マサラダタウン物語 - 感想&簡易プレイガイド【レビュー&攻略】

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sugar star

 

基本情報

 

タイトル マサラダタウン物語
対応機種 Steam,Nintendo Switch,DLSite,itch.io
販売 Sugar Star,BokiBoki Games(※Steam版のみ)
開発 Sugar Star
発売日 2022年11月9日(Steam版),2023年12月21日(Switch版),2022年11月3日(DLSite版),2023年3月21日(itch.io版)
対応言語 日本語, 英語, 中国語 (繁体字)

Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)では日本語でのみプレイ可能。ただし、一部、ソフト内で言語を変更できる場合有り。

備考 IARCレーティング:3+

※DLSite版は体験版あり

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作品概要

 

「マサラダタウン物語」(「Masarada Town Story」)はゲーム制作系サークルSugar Starによって製作されたゲーム作品。Steam版、およびitch.io版のパブリッシャーはBokiBoki Gamesが担当。

本作のゲーム内容はストーリー要素を備えたトップビュースタイルの短編ロールプレイングゲーム。過疎化が進む郊外の小村マサラダタウンに派遣された見習い採掘師のタカラヤマ・ジュエルが、住民との交流や日々の職務を通じて村の発展に貢献していく物語だ。

 

本作は複数のPC環境プラットフォームを中心にリリースされており、2025年現在DLSite版に限り本作の体験版が配信中。また、Sugar Starによる最新作「メンヘラファーム」が、本作同様の各プラットフォームにて2025年より順次配信開始となっている。

なお、開発を担当するSugar Starの中心人物にして開発者であるhikaru氏は、X及びPixivでは”成島”(なるしま)名義で活動中。

 

リンク:sugar star(Lit.Link)

リンク:sugar star 成島*(X(Twitter))

リンク:Masarada Town Story by BokiBokiGames(itch.io内商品ページ)(※英語サイト)

 

ストーリー

 

(※itch.io作品ページより該当部分を引用、及び要約)

 

ここはマサラダタウン

観光客がほとんど訪れない、寂れた小さな町です。

出生率は年々低下しており、若者たちは都会へと出て行ってしまいました。

長年町を支えてきた人達も年を取り、人口減少と高齢化の問題は深刻化しています。

 

マサラダタウンはこのまま、消滅していくのをただ待つしかないのでしょうか?

そこで町長は、この町に新たな活気を取り戻そうと決意をします。

町の魅力を最大限に引き出すため、地形や風土、民俗文化の調査に尽力しました。

 

その結果、この町には希少な鉱石が豊富にあることが分かりました。

もしも博物館を建てて、これらの珍しい石を展示すれば、きっと多くの人がこの町を訪れてくれるはず!

 

そうして私、タカラヤマ・ジュエルはこの小さな町に派遣され、採掘事業に尽力することになったのです!

 

 

 

操作方法

 

(※Nintendo Switch版)

JOY-CON(左)
上下左右ボタン 移動
Lスティック 移動、選択肢の選択
Lボタン
ZLボタン 回復アイテムの使用
-ボタン

 

JOY-CON(右)
Rスティック
Aボタン 決定、会話時のテキスト送り
Bボタン メッセージスキップ、キャンセル
Yボタン
Xボタン メニュー
Rボタン
ZRボタン ハンマーを振る(攻撃)
+ボタン

エリア移動時のローディング画面上で偶に操作説明が表示されることがあり、これがゲーム内で唯一操作方法を確認することができる手段となっている。

 

ゲームの進め方

プレイヤーは見習い採掘師の少女タカラヤマ・ジュエル(以下、記事内ではジュエル)の視点を通じて、派遣先であるマサラダタウンの住民との交流を深めつつ、地域周辺に点在する洞窟へとに潜り稀少な石を採掘していく。

町の代表を務めるザビィ町長(※ゲーム内表記ママ)は鉱物資源が豊富なマサラダタウンの振興を目標として掲げている。本編の大目的は町長の目標に倣って、採掘時に持ち帰った数々の鉱物を町長の妻エリザベスが運営する博物館に寄贈し、展示品の充実を図る事だ。

 

採掘を通じ、寄贈に貢献する傍らで不要な鉱物の買い取りやアルバイトによる資金繰りも可能となっており、そうして稼いだお金は各種回復アイテムやアクセサリー購入の他、採掘道具であるハンマーのアップグレードに充てる事ができる。

また博物館では指定された日数の間に規定の種類の鉱物の寄贈、評判度が一定値に到達する、といったノルマが設けられるが、これを達成することで物語が進展する仕組みとなっている。

 

ゲームシステム

 

画面の見方

:装備中の回復アイテム :装備中のハンマー
:HP/SPゲージ :システム&情報ログ
:時間ゲージ :ジュエルの立ち絵(※コンディション表示)
:現在地名称

 

交流EXPの獲得、採掘した鉱物、モンスターの撃破など、直近のジュエルの行動情報は画面左下にログとして随時表示されるので、必要な際には軽く目を通しておくといい。

 

1日の時間の仕組み

1日の時間の流れは、画面左上の昼夜ゲージで確認することができる。

プレイ中はゲージ上の太陽のアイコンが時間経過によって左側から右側へとゆっくりと流れていくが、取り分け隣接地域への移動や建物内への入場など、エリア切り替え時に大きく時間が流れる仕組みになっている。

 

町での交流時には特に気を付けたい点があり、太陽のアイコンが夕刻付近に差し掛かかると月のアイコンに変化。それと同時に町内の建造物はごく一部を除いて閉じられ、中に入る事ができなくなってしまう。

特定の人物との交流や各種取引など、済ませたい用事がある場合は午前中の内に済ませてしまおう。

 

ジュエルの健康状態

プレイ中、画面右側には常時ジュエルの立ち絵が表示されるようになっているが、HPが残り少なくなるに連れて傷だらけの姿になったり、空腹や寝不足状態が長く続くと憔悴した姿を見せたりと、状況次第でその時のコンディションが一目で分かるように変化する。

また、憔悴状態を放置している間はステータスの低下、取引やアルバイトなどの各種メニューが一時的に利用できなくなるといったペナルティを招いてしまう事になる(上画像)。この状態異常は診療所のセレンを訪ねることで治すことができるが、治療費として300Gを取られてしまう。

これらの症状に万一罹ってしまった場合は、回復や食事、休養といった適切な処置を施して速やかに元の体調を取り戻す事を心掛けておこう。

 

メニューの見方と各種機能

Xボタンでメニュー画面を展開。所持品の確認やアクセサリーの装備などはここで行う事ができる。

メニュー項目の各機能については以下の通り。

Setting 消費アイテム、アクセサリーの装着
Collection 寄贈用アイテムの情報、及び収集、寄贈状況
Friends 各住民の情報と交流状況の確認
Achievement アチーブメント(ゲーム内業績)の達成状況を確認
Title タイトル画面に戻る

右上のSTATUSの項目ではジュエルの現在のレベル状況やパラメーター値の確認が可能。レベルには戦闘Lv、掘削Lv、交流Lvの3タイプがあり、それぞれモンスターの撃破、採掘による鉱物の獲得、各住民との交流を通す事で専用のEXPゲージが増加。ゲージが全て貯まると、大きな星型のエフェクトの発生と共に該当レベルがアップする。

 

【レベルアップ時に上昇するパラメーター値】

戦闘Lv ATK、DEF
採掘Lv HP、SP
交流Lv LCK、他

 

各Lvは経験値が上昇する仕組みが異なるため、例えば戦闘だけをこなしていても戦闘Lv用のEXPしか貯まることはない。そのため、あらゆるパラメーターを伸ばしたいのであれば、それぞれの経験を満遍なく積んでいく必要がある。

 

町の人達との交流

マサラダタウンの住民達はそれぞれ1日に1度、話しかけるだけで交流EXPが1増加。(キャンディのみ3増加) 交流EXPは各人物の好感度に直結しており、EXP上昇を積み重ねていく事で、各住民のジュエルに対する態度に少しずつ変化が表れていく。

また、好感度は商品購入やアルバイトなど対象となる人物に協力的な姿勢を見せることで「町の評判」と併せて上昇する場合もある。住民達との繰り返しの交流によって物語も少しずつ進んでいくので、毎日一人でも多くの人物と積極的に接していくのがおススメ。

ただし時間の仕組みの項目でも触れたように一般的な建物には門限があるので、夜間訪問が不可能な人物については午前~お昼までの間に対面を済ませておこう。

 

キャンディに助言を求める

ストーリー進行中、次に何処に行けばいいのかわからなくなった場合は、博物館にいる妹のキャンディに助言を求めてみよう。

見落としがあった場合はジュエルに相談したいことがあるNPCをズバリ指摘してくれるので、対象人物に会ってみる事で新たな展開が拓けるかも?

 

給料日と査定日について

ゲーム内日数の5日毎に給料日、10日毎にジュエルの採掘師としての”査定結果報告”の機会が訪れる。

予定日の確認はメニュー画面の上部に表示される(上画像)ので、定期的に目を通しておくのが望ましい。

 

給料は指定日の起床後に自動的に振り込まれるようになっているが、査定に関しては担当者あるキャンディを通じて結果が発表されるため、当日中は必ず彼女に話しかける必要がある。

査定を通じて、これまでのジュエルの働きぶりや住民との交流状況、町への貢献度など多様なプレイ状況を審査された結果、今後の給与額が決定される。それにより、『どこまでゲームを進められたか』を確認する一つの目安としても活用が可能だ。

なお、査定において最高の評価を与えられると専用のアチーブメントが達成される。かなりやり込まないと到達できないので、余裕のあるプレイヤーは狙ってみるのも一興となるだろう。

 

採掘品の寄贈と買い取り

持ち帰った各種鉱物の寄贈は博物館のエリザベスを通じて、買い取りはライルを通じて行える。博物館の全ての展示台を稀少鉱物で埋める事も、本作をプレイする上での大きな目標の一つだ。

寄贈に関しては未提出状態の採掘品アイテム1種類につき、最初の1つ目のみの提出でOK。ライルに買い取りを依頼する際、未だ寄贈していないアイテムが含まれている場合は自動的に省かれる安心仕様となっている。

 

寄贈したアイテムは博物館内の専用コーナーに1種類ずつコメント付きで展示されるようになる。展示台の前に立ってAボタンで内容分を読むことができるが、中には鉱物にまつわるちょっとしたトリビアが含まれていることも。

作中に登場する鉱物は全部で48種類。全ての収集と寄贈を達成し、多くの来館者を満足させられる博物館へと発展させられるか否かは、プレイヤーの頑張り次第だ。

 

日記をつける(セーブ)

借り部屋、あるいはジュエルの自宅の日記を調べる(SAVE)ことでセーブ画面へと進むことができる。日記はマサラダタウンの北側、東側それぞれの出口や各洞窟の入り口前にも設置されている。

ベッドをAボタンで調べて休息(REST)を実行する事で、HPとSPの全快を経て自動的に翌日へと進む。この時点でオートセーブ機能が働き、ロード時は翌朝の部屋からの再開となる。

 

洞窟について

マサラダタウンの周辺には採掘が可能な洞窟が全部で3箇所存在しており、洞窟の種類や各層毎に採掘可能なアイテム分布は異なる。

各洞窟において下層へ進むためには特定の鉱物を砕いて、下りの階段(上画像)を掘り当てなくてはならない。ハンマーを振るう際はスタミナを消費する仕様により、スタミナゲージが一切残っていない場合は、階段を発見する事は出来ない点に注意。

 

地域名 採取可能な鉱物、掘削品
小さな洞窟(全15層) 【鉱石系】おおきな石、石、銅鉱石、鉄鉱石

【建材系】鍾乳石、大理石、蛍石、霞石、白ばくだん石(※下層)

【化石系】足跡の化石、三葉虫、琥珀(※下層)

火山洞窟(全25層) 【鉱石系】おおきな石、石、銅鉱石、鉄鉱石、銀鉱石(※下層)

【宝石系】エメラルド、アメジスト、アクアマリン、ルビー(※下層)、サファイヤ(※下層)、ダイヤモンド(※下層)金縁石(※下層)

【建材系】赤ばくだん石、火山弾、

【化石系】たまごの化石、うんこの化石

海底洞窟(全45層) 【鉱物】おおきな石、石、銅鉱石、鉄鉱石、銀鉱石、金鉱石(※下層)、石鉄隕石(※下層)

【宝石系】ピンクサンゴ(※下層)、赤サンゴ(※下層)、真珠(※下層)、黒真珠(※下層)

【建材系】青ばくだん石、珪藻土、岩塩

【化石系】ウミユリの化石、ウニの化石、貝の化石、ウミサソリの化石、アンモナイト、トンボの化石、サメの歯の化石(※下層)

モンスタードロップ 【魔石系】パープルストーン、ブルーストーン、イエローストーン、ブラックスター、グリーンストーン、レッドストーン、くさい石、あったかい石

 

各洞窟は階層の深度によって上層と下層とに切り替わり、双方間で採掘できるものの分布が異なっている。

各階層は自分のペースで進行可能であり、フロア内全てのモンスターや採掘ポイントを全て消化する必要はない。

ただし、海底洞窟のような深い階層に潜る場合はどれだけ急いで下層を目指しても、時間経過ペースの関係で夜越えの覚悟が必要となる点には注意。

なお、”魔石系”に分類される計8種類のアイテムは採掘ではドロップせず、それぞれの色や特徴にちなんだモンスター撃退時に一定確率でドロップすることがある。(※例:あったかい石→マグマスケルトン など)

 

移動の際はバス利用がおススメ

マサラダタウン~洞窟間の基本的な移動手段は徒歩になるが、プレイに慣れてきたら無償で瞬時に移動可能なバスの利用がおススメだ。

各地用のバス停は町長のミニクエストを通じて順に解放される仕組みで、ルートはいずれもマサラダタウン⇔各洞窟間の直通のみとなっている。

バス停はいずれも洞窟入り口近くに建てられる事から、利用時は余分な道のりを歩かなくて済むようになるので大変便利。暗くなっても運行しているので、行きと帰りは積極的に活用しよう。

 

採掘の仕組み

ZRボタンを押すことで、採掘道具のハンマーを前方正面に向かって振るうアクションが発動。目の前にモンスターや鉱物が存在していた場合は、ジュエルの各種パラメーターに応じたダメージ値が加算される。

採掘で使用する場合は十分な強化が行われていないハンマーだと、鉱物に十分なダメージを与えられずスタミナゲージの残量次第では先にSPが尽きてしまうといった事態を招き易くなる。

 

また、ハンマーの命中率はゲーム開始直後の状態で70%超えというかなり高い数値設定となっているが、最強のハンマーの入手を経て95%に突入してもなおMISSが頻発し易く、戦闘及び発掘時はスムーズにダメージを与えられない事によるストレスを感じてしまい易い。

どうしても気になるようであれば、アクセサリーの「命中のお守り」を装備することで僅かながら命中率の底上げが可能なので、考慮してみるといいだろう。

 

力尽きてしまった場合は…

モンスターの攻撃やトゲ床などによってHPが全て失われてしまった場合は、お供のペロちゃん(犬)が力尽きたジュエルを自動的に自分の部屋へと連れ戻しててくれる。

部屋に帰った後はHPは全快となる反面、スタミナは死亡時のままで朝を迎えるといったペナルティを負ってしまう。(※ただし、一度ベッドで就寝するまでの間は給料日と査定日に関する日付進行が止まったままとなる)。

特に能力の低い序盤においては屋外、洞窟共に無理な戦闘は命取りに成り兼ねない。例え力尽きても大きなペナルティを負う事はない、という意味では安心だが、やられてしまうような事態は避けるためにもHP管理は慎重に行おう。

 

アイテムリスト

 

食料、ポーション類

 

アイテム名 効果 入手場所
カロリーバー HP50% リンダ(200G)
野菜ジュース SP50% リンダ(150G)
スペシャル干し肉(※) HP100% リンダ(350G)
ミックスジュース(※) SP100% リンダ(300G)
エナジードリンク緑 HP/SP 30%回復 セレン(200G)
エナジードリンク赤 HP/SP 50%回復 セレン(400G)
エナジードリンク青(※) HP/SP 70%回復 セレン(600G)
エナジードリンク虹(※) HP/SP 100%回復 セレン(800G)

(※食料品はリンダ、ポーションはセレンがそれぞれ取り扱っているが、最初の段階で購入可能なのはそれぞれ前半2種類のみで、残りの商品はゲーム進行を通じて開放される)

 

アクセサリー

 

アイテム名 効果 入手場所
アタックリング 攻撃力+10% ルナ(1000G)
ガードリング 防御力+10% ルナ(1000G)
バイタルリング HP+10% ルナ(1200G)
エナジーリング SP+10% ルナ(1200G)
極上アタックリング(※) 攻撃力+20% ルナ(2000G)
極上ガードリング(※) 防御力+20% ルナ(2000G)
極上バイタルリング(※) HP+20% ルナ(2500G)
極上エナジーリング(※) SP+20% ルナ(2500G)
考古学者の腕輪 気力が減りにくくなる ライル(1500G)
はやぶさのネックレス ハンマーを振る速度が上がる ライル(2800G)
ヴァンパイアのネックレス 敵を倒した時体力を5回復する ライル(3200G)
サキュバスのイヤリング 敵を倒した時気力を3回復する ライル(4500G)
メリケンサック クリティカルダメージ+30% アンドレ(2600G)
幸運の腕輪 アイテムドロップ率アップ アンドレ(3000G)
妖精のお守り 10%の確率でダメージを無効化 アンドレ(1500G)
命中のお守り 武器の命中率+7% アンドレ(2300G)
大精霊のお守り 30%の確率でダメージを無効化 溶岩洞窟(最下層報酬)
見習い医者バッチ 携帯飲食料の回復量+10% 小さな洞窟(最下層報酬)
医者バッチ 携帯飲食料の回復量+30% 海底洞窟(最下層報酬)

(※極上シリーズはルナが販売する初期ラインナップを全て購入後に並べられるようになる)

アクセサリーの装備は所持するものの中から1つだけが可能となっている。掘削を中心にゲームを進めたい場合、真っ先に入手しておきたいのがハンマー使用時のスタミナ消費を抑える「考古学者の腕輪」で、それ以外は必要に応じてといったところ。

レベルアップやハンマーのアップグレードを通してATK数値と基本威力の上昇によって掘削、戦闘両面での効率化が図れるが、防御面に関してはATKと比べるとあまり大きな成長は望めない。敵と戦う場面ではなるべくダメージをうけないよう、一撃一撃を丁寧に打ち込むよう立ち回りを心掛けよう

 

ハンマーのアップグレード

 

ハンマーのアップグレードは鍛冶師のオズワルドを通じて行うことができる。強化段階毎に異なる鉱石と一定額のゴールドが必要。

アイテム名 効果 備考
かけだしハンマー ATK+10 HIT 75% CRI 7% 初期装備品
銅のハンマー ATK+20 HIT CRI 銅鉱石×10+1000G
鉄のハンマー ATK+ HIT CRI 鉄鉱石×20+2000G
銀のハンマー ATK+40 HIT86% CRI9% 銀鉱石×20+3000G
金のハンマー ATK+50 HIT90% CRI12% 金鉱石×20+4000G
流星ハンマー ATK+60 HIT95% CRI15% 石鉄隕石×10+5000G

 

 

注意すべき不具合

 

プレイ中、特定の行動を経る事でコントローラーの操作を一切受け付けなくなってしまうというバグがあり、具体的には以下の二点の状況時に発生を確認している。

1.診療所の入り口近くにある4つの椅子の真ん中に入って、左下の椅子に座る人物に話しかけようと試みる

2.ジュエルの自宅でクララの写真を最後までチェックする(※机の上側、あるいは左側のどちらから調べた場合でも発生)

 

どちらも症状発生後はHOMEボタンを押し、ゲームを一度終了する以外手が無くなってしまうしまう。

特に2は差分CGを全て確認直後に確定で起こってしまうため、バグの発生覚悟で臨む場合を除いて絶対にチェックしてはいけない。

 

プレイ後の感想

 

(※物語への直接の言及は避けていますが、ややネタバレを含む内容となっています。読み進める際はご注意下さい)

 

ここまで紹介してきた通り、「マサラダタウン物語」は稀少鉱物の採掘と町の住民達との交流をコンテンツの中心に添えたスローライフスタイルの短編RPG作品となっている。

ただ、本作のゲーム部分自体はかなり簡素な作りで、肝心の戦闘要素についてはボス戦のような手に汗握る展開は一切出てこない。アクションゲームの心得を多少なりとも持ったプレイヤーであれば、簡単すぎるとさえ感じてしまうだろう。

実際のゲームプレイを通じて本作の最も注目すべきポイントは、住民同士の複雑な人間模様の描写にこそある、と筆者は感じた。

 

作中ビジュアルの可愛い絵柄とは裏腹に、マサラダタウン一帯に漂う町の空気は定住民同士によるコミュニティ特有のリアルな生々しさを帯びており、住民の一部には町の再興を目指す町長の考えとは逆に変化を嫌う考えを持った人物も存在する。そういった地にふらりと現れた”見習いの派遣採掘師”というジュエルの存在は、住民にとっては余所者以外の何者でもなく、彼女に対する住民たちの初期の反応は決して芳しいものではない。

そうした風当りの強い環境下にあってなお、稀少鉱物の寄贈や村民達との交流などのやるべき事を淡々とこなし続ける内に、少しずつ村の人たちからも認められるようになっていくジュエル。やがて彼女はこの村で発生した過去の事件が、ある住民の心に影を落としている事を知るのだが―

 

物語が進むに連れて次第にハードな人情劇が展開されていく中、それをテキストで追う事になるプレイヤーとしてもジュエルの朗らかなキャラクターに救われる部分は多い。

採掘師という自身の生業に対する心構えや、且つ派遣先の住民達に対してもプライベートな事には必要以上に介入しないスタンス、困った時に飛び出す「ぴえん」といった口癖など― 住民と接する上でのジュエルの絶妙な距離感は、偏にこれまでの派遣先で彼女なりに培ってきた処世術であるのかもしれない。

 

そうして最後までプレイし続けた結果、住民との会話や物語の内容が思いのほか濃密だったこともあり、終盤にジュエルが「村を出る」と決意し(※選択肢を通してプレイヤー側の任意による決定が可能)、エンディングへと突入した際には本作プレイを終えるのを惜しむといった気持ちも強くなっていた。

 

ゲーム内時間1日辺りの活動限界の短さにより、ゲーム側から何かと急かされているという印象を受ける部分もあるが、全体的にはアクション部分も含めてかなり緩めの設計で、作中特有のペースを一度掴めば肩の力を抜いて楽しめる作りになっている。

キービジュアルでもメインを張っている主人公ジュエルや妹キャンディのストレートな可愛らしさは間違いなく本作のウリの1つ。また、プレイ中は交流の際に各種アルバイトを実行した時にだけ拝めるバラエティ豊かなジュエルの制服姿も必見だ。

スローライフスタイルの短編ゲームに興味がある方やキャラクターデザインにビビッと来た方は、本作「マサラダタウン物語」を是非お試しあれ。

 

評価

 

個人的スコア(10点満点中) .5

 

良い点

  • コンパクトで遊び易いスローライフスタイルの短編RPG
  • デフォルメタッチの可愛らしいキャラクターデザイン
  • 過疎化が進む小村での複雑な人間模様を描いた人情型ドラマ

 

惜しい点

  • ハンマーを振る一択の攻撃手段や敵の種類の少なさも含め、戦闘周りは単調で退屈気味
  • ゲーム内の時間経過が比較的早いため、1日辺りの行動パターンが一度確立すると合間に遊びを挿む余地が難しくなってしまう
  • 特定の行動をとった際に操作を受け付けなくなってしまうバグがある

 

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