イェア・イェア・ビービース II ー プレイ後の感想と作品解説【レビュー】

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©Rigg’d Games 2022. Published by Nami Tentou.

 

基本情報

 

タイトルイェア・イェア・ビービース II
対応機種Steam,Nintendo Switch
販売Nami Tentou
開発Rigg’d Games/Nami Tentou
発売日2022年2月3日(Steam版)、2022年2月4日(Switch版)
対応言語日本語, 英語, ポルトガル語, スペイン語, フランス語, ドイツ語, イタリア語, ドイツ語, ロシア語, 韓国語, 中国語 (簡体字), 中国語 (繁体字), ポーランド語

(※Nintendo Storeの商品ページ表記では対応言語は英語のみとなっているが、ゲーム本編に限定した場合を指したものであると思われる)

Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)では日本語でのみプレイ可能。ただし、一部、ソフト内で言語を変更できる場合有り。

備考IARCレーティング:7+(暴力(軽度))

 

作品概要

 

「イェア・イェア・ビービース II」(「Yeah Yeah Beebiss II」)はアメリカ・ワシントン州ヤキマを拠点とするゲームディベロッパーRigg’s Gameが開発を手掛けるゲーム作品。パブリッシング担当はNami Tentou。

本作のゲーム内容はクラシカルな8bit風2Dプラットフォーマー。プレイヤーはキヨンシー・フイ、もしくはジャンシー・ボーのいずれかを操作して、全100レベルを順に攻略していく

 

“ロストメディア”として伝えられる幻のゲーム作品「Yeah Yeah Beebiss I」の続編というコンセプトを以て作られたのが、本作『イェア・イェア・ビービース II』であるとのことで、本作誕生の切っ掛けとなった「Yeah Yeah Beebiss I」にまつわる詳細は下記のリンク先にて確認することができる。

《参考リンク:Yeah Yeah Beebiss I (存在未確認のゲーム) – ロストメディア日本語非公式wiki

 

『イェア・イェア・ビービース II』の開発はRigg’s Gamesの中心的人物であるJohn Riggs氏が担当。ゲーム制作に携わる一方で、声優、ジャーナリストと幅広い顔を持ったマルチタレントでもあり、Youtube、Instagram、facebook、Twitchなどの各種SNSをプラットフォームに幅広く活動中。

氏が手掛けたゲーム作品には本作以外に、パズルアクションゲーム「Chew Chew Mimic」などがある。こちらはEvercade用カートリッジ『Indie Collection 3』でプレイ可能な他、Nintendo Switch版が8月27日よりNintendo Storeにて配信予定。(パブリッシングは本作と同じくNami Tentouが担当)

なお、本作のコード作成やグラフィック製作においては、アメリカ・ペンシルバニア州ピッツバーグを拠点とするMega Cat Studiosが参加協力していることがゲーム内マニュアルに記載されている。

 

リンク:JohnRiggs(X(Twitter))

リンク:Nami Tentou(Official Page)(X(Twitter))

リンク:Mega Cat Studios(X(Twitter))

 

イェア・イェア・ビービースって何?

 

(※ゲーム内マニュアル『WHAT IS YEAH YEAH BEEBISS II?』より該当箇所を引用及び要約)

 

昔々、ビデオゲーム雑誌の裏表紙に、古いゲームを買い取る広告が掲載されていました。

そこに掲載されていたゲームの一つが、『Yeah Yeah Beebiss I』(イェア・イェア・ビービース I)というゲームでした。

一体どんなゲームだったのでしょう?

もしかしたら、発売されなかったゲームの、長らく行方不明だった続編なのでしょうか?

あるいは、日本でのゲーム名が分からず、推測でタイトルを付けたファミコンゲームだったのでしょうか?

 

誰も確かなことは知りません。いわゆる“ロストメディア”です。

その真相は永遠に分からないかもしれません。

 

このゲームは、そんな風に伝えられた作品の続編です。

伝説は長く語り継がれ、ついには”後継作の誕生”という事態に至りました。

『Yeah Yeah Beebiss I』に一体何が起こったのか、

私たちは決して知る事はないかもしれませんが、少なくともこのゲームは残されています。

 

 

 

操作方法

 

(※Nintendo Switch版)

JOY-CON(左)
Lスティック【UI】項目の選択
各種方向ボタン移動
Lボタン攻撃、【エクストラメニュー】ページ切り替え
ZLボタンジャンプ
-ボタンゲームオプション

 

JOY-CON(右)
Rスティック【エクストラメニュー】ズームイン・アウト
Aボタンジャンプ/決定
Bボタンジャンプ
Yボタン攻撃
Xボタン攻撃、【エクストラメニュー】UIを隠す
Rボタン攻撃、【エクストラメニュー】ページ切り替え
ZRボタンジャンプ
+ボタン一時停止(ポーズ)

 

画面の見方

❶:残機数❹:残り時間
❷:現在スコア❺:魔物の残数
➌:パワー(生命力)

 

ゲームシステム

 

ゲームモード

 

PLAY AS HAORANKyonshi Hui(キヨンシー フイ)でシングルプレイ
PLAY AS LI JINGJiangshi Bo(ジアンシー ボー)でシングルプレイ
2 PLAYERS GAMEローカルによる2人同時プレイ

上の2つは1人用モード、3つ目は2人同時プレイのモードとなっている。

なお、公式で紹介されているプレイヤーキャラの名称と各プレイモードでの名称表記が異なっているが、後に設定が変更となったのか詳細は不明。

 

2種類の操作キャラクター

本作の操作キャラクターは2種類あり、雷撃を操るキヨンシー・フイ(Haoran。左画像)、相手の生命力を吸収するジアンシー・ボー(Li Jing。右画像)、とそれぞれ独自の攻撃手段を持っている。

実際の攻撃性能においては威力は同じもののリーチにおいて明確に違いがあり、ジアンシー・ボーの方は射程が一回り短くなっている。特にこだわりがない限りは、キヨンシー・フイを選んでプレイするのがおススメだ。

 

ゲームの目的

 

基本ルール

各ステージは一画面固定の方式で展開し、制限時間内にステージ内に順次登場する魔物たちを規定数倒すことでクリアとなる。

各ステージにおける魔物の必要討伐数(ZAP 〇〇 EVIL)と制限時間(IN △△ SECONDS)はステージ開始前に表示される(上画像)ので、毎回確認しておくと良いだろう。

 

ゲーム開始時、3機分の残機ストックと生命値を表す『POW』が4つ用意される。敵の攻撃やダメージトラップを踏むことでPOWが1つ失われ、0の状態でさらにダメージを負った場合は残機が1つ減る、という仕組みになっている。

また、POWはステージをクリアする度にフル状態の4へと回復する。この仕様により、残機を1つ失うに至るにはある程度余裕があるので、余裕を持って攻略に臨むことができる。

 

制限時間に注意

ステージ進行中、制限時間には特に気を付けなくてはならない。残り時間が0を迎えた時点で、残機がいくつ残っていようが問答無用でゲームオーバーとなってしまうので要注意。

また、コンティニューは無制限に使用可能だが、再挑戦時はこれまで稼いできた得点が0に戻ってしまう。高いスコアを目指す上ではとにかく制限時間は一番意識しておきたい部分だ。

残り時間を補充できるアイテム『+15Sec』は出現を確認したらなるべく優先的に回収しておこう。

 

ハシゴに関する注意点

半数以上のステージでは階層同士を繋ぐハシゴが設置されているが、本作には”ハシゴの昇降”や”段差の飛び降り”アクションが備わっていない。そのため、縦軸の移動手段としては、必然的にジャンプに頼るしかなくなる。

ハシゴの踏み板自体には地形判定があるので、高所への移動を目指す場合はジャンプで上に乗っかって足場代わりに利用するといい。

 

アイテム

 

魔物を倒した際、以下のいずれかのアイテムが出現することがある。

コイン。100ポイント加算。
+15Sec。制限時間が15秒追加。
時計。全ての敵とタイマーが数秒間停止。
無敵薬。敵の攻撃とトゲに対して無敵になる。
 ハート。POWERが1つ追加される。出現率は低い。

これら5種類のアイテムの内、優先度が最も高いのが残り時間が15秒追加される『+15Sec』だ。

先でも触れたように、本作では残り時間が0を迎えた時点でゲームオーバーとなる仕様により、制限時間が何よりも重要視される。各アイテムは出現してから消えるのもあっという間なので、多少のリスクを負うことになっても回収に努めよう。

時計は出現中の魔物と残り時間の動作を数秒間止める効果を持っているが、魔物が1体も出現していない状態で取った場合は、次に現れる魔物のポップを防ぐことにも繋がってしまう。アイテム効果を最大限に活かしたいのであれば、回収するタイミングはくれぐれも慎重に。

 

プレイ後の感想

「イェア・イェア・ビービース II」は中華圏におけるゾンビとしてお馴染みの”僵尸”(きょうし)、いわゆる”キョンシー”の姿をしたキャラクターを操作して、ステージ攻略を目指す8bitスタイルのクラシカルなアクションゲームだ。

ゲーム内容自体は攻撃とジャンプ、2種類のアクションで進行していく昔ながらのアーケードプラットフォーマーで、1つのゲーム作品として見た場合特筆すべき点はそう多くはない。むしろ、本作の面白い部分はその製作コンセプトにある。

一部の間でタイトル名のみが知られる”ロストメディア”「Yeah Yeah Beebiss I」の続編、というかなり特殊な背景の下に作られた本作だが、その背景については作品概要に記載した参考リンク先に詳しく書かれているので、気になる方は一読されたし。

 

肝心のゲーム内容について触れてみると、ステージ総数は全100面とかなりの長丁場だが、構成自体は10面毎に背景カラーを変えてループするといった仕組みで実質”10面×10周”、といった形で展開する。

また、10面おきに展開するボス戦ステージについては全編を通じて同じボス個体が出ずっぱりで、性能はアクションパターンから耐久度に至るまで全く同じとなっている。先のステージに進んでも全身の色くらいしか変化がなく、最初から最後まで同じ攻略法が丸ごと通じてしまうため、この辺りはもう少しどうにかして欲しかったところ。

気になった点としては制限時間がかなり厳しく、一旦時間切れを迎えてしまうとその場でゲームオーバーというシビアな面もある。普通に攻略してるだけでもギリギリ時間が足りなくなる場合があったりと、少々理不尽さを感じる事もあるかもしれない。

 

特筆すべきはサウンドで、クラシックの有名曲を8bitアクションゲーム風にアレンジしたBGMは本作の特に注目のポイント。取り分け『ロックマン』旧作シリーズの楽曲に明るいプレイヤーにとっては、聴き覚えのある音色やフレーズに思わずニヤリとしてしまうはずだ。

全体を通してみると物足りなさを感じる部分はあるが、全体の難易度は控えめで、一旦攻略のコツを掴めば手持ちの残機でどんどんステージを進めることができる。クラシカルな8bitプラットフォーマーゲームに関心がある方は、どうぞお試しあれ。

「イェア・イェア・ビービース II」はNintendo Storeにて配信中だ。

 

評価

 

個人的スコア(10点満点中)5.5

 

良い点

  • “ファミコンのアクションゲーム”然としたノスタルジックな作風
  • 8bitアクションゲームのテイストを意識したクラシック曲アレンジによるBGM群
  • コンティニューは無制限に使用可能

 

惜しい点

  • 全100ステージ=”10ステージ×10周”といった構成のため、ボリュームの嵩増し感が強くゲーム展開も一本調子な傾向にある
  • ボスエネミーは色違いによる1種類しか登場しない
  • 特定のステージでは制限時間が異様に厳しく、残り時間追加アイテムの出現に運を任せる部分が強い

 

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