ジュディのアドベンチャーDX ー プレイ後の感想と作品解説【レビュー】

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2026 ©RAWRLAB Games
2026 ©Phoenix Adverdale

 

 

基本情報

 

タイトルジュディのアドベンチャーDX
対応機種Steam,Nintendo Switch
販売RAWRLAB Games
開発Phoenix Adverdale
発売日2026年4月24日(Steam版),2026年6月11日(Switch版)
対応言語英語

Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)では日本語でのみプレイ可能。ただし、一部、ソフト内で言語を変更できる場合有り。

備考IARCレーティング判定:3+

※日本語非対応(ゲームプレイにおいて大きな影響は無し)

 

作品概要

 

「ジュディのアドベンチャーDX」(「Judy’s Adventure DX」)はカナダを拠点とする個人ゲームディベロッパーPhoenix Adverdale製作によるゲーム作品。Steam、及びNintendo Switch版の移植及びパブリッシングをRAWRLab Gamesが手掛ける。

本作は探索要素を取り入れ短編2Dプラットフォーマー。ピクニックを満喫していたウサギの少女ジュディが、居眠り中に何者かの手によって盗まれた家の鍵を探し、およそ140にも渡るステージを探索していく。

 

開発者であるPhoenix Adverdale氏が2023年にitch.ioで公開したゲーム作品『Judy’s Adventure』のリメイクにあたり、数々の参加者の協力によってグラフィックやBGMが一新された。同氏は普段Youtubeでストリーマーとして活動中とのことで、他の製作ゲーム作品としてWebブラウザ上でプレイ可能な「Five Night’s at Freddy’s」や「Dungeon Meyhem」などが挙げられ、どちらのタイトルも現在、itch.ioページからプレイ可能。

 

なおe-shopのストアページでは日本語タイトルとなっているが対応言語自体は英語のみであり、ゲーム内に登場するテキストについては全てのバージョン、及びプラットフォーム版においてローカライズは行われていない。

 

リンク:Judy(itch.io)(Youtube Channel)

リンク:RAWRLAB Games(X(Twitter))

 

基本操作

 

(Nintendo Switch版)

JOY-CON(左)
上下左右ボタン移動、(対象の近くで↑)インタラクト
Lスティック同上
Lボタンゲーム設定機能呼び出し
ZLボタン
-ボタン

 

JOY-CON(右)
Rスティック
Aボタンジャンプ、【各メニュー機能アクティブ中】決定
Bボタン決定、ジャンプ、(段差の上で↓と同時)飛び降り
Yボタン(長押し中)ダッシュ
Xボタン(長押し中)ダッシュ
Rボタン画面表示サイズの切り替え
ZRボタン
+ボタンメニュー呼び出し

※各メニュー機能展開中の際の決定ボタンはA、オリジナル版プレイ中の際の決定ボタンはBと入り混じっており、それ以外のボタンはキャンセル操作となっているので注意が必要。

 

ゲームの始め方

メインメニューから『Play』を選択し、Aボタンを押すことで本編が起動。起動直後には画面右側にポップアップ形式による操作説明(※英語)が表示されるので、必要に応じて目を通しておくといい。

デモシーンを経てタイトル画面が始まったら、任意のボタンを押して開始メニューが表示される。初回プレイ、或いは新規でゲームを開始する場合は「New Game」、前回の続きから再開したい場合は「Continue」を選んで”Bボタンで“決定しよう。

 

オプション機能について

『Judy’s Adventure DX』では本編内にオプション機能が備わっておらず、各種ゲーム設定を行う場合はLボタンから外部メニューを呼び出す必要がある。設定項目は「Rumble」と「Skip Intro」の2種類。

「Rumble」はコントローラーの振動機能、「Skip Intro」はタイトル画面のオープニングデモを省略するか否かの設定となっている。各項目で”Enabled”(許可)か”Disbled”(非許可)のどちらかを選び、最後に一番下の「Save & apply changes」にカーソルを合わせてAボタンを押して設定の保存を行う。終わったらBボタンで元のゲーム画面へと復帰しよう。

 

ゲームの進め方

ゲームの目的はウサギの女の子ジュディを操作し、彼女が居眠りしている間に失くしてしまった家の鍵を求めて、ゴールドシティ広域を舞台としたステージを駆け抜けていく。

方向ボタン、またはLスティックによる移動とBボタンのジャンプ、Yボタン長押しのダッシュを主軸に、いろんな場所を訪れてみよう。

 

インタラクト

オブジェに重なって↑ボタンを押すと…
ゴールドシティの鍵を手に入れた!

NPCや扉などのチェックが可能な対象の前で、方向ボタンの↑を押すことでジュディがインタラクトを実行する。

反応が返ってくる場合は画面下部のテキストボックス上で示されるが、中には1度しか調べられないものもあるので気を付けよう。

 

ベゼル、表示サイズの変更

本作では外部オプションとして、Rスティックを押し込む毎にベゼル(背景BG)を切り替えることができる機能が搭載されている。

また、Lボタンを押す毎に画面の表示サイズを3種類の中から切り替えが可能となっている。プレイヤー毎にジャストなものを選択しよう。

 

新たなベゼルを追加するにはゲーム内に隠されたコレクションアイテムであるポータブルゲーム機”Game Girl”シリーズを手に入れる必要がある。

Game Girlは全部で4つの機種モデルが存在しており、それぞれの獲得時は対応した実績が解除される仕組みにもなっている。いずれの隠し場所も完全ノーヒントなので、ゲーム内ステージを隅から隅まで探し回ってみよう。

 

チャレンジエリア

オレンジ色の扉の奥にはステージ一面がオレンジ色に染まったチャレンジエリアが展開。

このエリアでは進行度に関わらず、ミスをした際の再開ポイントはエリアの最初からとなっているが、最深部まで到達すると実績要素アイテムの1つであるトロフィーが手に入る。

 

トロフィーはブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの全4種類で、獲得できるのはそれぞれ1度のみ。もしもオレンジ色の扉を見つけたら、積極的に挑んでみよう。

 

セーブについて

冒険の進捗状況保存は各エリアに点在するセーブポイントを通じて行う。セーブポイントへの入り口はピンク色の扉(上画像)が目印となっている。

 

部屋中央の指輪の形状をしたオブジェクトの前でBボタンを押してインタラクト、選択肢では「Yes」を選びBボタンで決定することでセーブが完了する。

セーブポイントからゲームを再開したい場合は『DX』起動中、タイトルメニューから「Load」を選択しよう。

 

 

EXTRAについて

 

タイトルメニュー項目の1つ「EXTRA」では、『Judy’s Adventure』にまつわる様々なコンテンツを確認することができる。

 

Art Gallery

「Art Gallery」では操作キャラであるジュディやその他の作中キャラクターのラフスケッチ、プレイ中のイメージ画像やキービジュアルといった計15点のイラストを鑑賞することができる。

各イラストは最初から全種類が開放されており、1枚1枚を自由に眺めることが可能だ。

 

Music Player

「Music Player」は『DX』本編で使用されているBGMを専用のミュージックプレイヤー画面を介して自由に選んで再生、鑑賞することができるモード。対応楽曲は以下の19曲。

 

1. Fakemon Yellow version11. fight um, kill um dead
2. ghosts at a rave12. Sounds like water
3. Lost but happy about it13. fordrawfriend
4. Evil then good at the end14. save safe2
5. Detra walk15. 1 Open a portal
6. apples16. Lost Running like Hell 2023
7. Twinkle Stars17. HappyAF
8. Ghost of a gangster18. chilling outside in a mellow spot
9. DREAD19. Credits
10. Sudden Hallway by Rya

各項目の大半は最初の時点では「?」と未開放の状態となっているが、対応BGMが1度でもゲーム内で流れた時点でアンロックが行われる仕様となっている。

実際に本編をプレイして、該当曲が流れるシーンまでたどり着くのが全曲解禁のための近道だ。

 

Other Version

 

「Other Version」では、「Judy’s Adventure DX」の開発段階における異なるゲームバージョンをプレイすることができる。収録内容は以下の2本。

 

Prototype

タイトルメニューの「ほかの バージョン」>「prototype」と選択する事で、本作のプロトタイプ版がプレイ可能。操作方式はオリジナル版と全く同じで、Lボタン操作による画面表示の拡大縮小にも対応。Rボタンでゲームを中断できる。

 

「Prototype」版はゲームの素地部分こそ既に出来上がっているものの額面通りのプロトタイプといった作りで、特にサウンド面に関してはBGMはおろか効果音も一切ついていない。

全編5分程度でクリアできるコンパクトな内容となっているが、他のバージョンとは一味異なるラストの展開には驚かされるかも―?

 

Judy’s Adventure NoN-DX

『DX版』完成前のバージョン。プロトタイプと比べてタイトルロゴに変更が入り、新たにBGMやSEが追加された。

グラフィック面では背景の樹の書き込みなど一部に進化の跡が見られるものの、オブジェクトの描画などがまだ簡素な見た目のままとなっている。足場の配置も含めてステージデザインは完成版準拠のものとなっており、新たにセーブポイントが追加されているが、1箇所につき1度しかセーブ判定が行われない。

また、システム上では壁紙変更機能が搭載されている(ゲーム起動直後、画面右側に一時的に表示される操作説明に表記あり)ものの、オリジナル版と違ってZRスティック押し込みでも機能せず、正確な使用方法は不明。

 

完成版と比べると全体的なボリュームは未だ控え目な印象だがプロトタイプ版より探索範囲は広くなっており、およそ10分程度で攻略が可能。クリア後はHardCoreモードが解禁される他、計9つの実績要素も用意されている。

実績はいずれの項目も達成条件が完全ノーヒントとなっているが、本作をやり込んでみたいというプレイヤーは一つ一つ探してみるのも一興となるだろう。

 

Achievements

「Achievements」ではゲーム内業績の獲得状況、及び達成条件を一覧で確認することができ、達成した項目は★マークが金色に輝くようになる。

数は計12種類とそこまで多くはないが、中には達成条件がかなり難しいものも。あなたはいくつ狙えるだろうか?

 

 

プレイ後の感想

「ジュディのアドベンチャーDX」はウサギのジュディが、何者かに盗まれた自宅の鍵を探して色んな地域を冒険する8bitスタイルのアクションゲームだ。

ゲーム内クレジットの記載によると、本作は移植バージョン開発においてゲームエンジンの『BennuGD2』とGB系列のハンドヘルドコンソールに特化したエミュレーター『SameBoy』が使用されているとのこと。これらのツールは以前紹介した『Yosei Wars』、『A Cat & His Boy』などの作品でも流用されており、各ソフト間で共通のゲームメニューUIが用いられている。

 

ゲーム内容としてはオーソドックスな2Dプラットフォーマーで、操作の要となるのはジャンプとブレーキングの2つのアクション。プレイ感覚で例えるならば、”パワーアップ要素のないスーパーマリオブラザーズの旧作シリーズ”といったところになるだろうか。

ステージ構成は基本地続きで、ほとんどの場面で”横幅が1キャラ分しかない足場”が連続するアスレチック構成となっており、その上で画面下のエリア外に落下すれば即座にミス、といった容赦のなさっぷりが目立つ。ジャンプアクションにそこまで慣れていないプレイヤーが手を出した場合、キャラクターや世界観の可愛さにそぐわないステージの過酷さに悶絶する事必至だ。

 

ゲームオプションや機能面では移植を手掛けるRAWRLab Games特有のUIが印象的で、本作にまつわる各種おまけ要素が収められた「EXTRA」項目ではギャラリーや異なるゲームバージョンの閲覧、体験が可能となっている。個人的にこういったおまけ要素は非常に興味深く、開発段階のものを含めた計3つのバージョンを交互に遊び比べられるのが嬉しいポイントだ。

また、ゲーム攻略には直接関係はないものだが、携帯ゲーム機の姿を模した”Game Girl”シリーズアイテムの存在も見逃せない要素の1つ。実績要素も兼ねたこれらGame Girlシリーズの隠し場所は完全ノーヒントとなっているが、本作を徹底的に楽しみたいというプレイヤーは是非探してみて欲しい。

 

本編終了後にはクリアタイムが計測される仕組みになっており、ゲームそのもののシンプルさと競技性からもRTA用タイトルとしてのポテンシャルも秘めている。アクションゲームはやっぱり8bit風のものがしっくり来る、という方にこそお試し頂きたい一作だ。

紛失した鍵の行方を捜すジュディの冒険は広範囲に渡り、最終的に探索は自宅の地下貯蔵庫まで及んでいく。その奥深くでジュディを待ち受けるものとは―?

「ジュディのアドベンチャーDX」はNintendo e-shopにて配信中。

 

評価

 

個人的スコア(10点満点中)7.0

 

良い点

  • ジャンプとダッシュが主軸となったシンプルな操作系統の2Dプラットフォーマー
  • GBテイストの8bit風ドットグラフィックとチップチューン
  • 開発段階の異なるゲームバージョンが2種類収録されている

 

惜しい点

  • 日本語非対応(※ゲームプレイ自体に影響はほぼなし)
  • 横幅が1キャラ分しかない連続する足場を中心に、致死性の高い地形が執拗に出現するなど嫌らしさ全開のステージが最後まで続く
  • セーブ領域は難易度、ゲームモード毎に1つずつしか用意されていない

 

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