]() | 1UP 残機が1つ増える |
1UPを除く各アイテムは基本的に効果が恒常的に続くものばかりで、効果継続中のアイテムについては1、2プレイヤーそれぞれのインジケーター下部にアイコン形式で表示されるようになる。
自キャラの初期状態時の身体能力はあまり高いとは言えず、特に移動速度の遅さは目立つところだ。先に進む程に敵の追跡の執拗さや厭らしい攻撃も目立つようになるので、回避においては少々心許ない場面も出てくる。パワーアップアイテムの出現時は特に注視して、持っていないものがあれば確実に入手しておこう。
ボーナスステージ

特定のステージに出現するブラインド風のオブジェクト(上画像)にボールを何度も撃ち込むと、巨大な手のアイコンが出現することがある。これに触れることでステージが切り替わり、ボーナスステージへと突入する。

ボーナスステージでは制限時間内ゴールへと向かうのが目的となり、道中あちこちに大量に配置された手のアイコンを全て入手することでゴール前に1UPアイテムが配置されると共に、ゴール時にパーフェクトボーナスとして追加スコアを獲得できる。
先に進むに連れて次第に難易度も高くなってくるが非常に美味しいステージとなっているので、入場用アイテムを見かけたら積極的にチャレンジしていこう。
コンティニューについて

アーケードモードでは全ての残機を失うとコンティニュー使用可否の選択を迫られる。1プレイヤー側の場合は、画面左上の「続行:」の横に表示された数字カウントが0になる前に+ボタンを押すことでコンティニューが成立し、現在のステージを最初から再開することができる。
ただし、該当モードにおけるコンティニューは残りクレジット数の範囲でのみ実行が可能となっている点に注意が必要だ。最大クレジット数はゲームプレイを通じて増えることがあるので、色んなモードを繰り返しプレイしてみると良いだろう。
ツアーモードについて

「ツアー」モードは7つの地域+αのゾーンで分けられた100以上のステージ、一定の条件で達成可能な実績、ワールドクリアで獲得できる多数のアンロック要素など、アーケードモードとは一味違う特殊なゲームモードだ。
様々な大陸をモチーフとした各ゾーンはそれぞれ複数のステージによって構成されており、第1ゾーンの南アメリカから順に各国を渡り歩いていく。本作のステージは世界各地の名所がピックアップされているのがポイントで、例えば1-1ではチリのラパ・ヌイ(イースター島)が舞台になっている。
ステージ毎のクリア評価システム

ツアーモードの各ステージではクリア評価システムが搭載されており、各評価は最大3段階の★によって示される。
評価を上げる上でのポイントとなるのはクリアまでの所要時間や少ない手数によるステージクリア達成で、特に後者については初弾に放った敵ボールの回転を少しでも長く維持しつつ、なるべく1度に多くの敵を巻き込んで倒すことが重要だ。
第1ゾーンにあたる南アメリカはどのステージも比較的★3を狙い易くなっているので、まずはこのゾーンを重点的に挑戦することでたっぷりと評価スコアを稼いでおこう。
アンロック要素をゲット

ツアーモード進行中、各ゾーンボスを撃破することで、新たなプレイヤーキャラやカラーパーツを入手することができる事がある。
特にプレイヤーキャラについてはゲーム開始直後は2種類からしか選ぶことができないので、早い内に色んなキャラを使ってみたいのであれば先にツアーモードを重点的に遊んでいくと良いだろう。
プレイ後の感想

「スラム&ロール」のゲームデザインはクラシックアーケードゲームを強く意識した作りとなっており、そのタイトル名通り”敵を叩きつけて転がす”といった過激なアクション性は作中でもよく表れている。
操作キャラクターがそれぞれ手に持つボールとラケットという2種類のスポーツ用品を武器に、連続打球で気絶させてから叩きつけてかっ飛ばす― これら一連のアクションを加えた敵を転がし、他の敵も巻き込むことで一網打尽にして高得点を狙っていく豪快なゲームプレイが最大の特徴だ。

ここまでの紹介通り、プレイヤー最大の武器となるのは”スラムアクションによって路上を転がっていく敵”であるのは疑いのないところ。そのために、ボールの連投を駆使してローリング状態の敵を1体作り出す必要がある。
これを以て、初めてステージ内の敵に有効打を与える手段を得ることが出来るわけだが、反面、プレイヤーにおいては自前の攻撃だけでは決して敵を撃退することができないといったジレンマも同時に抱える事となってしまう。
また、”敵にボールを複数回ぶつけて気絶させた後に転がす”、といった一連のアクションの扱い難さは、特に遊び始めの時点においてプレイ上のネックとなってしまう危惧もある。

世界各国の名所をモチーフにしたステージ背景は非常にバラエティ豊かで、特に大陸単位でステージが構成されたツアーモードではちょっとした疑似観光の気分も味わえる。対象国として日本が含まれる東アジアゾーンはモード後半に登場するが、背景に鎌倉大仏が聳える高徳院や浅草寺がステージとして選ばれている。
本作の紹介記事を書くにあたって、今回筆者はこのツアーモードを中心にプレイしていたのだが、自身の腕前の拙さや時間的都合もあり生憎と全てのモードやステージを体験するところまでは至っていない。そのため限定的なゲームプレイという範囲の体験に収まったが、その上で作品自体の完成度の高さや遊び応えのある内容をしっかりと味わうことができた。

作品概要でも記した通りゲームデザイン的には「バブルボブル」や「スノーブラザーズ」といった作品に近く、各タイトルもしくは類似ジャンル作品のファンであれば高い満足感を得ることができるだろう。
2P協力プレイにも対応した、昔ながらのアーケードプラットフォーマーに関心が高い方は本作「スラム&ロール」を是非お試しあれ。
評価
| 個人的スコア(10点満点中) | 7.0 |
|---|
良い点
- クラシックアーケードゲームを強く意識したゲームデザイン
- 4種類のモードに渡って総数200を超えるステージが用意された充実のボリューム
- 約210種類もの幅広く国籍に対応したリーダーボード用フラッグ(国旗)
惜しい点
- 敵を倒すためにボール連打→気絶した敵をスラム→転がして他の敵を巻き込む、といった段階を踏んだ攻撃アクションがその都度必要
- クレジットに個数制限が設けられている関係上、アーケードモード踏破にはプレイヤーの純粋な腕前が問われる
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