Blind Fate: Edo no Yami(エドノヤミ) (Steam版)プレイ後の感想と作品解説【レビュー】

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ステージ紹介

以下はネタバレを含む内容となるため、新鮮な気持ちで遊びたい方はここから先は読み進めないでください。

 

ゴーストシティ ーギフー
戦いに敗れ視覚を失ったヤミ。
テングの施術により視力を取り戻すも見覚えの無い都市、動かない雨粒など不自然な景色が映る。
雨粒が動かないのは視覚は静的フレームしか再現でないため、見覚えの無い都市が映るのは532年前のデータで視覚を構築しているためだ。

テングのペットである『イヌ』を探すため、ネオンきらめくゴーストシティと探索するヤミ。
画面上部に操作方法が表示されるので、操作を試しながら進む。
アッパーなどスキルを取得しないと使用できない操作も可能となっているので、いろいろ試すべし。

ステージを進むとボスキャラ『MWDivine3』との戦いとなる。
攻撃方法は刀で斬るのみと単調だが、攻撃の出が早く体力があるため油断大敵。

『MWDivine3』を弱らせるも浮遊爆弾で大ダメージを受けるヤミ。
視覚センターに異常が発生、強化戦闘システムの故障によりアッパーなどスキルを取得しないと使用できない操作が全て使用不可となる。

視覚センターに異常が生じているため、聴覚・熱源・嗅覚センサーを駆使して先に進むヤミ。
ステージの途中で仲間のデーモンハンターの遺体を発見。遺体の損傷具合から『女神』の手にかかったようだ。

先に進むと『ツル』を発見。『ツル』に捕まり本拠地の道場に移動する。

道場 ーナガノー
道場に戻り視覚センサーを修復。
トレーニングルームも利用できるようになる。
最高のデーモンハンターでありデモンベインの名を持つ『流水の太刀のイイダ』もトレーニングルームで修業したと知り興奮するヤミ。
トレーニングルームにはチュートリアルもあるため、一通り挑戦することをお勧めする。

 

ゴーストシティ ーギフー
再びゴーストシティで『イヌ』を探すヤミ。
床に落ちていたデータソースから新しいデータを取得すると、整備された街がゴーストシティの名に相応しい廃墟に入れ替わる。

ゴーストシティを進むヤミ。
敵キャラの姿は視覚データに含まれておらずヤミには見えないため、聴覚センサーで足音を確認、攻撃を当てることで視覚センサーでも把握できるようになる。
途中、ヤミとテングは倒したカミの部品の再利用について会話をするが、ヤミの時代では原材料から部品を作成する技術は失われていることが分かる。

ゴーストシティの奥で『MWDivine3』と再び遭遇。攻撃方法が増え、前回の戦いより手ごわくなっている。

『MWDivine3』を倒すも、『MWDivine3』の構や打撃の打ち方から友との戦闘訓練を思い出し疑問に思うヤミ。

テングのペットの『イヌ』を発見。
見た目は凶暴そうなモンスターだが、人懐っこい性格だ。

 

道場 ーナガノー
道場に戻るとスキルツリーが利用できるようになる。
敵を倒したXPを消費してスキルを取得しヤミを強化できる。
ヤミは現状報告のため、将軍のいる江戸へ向かう。

 

聖なる宮 ーエドー
徒歩でエドに向かうヤミ。
途中、旅のバードの馬車に同乗させてもらう。
バードから全身の義肢について尋ねられたヤミは両目・両足・左手を失うしない、テングにより助けられた顛末を語る。

バードと別れ、聖なる宮を進むヤミ。
聖なる宮を警備するカミ(エド幕府の使役するロボット)から不審者としてとがめられる。
己の所属を答えるもプロフィールが一致しないと攻撃を受けてしまう。

警備のカミを退け、聖なる宮の奥に進むと騒ぎを聞きつけた『将軍』が現れる。
ヤミが全身義肢の変わり果てた姿となっていても『将軍』は一目でヤミと見分け、警備のカミを制止する。
視覚データに含まれない『将軍』の姿が見えることを疑問に思いながら帰還の報告をするヤミ。
『将軍』は任務についての報告をするように命令、ヤミは任務について『将軍』に語りだす。

 

揺らぎの森 ーナガノー
女神に敗れる前、全身生身の体であった頃のヤミ。
聖なる獣『キリン』を追って揺らぎの森を進む。
このステージではヤミは目が見えるため、聴覚センサー等は使えない。

『キリン』に接近するも、突然再生されたホログラム映像に気を取られ逃がしてしまう。
ヤミ曰く「愚かなゴーストに気を取られてしまった。」

『キリン』を追いつめたヤミ。
『キリン』は動きが早く攻撃を当てる事ができない。
戦闘中に発生するインタラクトを実行し、成功させると『キリン』は隙だらけになり攻撃を当てる事ができる。

『キリン』戦のインタラクトは2種類あり前半、後半で別れる。
前半は『キリン』の攻撃で地割れが発生、地割れを避けると地割れから木が生えインタラクトが発生する。
素早く木に近づきインタラクトを実行するとクイックタイムイベントが発生、クイックタイムイベントを成功させると攻撃のチャンスが生まれる。

後半は『キリン』の突撃先の木にインタラクトが発生する。
タイミングを合わせてインタラクトを実行するとヤミが木を蹴って跳躍、『キリン』の後に回り込み攻撃のチャンスが生まれる。

激闘の末『キリン』を倒すも女神『イザナギ』に襲撃されるヤミ。
応戦するも圧倒的な『イザナギ』の力の前に敗れ去る。
『イザナギ』は「将軍の犬、盲目の忠誠」に相応しいとばかりに、ヤミから光を奪う。

『イザナギ』は自害したと聞かされていたヤミは『将軍』に事情を尋ねる。

『将軍』曰く
『イザナギ』がヨウカイの味方になったことが民に知られれば幕府の権威は弱まり世が乱れる。
乱世となるのを防ぐため『イザナギ』は自害したと嘘をついていた。
『イザナギ』はロボットを操る能力があり、聖なる獣が『イザナギ』の支配下になる前に始末する必要がある。
『タツ』『ホウオウ』の調査にでかけたデーモンハンターから連絡が途絶えたため、討伐を命じる。

ヤミは己の名誉を取り戻すため、『タツ』『ホウオウ』の討伐に出発する。

『タツ』『ホウオウ』の討伐に出発するヤミに『ビシャモンテン』が難癖をつける。
『ビシャモンテン』は『イザナギ』の息子、『将軍』の側近でもある。
ヤミも『ビシャモンテン』を傲慢な奴と嫌っている。

 

道場 ーナガノー
データもないのに『将軍』の姿が見えた理由をテングに確認するヤミ。
テングはヤミと『将軍』との深い結びつきにより『将軍』の姿が見えたのではないかと仮説をたてる。
ヤミのセリフからも『将軍』への忠誠と敬意が感じられる。

 

水上神社 ー愛知ー
聖なる獣『タツ』を討伐すべくシンカイ村へ向かうヤミ。
シンカイ村に着くと村人たちがヨウカイに虐殺されている現場に出くわす。
一見、海沿いの平穏な村も、嗅覚センサーを作動させれば虐殺された村人の死体が転がり、ヨウカイ・カッパが徘徊する惨劇の舞台と化す。

シンカイ村の奥に進むと巨大なウシオニに遭遇する。
巨体による押しつぶし&衝撃波、口からのレーザー光線でヤミに襲い掛かる強敵だ。

ウシオニを倒し、海岸に進むヤミ。
海岸近くの地面に落ちていたデータソースを取得、ヤミの目前に破壊されたカミとヨウカイ、殺害された人間の姿が映る。
人間を殺害したのはカミやヨウカイたちと推測できるが、カミとヨウカイを破壊した者は?

カミとヨウカイを蹴散らしながら、桟橋の先にある『タツ』を祭る祠に向かうヤミ。
祠に到着するも巨大な『タツ』に丸呑みにされる。

テングの依頼で『タツ』に関するデータソースを探すことになった。
視覚データのデータソースを入手するまで熱源センサーを頼りに進むことになる。
ステージ途中の丸い球体を破壊するとデータソースを入手できる。
また、丸い球体を破壊するたびに『タツ』がダメージを受けて苦しむムービーが表示される。

画面下から迫りくる海水から逃げるヤミ。
上下キーで壁の出っ張りに飛び移って移動する。左右キーで横の足場に飛び移る。
本ステージならではの大掛かりな仕掛けもあり、難易度は高めのステージだ。

丸い球体を破壊を全て破壊、テングに依頼されたデータソースも全て手に入れ『タツ』の体内から脱出する。
テングの解析によると『タツ』は海と雨を制御するために作られたロボット。
シンカイ村の住人との触れ合いの中で自我を持つようになり、人間を友とし、人間に害をなすカミやヨウカイと戦ったようである。

ダム ーナガノー
聖なる獣『キリン』を追跡している記憶を呼び起こすヤミ。
揺らぎの森では赤く光りヤミを襲った精霊たちも、ここでは青く光りヤミに関心を示さない。
途中、水の無い水路と浮き橋に差し掛かる。
ダムのトンネル内からバルブを回収、放水施設から水路に水を流し浮き橋を渡る。

浮き橋を渡り『キリン』を追いつめるも精霊やヨウカイたちが赤く輝きだし、ヤミに敵意を向ける。

 

シンカイ村 ー愛知ー
村人を助けるべく再びシンカイ村に向かうヤミ。
ステージ序盤で障害物に行く手を阻まれるも『地砕き』のスキルを解放、床や橋などを破壊して先に進む。
『地砕き』などの踏みつけ攻撃は威力が高く、敵によってはスタンを狙える優れた攻撃手段でもある。

昭和中頃の工業団地のような風景が続くシンカイ村を進むヤミ。

シンカイ村の地下道を進むとヤミの後輩デーモンハンターである『イトー』を発見する。
『イトー』は村人と共存している『タツ』の姿を見て討伐できなかったこと、カミの大軍に襲われ重傷を負ったこと、巫女に助けられたことをヤミに伝える。
ヤミは『イトー』を励ますも、助からないことを悟った『イトー』の頼みをきき、介錯する。

『イトー』の語った巫女は『イザナギ』だと推測するヤミ。
嗅覚センサーを起動し、『イザナギ』の残り香をたどり追跡を開始する。

追跡中、焼け落ちる建物内を移動するヤミ。
熱源センサーを起動して燃え盛る炎の罠を回避しつつ、嗅覚センサーで残り香をたどり追跡を続ける。

建物を出るとカミと戦う『イザナギ』と遭遇する。
ヤミは『イザナギ』に戦いを挑むも助けを求める村人の声を聴き、闘いを中断して村人の救護に走る。

村人を救助するヤミを見て、ヤミに対する認識を改める『イザナギ』。
ヤミに真実を見せるため、聖なる鳥『ホウオウ』の巣での再会を約束する。

道場に戻りテングと会話するヤミ。
テングはヤミの焦りを指摘するも、指摘を認める事が出来ず反発するヤミはテングを罵り道場を後にする。

 

嵐の峯 ーシズオカー
聖なる鳥『ホウオウ』の巣を目指すヤミ。
嵐の峯ではヨウカイたちを統率者で代弁者と思われるネットワークと接触。
ヤミはヨウカイたちにより家族を殺害されたことを非難するも、ネットワークから先に攻撃をしかけたのはヤミたちと反論される。

嵐の峯をすすむと聖なる獣『キリン』の亡骸を発見、亡骸からデータソースを入手するヤミ。
再生されたデータソースには人間と共存し、植物の再生を行う『キリン』の姿が。

雪山の頂で『イザナギ』に再会、『イザナギ』からデータを共有され、ヤミの目前に聖なる鳥『ホウオウ』が出現する。
『イザナギ』によると『ホウオウ』は大惨事を防ぐべくプログラムを拒絶しているとの事。
『ホウオウ』もただのモンスターに過ぎず、そんなはずはないと否定する。

『イザナギ』の勧めにより『ホウオウ』と記憶を共有するヤミ。
そこには大空を自由に飛び、楽しみ喜びを感じる『ホウオウ』の姿が。

ヤミは『ホウオウ』たちは人間を罰するため神々が送り込んだデーモンだと信じていた。
『イザナギ』は神々は存在せず、人間が『ホウオウ』たちを作り、そして世界を破壊したこと、自分と『キリン』『タツ』『ホウオウ』は『アメノヌホコ計画』のために人間の作り出した機械に過ぎないと告げる。

『イザナギ』との会話中にカミの軍勢がヤミと『ホウオウ』に襲い掛かる。
『イザナギ』はヤミに鍛造所へ向かい答えを見つけるように、『ホウオウ』はヤミが答えを見つけるまで自分が守り通すと告げる。

鍛造所に侵入、敵を倒しながら進むと投獄されている低ランクのデーモンハンター『ダグチ』を発見する。
解放した『ダグチ』から告げられる恐るべき話。
将軍の命令で『ダグチ』たち低ランクのデーモンハンター40名で鍛造所の警護に付くも、健康診断と騙されてバラバラに牢屋へ閉じ込められる。
その後、閉じ込めたデーモンハンター同士に決闘をさせ、生き残った強者4名をどこかへ連れ去っていったとの事。
自らを責める『ダグチ』を励まし、鍛造所の探索のため先に進む。

『ペンジロー』『イトー』『ヤミ』と書かれた装置を発見する。
自分を含め、カミの攻撃を受け死傷したデーモンハンターの名前だ。
さらに先に進むとケースに閉じ込められた4人の人間を発見する。
人数から決闘で生き残った強者4名に違いないが、体の欠けた状態でケースに閉じ込められている姿を見て救助を諦める。

鍛造所の奥で破壊されたヨウカイたちの残骸を発見。
ネットワークは人間はヨウカイを破壊し、ヨウカイの残骸からカミを作り出していると非難する。

鍛造所の制御室で『アマツマラ』に遭遇する。
『アマツマラ』は人類を破滅から回避させるために将軍に人類を征服する手段を提供しており、人類のためにヤミは抵抗せずに消されるように告げる。
『アマツマラ』は『巨大な顔による圧殺と着地時の衝撃波』と『雑魚キャラを召喚して戦わせる』の2つを交互に仕掛けてくる。
『アマツマラ』は画面後方に浮かんでいるためヤミの攻撃は当たらない。
攻撃のチャンスは『巨大な顔による圧殺と着地時の衝撃波』後の硬直のみのため、攻撃を回避したら素早く『アマツマラ』に近づいて斬りかかる。
動く敵にダメージを与え続ける『妨害』スキルがあると画面後方に浮かんでいる『アマツマラ』にダメージを与えられるので戦闘が楽になる。

『アマツマラ』を倒し制御室の奥に進むと『イザナギ』と合流する。
制御室に侵入したことによりカミたちは制御室の防衛に向かい、『ホウオウ』は安全になったとの事。
『イザナギ』は制御室にいた科学者たちを殺害する。

ヤミはホロワールドと呼ばれる学習装置により過去の世界を見ることになる。
暴力、貧富の差、戦、狂気の歴史、失われた自然、機械が管理する社会、そして全てを失った世界を見る。
『将軍』が人間に恐怖を感じ、希望を失った過去の世界。
人間の勇気、愛、芸術、美、詩、犠牲を見る。
『将軍』が忘れてしまった人間はより良き存在になれる可能性。

『将軍』との決着をつける前に時間を欲しがるヤミ。そこへテングから救援要請の連絡が入る。
ヤミはテングの救援に向かい、『イザナギ』は鍛造所を破壊する。

道場 ーナガノー
道場に到着したヤミの前に『ビシャモンテン』配下のカミの残骸が横たわる。
道場の奥には顔をはがされ重傷を負って倒れ伏すテングの姿が。
テングはカミの大軍からイヌとツルを守るべく踏みとどまって戦い破壊されたのだ。
イヌとツルの身を案じるテングに対し、ヤミはイヌたちは無事であると伝える。
テングはイヌたちが無事と聞かされ安心して力尽きる。

『イザナギ』と『将軍』打倒の作成を練る。
『イザナギ』の提案によりヨウカイたちと同盟を結ぶ。
ヨウカイたちも平和のため、ヤミとの同盟を承諾する。
エドの城壁は巨大な怒り狂う機械(イヌ)で突破する算段となった。

聖なる宮 ーエドー
イヌと共にエドの『聖なる宮』に攻撃をしかけるヤミ。
『将軍』配下のカミたちは全軍でヤミたちを迎え撃つ。
ヤミは友の仇であり裏切者の『将軍』を倒すことができるのか?

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